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2009年8月

産卵ピーク -ツマグロヒョウモン-

今日は台風11号の接近で大荒れでしたが、当初の予想より
少しだけ東寄りを通ってくれたので、茨城県への直撃は避けられました。
普通台風というと南方の温かい空気を連れて来るイメージがありますが、
今回の11号では近寄る前に北からの冷たい空気を流し込んでいたので、
今日もまた寒かったですね。
最低気温は16℃、最高気温は18.5℃でした。

写真は一昨日の撮影。
今、庭で最も目立つチョウ、メスグロヒョウモンのメスです。
今、彼女がいるのはウッドデッキの脇です。
つかまっている植物はお庭雑草のクワクサですが、
この奥の、デッキの下に少し入り込んだあたりに
ケマルバスミレの群落があり、そこが彼女の目的地です。

多くのヒョウモン類がスミレの仲間を食草としています。
我が家では他にメスグロヒョウモンと、ミドリヒョウモンが
やはりスミレの仲間に発生します。
スミレであれば必ずしも野生種でなくてもいいようで、
ガーデニングに用いられるビオラやパンジーにも付くようですね。
我が家では外国種のスミレにも産卵しています。

以前にも書いたことがありますが、ここ数年でのツマグロヒョウモンの
進出はめざましいものがあり、ひょっとすると我が家でも
他の2種のヒョウモンチョウを駆逐している状態かも知れません。
ツマグロヒョウモンは、それぐらいたくさんいるチョウになりました。
このチョウはブッドレアの花を好むので、
庭にブッドレアが多いことも集中の原因になっているのかも知れません。

気をつけてみると、庭にスミレを植えた場所で
スミレが機嫌良く殖えている場所には、
だいたい1匹ずつが産卵していました。去年も今頃が産卵しているメスを
一番多く目にした時期だったかも知れません。
しかしこの勢いだと、ちょっとスミレの方が足りないかも知れません(笑)

Tsumaguro_sanran0908

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つくづく方針

寒かったぞ・・・(笑)
記録上の最高気温は27℃。これ、いつ出たんでしょう?
ゆうべむちゃくちゃ寝苦しかったので、その頃なんでしょうね。
朝方はもうぐっと涼しかったし、日中も気温は上がらず。
そして今日の終わりの瞬間に、最低気温の17℃が出ました。
台風11号に向かって、北の強い風がなだれ込んで来ているからでしょう。
嵐はこれからです。

政界の嵐は衆院選で一足早く吹き荒れていますね。
みんな総ブーマーっていうか、極端だよなあ!
予想はしていたけれど、ちょっと勝ちすぎじゃないのぉ?
それだけ一方に失望、一方に期待しているんですよね・・・
と言いたいところだけれど、それにしてはナンなのよなのが投票率。
まだ最終投票率の発表にはなっていませんが、
早い時間のニュースで報じられていた投票率は40%ちょっととか。
事前情報で70%前後に達するかもなんて聞いていたから
もうガックリ来ちゃいました。
前回の衆院選より悪いなんて話もでていましたよ。

そりゃあねえ、何もかもこれで良くなるなんて思っちゃいないけど
せめて向き合わないでどうする・・・
この非常時の選挙で40%っていうのは、選挙そのものが
国民の信任選挙として成立していないんじゃないかしら?
天候が足を引っ張ったということもあるのでしょうけど、あんまりだ。

近頃はマニフェストという表現形式的なところに執着して
政党同士が言葉っちりで張り合いをしていますけど、
あれって案外各論比べになりがちで基本的な方針が見え辛いですよね。

思えばここ数年、方針の見えない場当たり的な政治が続いていました。
そこへいくと小泉政権は、善くも悪くも、まだ方針がありましたね。
まあ・・・悪かったんだけど(笑)
でも、結果的に選んでしまったのだからしょうがない。
あの時は日本もアメリカも妙なテンションでした。
ブッシュおじさんが二度も選ばれたのにはさすがに愕然でしたが。
選ぶ方にも最低限方針は必要ですよねー。
どんな国にしてもらいたいのか、今、何が一番必要なのか・・・。
セミも鳴いてます「つくづく方針・・・つくづく方針・・・」(笑)

民主党は、「財源の根拠」をつつかれ続けて来ました。
まず多くの人が、そこに注目しているでしょう。
私は、おそらくアレにメスを入れるのではないかと思っていました。
景気低迷に左右される事無いがゆえに、
手を入れれば恒久財源となり得るアレに・・・
官僚と独法に言及しているのはその伏線ではないかと。
政権とるまでは口が裂けても言えなかったでしょうが・・・
アメリカとの歩調の合わせ方にも興味があります。
その部分では党内が一枚岩ではなさそうですものね。

いずれにせよ、日本が近々ひっくり返るとしたら、それは
地震か、新型インフルエンザか、政治かと思っていましたが、
まずは政治でした。いい方にひっくり返りますように・・・

Tsukutsukuboushi


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フサジュンサイの花

昨日の気温をあらためて見てみたら、ウワッ、34℃!
そんなにあったんですね。昨日は一日中室内で空調に当たっていたので
全く気が付きませんでした。ちなみに今日は31℃で
夕方以降も蒸し暑さがとれていません。
まだまだ今年の夏パワーもあなどれませんね。

この暑さの中、スイレンの樽が華やかでした。
スイレンではなく、一緒に入れてある脇役、フサジュンサイの花です。
遠目で見ると涼やかな白い小花は、一輪一輪を見ると
なんともかわいらしい・・・というか、
花弁の形といい中心部の様子といい、
これって典型的な「お花」のデザインですよね。
ちっちゃい子供がクレヨンで描く、あのお花の形をしています。

まだ植物の事なんてほとんど知らない頃、
私はこの水生植物を清流に咲くバイカモと同じ仲間だと思っていました。
確かに広い目で見るとさほど縁の遠い植物ではないのですが、
バイカモはキンポウゲ科で、フサジュンサイはスイレン科。
両者は花だけでなく、一見すると水中に広がる細やかな葉もよく似ています。

しかし生育環境は大きく異なり、バイカモが水温の低い清らかな流水を
生育条件にしているのに対し、フサジュンサイは汚濁が進んだ水域の
しかも止水の環境にも逞しく生育します。
そもそもフサジュンサイは外来植物。アクアリウムプランツとしては
歴史が古く、大正期には既に輸入されていたようです。
ここでは普段言い慣れているフサジュンサイという和名を用いましたが
ハゴロモモという別名も知られています。

金魚屋さんや熱帯魚屋さんでは、学名の属名Cabombaから付いた
カボンバ、あるいはカモンバの名前で売られていることが多いでしょうか。
数本を鉛の帯のおもりでまとめ、
金魚の水槽に入れた憶えのある方も多いことでしょう。
水槽ではなかなか開花には至りませんが、
外で育てるとかわいい花がきっと見られます。

Fusajunsai

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池の晩夏2009

先週の土曜日の夜にいきなりどしゃ降りの通り雨があって以来、
またずっとお湿りなしの状態です。
どしゃ降りは表流失してしまう分が多いので、
あまり潤わないんですよね〜。
今日はムシムシ感が戻って来ました。予報通りです。
おまけに午後からは南西の風も吹き始め、地面は一層乾燥が進んでいます。

池は、忙しさにかまけて水草の除草を一回しか行わなかったので、
ジュンサイとそれにも増してトチカガミが勢いづいています。
スイレンも鉢から根茎がはみ出してだいぶ広がり出したので、
この辺で一度株分けして小さく戻した方が良さそうです。

池の周りのしげみにはマイコアカネがぽつぽつ見られますが、
今年は早くも顔が青白くなる舞妓化粧が見られます。
ノシメトンボとナツアカネは昨年より多いようですね。(ホッ)
ショウジョウトンボはさすがにピークを過ぎて来ましたが、
池にも水路にも来年飛び交うはずの彼等のヤゴが沢山います。

今、庭の昆虫で目立つのは、トンボでも甲虫でもなく
コオロギやアオマツムシ、ウマオイなどの夜鳴く虫の仲間です。
ブッドレアに集まるチョウも真夏より多くなりましたが、
中でも特に目立つのがツマグロヒョウモンです。
先々週には雄が殆どでしたが、先週の後半あたりからは
メスの方が数が増えました。

クヌギの樹液はまだ少し出ていますが、
さすがにカブトムシの姿はかなり少なくなりました。
昼はチョウとクロカナブン、夜はコクワガタが目立ちます。
クサギが満開ですが、まだ今のところ
ナガサキアゲハは昨年の様には姿を見せていません。

