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天狗透羽

昼過ぎに少し曇りましたが、
空気が乾いて、ほーんとに秋らしい晴天でした。
最低湿度は各地で20%台だったようですね。

緑の中でちょこんと一休みの写真の昆虫、テングスケバといいます。
漢字で表すとタイトルの通り。分かりやすいネーミングです。
テングスケバ科の昆虫ですが、先日登場したツマグロオオヨコバイ同様
広い意味でセミの仲間です。
テングスケバ科は日本に5種類いるそうですが、
私はまだそのうちの2種類しか見た事がありません。
この仲間は複眼にアブの様な
シマシマの干渉曲線状の模様が見られます。

本種は庭のあちこちで見かける身近な昆虫ですが、
体色には個体変異があります。
写真の個体では胸部背面に明るいエメラルドグリーンのスジがありますが、
個体によってはこれがもっと青味が強く、スジでない地色の部分も
写真の個体ではやや緑がかったオレンジですが、
もっとハッキリしたオレンジやピンクがかったものもいます。
だからスジが濃いエメラルドグリーンで、地色がサーモンピンクといった
極端なコントラストの個体もたまにいて、
まるで熱帯の昆虫のように鮮やかな姿です。

資料によるとイネ科の植物に好んで付くそうですが、
庭で見る限りはあまりイネ科植物でみかけるといった印象がありません。
もしかしたら一見特異な形が、イネ科の植物では擬態効果となって
私が見つけられていないのかもしれませんね。

天狗に例えられたトンガリの部分は、
いかにも鼻先といった風に見えますが、どちらかというとおでこです。
よく見ると目の下のポッチリしたところから
毛の様に細い触角が出ているのがわかります。

この虫を見ると、
いつもクダゴンベという南の海にいる小さな魚を思い出します。
先端のトンガリと、色は違うけれど模様の感じが
なんだか似ているのです。
そうそう、このちょっとトボケた雰囲気も似ているなあ・・・(笑)

Tengusukeba

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庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

みさと大輔改めかぶと小僧です。
先生、いつもありがとうございます。


オオキトンボと一緒にミヤマアカネも探してみます。
うちにもアカネはいますがトンボではなく柳生十兵衛の妹から名前をつけたそうです。
だから強いんです。
昆虫の漢字表記、面白いですよね。
天牛でカミキリムシですからねどうやったって読めませんよね今年妹は昆虫標本を全部漢字表記で提出しました。
姫毛深短裁象虫

ヒメケブカチョッキリ
四星出尾虫

ヨツボシケシキスイ (笑)

投稿: かぶと小僧 | 2009年9月11日 (金) 21時54分

 先日デム観察に出かけてスケバハゴロモを見つけました。
綺麗な翅の模様を見ながら、一緒にちょっと休憩。
虫って、植物同様物凄い種類があるので覚えられませんが、
こういう特徴のある虫から少しずつその仲間や生息環境がわかってきて
「ふ~ん」「へ~・・・」。
テングスケバって、色はギザミ(キュウセン)に似てますね。

そうそう、我が家の庭の南天にぶら下がってナミアゲハが交尾してました。
突然のデバガメ、いや、デジカメの出現に驚いて、
引っ付いたまま少し離れた木犀に飛んでいきました。
気の毒な事しちゃったな~。

投稿: くわでん | 2009年9月11日 (金) 22時03分

>改名かぶと小僧様
こんばんは!
漢字にすると意味が分かりやすいですよね。
私たち、やっぱり日本人ですねー!
でも漢字にすると、一段と虫っぽくない名前もありますよ。
それは「源五郎」(笑)
特に「小縞源五郎」なんて、武士の名前みたいじゃないですか?

ミサトアカネは強いんですね(笑)
でも稀少種だと思います。大切にしなくちゃね。
柳生十兵衛の妹は「茜」さんだったんですねえ。勉強になりました(笑)

漢字種名表記の昆虫標本とはシブいですね。
先生読めないんじゃないかなあ・・・


>くわでんさん
むかーし某昆虫同好会の会誌にスケベハゴロモと出ていました(笑)
ありがちですが、何とも不名誉な誤植です。
ハゴロモって、わりと好きな昆虫です。
我が庭にもベッコウハゴロモがよく、スケバとアミガサがたまにいますよ。
あ、科は違うけどアオバハゴロモもいっぱいいます。

成る程、キュウセンかあ〜。確かにベラの仲間には
この手の色合いが多いですね。南方のブダイなんかにもいそうですね。

ナミアゲハ、こちらでもようやく数が出て来て安心しています。
このところ毎日ナガサキアゲハが庭に訪れ豪快に飛び回っています。
蝶は今から半月ぐらいの間が秋のピーク。楽しめそうですね。

投稿: ぐりお | 2009年9月11日 (金) 23時44分

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