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バナナ虫

穏やかに、そしてカラリと晴れました。
それでも最高気温は27℃止まりでした。
「爽やか」と表現してもいい季節になって来たでしょうか。
庭ではオミナエシ、オトコエシがそろそろ実を結ぼうかという体勢ですが
ハギはまだまだたくさんの花を付けています。
ノダケの茎の一部がだいぶ膨らんで、花芽が育ってきました。

写真はそんなノダケにくっ付いたツマグロオオヨコバイです。
小さな虫ですが、近寄るとサッと隠れたりパッと飛んだりする
アクティブなたちなので、おのずと目立ってしまいます。
基本的に保護色ですからじっとしていればそれほど目立たないはずですが、
つい動いてしまう性分なのですね(笑)

この虫、子供たちの間で「バナナ虫」と呼ばれているようです。
全国的にそうなのかは分かりませんが、
少なくとも私は茨城県数カ所と東京で耳にしました。
「バナナ虫」の由来を喋っていた子供たちに聞いてみたのですが、
ハッキリとした答えは返って来ませんでした。
見て察する通り、「色と形から・・・」ということの様ですが、
ハッキリ答えられないあたりに
子供たちの中でこの呼び方が何となく伝播した様子が伺えました。
こういう伝播ってすごく早いんですよね。

ツマグロオオヨコバイは大雑把に言うとセミに近い昆虫ですが、
バッタの一種だと思っている子供も少なくないようです。
言われてみれば黄緑色だし、ぴょんぴょん跳ねるし、
そんな風に思えないことも無い・・・
今回撮影してあらためて見てみると、なるほど、前脚中脚にくらべ、
後脚の脛節(けいせつ)が発達していて極端に長いですね。
先端向きにとげとげが並んでいるところもバッタみたい。
どうやらこれで跳ねるようです。
距離を稼ぎたい時、跳躍に翅を広げての飛行を組み合わせるあたりも
バッタと同じですね。

針状の口吻は案外短めで、先端が前脚の付け根あたりから
ちょこんと覗いています。
吸汁するそばからせっせと排泄するところはセミみたいで、
写真でもアングルを決めている間にお尻からぴゅっと出た水滴が
水玉になって茎に付いているのが見えるでしょう。

面白いなあと思うのが、頭部と胸部に点在する黒い水玉模様。
やはり目の位置をごまかす一種のカムフラージュなんですかね。
目の位置を特定させないような擬態はいろいろな昆虫に見られます。
田舎でも都会でもちょっとしたブッシュがあれば見られるこの虫、
あらためて見るとなかなか面白いキャラクターです。

Bananamushi

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コメント

どもっす。
あまりじっくりと見たことがないのですが、
この仲間はうちの雑草畑にも茶色いのや薄緑のとかいっぱいいますよん。
植物の茎の所にくっついてるアワフキムシってのが
この仲間の幼虫なんですよね・・・・・?違いましたっけ。

バナナ虫ってのは初めて聞きました。
面白い俗名ですね~。

投稿: こー | 2009年9月 5日 (土) 23時59分

こーさんども!

>雑草畑にも茶色いのや薄緑のとかいっぱいいますよん。
そりゃ多分近い仲間(だけど科は違う)のヨコバイやウンカですね。
見た目的にはよく似ています。
ツマグロオオヨコバイはその仲間よりもずっと大きい虫です。

>アワフキムシってのがこの仲間の幼虫なんですよね・・・・・?
>違いましたっけ。
アワフキムシも近いけど別の昆虫です。こーさんが言ってる幼虫は
確かにアワフキムシの幼虫ですが、成虫になってもやっぱり
アワフキムシはアワフキムシです。泡はもう吹かないですけど・・・
ウンカもヨコバイもツマグロオオヨコバイもアワフキムシも
み〜んな広い意味ではセミの仲間、だからセミに似た姿をしています。
ちなみに、最近は観察や研究が進み、アワフキムシの成虫はセミの様に
オスが鳴くことが知られています!
(あまりにちっさいので人には聞こえないらしい・・・爆!)
でも、ビックリですよね!!

投稿: ぐりお | 2009年9月 6日 (日) 19時11分

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