いつもと同じ様な事と、いつもと違う事が紡ぎ出した
今年の夏も、いよいよ終わろうとしています。
そういえば今年は海水浴に行きそびれてしまったので、
水生植物の除草がてら、子供と池で泳いじゃおうかな・・・(笑)

Ike2009banka

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もう一世代いきます

昨夜からの冷え込みは朝まで続き、今朝は16℃を記録しました。
今年は秋が早いと感じていましたが、ノートをひっくり返してみると
昨年の今頃も似た様な傾向でした。
一昨年は・・・と見ると、猛暑でした。
これだから気候変動の傾向というのは、
早々に結論めいた物言いが許されません。
気象関係の方が発言に慎重なのもうなずけるというものです。

写真はヤマトシジミ。庭に現れる中では最も小さいチョウです。
この個体はメスの夏タイプ。
雄が僅かにくすんだブルーの翅を持つのに対し、メスは黒。
それでも翅の中心に近い部分に、気持ち青い鱗粉がありますね。
もっと黒いメスもいます。
メスが黒いのは高温期・・・つまり夏場の特徴で、
秋遅くになると、雄よりも一層くすんではいるものの、
一応青い翅のメスが現れます。

そう、このチョウ、年に5〜6回の世代交代をすると言われているのです。
写真のメスも私が見つけたときは食草のカタバミに産卵中でした。
今は時期外れで小さく咲いたマツバギクで一服中。
このメスから産まれた子供が、いやひょっとするとその次の世代まで
今年の成虫として誕生するかも知れません。

よく似て後翅に微細な尾状突起(しっぽ)のあるツバメシジミや
オレンジが目立つベニシジミ、ヤマトシジミより一回り大きく
ブルーも冴えた感じのルリシジミも、年に数世代を繰り返します。
充分な数の食草が確保されていれば、
こうした短いライフサイクルで発生するやり方は
色々なリスクを回避するのに都合が良いのかもしれませんね。

Yamato_natsumesu

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大きく強い水草でした

今日の最低気温は夜に出ました。17.5℃。
朝方も18℃まで下がって、やはり肌寒かったのですが、
冷たい空気の流入はここがピークだそうで、
明日から徐々に蒸し暑さが戻り、お天気も下り坂との予報です。

写真は水路の流末に植えたエキノドルス。
学名はエキノドルス・コルディフォリウス(Echinodorus cordifolius)
と言うのですが、アクアリウムプランツとして売られている際の名前は
単にエキノドルスかラジカンスとされているようです。

我が家では元々ゲンゴロウの産卵用の植物として試験的に導入し、
飼育水槽に入れていたのですが、葉柄部は見た目以上に表皮が堅く
あまりゲンゴロウのお気に召さなかったようです。
その後、試しに水路に植えてみたところ、南米原産のくせに
想像以上の耐寒性を見せ、当地の冬の寒さをものともせずに育っています。

写真では見づらいのですが、
基本的な花のつくりはオモダカ科の特徴をよく表していて、
やはり3弁の両性花です。
じつは写真の左上の方が付け根側で、右下方向に枝垂れて咲いています。
枝垂れた先が地面につくと、そこで咲いた花の後には不定芽が出来、
水中でなくても根を伸ばして新しい株になります。
ものすごく強健で、増殖力も強い植物なのです。

外で栽培してもうひとつ驚いたのはその大きさ。
この手の植物はみな栄養条件によって巨大化する傾向が見られますが、
この種も水槽で作るのに比べると、野外では実に大きくなりますね。
花が咲いているときの花茎の高さは150センチほどになります。
せっかくオモダカ科にしては花径も大きく(40ミリ前後)、
きれいな花なのですが、体が大きいので花が粗末に見えてしまいます。
それでも枝垂れた花茎にこの白い花を数輪ずつまとめ、
段々になって咲く様子は、なかなか面白いものです。

Echnodorus

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「逢魔が時」の訪問者

今日は朝の最低気温が188℃、最高気温は25でした。
雲が多かったとはいえ一応晴天でしたから、この気温は随分低めです。
朝なんて脚先が冷えるくらいでした。
夕暮れの余韻も消えた今、降り注ぐようなアオマツムシの声に
また秋を感じました。

写真は先ほど撮影したものです。
これ、アシナガバチの女王がかいがいしく蛹の面倒を見て・・・
なんて呑気な絵ではありません。
このハチの巣は今月6日のブログで紹介したコアシナガバチの巣ですが、
ぶら下がっている一番大きいハチはヒメスズメバチです。
そして彼女が抱えているのはコアシナガバチの蛹。
蛹室の蓋を食い破って中の蛹をひきずり出したところなのです。
目的は、勿論幼虫のエサにすること、つまりヒメスズメバチが
コアシナガバチの巣を単身襲撃している現場です。

コアシナガバチは特に抗う様子も無く、じっと状況を静観。
まあ、この体格差ですから、とても勝ち目は無さそうですし、
アシナガバチはミツバチのような大家族ではないため、
こういう状況で戦って数を減らすより、今の働き手の数を維持して
また産卵・育児によって数を回復する方が現実的なのです。
奪われた蛹は背胸部の色が濃くなってきているので、
もう羽化を目前にしているのかも知れません。
見守るコアシナガバチたちも残念そうな様子に見えてしまいます。

しかし、襲った相手がヒメスズメバチだったからまだ良かった・・・
じつはヒメスズメバチも日本では大家族になれないスズメバチなので、
こういう場面で何匹もが現れ、
巣の蛹や幼虫を一度に根こそぎ奪うようなことは、ほとんどありません。
今襲っている個体から情報が伝わり、
また必要に応じて襲撃があるかもしれませんが、ないかもしれません。
これが他の種類・・・例えばコガタスズメバチやキイロスズメバチだったら
大挙して襲って来るので、巣が壊滅してしまう可能性が高くなります。

ところで、この襲撃を最初に発見したのは息子でした。
「アシナガバチの巣に、大きいのが1匹いるけど違う種類じゃない?」
これにピンと来たのでカメラを持って駆けつけ、
珍しい場面を観察できました。
彼は非常に怖がりで、庭に出るときはいつもハチの巣を気にしています。
いつも「まったく臆病でつかえんやっちゃ!」と思っていたのですが、
今回はそれが役に立っての観察となりました。
わからんモノですな・・・(笑)

Himesuzumeshugeki

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よい通り名ですね

以前にも書きましたが、水生植物にはどういう訳か
3弁の花を咲かせるものが少なくありません。
3弁といえば、陸生植物だとユリ科やラン科、アヤメ科が有名ですが
こちらの方は花弁3枚の他に顎片も機能や外見が花弁化しているものが多く、
一見すると6弁に見えるものが大多数です。
(中にはユリ科のエンレイソウの様な、一見して3弁のものもありますが)
あえて花弁と顎片、と言わずに
内花被片、外花被片と呼ぶことの方が一般的でしょうか。

水生植物の3弁花は見るからに3弁で、顎片は花弁とは異なる
いかにも萼片然としています。
日本の水生植物の3弁花は、ほぼすべてが白い花ですが、
外国には白以外の美しい花を持つ種類があるようです。

写真の花もそのひとつ、ホームセンターでも苗を見かける流通種の
ウォーターポピー(Hydrocleis nymphoides)です。
本物のポピーは3弁ではなく4弁花ですが、雰囲気的には似たものがあり
これはなかなかピンと来る名前だと思います。
それに合わせ、和名もミズヒナゲシ。
他にキバナトチカガミやミズウチワなんて別名が付けられています。
日本の水生植物でいうとトチカガミにとても似ている草姿ですが、
トチカガミ科ではなくハナイ科だそうです。

我が家では咲いても毎年数輪程度なのですが、
今年はカブトエビを飼育していた泥底のトロ舟に入れてみたところ
大変機嫌良く咲き続けています。
多くの水生植物がそうですが、肥料(栄養)をとてもたくさん
欲しがるのですよね。
家に来たお客様にもなかなか好評の花なので、
来年は大きめのスイレン鉢にでも植え込んで、
玄関に置いてみようかと思っています。

Waterpopie

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秋色のナツ

今日もまたそこそこ暑かったものの、掃いたような秋の雲が広がり、
アブラゼミよりツクツクボウシの声が耳につきました。
もっとも夕方近くからは、まだまだ数の多いヒグラシが勝っていましたが。

夏と秋が交錯する庭で、早くも秋色に変わり始めたナツアカネを発見。
背中から腹端にかけてと鼻先が鮮やかな赤に染まっています。
この色を見るといよいよ秋だと実感します。
そういえば日暮れもだいぶ早まり、
午後の光線が黄色っぽくなってきているので、午後3時頃の撮影ですが
写真の背景はアカネの赤に似合う秋の草色になっています。

そういえば庭のマイコアカネはまだお化粧していませんが、
先日小池城趾公園で見たマイコアカネは半分近くが真っ赤な腹部と
「舞妓さん化粧」の青白い顔をしていました。
追っ付け山からアキアカネも降りて来ることでしょう。
茜の秋も少しずつ進んでいます。
今年は何かと気忙しく、あまり夏を楽しめませんでした。
名残惜しいというか、やっぱりちょっと寂しいなあ・・・

Natsuakane090819

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オトコエシは男郎花か?

