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オトコエシは男郎花か?

夏から秋に移り行くこの時期に咲く花、というのも案外多いのですが
自然観察ガイドブックやパンフレットなどを編集する際には、
こういう種類を夏に組み込むか秋に組み込むか、いつも悩んでしまいます。

暦や自然界の動きで見ると、この時期はもう秋と言える状況ですが、
人間の生活感からすると多くの学校でまだ夏休みだし、
暑いからビールも冷やし中華もかき氷も美味しいし、
やっぱりまだ夏なんですよね。

写真のオトコエシもそんな花のひとつです。
もう15日ほど前から咲き始めていて、数日前からはよく似て花が黄色の
オミナエシ(一般にはこちらの方が有名ですね)も咲き始めました。

オミナエシは草はらから林縁にかけてよく咲きますが、
オトコエシのほうは草はらの様な開けた場所はあまり好みではないらしく、
逆にオミナエシが咲かないやや暗い林内でも普通に見られます。
どちらも小さな訪花性昆虫がよく集まったり、
花序にアブラムシがつくためテントウムシを見かけたりする花です。

オトコエシとオミナエシは花色以外はよく似た植物ですが、
これを一緒に切り花にして生けると、意外なほど相性が悪いです。
全然噛み合ないというかちぐはぐというか・・・組み合わせとしては
とても難しいように思います。
それぞれを個別にススキやハギやガマと組み合わせると
とてもいい感じなんですけどねー。
まるで夫婦みたいにシリーズ命名された植物なのでちょっぴり残念です。

よく図鑑やガイドに、(オトコエシは)オミナエシに比べ
草姿がしっかりと男性的なのでこの名がある・・・と書いてあるのですが
個人的にはあまりそんな印象は持っていません。
確かに茎は太いのですが、花は白くておとなしい雰囲気だし
茎葉の色もオミナエシより少し薄くてみずみずしいし、
名前としては逆の方がいいかも・・・と思う位です。

あ、ただうちで見る限り繁殖力はオトコエシの方が数段上です。
よくランナーを出して栄養繁殖するし、
実生発芽率や開花株に育つ割合も、オトコエシの方が高いみたい。
けっこう骨太で逞しいんですよね・・・
うーん、やっぱり逆の方がいいみたいですね〜(笑)

Otokoeshi090819

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