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誤解されやすいのです

今日は今週に入ってからでは一番晴れました。
やはりこの時期、晴れると暑いです。
それでも夕方になりまた厚い雲に覆われました。気温も急降下。
またこれから雷雨が来るのでしょうか?

朝方、ある人に頼まれていたノハナショウブの苗を差し上げるために、
池の周囲から実生の数株を引っこ抜きました。
ノハナショウブって見た目以上に根張りが良くて、
土をしっかりと抱えているのですね。
引っ張って抜くと付け根から全体が切れてしまい、上手く行きません。
やはり移植ゴテで丁寧に掘り上げないと、株を傷めてしまいます。

ノハナショウブは色々と誤解されやすい植物。
まず名前ですが、サトイモ科のショウブと混同されがちです。
そもそもサトイモ科のショウブに葉の様子がよく似ていて、
立派な花を咲かせるので「花ショウブ」となった訳ですが
ハナショウブの葉を湯船に浮かべるのが菖蒲湯だと勘違いしている人が
意外に多いようです。
それから同じアヤメ科のアヤメと混同されてしまい、
ハナショウブを「あやめ」と言ってしまいがち。
茨城の水郷潮来ではハナショウブが有名ですが、
やはりアヤメと称されてしまいます。
国鉄時代から、この地に運行される特急列車も「あやめ号」でした。
まあ、語呂の問題もあるのでしょうけど「特急はなしょうぶ」ではねえ(笑)
とにかく、「アヤメ園」や「アヤメ祭り」なるもので観賞するのは
十中八九ハナショウブです。

それから、ハナショウブというと水の中から生えていて、
わさわさと大株になって咲くイメージをお持ちの方が多いようですね。
確かにそういう栽培が出来る品種もあるにはあるのですが、
元々の野生の花菖蒲であるノハナショウブは
自生状態では水のヒタヒタな場所に生えません。
根は水分を好みますが、生えるのは湿地・・・というか湿った草はらです。
しかも大株にはならずに同じ位かもうちょっと背の高い他の草に混じって
ぽつりぽつりと点在する感じで見られます。
アヤメ科の植物に多い「いや地」を起こし、作物で言うところの
連作障害みたいなものがあるようです。

そのかわり、実生発芽率はかなりいいですよ。
さくら上池でも、数年で池の周りを取り囲む様に自生が広がりました。
水に漂って岸に流れ着いた種子が発芽するのです。
水際ギリギリよりも、少し上がったところが多いでしょうか。
かなりの勢いで増えていますが、今のところ除草の対象にはしていません。
冒頭に書いた様に根がしっかり張るので、
岸辺を強くしてくれますから・・・

Nohanashobu

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