夏から秋に移り行くこの時期に咲く花、というのも案外多いのですが
自然観察ガイドブックやパンフレットなどを編集する際には、
こういう種類を夏に組み込むか秋に組み込むか、いつも悩んでしまいます。

暦や自然界の動きで見ると、この時期はもう秋と言える状況ですが、
人間の生活感からすると多くの学校でまだ夏休みだし、
暑いからビールも冷やし中華もかき氷も美味しいし、
やっぱりまだ夏なんですよね。

写真のオトコエシもそんな花のひとつです。
もう15日ほど前から咲き始めていて、数日前からはよく似て花が黄色の
オミナエシ(一般にはこちらの方が有名ですね)も咲き始めました。

オミナエシは草はらから林縁にかけてよく咲きますが、
オトコエシのほうは草はらの様な開けた場所はあまり好みではないらしく、
逆にオミナエシが咲かないやや暗い林内でも普通に見られます。
どちらも小さな訪花性昆虫がよく集まったり、
花序にアブラムシがつくためテントウムシを見かけたりする花です。

オトコエシとオミナエシは花色以外はよく似た植物ですが、
これを一緒に切り花にして生けると、意外なほど相性が悪いです。
全然噛み合ないというかちぐはぐというか・・・組み合わせとしては
とても難しいように思います。
それぞれを個別にススキやハギやガマと組み合わせると
とてもいい感じなんですけどねー。
まるで夫婦みたいにシリーズ命名された植物なのでちょっぴり残念です。

よく図鑑やガイドに、(オトコエシは)オミナエシに比べ
草姿がしっかりと男性的なのでこの名がある・・・と書いてあるのですが
個人的にはあまりそんな印象は持っていません。
確かに茎は太いのですが、花は白くておとなしい雰囲気だし
茎葉の色もオミナエシより少し薄くてみずみずしいし、
名前としては逆の方がいいかも・・・と思う位です。

あ、ただうちで見る限り繁殖力はオトコエシの方が数段上です。
よくランナーを出して栄養繁殖するし、
実生発芽率や開花株に育つ割合も、オトコエシの方が高いみたい。
けっこう骨太で逞しいんですよね・・・
うーん、やっぱり逆の方がいいみたいですね〜(笑)

Otokoeshi090819

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バラの困ったさん

今日は昨日までとはガラリと空気が変わりました。
湿気がたっぷりで夕方になってもムシッとした感じがなくなりません。
明日は久し振りの雨となりますかどうか・・・

我が家には野生のバラが5種類、園芸品種のバラが2種類あります。
この7種類のバラに、もれなくやって来る困ったさんが
写真の昆虫、ニホンチュウレンジです。
ハチの仲間ですが、捕まえても人を刺す様な事はありません。
いじってみると妙に体がやわらかく、ぶにゃっとした感じで、
脚の爪がちっちゃいのにマジックテープみたいによく枝に引っ掛かり、
枝からはがそうとすると捕られまいと踏ん張ります。
ハチと言えばしゅっとシャープで堅い印象なのですが
およそそんな感じは無く、ヒトリガを持ったときの感じに近いです。
(っていってもそんなことした事ある人殆どいないですよね:笑)

このぶにゅっとした小さなハチさんが付いているのは
ヤエヤマノイバラの枝です。今まさに、産卵の真っ最中。
ニホンチュウレンジのお腹は鮮やかなオレンジ色をしています。
このお腹の先から枝の上の方に向かって黒っぽいラインが見えるでしょう。
これが産卵痕。腹端の突起で枝の表面を切り裂いて、
そこに産卵管を差し込み、卵をキレイに並べて産みながら前進します。
産卵痕の傷は長いものでは40ミリ前後に達します。
ですから写真の個体はまだ三分の一ほどしか作業が進んでいません。

ここで体を枝からはがすと、産卵管だけでぶら下がる格好になります。
神経質な虫だと慌てて産卵管もぴゅっと抜いて
一目散に飛んで逃げるでしょう。
でも、チュウレンジさんは再び枝につかまり直し、
何事も無かったかのように産卵を続ける・・・・・・まさに「鈍感力」です。

逞しい鈍感力のたまものは少し透明がかって見える明るい緑色の芋虫。
やがて産まれると、兄弟仲良くバラの葉を丸ボウズにしながら進軍します。
一回の産卵で産まれた幼虫兄弟は、
大体大きなひと枝をボウズにする位で蛹になるようです。
ですから産卵するのが一匹のメスだけならまだいいのですが、
数匹がやってきて産卵すると、さすがにバラへのダメージも深刻です。

一応ビオトープの趣旨から、野生種のバラについたものは駆除していません。
でも、大抵の野生種はチュウレンジの被害にへこたれる事無く生育します。
園芸品種のバラは性質上被害に遭うと花が悪くなったり、
時には咲かなかったりしますので、可哀想ですが駆除対象となります。
しかしながらこの困ったさんは、
どうも野生種よりも園芸品種を好むようです。

じつはヤエヤマノイバラが産卵されているのは、
園芸品種の2種が既に丸ボウズだから(笑;)
忙しさにかまけて今年は駆除が出来なかったので、
園芸品種の「讃歌」と「アイスバーグ」には
気の毒な事をしてしまいました。
秋の花はあきらめて仕立て直し、冬に肥料をいっぱいあげることにします。

Churenjisanran

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だいぶ遅めのイネ開花

またこのところ尻上がりに気温が高くなって来ていて、
今日の最高気温は31℃でした。
高いと言ってもこの時期なら驚く数字ではありません。
ニュースでこの夏の気象を振り返っていましたが、
全国的にはやはり雨量が多く、西日本では平年の2〜4倍だったとか。
比例して日照量も少なかったようです。
日照不足と多雨は北海道でも深刻だったようで、こちらは既にかなりの
農業被害が出ているようですね。

本州のくの字に折れ曲がった部分に当たる当地ならびに関東平野部では
斜めに掛かった前線からはずれてしまったせいか、
確かに梅雨の雨はよく降ったけれど、以降の振り方にはかなりムラがあって、
数日まとまって降るとしばらくの間全く降らない日が続いています。
当地でもすでにかなり地面が乾いています。
ですから、雨量が多いという話になると、どうもピンと来ません。

それでもこれまでのところ水不足の話が出る様な事態にはなっておらず、
お隣の早場米地帯、稲敷市あたりでは黄金色の稲穂を刈り始めています。

我が家のミニミニ田んぼも遅まきながらイネの開化がピークです。
田植えが遅かった上に手入れも怠ってしまいがちだったので分けつが乏しく、
その分出穂数も一穂の花数も少ないですが、
特に病気や害虫にやられる事も無く開花にこぎ着けました。

本当は今年はイネの作付け面積を増やすはずでした。
この生産調整のご時世ですが・・・(笑)
でも、身内に病人が出たり仕事のスケジュールが噛み合なかったりで
今年は予定していた庭の作業がほとんど出来ていません。
このところようやく身辺が落ち着き始めたのですが、
気が付いたら秋になっちゃってました(笑)

夢も計画も、来年につないでもう一度練り直さなくては・・・

Ine_hana2009

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新コンデジ一発目

まーた雨が降らなくなってしまいました。
8月10日の台風9号の影響によるどしゃ降り以来降っていませんから
もう地面はカラカラ。さくら上池の水位も通常より5センチも
下がってしまいました。

