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リレーも終盤へ

5月の庭に沢山の昆虫を呼ぶ「木の白い小花リレー」も
ウツギ、エゴノキ、カンボク、コゴメウツギが既に終わり、
快走中のイボタノキ、ガマズミが現在ややピークを過ぎたところ。
あとはヤマアジサイと大物のアンカー、
クリの花が出番を待っているところです。

写真はイボタノキの花を訪れたベニカミキリ。
ベニカミキリは白い小花が咲き始めるとすぐに姿を現し、
イボタノキやガマズミが満開迎える頃に最も数が多く見られるようです。
幼虫はタケ類の材を食べて成長するため、
背後に大きな竹林をしょったさくら上池では
毎年本当に頻繁に見かけるカミキリムシです。

それにしてもこの洒落た赤は目立ちますよね。
前胸部の背面にある黒い点は個体によって大きさに個性があり、
ぽちぽちとかなり小さい点のものから、
大きくて隣の点とくっ付いているものまで様々。
カミキリムシというと少々強面な印象もありますが、
このベニカミキリは本当に可愛らしい種類です。

お目当てのイボタノキはモクセイ科の落葉低木ですが、
木によっては冬に完全に葉を落とさないものもあるようです。
先が4裂した小さな花はキンモクセイやヒイラギの花によく似ていますね。
毎年枝先に多くの花穂をつけますが、
花の数の割に成る実の数は案外少ないように感じます。
実に多くの昆虫たちが集まるのですが、受粉効率が悪いのでしょうかね。

秋に藍黒色に熟す実は鳥が好みますが、食べに来た鳥が落とす糞の中には、
どこかで食べた別のイボタノキの種子が含まれているので、
イボタノキの周りには自分のタネではなく、
他のイボタのタネから芽生えた木が育ちやすくなり、
時には多くの実生が育った、ちょっとしたイボタ林が出来ることがあります。
こうなると受粉率が悪くても自分以外の花粉で受粉する率が高くなり、
イボタノキにとっては好都合ですね。
イボタノキは私が思っている以上に
虫や鳥を上手く利用しているのかもしれません。

Benikamikiriibota

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