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2009年10月

温室の衣替え

Onshitsugaikan

10月最後の土曜日は、お天気は何とかもったものの
ハッキリしない晴れでした。最高気温は19.5℃。
でも、予報で言われていたほど午後から崩れなかったので
例年より半月早く温室の衣替えをしました。
我が家の温室は2.5坪の小さな小さな温室なのですが、
その中では一番大掛かりな、年に2回の作業です。

温室は春から秋までは75%の遮光ネットが掛けてあるのですが、
日が短く、光も弱い冬場はこの遮光ネットをはずし、
かわりにサニーコートという保温ビニールシートを掛けます。
弱くなった分光を積極的に入れ、保温して暖房の効率を高めるためです。

この作業、一人でもできないことはないのですが、ちょっと辛い・・・
そこで家人に手伝ってもらうのですが、大抵やっている途中で
機嫌を損ねられてしまうため、どうも頼みにくく
(私の作業指示がヘタだから・・・らしいです:笑)
毎年おっくうがっているうちに本当に寒くなってしまい
寒風に吹かれての作業にますますブウブウ言われてしまいます。
しかしなんと今年、彼女の方から「寒くなる前にやっちまおう」と
申し出があったではありませんか!
いったいどういう風の吹き回しか皆目分かりませんが、
とにかく気が変わらないうちに即行でやっちまいました(笑)

作業時間は30分あまり。毎年の事ですから、
お互い慣れて来たということでしょうか。随分早くなりました。
春にも逆の作業がありますが、こちらはあまり怒られた記憶がありません。
ビニールよりも遮光ネットの方が、風を通すため作業が楽なんです。
冬が去り、暖かくなってきたという事もプラス要因ですかね(笑)

上の写真の左が作業前(遮光ネット)右が作業後です。
屋根の向こう側に自動天窓が二カ所あるのですが、
ビニールカバーの際はこれを無視して覆ってしまいます。
冬場は天窓の開閉を殺してしまっても、二つある換気扇で充分なのです。

下は作業前と作業後の温室内の明るさを比較したものです。
夕方近くの作業だったため、作業後の方が外が暗くなっているのに
室内は随分明るくなっているでしょう。
それでも西日だけは避けたいので、西側面だけは内側から
50%の遮光ネットを掛けています。

これで施設の保温準備は完了、あとは乱雑な温室内を整理整頓せねば・・・
してからブログにアップすれば良かったかな(笑)

Onshitsunaikan

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レンゲの旅

温かいというより、昼過ぎなどはじんわり汗をかく程の陽気でした。
ちょうどその頃、アブラゼミの声を聞きましたよ。
まだ生き残っていた個体がいたという事ですが、
「これで今年の聞き納めだろうなー」と思い、しみじみ聞き入りました。
折角ここまで生き残って鳴いているのですから、
メスの生き残りもいてくれるとハッピーなんですが・・・

写真は家の外壁にいたオオカマキリ。午後1:00過ぎに撮影しました。
なんちゅうこともない写真ですが、少々エピソードがあります。

最初に見た時、ここにはハラビロカマキリがいました。
午前11:00少し前の事です。
その時ハラビロカマキリは、オンブバッタを食べていました。
オンブバッタはもう殆ど食べられてしまっていて、
かまで掴まれた笹の葉のような翅の先と後脚が残っていたので
やっとそれがオンブバッタだとわかった程度です。
「そういえば今年はまだハラビロの写真を撮っていないな」と思い
カメラをとりに家に入ったのですが、ちょうどその時電話が入り、
それきりカマキリの撮影を忘れてしまいました(笑)

思い出したのはお昼を食べ終わった頃のこと。
「あれ、失敗したなあ。まだいるだろうか・・・」
カメラ片手に現場に赴くと、その同じ場所にオオカマキリがいました。
ハラビロカマキリは既に、先ほど見た時のオンブバッタと同じぐらいまで
オオカマキリに食べられてしまっていて、
脚1本と僅かな胴体がオオカマキリのかまに残っているだけです。

じつはこの外壁の下にはレンゲとコオニタビラコを栽培するトロ舟が
設置されていて、このレンゲには多くのオンブバッタが付いています。
彼等は葉っぱを食べては時々外壁に登って日なたボッコをしています。

最初に食べられていたオンブバッタもこのレンゲを食べたに違いなく、
つまりレンゲの葉は昨日の午後から午前11:00までの間に
オンブバッタの体内に取り込まれ、更にこの数時間のうちに
ハラビロカマキリの体内からオオカマキリの体内に移動した訳です。

距離にしたら1メートルにも満たない移動でしたが、
これは宇宙旅行にも匹敵する栄養フローではないでしょうか?
無常というか、無限というか、形を変えながら物質が無限の循環をする、
万物の真理の縮図を見てしまいました(笑)
何度死んでも形を変えてちゃんと生きている。無駄ではない・・・
浄土真宗の経典に「朝には紅顔ありて、ゆうべには白骨を晒す」
とありますが、まさにその通り。
南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・・・

Renge_no_tabi

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池の露秋2009


Ike2009roshu

あまりすっきりした晴天ではありませんでしたが、
とりあえず昨日よりはほんわりと温かく感じました。
今日はどたばたとせわしなく出入りしていたのですが
いつもの池の定点撮影をしていないことに気付き、
昼前に慌ててシャッターを押したのが上のカットです。