さて、今日の写真はゲンゴロウ(ナミゲン)の3令幼虫。
蛹化のためにピートモスを詰めたプラケースに上げたところです。
通常、上げてしばらくは死んだふりでもしているように動かないのですが、
この幼虫はよほど切羽つまっていたらしく、
さっそく穴を掘って潜る体勢に入っています。

この写真は昨夜撮影したものですが、真っ暗な室内で撮影しています。
じつは先日新しいコンパクトデジカメを買ったので、
そのお試し撮影をしたのです。
今まで使っていたコンデジはオリンパスキャメディアの
C-3040ZOOMという機種で、コンデジの割には大きくて明るいレンズと
露出補正や絞り優先など被写体に応じた細かな対応が出来るため
選んだ機種ですが、なにしろ古くて性能的には限界でした。

今回購入した機種はやはりオリンパス社のもので、
μ Tough-6000というもの。
このカメラ、大変頑丈な躯体構造を持っていて、高さ1.5メートルからの
落下衝撃と水深3メートルまでの完全防水性能を保証しています。
そもそもオリンパスのコンデジは以前から水中ハウジングが
多くの機種で設定されていて、
水中撮影を前提とした機能には一日の長がありますが
μ Toughシリーズはハウジングを装着することなく
ちょっとした水中撮影ができるようになっているのです。
これは私にとっては大変魅力的なところでしたが、加えて2センチからの
近接撮影が可能なスーパーマクロ機能も付いているので、
美術的表現よりも記録を優先する様な場合の生物撮影に便利です。

真っ暗なところでも内蔵LEDによるスーパーマクロ撮影が可能との事なので、
それならばとやや神経質な蛹化前の幼虫を真っ暗な条件で撮影してみました。
内蔵LEDは想像以上に明るく、バックモニターで被写体を確認して
シャッターを押すまでの動作にそれほど無理はありませんでした。
肝心の写真は色彩やコントラストなどにはおよそ満足できませんが、
資料や記録としての夜間撮影や水中撮影には大活躍してくれそうです。

せっかくのスーパーマクロ機能なので栗林彗氏のような顔からのアップを
撮ってみたかったのですが、狭いプラケースの縁がカメラに当たってしまい
思い通りのアングルには出来ませんでした・・・残念!
今度は水中で試し撮りをしてみたいと思います。

Tough6000_1


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ミントブルーのしましまさん

なーんか日に日に秋めいて・・・いや、確かに暦の上ではそうなのですけど
こうしてエアコンもかけずに窓を開け放ち、
コオロギの声を聞きながらブログを書いていると
今が8月の半ばだという感じは全くしません。

そんな秋めいた空気に似合う花、庭のヤマハギが見頃を迎えています。
この花が咲くと毎年楽しみにしているお客さんが現れます。
アオスジハナバチ・・・写真の小振りなかわいいハチです。
このハチの特徴はなんといってもお腹を彩るミントブルーと黒の縞しま。
黒にサンドされた細いミントブルーは、実によく映えます。
個体によってはこのミントブルーが徐々にミントグリーンに変化した
グラデーションの効いた衣裳の一段とお洒落なのもいます。

アオスジハナバチは決してたくさんいるハチではありません。
でも、ハギの花を気をつけて見ていると、遇える確率は結構高いですよ。
あと、シソ科の花にもしばしば現れます。
唇弁があるタイプの花が好きなのかも知れませんね。

写真の個体はハギの花で自分の用事を済ませた後、
隣のイボタノキで一休みしているようでした。
空を見上げて一服しているようですが、二本の後脚には
集めた花粉をたっぷり付けて、口からは蜜の雫を
何度も出しては引っ込めという動作を繰り返しています。
この雫、大きい時には自分の頭ほどの大きさになっていました。
一体これは何の動作なのでしょう・・・

それにしても蜜と花粉を合わせると、
相当な量の収集物を運んでいるようです。働き者ですね。
やがて飛び立った後ろ姿は、ちょっとだけ重たそうでした(笑)

Aosujihanabachi

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終盤のクヌギ酒場

6月の後半からずっと賑やかだったクヌギ酒場ですが、
ここへきて少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。
クヌギにやってくる昆虫にも多少時期に寄る違いが見られ、
樹液に集まる面々を観察するだけでも案外季節を感じ取る事ができます。

今年の傾向ですが、まず7月中旬に入ってからスズメバチが減りました。
はっきりした理由はわかりませんが・・・
確かに毎年盛夏よりは初夏の方が個体数は多いのですが
今年は極端に現れなくなりました。
そして、カブトムシの個体数がもの凄く多かったです。
ピークの頃には夜になると一本のクヌギに15匹前後がやって来ました。
いやいや、決して大げさな話ではありません。ホントですよ。
その頃は部屋にいて夜、窓を開けていると、
ギシギシ、バキバキと沢山のカブトムシの小競り合いの音や
ブルルルル・・・という羽音で賑やかでした。
個体数は昨年の比ではありませんでした。これは、今年が多い年だったのか、
それともクヌギの生長に合わせて樹液をカブトムシに提供する
キャパシティが増えたのか、そこはまだ何とも言えません。

その分、ノコギリクワガタが少なかったです。
きっと、あまりの数のカブトムシに圧倒されちゃったのでしょう(笑)
コクワガタもカブトムシと入れ替わりに姿が見えなくなりました。
夜にカブトムシがピークだった頃、昼の最大勢力はカナブンでしたが、
こちらもこの時期になると徐々に数を減らし、
入れ替わる様にクロカナブンが登場し始めます。

写真は午後3時半頃のカット。
今の時期、カブトムシは昼間でも姿を見せる様になります。
もちろん、夜になるともう少し数が増えます。
二匹のカブトムシは上がメス、下の方がオスですが、
どちらも固い前翅に他のオスにやられたと思われる穴があいています。
幾多の戦いを勝ち残った歴戦の勇士なのでしょうが、
メスにも穴があるのはどうしてでしょ?(笑)
既にメスを確保しているオスの樹液場に入って怒られたのでしょうか?

カブトムシが少なくなったせいか、コクワガタがまた増えて来ました。
場所によっては、ノコギリクワガタのやや小さなオスも見られます。
少々寂しいですけど、樹液の周りにもやや初秋の気配です・・・

Kabutomushi090812

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旅する白百合

このところの朝晩の涼しい事といったらありません。
今朝も昨日の朝も19℃まで下がっています。
8月半ばの最低気温としてはかなり低いと思います。
今年はホントに・・・と思いつつ一応昨年の記録を見てみると、
この時期は暑さ続きでしたが、8月17日からの一週間で、
最低気温が20℃を割り込んだ日が5日ありました。
中でも8月21日は16.5℃まで下がり、最高気温もなんと23℃止まりでした。
今年もこの感じでいくとすると、
この夏はいわゆる猛暑が無かった事になります。

写真の白いユリの花、今年はなかなか見事に咲きました。
このユリ、タカサゴユリという台湾原産のユリで、
テッポウユリに近い種類です。学名はLilium formosanumで、
そのものズバリの「台湾のユリ」という意味。
日本には大正時代に園芸種苗として入ってきたようですが、
もともと強健で種子繁殖力が旺盛なため、
今では国内に広く半野生化しています。

まずそういう意味で海を渡って来た「旅する白百合」なのですが、
この花にはもうひとつ「旅する特性」があります。
じつは我が家のタカサゴユリも植えたものではなく、
風に運ばれた種子が勝手に芽生えて二年・三年越しで開花したものです。
全部で20株ほどありますが、花が咲いている場所は数年前と異なります。
どうやらこのユリ、連作障害のようなものを起こすらしく、
写真の様に見事に咲いたところでピークを迎え、やがて消滅します。
勿論今年咲いた花はおそらく見事に結実し、大量の種子をばらまきます。
それが風で運ばれ、またいずこかの地で発芽生育するのです。

庭をよく見ると、今年咲いているのとはてんで違う場所に、
来年咲きそうな実生苗を見つける事が出来ます。
来年はまた、今年一輪咲きが見られた同じ場所で見事な大株が、
そして今年は花の無かった場所で一輪咲きの小株が咲く事でしょう。

この花と長く付き合うには、少し自由を奪って鉢植えにするのがいい様です。
毎年秋に球根を掘り出し、土を取り替えて植え直せば
機嫌良く見事に咲いてくれるのでしょう。
旅人を引き止めるお接待ですね・・・(笑)

Takasagoyuri

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香る温室

今日も秋口の様な陽気でした。(ま、暦の上では確かにそうなんですが)
日中は暑いのですが、朝晩が涼しくて、
今宵など、車を走らせていて気が付けば道ばたの草むらや沿道の立木から
ウマオイやらクツワムシやらの声が聞こえて来ました。
コオロギの種類もだいぶ増えて来ています。
このまま太平洋高気圧が張り出さずに本格的な秋に向かうのでしょうか。
いくら過ごしやすいとはいえ、ちょっと物足りない気分です。

今日は温室が香っていました。たぶん昨日からなのだと思うのですが、
昨日は温室に入っていないので気が付きませんでした。
こういうことはたまにあります。
我が家では数少ないカトレヤや、シンビジウムが咲いたときなどは
その香りに温室が包まれ、ちょっとした夢心地になります。
でも、リュウキュウハンゲが咲いたときなどは、
ハエを寄せる独特の腐敗臭に包まれ、すごーく不幸せな気分に・・・(笑)

今回は、何とも例え難い甘い香りでした。
香りの正体は写真の花。
これ、何の花だかわかりますう?

