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樹液レポート

一日曇天だったのに、蒸し暑くて参りました!
お日様無しで32.5℃はさすがにこたえます。
現在23時55分ですが、蒸し暑さは日中と大差ありません。
飽和状態を超えた湿り気は外灯の輪郭をモヤッとさせています。

写真はクヌギの♯6、今一番樹液の量が多いクヌギです。
夜の状態をたった今確認して来ましたが、カブトムシがこの小さなクヌギに
オス14匹、メス4匹の計18匹ひしめいてました。
カブトムシはこれから半月ほどがピークとなり、
8月半ばには数が減り始めます。その頃にはメスの方が目立つのですが、
今はまだ、メスの数に対してオスがあまりに多く、
メス奪取をかけたオスの競争が激烈です。
毎年どうもオスの方が早く出て来る傾向を感じます。
やはりこうして生き残る優秀な遺伝子を選抜するのでしょうか?

おっと、すっかりカブトムシの話になってしまいましたが、
昼間の主役は現在はカナブンです。
一時期あれほど来ていたスズメバチの仲間は、
どういう訳か数を減らしています。
もしかしたら樹液を出し始めた木が増えて、分散したのかもしれません。

カナブンは角こそ持っていませんが、
葉っぱを食べるコガネムシの仲間とは異なり、
いい樹液の場所をめぐって激しく喧嘩をする昆虫です。
四角い形をした頭部は、樹液を吸う時には樹皮の下に口を潜り込ませる
シャベルの様な役割をしますが、喧嘩の際にはこの部分で
怒濤の突き押しを見せます。
気の強い個体だと、たまにスズメバチと対等に渡り合っています。

幹から樹液が豊富に滲み出している部分はシロスジカミキリの産卵痕。
初期の樹液はやはりシロスジカミキリが
成虫になって幹の内部より脱出した際の穴から出ていました。
シロスジカミキリは樹液の環境づくりになかなか深く関わった昆虫ですね。
でもクヌギにとっては大切な木質部を食い荒らされる訳ですから
直接的にはマイナス。多くの樹液性昆虫たちも、クヌギから一方的に
恩恵を受けている様に見えます。
しかし、カナブンやクワガタムシ、カブトムシは落ち葉や枯れ枝を分解し、
それを樹木が再び利用できる無機物に変換するバクテリアに橋渡しします。
森の豊かな生態系は1対1の利害から単純に判断できるものではなく、
計り知れないほど多様な命の繋がりで成り立っていることを、
あらためて強く感じますね。

Kanabun090717

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