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雀蜂2

入梅後間もない今日ですが、中休みの晴天でした。
最高気温は26℃に達し、風も殆ど無かったのでまともに暑さを感じました。

庭のクヌギは♯6、♯1、♯3に続いて昨年最大の樹液場となった♯4が、
僅かですが樹液を流し始めました。
庭のクヌギの中で最も生育の良い♯4は樹液も美味しいのか、まだ
他の木より樹液の量も箇所も少ないのに、スズメバチがひっきりなしです。

写真は昼前のカット。この間もアップしたスズメバチ(=オオスズメバチ)
の他に、2種類のスズメバチ類が一緒に写っています。
他の2種のことなど全く気にしない様子で樹液を独占している
ひと際大きいのがスズメバチ(=オオスズメバチ)ですが、
その後方(画面では上の方)でスズメバチが立ち去るのを行儀良く
待っているのがヒメスズメバチ。
そして画面右方向からクヌギめがけてちょうどやって来たのが
キイロスズメバチです。

ヒメスズメバチは「ヒメ」なんて付いていますが
大きさではスズメバチに次ぐナンバー2。
ぱっと見スズメバチとさほど違わない容姿ですが、
腹部の上の方にある煉瓦色の帯が目立ち、
腹部後端寄りの3〜4割が真っ黒なのが見分けのポイントです。
スズメバチの中では割合おっとりしていて、
他のスズメバチ類と比べあまり争いをしません。
性格的には「姫」ってことなのかな(笑)
これにはちょいと特殊な事情があるようですよ。すなはち、
ヒメスズメバチの幼虫が育つにはエサの「アシナガバチの幼虫か蛹」が必須。
しかし、日本ではアシナガバチの幼虫や蛹が入手できる期間が
熱帯域に比べて非常に短いため、
ヒメスズメバチはあまり働き蜂を育てられず、
充分な数の手駒を持つ事が出来ません。
そこで、命を無駄にせず、「無難に生きるスズメバチ」になったそうな。

一方、右側からやって来たキイロスズメバチは、
スズメバチとしては小型な種類ですが、幼虫のエサの範囲が広いため、
かなり臨機応変に営巣場所を選び、大所帯をこしらえる事が出来ます。
このため、キイロズスズメバチは同様の傾向を持つ
コガタスズメバチと並んで、都市進出型のスズメバチといわれます。
昨年、我が家の軒に巨大な巣を作った件をブログでも紹介しましたね。
攻撃性も強く、樹液にやって来ても
物怖じせずにスズメバチの鼻先に割り込みます。
ま、当然撃退されますが・・・(笑)

今回の場合、スズメバチが立ち去った後は
ヒメスズメバチの鼻先にキイロスズメバチが割り込んだ状態となり、
ヒメスズメバチはその事を気にする風でもなく・・・という状況でした。
樹液場で繰り広げられる何気ないスズメバチの行動には
それぞれの生活の事情が見え隠れしているようです。面白っ!

Suzumebachi3shu

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