答えはグアバの仲間のキミノバンジロウです。
漢字で書くと「黄実の蕃石榴」、蕃石榴はグアバの和名です。
もともとは「ばんざくろ」だったんでしょうね。
学名を調べてみると、シノニム(異名同種)や園芸的混乱があり
どう表記しようか迷ったのですが
Psidium littorale var. lucidumとしておきます。
イングリッシュネームだとレモングアバ、とか
イエローストロベリーグアバなんて言うみたいです。
花の匂いも、そういえばちょっとレモンが入っているかな?って感じです。
でも、全体的にはとってもトロピカル〜な香りです。

花が二日目ということもあり、雄しべがちょっと萎れかけていますが
いかにもフトモモ科らしい花。あ、グアバって、フトモモ科なんです。
家人はこの科名に敏感に反応します。なんでかしら(笑)

うまく受粉していれば、数ヶ月でピンポン球より一回り小さな
レモンイエローのまん丸い実が成ります。
この実の匂いと味がまたなかなかよろしくて、
硬い種をきにしつつジューシーな果肉をいただくのが楽しみです。
ジャムやヨーグルトソースにすると大変美味しいそうですが、
まだ作った事がありません。
だっていつも数個ずつしかとれないんですもん。
耐寒性はけっこうあるようですから、
実付きを良くするため、大きな鉢に植え替えて
夏は外、冬は天窓のある仕事部屋の中という管理にして
大きく作ってみようかと考えています。

Kiminobanjirou

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クール・ネイビー!

今日の最高気温は30℃ちょうどでした。
昨日が昨日でしたから、過ごしやすかったですよー。
むしろ真夏というより、暦の通り残暑の気配でした。
昨夜は寝苦しかったですが、日付が替わろうという今の気温が
今日の最低気温の20℃ですから、今夜は気持ち良く眠れそうです(笑)

写真の青いトンボ、大好きな種類なんです。
オオシオカラトンボといいます。この青いのはオスだけなんですが
シオカラトンボの水色よりもずっと濃くて、ネイビーブルーです。
ちなみにメスもシオカラトンボより濃い黄色と黒なので、
やはりコントラストがハッキリしていてきれいなトンボです。

このオオシオカラトンボ、個体数はシオカラトンボより少ないのですが、
さくら上池では毎年見られる常連のトンボです。
やって来るだけでなく、池で発生もしています。
けっこう気が強くテリトリーもハッキリしていて、
その範囲内に侵入するものは、それがたとえ
自分よりずっと大きなクロスジギンヤンマであっても、果敢に追撃します。

写真は見晴らし条件がいいハンノキの枯れ枝の先に陣取った個体で、
降り注ぐ真夏の日射しをものともせず、周囲に目を光らせています。
バックに水面の輝きをたたえ、微動だにしないその姿が
あまりにクールでかっこよく見えたので、
ちょっとポートレート風に撮ってみました。
キマったかな?・・・(笑)

Ooshiokara0908

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よく食べよく出す(笑)

暑かった!我が家の記録は35℃まで行きました。
湿度もたまらなく高いです。

池では、先月ようやく若いウシガエルを全部捕獲したのに、
昨年産まれたオタマが巨大に育ち、
早いものではカエルへの変態をはじめました。
庭に出ると4センチ足らずのヤツが「キャッ!」とか言って飛び込みます。
何が「キャッ」・・・だ。あ〜あもうウンザリです(笑;)

写真は5月生まれのゼニタナゴ。
といっても先月掲載した時とあまり変わらない大きさです。
つまりどういうことかと言うと、先月予告した通り、
順調に育っている個体はもう俊敏に深いところを泳ぎ、
簡単に網で捕まらなくなってしまったのです。
今回撮影したのは成長がやや遅れている遅生まれの個体です。
それでも先月アップしたものよりは多少大きく、
写っている中で大きいものだと26ミリほどあります。

半分以上の個体が長短ありますがお尻から糞を出しています。
先月と大きく異なるのは、どの個体もお腹がパンパンに膨らんでいる事。
いつも満腹状態なので、捕獲後ケースに入れて何分も立たないのに
こんなに糞を出しているのです。
池の中の様子を観察しても、
タヌキモについたもやっとしたゴミみたいなものをしきりにつついています。
藻類が効率よく摂取できるのでしょう。もうとにかくひっきりなし・・・

この時期、ゼニタナゴの稚魚は本当に良く食べ、良く出し、良く育ちます。
大きい個体はあとひと月半ほどすると、成魚に混じって繁殖に参加します。
ついこの間までちょろちょろしたチビ助だと思っていたのが
もう一人前なんですから、本当に早いものです。

Zenitachigyo090812

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登場!ナンバー53

ゆうべは蒸し暑さが残らず気持ちよく眠れました。
今日もこの季節としては気温がそこそこ程度の晴れとなり
ちょっと9月っぽい感じでした。
久し振りの晴天という事もあってチョウをはじめ
昆虫たちがとても活発。やっぱり晴れると嬉しいんでしょうねー(笑)

外を見ると朝からツマグロヒョウモンがやたら目立ちました。
第二化の個体が活動をはじめたのでしょうか。
そして、我が家の庭ではちょっとしたニュースがありました。
昨年の9月にナガサキアゲハが登場して以来11ヶ月振りに
チョウのニューフェイスが登場しました。

それが写真のチョウ、クロコノマチョウです。
クヌギの樹液を吸っていました。
クロコノマチョウはかつてはジャノメチョウ科でしたが、
ジャノメチョウ科そのものが現在ではタテハチョウ科に統合されているので
タテハチョウ科という事になります。
近縁種のウスイロコノマチョウほどではないにしろ
どちらかというと南方系のチョウでしたが、
ツマグロヒョウモンやナガサキアゲハ同様、近年北上傾向が著しいチョウで
もう10年以上前から関東地方でも普通に見られるチョウになりました。
牛久市でも見かけてはいましたが、ついに庭に登場となりました。
これで庭で確認できたチョウは53種類となりました。

あらためて画像で見ると極めて地味なチョウですが、
この個体は特に黒っぽいので、
翅の縁に並ぶ小さな青い「蛇の目」がミステリアスな雰囲気。
ジャノメチョウの仲間としてはかなり大きいので、
それなりに貫禄があります。
時折幹の周りをうろうろ歩きながらパタ・・・・パタ・・・・と
ちょっと間のあいた間隔で翅を素早く開閉していました。

複数の文献でこのチョウについて、「暗い森林を好む」とありました。
そういえばさくら上池の小さな森も昨年あたりから樹木に勢いがついて
だいぶ葉が高密度で繁る様になっています。
せっかく来てくれたクロコノマチョウには申し訳ないのだけれど、
もっと下枝を、そして部分的には少し上の張り出しもピンチした方が
いいのかもしれません。

Kurokonomacho

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赤い原種サルビア

台風9号が通り過ぎましたが、幸い荒れる様なことはありませんでした。
むしろ気になるのは今朝の地震。
当地ではさほどの揺れではありませんでしたが、
東海方面が大きかったですね。
一昨日の日曜日の夜にもよく似たタイプの地震がありました。
あの時も確か東海南沖が震源だったでしょうか。
これでおさまってくれるといいのですけどね。

