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水蟷螂

今日の蒸し暑さは本物でした。最高気温は32℃でしたが、
高い湿度がそれ以上に辛い暑さを感じさせました。
予報ではこれほど気温が上がるように言っていなかったと思うのですが、
午前中から時々カッと太陽が照りつけるたびに、
気温はぐいぐい上昇しました。

写真は池の中を覗いたカットです。
写っているのは水生昆虫のミズカマキリ。
そのまんまの実に分かりやすいネーミングですが、
分類上は決してカマキリの仲間ではなく、水生のカメムシです。
さくら上池では年間を通してみられる水生昆虫で、
たくさんいる訳ではありませんが、いつも数匹がどこかにいるようです。

ミズカマキリはその名の通り、カマ状の前脚で獲物の体をしっかりと掴み
針状の口吻を獲物に刺して、先ず動きを麻痺させる作用を併せ持つ消化液を
獲物の体内に送り込み、いわゆる体外消化を行って再び口吻から吸収。
これはミズカマキリに限らず、タガメやタイコウチ、コオイムシなど
他の水生カメムシも同じ摂食方法です。

ミズカマキリは完全な待ち伏せ型のハンターで、
獲物への捕獲行動をスタートするまではほとんど動かず
視覚的に危険を察知する魚などにはこれで存在を悟られないようです。
こうして上から覗いている分にはただの丸見え状態なんですけどね(笑)

いつも彼等を見ていて「大したモンだ」と思うのは、
前脚のリーチの範囲に獲物が入るまでは、
どんなに美味しそうな獲物が目前に現れても微動だにせず待ち続けること。
写真の個体も頭の少し上層を泳ぐメダカは、
とっくに認識しているはずなのですが、
「ここで動いてもどうせ捕まえられない」という位置関係の場合は
決して動きません。

このケースでは、メダカは何事もなくゆっくりと泳ぎ去りました。
でもいいんです。もしここで動いて失敗したら、
近くにいて次のチャンスとして現れるメダカにまで
わざわざ自分の存在を知らせてしまうことになりますから・・・
これ、なかなか出来ないですよねえ!いや、私には絶対出来ません。
「自分がミズカマキリじゃなくって良かった」と、つくづく思います(笑)

Mizukamakiri

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コメント

そっ…そんなオチっすか(爆)
普通、ミズカマキリと自分を比較しないっすからね(笑;)
「ミズカマキリじゃなくって良かった」って…プッ♪

投稿: 太郎 | 2009年7月25日 (土) 22時33分

太郎さんどーも、
私ね、欲しいものを無視できないタチなんですよ。
もちろんいつも無理すれば手に入るという訳ではないから、
というか叶わないことの方がずっと多い訳ですから
諦めは早い方です。
でもねー、それでも騒いでしまうのですよ。
手に入らないなりに行動に出すというか、
まぁ、要するに子供なんですけどね。
そういう自戒を込めたシメということで(笑)

投稿: ぐりお | 2009年7月25日 (土) 23時49分

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