« 秋を飾る | トップページ | ハワイアンズ »

ノダケの花

台風14号は小笠原の脇を通っているようで、
当地は午後からこの台風に吹き込む北寄りの風が徐々にざわつきました。
風はとても冷たくて、夕方には半袖だと我慢できないほど肌寒かったです。
お天気の方も予報ほどの晴れ間はなく、
お昼前後に時折薄雲越しの日射しがあった程度です。
でも、子供の小学校の運動会でしたから、暑くなるよりは助かりました。

写真はノダケの花です。
ノダケは秋咲きのセリ科植物ですが、色がちょっと変わっています。
ややチョコレートがかった紫なんです。
セリ科の花といえば白か黄色が圧倒的に多く、このような色はごく少数派。
園芸栽培されるレースフラワーやエリンギウムなどに
薄いピンクや青がありますが、日本の野生種ではまれなので、
里山にこの花を見かけたらまずノダケと見て間違いありません。

食用・薬用とされるアシタバやトウキと同じ
シシウド属(=Angerlicaアンジェリカ属)ですが、
ノダケを食用や薬用に使うという話は聞いた事がありません。
庭のあちこちに自生しているので、
これが有用植物だとじつに有り難いのですけれど・・・

ノダケはあまり明るい開けた場所を好みません。
もっぱら雑木林の下草として生える事が多いのですが、
最近は雑木林もアズマネザサに覆い尽くされているところが多いためか
以前に比べると見かける事は少なくなりました。

ノダケのチョコレート色の花は、蜜はあるようなのですが
日陰に咲くためかあまりチョウが訪れません。
花のお客さんは圧倒的にハエ、アブが多く、時々ハラナガツチバチや
ヒメジャノメがやって来ます。
ジャノメチョウの仲間はあまり花を訪れないのですが、
ノダケでなら何度か見た事があります。

ノダケの花を訪れるハエやアブの仲間を良く見ると、
体の表面や脚にある粗い毛に、花粉をまばらにくっ付けています。
彼等はそんな状態で花の上をごしょごしょと落ち着き無く動き回るので、
なるほどこれは受粉の助けになりそうです。
かえって立派な花弁がある筒状の花よりも、
彼等に受粉してもらうのにはこのような質素なデザインの花が
都合がいいのかもしれませんね。

Nodakeup

|

« 秋を飾る | トップページ | ハワイアンズ »

庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/31443173

この記事へのトラックバック一覧です: ノダケの花:

« 秋を飾る | トップページ | ハワイアンズ »