写真は庭のサルビア。サルビア・ブレファロフィラという原種です。
花は朱赤色ですが、あの「国体の花」のサルビアとはちょっと違うでしょ。
広く皆さんにお馴染みの赤いサルビアは萼まで花弁と同じ朱赤色です。
よく道沿いの花壇などに植えられていますが、
遠くから見ても燃える様に真っ赤っかですよね。
あの赤い塊は確かにきれいなのですが、
真夏の炎天下で見ると暑さ倍増で私的にはちょい苦手(笑)
あのサルビアはサルビア・スプレンデンスか、その園芸品種です。

あまりにも赤いサルビアが有名なので
おのずと赤のイメージが強いサルビアですが、
原種に注目してみる限り、実際には青〜青紫の花が多く、
赤はやや少数派です。
中でも強い朱赤色のサルビアは上記の2種以外には
基本的に無いと思います。
他の赤いサルビアは上記の2種よりやや明るい(薄い)トーンの朱赤か、
赤に近いチェリーピンクです。
明るい赤の原種としては
Salvia coccinea
S.roemeriana
赤に近いチェリーピンクのものは
Salvia microphylla(チェリーセージ)
S.elegans(パイナップルセージ)
あたりがよく栽培されています。

以前サルビアにハマった時期があり、色んな原種の名前を調べました。
今でも栽培してみたい衝動に駆られる事がありますが、
手をかけられずに枯らしてしまっては可哀想なので、
当面は今あるこのサルビア・ブレファロフィラと
ややクールなビンクのサルビア・ブキャナニーだけにしておきます。

あ、でも空色の美花、サルビア・パテンスはちょっと憧れるなー。
あれは涼しそうなお顔の花ですから、涼しくないとダメかな〜・・・

Salvia_blepharophylla

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姫睡蓮の花

台風9号が大暴れですね。皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?
西日本では何人も亡くなる被害になってしまいました。
来る事はわかっていたのですが、
今回のはそれでもやや奇襲っぽい感じだったでしょうか。
予想以上の早さで・・・とか、予想を上回る量で・・・
という声が多く聞かれました。
明日はこちらに近づくため、当地もお昼に掛けて豪雨の心配があるようです。

写真はヒメスイレンの花、直径4センチ足らずの小型スイレンです。
この株は熱帯魚屋さんで水槽栽培用の株として売られていたものを
外で健全に(?)日光を当てて栽培したら咲きました。
アクアリウムプランツとしての名前は「タイニムファ」でした。
意味は、まんまタイのスイレンということです。

アクアリウムプランツとして水草水槽で不健全に育てているときは
(↑こういう表現をすると水草水槽ファンに怒られそうですが:笑)
紙みたいに薄い葉でごく浅い黄緑色に紅色のモザイクが入っていました。
こういう栽培法では、もちろん何年作っても花は咲きません。

外の日光を浴びたタイニムファは見違える様な姿に変貌し、
ついに今回開花に至りました。
咲いてみると、「な〜んだ。これ、いわゆるヒメスイレンじゃん」
我が家の場合はこうなりました。
でも、タイニムファとして売られている植物は、
じつは単一の系統ではないらしいとの事。
しかし例外なく太陽の光が大好きな植物なので、
外で栽培すると正体を現します。ものによっては、
ヒメ(小型)じゃないかもしれないし、花が黄色や紫かもしれません。
耐寒性もあるものとないものが存在しそうな気がします。
我が家のもので見る限り、そもそも原種と限る訳でもなさそう・・・

私にはそんな栽培の余裕がありませんが、宝くじ感覚で
水草水槽用に売られているタイニムファやタイガーロータスを
外で栽培し、正体を暴くというのも一興かも知れません。
案外、見た事もない様な凄いスイレンに遇えるかも・・・

Himesuiren

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トンボのからだ

今日も蒸し暑かったですねー。
気温の方は31.5℃ですから例年のこの時期であれば
まあ当たり前の範囲なのですが、湿気がものすご〜い!
空気そのものがベショッとしたこの感じは、
夏というよりまさに梅雨の湿気です。これは暑さ以上に体力を奪いますね。

今日は一日どんよりでしたから写真を撮る気にもならず、
カメラを持ってうろうろしたものの、今ひとつのらない・・・
目の前のナツアカネが逃げないので、これをネタにさせてもらいましょう。

あらためてトンボの体を見ると、いろいろ気付きます。
顔ひとつでもその生活史が反映されていますよ。
まず触角ですが、なんだかおまけ程度の感じで案外ちっぽけです。
理由は二つ考えられますかね。
ひとつは極端に視覚に偏った情報収集なため、文字通りのおまけ。
もうひとつは大きいと速く飛ぶ都合上、流体力学的に差し障るのでしょう。
眼はお馴染みの巨大な複眼ですが、上下で二色に分かれています。
上は対紫外線仕様・・・つまりサングラスです。

昆虫の体は頭部、胸部、腹部の三つに分かれるのが特徴ですが、
トンボの体ではその境目がよくわかります。
翅と六本の脚が出ている部分が胸部ですが、横から見ると家型のように
上の中央が盛り上がった五角形をしています。
面白いのが翅と脚の付き方で、翅は家形の後側の斜辺に付いているため
水平ではなく前から後に斜め下向きの角度で付いています。
これはう言うまでもなく、揚力を得やすい角度になっているのでしょう。
脚をあらためて見ると、六本とも異様なほど前方に寄って出ています。
これでは止まった時に後方の割合が大きすぎる様に見えますが
ここで注目なのが後脚の長さ、脚先の支点をより体から下方に遠ざけて
バランスを取りやすくしています。

つい尻尾と言ってしまう後方に突き出した腹部は
水平を保つ上で負担になりそうですが、
じつはこの部分、ものすごく軽量。見た目程の負担では無さそうです。
風の事を考えたとき、トンボは必ず頭を風上に向けて止まります。
その方がいざ飛び立つ時に瞬時に揚力を得やすいし、
バランスも取りやすい様な構造になっているからです。
でも、必ず風上に向いて止まるとも限りません。
晴れた日には光の影響もあるからです。
これからの時期、晴れて暑いときなどには腹部を太陽に向けて突き立て、
逆立ちする様な止まり方を見せます。
これは暑い太陽に対する投影面積を最小にする・・・という
トンボなりの暑さ対策。
飛行に特化した体構造を巧みに使いこなすライフスタイルは
その飛行同様になかなかスマートですね。

Natsuakane_uo

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蝦蟇の油売り口上

今日は筑波山に登る仕事でした。
筑西市・桜川市からやって来た子供たち総勢70名での登山です。
筑波登山ルートの中でもけっこうキツい筑波山神社から
ケーブルカーの宮脇駅の横を抜けて登るコースです。

参加者と合流する神社の境内に早めに着いたところ、
山門の脇でちょうど名物の「蝦蟇の油売り口上」が始まったので
久し振りに見物させてもらいました。
ちなみに見物したからといってお金をとられる訳でも
蝦蟇の油薬膏を売りつけられる訳でもありませんので、
純粋に神社参拝や観光のセットとして楽しむことが出来ます。
何だか申し訳ない様なお得な話です(笑)

もちろんタダだからといって粗末な口上などということも全く無く、
半分以上流れを知っている私でも毎度それなりに楽しめます。
ちなみに今回口上をなさっていた方は顔の表に並ぶ部品のひとつひとつが
俳優の藤岡弘似の印象がある、その出で立ちもバシッと様になった
違和感のない方でした。
(部品は藤岡似でも並び方と輪郭が違うので顔としては似ていないですが)
(↑あ、だからって別に褒めてないとかいう訳じゃないです念のため・・・)

ちなみに、ご存知の方も多いことと思いますが、
筑波山といえば「四六の蝦蟇」なんですけど、
別に筑波山のヒキガエルが他地域のものと足の指の本数が異なる・・・
などということはありません。
筑波山のがそうなら、全国的に四六の蝦蟇です。
すなわち、前脚の一番内側の一本が瘤状に変化しているので
一見四本に見え四六の「四」。
後脚のやはり内側に番外指と呼ばれる瘤状の部分が
5本の指の他についているので、これを指と見立てて四六の「六」です。

モノは言い様、ということですが、
話術の中で共通点や差異を強調することにより
人の共感や同意を得やすくなる事例は少なくないようです。
昔のエラい人には、こういうテクニックに長けていた方が
多かったのではないかと思います。
現代のエラい人はどうも逆撫でするのはお上手ですが
気分良く大衆の同意を得る技術に疎い方が目立つ様な・・・
もっともちゃちなバラまきでいちいち踊っているようでは
タカを括られても足元を見られても仕方ありませんけどね。

