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ああラベル違い・・・

今日はちょっとばかり暑かったですが、最高気温は26.5℃。
残暑ってこんなもんですよね。
セミもアブラ、ツクツク、ミンミンはまだまだ元気ですが
さすがにニイニイは殆どいなくなったし、ヒグラシも減りました。

今日は栽培して6年、やっと咲いたフラグミペディウム・ヒルツィーを
アップするはずでした。写真の花がそれなんですが・・・・・
これは違う!絶対に違う!!これはフラグミはフラグミでも
エクアドレンセかカリシナムではないでしょうか。

ヒルツィーはこういう花ではありません。
もっとポーチが縦長で斑紋も細かく、いい個体だとリップ全体に
オレンジがかった褐色がのります。
ペタルのフリルももっとずっと細かく不規則で、
ボイセリアナムやレティキュラータムに近いタイプです。

これはやられました。完全にラベル違いです。
ランではよくあることですが、花が咲くまでに随分かかったので
その分ショックも大きいというもの。

動植物の研究をされている方ならみなそうですが、
標本には必ずしっかりとしたラベルが付きますね。
採集年月日、採集地名、採集者名・・・案外どうでもいいのが種名。
これももちろん付けるべきですが、先の3点には準ずる扱いの情報です。
標本はその動植物が「いた」という証明ですから、
いつ、どこに、そしてそれを誰が採集したのか、は絶対に必要な情報。
これがない標本は、傷があったり一部が欠けているなんてことよりも
学術的にはずっと致命的、ハッキリ言って「無価値」なのです。

一方飼育栽培の観点でのラベルは、標本では二の次扱いだった
「種名」が正確でハッキリしていることが必至です。
もちろん、産地や野生採取なのか栽培分け株なのか、実生なのか
成長点などの組織培養なのか・・・なども大切な情報ではありますが。
ですから今回のように種名に誤りがあった個体は、
「ラベル落ち」同様の非常に価値の低い株になってしまいます。
仕方がありません、「あんた誰?」って話ですから。

それでも同定が可能な種類であれば、正しい判断ができる場合には
ちゃんとかいたラベルをつけてあげればいいのですが、
実際には見た目では区別できないハイブリッドもありますから
いざやろうとすると難しいものです。
今回のフラグミペディウムでは、酷似した原種が複数あるので、
あまり詳しくない私にはお手上げです。
とはいえ捨ててしまう様な可哀想なこともできません。
あ〜あ、温室の棚に微妙な立場の一株が出来ちゃいました・・・

Phragsp

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コメント

お気持ち重々お察し致します(笑;)
お互い開花を待つアレにはそんな事がありませんように(笑)
今回のニューオーキッド購入しましたか?
私は先日書店に行ったら売れてしまった後で(置くのが少なすぎ!)、注文しました…。

投稿: 太郎 | 2009年9月 9日 (水) 09時20分

あ、太郎さんお久しぶりです。
お盆はお疲れさまでした。一息つけたでしょうか?
でも、彼岸もお忙しいのでしょうねえ。

ヒルツィーは『大変ガッカリ』でした。
面白そうな花でしたから、是非生で見てみたかったのに・・・
Kがそうだったら、もうフラグミやめちゃうかも(笑)
ちなみにシップはあと数年でやめざるを得ないかもしれません。
当地での栽培は温暖化の影響で明らかに限界点を超えつつあります。
ああー北海道が羨ましい・・・

ニューオーキッドですか。いや、不勉強なもので・・・(笑;)
チェックしてみましょう。

投稿: ぐりお | 2009年9月 9日 (水) 11時53分

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