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幼虫ファイナル -ゲンゴロウ-

夕方になって雨が降り出しました。
雨量的には少しかもしれませんがやっと潤います。
今日はもともと「のち雨」の予報でしたし、
日中のうちから雷が鳴っていましたので、
もう今か今かという感じでしたが・・・
日が暮れて真っ暗になったあとも、降りしきる雨の中、
ニイニイゼミが鳴き止みません。よほどこの雨が嬉しいのかな(笑)

写真の何ともすごい形の虫は、ゲンゴロウ(ナミゲン)の幼虫です。
ゲンゴロウは、同じゲンゴロウ科の中でも最大級の昆虫で、
成虫の体長は40ミリに達します。
ゲンゴロウはカブトムシやクワガタムシと同じ甲虫のなかまですから
幼虫は1令、2令、3令と脱皮する毎に大きく成長し次の脱皮で蛹になります。
蛹になる直前の3令幼虫では成虫の倍の体長、
すなはちおよそ80ミリにまで成長します。
写真の個体はまだ3令になって日が浅いので体長67ミリほどです。

ゲンゴロウの幼虫は一昨日に紹介したミズカマキリなどと同様、
見るからに厳つい大アゴから消化液を獲物の体内に送り込み、
体外消化して再吸収します。
大アゴの中には送り込む消化液や吸収する獲物の栄養分が通る
パイプ状の道が空いていて、ゲンゴロウくらい大型の幼虫だと
獲物を消化吸収する際、体内に取り込まれてゆく様子が観察できます。

3令幼虫のエサには専用に殖したミナミヌマエビを与えていますが、
(写真の下の方に体組織を吸われきった哀れなミナミヌマエビが・・・)
これ以外にも動くものなら何でも積極的に捕らえます。
水面に落ちた昆虫なども瞬時の早業で上手に捕まえるんですよ。

一見かなりグロテスクな虫ですが、
それでも飼育しているとなんとなく愛着がわいて来ます。
しかし、これが蛹の時期を経てあの丸い甲虫に変わるのですから
つくづく不思議なものです。
子供と一緒にポケモンの映画を見ていたら、話の中に登場する
「ギラティナ」というポケモンがこの幼虫によく似ている様に思えました。
案外こんなところにデザインモチーフがあるのかもしれませんね。

Gengorou3rei


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