Gamanoaburauri

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電柱の味わい

今日は暑さも凄いものがありましたが、夕立ちももの凄かったです。
あれがもうちょっと極端になると例の「ゲリラ豪雨」ってヤツでしょうか?
いつもの夕立ちと違ったのは、止んでから気温が大して下がらなかったこと。
日付が替わろうとしている現在でも24.5℃あります。
まあしかし、そこらじゅうがカラカラでしたから
植物たちもやっと一息つけそうです。

写真は土浦市内の城跡=亀城公園にほど近い古い商舖が建ち並ぶ一角、
ちょっとした観光スポットになっています。
通りの様子を見てすぐにお気づきになるかと思いますが、
景観保全の考え方から電柱が埋設され、街並がスッキリと見えます。
電柱の地中化は歴史的な街並の保存でよく取られる手段ですが、
こうした特に古い軒が連なる場所では、確かに有効ですね。

ところで、以前にも書いたことがありますが、
時代を映す景観というのがあって、その時代によっては
電柱がいい味を醸し出す場合もあるように思います。
それはやはり「昭和の景観」でしょうか。
ひと口に昭和といっても、長かった時代ですから一概には言えませんけど。

わが町牛久の隣には竜ヶ崎市があります。
この龍ケ崎の駅前から連なる商店街はなかなか立派なものなのですが、
ご多分に漏れず近年はやたらとシャッターが目立つ様になりました。
しかし、まだまだ頑張っているお店もあります。
通りには呉服屋さんなどの古い店舗もありますが、
全体には「三丁目の夕日」的な高度成長期のノリが漂います。
こういう場所ではやはり電柱でしょう!・・・というのが私の意見。
ごちゃっとした中に暮らしの匂いや気持ちが通い合う人間関係が
共存しているように感じられるのです。
しかもこの町、コロッケで売り出しています。
コロッケの匂いが漂う商店街には、
電柱とそこから張り出す無数の電線に仕切られた夕焼け空と
お豆腐屋さんのラッパに、買い物かごをぶら下げた奥さんですよね。
そうそう、買い物かごというマイバッグの文化が、日本にはありました。
(あ〜・・・話がそれた:笑)

じつは近頃景観保全がらみのワークショップなどをやると
どんなところでも大抵電柱を嫌い、地中化の話題が出て来ます。
でも、個人的には電柱が作り出す雰囲気や街並の顔つきが
効果的な場面もあるように思うのです。
あくまで個人的な見解かも知れませんが、
住宅街の中にある電柱に、緑のプレートに白で「文」とある
スクールゾーンの巻き表示を見ると、落ち着いた街並の印象を受けます。
あと、農村風景の中にコンクリートの立派な電柱が並んでいるのは
興ざめですが、これがタール塗りの木製電柱に傘型照明だったりしたら
地中化するよりずっと素敵かも・・・なんて思っちゃいます。
こういうのって、人それぞれの世代感覚って大きいのかも。
平成生まれの人たちだったらどんな感覚を持つのでしょうね。

Kura_tsuchiura

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灯台下暗し?

最高気温33.5℃!曇ってるのにですよー!!
西の台風8号が南の空気を引っ張り込んでいるみたいです。
でも関東は降らない・・・霧雨みたいなのがほんのちょっと舞いましたが。

写真はバラの小枝に巣を掛けたコアシナガバチです。
今年は7月に入ってから庭に来るスズメバチ類の数が
どういう訳か激減したため、庭で営巣しているアシナガバチの仲間が健在。
今確認できているだけで、コアシナガバチの巣が2つ。
フタモンアシナガバチの巣が1つ。

よく人に「ハチの巣があってコワくないの?」と訊かれますが、
それは全く無いですね。彼等は先ず自分たちから人を襲うことはありません。
こちらが「そこに巣があること」を公式に認めてあげればいいだけです。
ハチとのトラブルは大体こちらのうっかりか、
たまにある出会い頭の衝突的な事故。
向こうだけが一方的に問題を起こすことはまずありません。
つまり、保険的に言うと概ね過失割合はこちらの方が高いのです。
もちろん、前提として対等な関係を認めてあげているからですが・・・
(あ、でも時々干した布団や洗濯物についているのは向こうが悪いな:笑)

ちょうどこの時期は女王が一人で産み育てた働き蜂の第一陣が成虫になり、
まさに働き手となってファミリーの勢いを盛り上げています。
働き蜂の通常業務は主に2つ。
樹皮などを齧り取って唾液と混ぜ、それでしっかりと巣を増築することと、
増築部分に女王が産んだ新しい卵を守り、孵った幼虫の世話をすることです。

写真の巣の場合、左端の枝からぶら下がった支持部分から作り始められ、
右側に向かって増築されています。
中央部分の下の方に白いキャップがされているのが、
大きく育った幼虫が既に蛹になっておさまっている部屋です。
右端の方はまだ部屋の基礎部分しか出来ていないようです。

右の2匹の蜂の口元にご注目。お団子くわえてますね。
これ、芋虫を捕まえてミンチにした幼虫のためのフードです。
幼虫はこれが主食なため、働き蜂は必至で芋虫を探しまわります。
観察していると、30分間に5個のお団子を調達していました。
見つけた芋虫が大きい場合、数回に分けて持って来ることもあるようです。

ところで、本日のタイトルの意味に
お気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
写真をよ〜く見て下さい。
じつは、巣がぶら下がっているバラの枝には、
とても上手に枝を演じている大きなシャクトリムシがいます。
アシナガバチにしてみたらすっごい御馳走なはずなんですが・・・
なんと大胆な!でも世の中って、
案外こういうこと、よくあるんですよねー。

Koashinagabachi_su

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盆花 -ミソハギ-

暑さが戻って来たようです。
今日は31.5℃まで行きました。
曇りがちなのにじっとしていても汗ばんできます。

セミが実に多くなりました。
主役がニイニイゼミからアブラゼミに交代しようというところでしょうか。
朝夕のヒグラシもピークのようですし、日中はミンミンゼミも聞かれます。
今年初めて、ツクツクボウシも聞きました。
これが鳴き始めると海水浴場の並みも少し高めになり、
油断している子供はそろそろ計画ぐらいは立てておかないと
宿題に追われるハメになります(笑:さんざん経験済み)

お盆も帰省ラッシュももう少しですね。
現代では正月はおろかクリスマスにも負けそうな「お盆」ですが、
日本人にとってはとても大切な期間です。
日本って地域文化の多様性がすごいじゃないですか。
迎え盆、送り盆、新盆、各種のお祭りや禊行事など、
お盆にはそれがよく表れていますよね。

動植物にもお盆にちなんだものがあります。
写真の花の名前はミソハギといいますが、
これはもともと「みそぎはぎ(禊萩)」が変化したもので、
お盆に用いられる花としてはポピュラーなものです。
単にこの花をお供えするというだけでなく、ミソハギの花束で
お盆の供物などに清めの水をかけることからこう呼ばれているそうです。
ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)等の俗称も分かりやすいですね。

また、腹薬、下痢止めなどの効用があるため薬草としても用いられますが
このときの名前は千屈菜(せんくつさい)。
薬といわず食用にもなるようですね。
俳句の世界ではこの、千屈菜の綴りを以てみそはぎと読ませているとか・・・
随分人間との関わりが深い野草だとあらためて感じます。

ミソハギは身近な水辺に生える湿生植物。
我が家の株は去年の冬に土浦ビオパークで刈り取られてしまったものを
一本貰ってきて春まで温室で挿し芽にして成長させた苗です。
水路に定植したら、ぐぐっと伸びて元気よく開花しました。
以前はこの花のショッキングピンクが苦手だったのですが、
水辺が賑やかになったので気に入っています。

Misohagi

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とうとう来ました!

7月も半ばを過ぎたあたりから、夜、庭に面した掃き出し窓の網戸には
明るい色調の面白い模様を翅に描いた小さな蛾が止まります。
マダラミズメイガ。池の水面を広く覆うジュンサイが食草なため、
この小さな蛾は庭のレギュラーメンバーになっています。

そして今年、ジュンサイ専食の昆虫がもう1種増えました。
写真のやはり小さな甲虫、その名もズバリジュンサイハムシです。
ジュンサイハムシは昨年のブログにも登場していますが、
その時は調査の仕事に出掛けたつくば市内のため池で、
ヒシについている様子を紹介しました。
調べてみたら偶然にもちょうど一年前、昨年の8月4日の記事でした。

その時はいくら豊富にジュンサイがあるとはいえ、
我が家にこの虫が現れることはないだろうと思っていました。
わずか5〜6ミリのジュンサイハムシが移動できそうな近隣のの範囲内には
ヒシもジュンサイもなかったからです。

しかし、彼等はやって来ました。しかも大挙して押し寄せました(汗)
私が知らないだけで、割合近くにヒシやジュンサイがあるのでしょうか?
それともこの虫、案外移動能力が高いのでしょうか?
はたまたヒシ、ジュンサイ以外にも我が家の近所にある植物で
食草になり得るものがあったのでしょうか?

