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旅立ち間近? -アサギマダラ-

今日は筑波山で観察登山の催しでした。
今年は残暑がきつくないので、登山には助かるお天気が続いています。
でも、やはり筑波山でも少雨傾向が甚だしく、登山道は土埃が舞い上がり、
何年も枯れずに耐えていた大株のシノブシダが枯れていました。
ブナ林の中も乾きが激しく、
動植物にとっては辛い日々が続いているようです。

筑波山にはマダラチョウ科(タテハチョウ科)の旅蝶、
アサギマダラが見られます。
女体山、男体山の間にある御幸が原周辺では、夏場ともなると
上昇気流に乗って集まって来たアサギマダラが、花を訪れ吸蜜したり
ふわりふわりと戯れる様に舞い飛ぶ姿が間近に観察できます。
早い年だと9月の今頃には山を下りてそれぞれに移動を始めるのですが、
山腹、山頂付近ともに今年はまだ多くの個体が見られました。

大きく美しいこのチョウは一般の観光客の方の目にもとまるようで、
道ばたの花にとまる姿を多くの方が立ち止まってカメラに納めていました。
このチョウ、人を恐れないという訳ではないのでしょうが、
割と無頓着に人の脇や頭上を飛び回ります。
勝手な見方をすると愛想を振りまいているような感じもします。
だからでしょうか、このチョウ、登山道のあちこちで人気者です。

本格的な秋の到来とともに筑波山から姿を消すアサギマダラ。
一体どこへ消えてしまうのか、それはまだ謎に包まれたままです。
我がさくら上池では、しばしばアサギマダラが現れますが、
それは初夏と10月に限られます。
初夏に現れたものはたいていすぐにいなくなってしまいますが、
筑波山の方に移動するのかなー・・・と想像しています。
どこからやってきたのかは全くわかりません。

10月に現れる際は、2〜3日とどまるようです。
満開のフジバカマで盛んに吸蜜しています。
これは山の方・・・筑波山の方から降りて来たのでしょうか?
どこへ向かうのかはやはりわかりません。
でも、年が明けた1〜2月に房総半島でアサギマダラを見たという話を
聞いた事があります。もしかしたらそちらに向かうのかも・・・
今度庭に現れたら、記録のマーキングをしてみようと思っています。
謎めいたこの旅蝶にはとてもロマンを掻き立てられます。

Asagimadara090926

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コメント

こっちにも失礼します。
以前、「アサギマダラに魅せられて」という番組で見たのですが、日本から台湾まで飛ぶのがいるそうですね。それを追いかけた人のドキュメントでした。白いタオルをぐるぐる回していました。
メキシコからカナダまで何㌔も飛ぶチョウもいるとか。チョウってすごいですね。
今日、ツマグロヒョウモンの標本が完成しました。
10月3日に雪入山で観察会があるのでそこへ持って行って水戸のテラロッサの岩嵜先生へ渡すことになっています。

投稿: かぶと小僧 | 2009年9月27日 (日) 22時24分

アサギマダラは謎めいた魅力で満ちあふれていますね。
美しいから余計にミステリアスな魅力です。
台湾もそうですが、ついに日本から中国大陸まで飛んだ個体も
記録されたようです。すごい!

メキシコからカナダまで飛ぶチョウ、というもの同じ
マダラチョウ科のオオカバマダラですよね。
あのスリムな体のどこに底知れない力を蓄えているのでしょうか。

標本作製お疲れさまでした。
大切な生息記録の資料になると思います。

投稿: ぐりお | 2009年9月28日 (月) 01時00分

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