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もうひとつのシリミィ

昨日も一昨日もそうでしたが、夕方になると冷たい北寄りの風が吹きます。
この風、妙に乾いていて、夜になっても時折さわわっと梢を揺らします。
やっぱり今日も吹きました。この風が吹くと、ホタルがあまり光りません。

さて、写真は今までにも何度か掲載しているランの
フラグミペディウム・シリミィ(Phragmipedium schlimii)です。
じつは2個体持っていて、こちらは今まで掲載した事がない方です。
このシリミィ、もうひとつの個体とくらべ花は気持ち小振りなのですが、
弱いながら芳香があります。
そして、花弁の地色がスッキリと白く抜けます。
そのため、ピンクのスジ模様と斑模様も地色に対しコントラストがついて
もうひとつの個体とは全く違った印象です。

同じ種の中でのこのような違いを一般に
「個体変異」あるいは「個体差」と言いますが、これはまさに
人間の顔が一人一人違うのと同じ理屈で、いわば「個性」。
ランも他の花も、園芸品種化の第一歩は、こういった花の個性を
「大きい」「形が良い」「色が良い」「輪数が多い」など、
人間の価値観で選抜し、優良個体を見いだすことから始まります。

特に優れた個体にはたとえ原種のひと株であっても「個体名」が与えられ、
他の優秀な選抜個体と交配する事で
より高次元な優秀さを持った個体が生み出されます。
ちなみに今回紹介するシリミィは、一般的な評価からすると
あまりいい花ではないのですが、個人的にはとても気に入っています。
なんか可愛いのですよ(微笑)

文献によってはシリミィはあまり個体による変化が無いと書かれていますが、
実際にはそうでもないように見受けられます。
だから、気長にもう少し、色々な個体を集めてみたいと思っているのです。
今時フラグミの原種を多系統集めるのは容易な事ではないし、
場所や予算の問題もあるので、気長に・・・です。
Schlimii_b090619

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コメント

おっ!これまた変わった色合いですね。
このリップの色の抜け具合とか、見かけない個体ですね!
ご自分で気に入っている事が何よりですよ(笑)
我が家にある個体だって自己満足です(爆)

実は久々にオークションに入札中…♪

投稿: 太郎 | 2009年6月20日 (土) 21時26分

シリミ可愛いですね。私もあれからフラグミを2つ買いました。
来週時間があればみにきてください

投稿: おーちゃん | 2009年6月20日 (土) 22時30分

>太郎さん
オークションはどうだったのでしょう?まだ終わっていないのかな?
検討をお祈りします!(笑)
あ、シリミィ見っけたら教えてくだしゃんせ〜

>おーちゃん
順調(!?)に増えているようですね(笑)
フラグミの交配はでっかくなるやつも結構多いのでご注意を(追笑)
是非拝見にお邪魔したいです。

投稿: ぐりお | 2009年6月21日 (日) 00時36分

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