真相は知る由もありませんが、
こうなったらもう居着かれること必至でしょう。
今やジュンサイの楕円形の葉はミミズが這った様な食べ痕だらけ。
見ればあちらこちらでジュンサイハムシのペアが水上デート中です。

まあ、こちらの取り分は彼等やマダラミズメイガが食する
浮かんで広がった葉ではなく、丸まって寒天状のぬるが付いた
新芽ですので、こちらとしての損害はないのですけど・・・
しかし、出す芽と浮かぶ葉の両方を食べられてしまうジュンサイは
いい加減にしてくれ!といったところかも知れませんね(笑)

Junsaihamushiike

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虹色さん

ここ4日ほどは朝方涼しいです。
で、午前中は曇りで、午後から晴れ間が多くやって来ます。
最高気温は尻上がりに高くなっていて、今日は28℃でした。

写真は今年初めて飼育にチャレンジしたニジイロクワガタの羽化成虫。
もちろん外国のクワガタで、オーストラリアとニューギニアの一部に
生息している種類です。
今のところ羽化した個体はすべてメスで、オスは蛹にもなっていません。
写真の個体が羽化第一号。
6月26日に羽化しましたが、羽化後ひと月近くは動かないので、
先週になってようやく活動を開始しました。

私の周囲ではこの虫を飼育した経験のある人が少なからずいて、
その美しさに感動したという声はいくつも聞いていたのですが、
なるほど!これは確かにきれいな甲虫ですね!!
クワガタとして見た時、形がどうかと言われれば
確かに「う〜む」という部分はありますが、その色と光沢は素晴らしいです。
名の通りの「虹色」な金属光沢もすごいですが、
頭部と上翅の点刻が光を集めて反射するので、スパンコールのよう。
まるで星を散りばめた様に輝いているので一層派手に見えます。
前胸縁部のギザギザも他のクワガタでは見られない特徴でしょうか。
目もくりっと大きくて可愛らしいです。

手に持ってみると、以外に足の力が強いことと、
先端の爪がしっかりしていることに気付きます。
クワガタというより、小さめのカブトムシに近い感覚です。
そういえば前脚なんか、ちょいカブトムシチックですね。
このクワガタはオスも頭部が小さいのですが、
大アゴはクワガタらしく長く突き出します。
そのスタイルは独特のかっこ良さがある、と知り合いが熱く語っていたので、
オスが羽化する日が今から楽しみです。

ところで、この美しい虹の色合いを見るのは、初めてではありません。
じつは日本の甲虫にもニジゴミムシダマシ、ナガニジゴミムシダマシや
オオサルハムシ、アカガネサルハムシという種類がいて、
ニジイロクワガタと共通する色合いの金属光沢を持っています。
甲虫の表現型には、科を超えたこういう共通性が見られ、
以前から興味がありました。
他にも、黒地の体にオレンジの4つの斑紋がある甲虫は、
樹液でよく見るヨツボシケシキスイをはじめ、
シデムシ科やオオキノコムシ科など、
やはり分類の枠を超えてみられる表現型です。
進化・分化の過程を経てもなお強く残ったこれらの形質には
一体どんな秘密があるのか・・・いつかこの目で確かめてみたいものです。

Nijiiro_mesu

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チックリボート虫

幼稚園の年長の頃だったと思います。
園で見た絵本に、水生昆虫がたくさん載っているのがあって、
それまで水の中は魚の世界だと思っていた私はとても衝撃を受けました。
仲良しの友達と一緒に、そのページに載っている水生昆虫の名前を
必死になって覚えました。
いつか出会った時に「あ、●●だ!」と言える様に・・・

それから程なくして最初に出会ったのが写真の水生昆虫、マツモムシです。
似た様なのが多い水生カメムシですが、その姿は子供の目から見ても
異彩を放っていたので、名前はすぐに分かりました。
「あ、マツモムシだ!」(おぉ言えたぞ。必死で憶えた甲斐があった!:笑)

そりゃあ、分かりますって。数ある水生昆虫の中でも
背泳ぎが専門というのはマツモムシの仲間だけですから。
細長い体から二本のオールを出したボートのようなスタイルは独特です。

マツモムシはいつもボール遊びをやる空き地の水たまりにいました。
しかも朝方降った雨でにわかに出来た水たまりです。

マツモムシはよく飛行します。
ですから、にわかづくりの水たまりでもすぐにやって来ることができます。
むしろ、そういう普段水たまりの無い場所だと、
うっかり水にはまるエサの昆虫が多いかも知れません。

私は、見つけたマツモムシをとっさに採集せねばと考えました。
昆虫少年の中枢本能です(笑)
焦る気持ちで近くに入れ物になるようなモノが落ちていないか探しましたが
都合良く見つかりません。こういう場合、必ず手が入れ物になります。
首尾よく掴んで駆け出した瞬間、チクッと軽い、でも鋭い痛みが
マツモムシを握った手に走りました。
そう、この虫、非常時に刺すのです。
思わず手を広げた瞬間、マツモムシは手からこぼれ、
地面に着く前に翅を広げて飛び去って行きました。

わずかな時間のうちに昆虫少年は
●マツモムシは水たまりにもやって来る
●手で掴むとチクッと刺す
●ほんとうによく飛ぶ
ということを学習しました。そして数時間後、
●刺されると痛いけど大したことないや
ということもわかりました。
昆虫少年の経験値がぐぐっと上がった瞬間です。

Matsumomushi

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ダイニングからの池

今朝もちょい寒で、寝ていて足先が冷えちゃいました(笑)
最低気温は18.5℃でした。曇りのち晴れのお天気でしたが、
午後からキレイに晴れても27.5℃止まり。充分我慢できる暑さでした。

写真は、一階のダイニングから見たさくら上池の様子です。
いつも池全体をアップするときは二階から広角レンズで見下ろした絵なので
だいぶ違った雰囲気に見えるのではないでしょうか。
これが食卓から見る池と樹木の風景です。
どうです、けっこう圧迫感あるでしょ(笑)
春と秋はまあまあいい感じなんですけどね。

もうちょっと樹木が成長すると、
今より1メートルくらい上まで下枝を落として林下の空間が出来るので、
少しは涼やかな雰囲気に変わるかも知れませんが、
そうなると幹も太くなるので、もう間伐の頃合いになってしまいます。
間伐した木の幹を原木に使って、キノコを栽培する予定なんですよー。
これが今から楽しみで・・・

窓のすぐ外にあるテーブルと椅子は、外の休憩と食事用。
夏以外は天気が良いとここで食事をするのですが、
夏はダメですねー。蚊取り線香三つぐらい焚かないと(笑)

朝早く、このテーブルの向こう端にカワセミがとまります。
何度かダイビングをして上手にモツゴを捕まえるのですが、
その間1〜2度、テーブルの上に糞をします。
魚食性の鳥特有の白くてバシャーッと広がる感じのヤツですが、
これをすぐに洗い流さなければならないのが少々おっくう。
でもこれが乾くと落ちにくいんですよね〜(泣)
ちなみにテーブルにとまるのは朝早くの訪問の時に限られていて、
昼間人間が動いている時間帯は
右奥に見える株立ちのハンノキの枝を定位置にしているようです。

この時期外を見ていて飽きないのは、
池の上でひっきりなしに追いかけっこをするトンボたちと、
ブッドレアを訪れるチョウたちです。
これで手前の方にきれいなお花がてんこ盛りだったりすると
ガーデニング的にはいいのでしょうが、生憎そちらの方はとんと苦手。
人が見たらただのぼうぼうな風景なんだろうなと思いつつ、
沢山の生き物たちと暮らすのが楽しくてたまらないので
やっぱり今後もこのままなのだと思います。

あ、でもせめてもうちょっと片付けてから撮影するんだった(笑)

Ike_from_dayning

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