白い花のパフィオ
朝からシトシト雨の梅雨らしいお天気で始まり、
あまり外で何か見つけるような時間もなかったのですが、
一昨日から開きかけていたランがようやく形になったのでネタにしました。
丸っこい花型をしたこのランの名前は
パフィオペディラム・ニベウム(=Paphiopedilum niveum)。
熱帯〜暖温帯アジアに分布するパフィオペディラム属の一種で、
マレー半島西部の海岸沿いの岸壁などに自生する種類です。
ニベウムはパフィオペディラム属の中でもブラキペタラムという
グループ(亜属といいます)に分けられ、
独特な形態のパフィオペディラムとして知られています。
ブラキペタラム亜属の主な特徴は、
葉の表側の細胞が発達しているため多肉植物の様に葉が厚い。
花弁・顎片がロウ弁質で唇弁の縁は内側に巻く。
側花弁は細くならず、へら型から楕円形などなどですが、
花の地色が白からクリーム色と明るいのも特徴で、
中でもニベウムは雪のような純白で、種名もラテン語でこれを意味します。
標準的な花では花弁の中心寄りに赤紫の細点が散りばめられていますが、
それが無く地色の純白だけのアルバ個体(ver. alba)も知られています。
我が家の個体は至って標準的なもので、
手元で栽培してもう20年くらい経っています。
それだけ長く付き合っていると
さぞかし大株なのだろうと思われるかも知れませんが、
じつは、芽数が増えると軟腐病(みたいなの)が出て減ってしまうので、
結局それほど大きくなりません。
まあ、反面枯れて無くなるという事も無かった訳ですが・・・
ニベウムに限らず、ブラキペタラム亜属はやや病気に弱い傾向があり、
調子良く殖えているといきなりバッタリと倒れてしまいます。
特にこの時期と、暑さで弱りきった残暑の頃に多いんですよねー。
そんなブラキペタラム亜属の中でもニベウムは割合強い方みたいですね。
花もまあまあ丸くて可愛いので、気に入っている一株です。
欲を言えば、仮雄芯(中心部の小さな丸い部分)の黄色が
もうちょっと鮮やかだといいのだけどなー・・・
ところで、交配品種の白いパフィオには、
いい確率でこのニベウムが血を分けています。
他に白い原種パフィオペディラムってあったかな〜と考えてみたのですが
同じブラキペタラム亜属のベラチュラムやリューコキラムのアルバ以外には
パービセパラム亜属のデレナティのアルバくらいしか浮かびません。
白いパフィオペディラムって、案外少なかったのですね。
| 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)
































最近のコメント