ここまで何となく、「今年は夏がそれほど暑くなくて、秋が早かった。」
という印象だったのですが、昨年の撮影カットをあらためて見直すと
間違いなくそんな感じがします。
参考までに昨年のカットを下に置いてみました。どうでしょうか。

半月ほど前に水草・・・特にトチカガミとジュンサイ、
それに浅棚部のハリイを大幅に除草したので、
池の部分はとてもスッキリして見えますが、
それにしても池畔の樹木の葉色がずいぶん異なっています。
特にガマズミは実が完熟に近くなっているだけでなく、
葉の紅葉が随分進んでいる様子が見て取れます。
写真では写っていませんが、クヌギも枝先から黄色くなり始めていて
落葉の量も増えて来ました。
あまり紅葉ですに散ってしまうというのは、
当地に限らず今年の全国的な傾向みたいですね。

魚の秋も早かったようで、
昨年は今頃でもまだゼニタナゴが産卵していましたが、
今年はもう産卵行動はほぼ終息しています。
昨年はなかなか現れなくておかしいおかしいと言っていた赤とんぼですが
今年も一昨年よりずっと少ないものの、ノシメトンボもアキアカネも
昨年よりは多いようです。
オオアオイトトンボもまだまだ健在。

今年顕著で面白かったのは、今月の初め頃にアカガエルが池に多く現れ、
時々ココココッと鳴いていたのですが、その姿が見えなくなったら
今度はヒキガエルがしばらく何匹も池の中を泳いでいました。
今はどちらも姿を消しましたが、
そういえば彼等は産卵場所の下見にやって来ると聞いた事があります。
下見で決めた場所から越冬場所に移動し、
春先、その経路を逆に辿って産卵しに来るというのです。
今までは気が付かなかったのですが、
そう言われてみれば確かにそんな感じでした。

考えてみれば、一番日が短い時期まではあと僅か、
それが過ぎれば日はまた夕方から延び始め、数ヶ月先にはもう
アカガエルやセツブンソウの動きが始まります。
そんな事を考えて、気持ちは早くも来シーズンに向かい始めました。
・・・まだ霜も降りていないのに、ちょっと早過ぎですかねえ(笑)

Ike2008roshu2


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秋色タテハ

今日は風もおさまって、最高気温こそ昨日に一歩譲ったものの
穏やかに晴れました。あ、ちなみに最高気温は19でした。
でもって最低気温は7℃!今朝は寒かったです。

庭の昆虫たちもこの緩い日射しを楽しんでいましたが、
さすがにこの時期になると、ツマグロヒョウモンは少ないですね。
キチョウ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ・・・
そしてよく目立つのがアカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハなどの
成虫で越冬するタテハチョウの仲間です。

中でも今日特に目立っていたのが写真のキタテハ。
朝に見た時はヤクシソウの下の方の枯れ葉にぶら下がって
「自分も枯れ葉ごっこ」していましたが、(写真左上マド部)
日中気温が上がって来ると
花に来るでもなく時々飛び立ってはくるっと戻り、
日なたボッコを楽しんでいるようでした。

ルリタテハもそうですが、この手の越冬タテハは
翅の裏面の枯れ葉っぷりが見事です。自分で言うのもなんですが、
朝、葉陰でかくれんぼしていたこのチョウをよく見つけられたと思いますよ。
そう言いたくなるくらいの枯れ葉っぷり!
このチョウには夏型と秋型があるのですが、
秋型の方が翅のギザギザが誇張されていて、
枯れ葉度がアップ↑しています(笑)

キタテハというのは、やはり「黄立羽」ということなんでしょうけど、
このチョウを見て「黄色」というイメージはないのですよねー。
赤とも茶色ともつかない独特のオレンジ色は
秋の陽だまりの色、枯れ葉の手前のちょっとだけ紅葉した色、
そして柿の実の色・・・いかにも里の秋を象徴する色に思えます。

我が家の庭で越冬してくれるのでしょうか。
だとしたら、冬の間も日射しが暖かな日は
ひらひらっと舞い飛ぶその姿が見られるかも知れません。

Kitateha0910

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池内部の造形

Ike0409032

今日は台風一過の見事な青空になりましたが、
予報通り西風がやや強く吹きました。
幸い風に寄る被害はありませんでしたが、折角雨で潤ったのに
それもどこかに飛ばされて爽やかになっちゃいました(笑)

さて、ブログは昨日に引き続き池の工事です。
本日アップの写真は2004年9月3日の様子、池の内部の造作工事です。
これまで何度か書いていますが、さくら上池は
掘った大きさよりも実際の開水面が小さくなっています。
一体どの部分が掘ったあとに再度埋め立てられたのか、
上の写真を見るとよく分かります・・・でしょ。2カ所です。

ブルーシートは上から土で押さえつけて安定させますが、
さくら上池の場合、縁の傾斜がやや急勾配の部分が殆どなので
造作の際は土嚢を活用しています。
土嚢だと土を手軽にまとめる事が出来るので、積み重ねたり
もたれかけるように置いたりと、自在に配置できるのです。
もちろん土嚢は永遠の耐久性があるわけではありませんが、
どうにかなる前に植物の根が造形を固めてくれると期待しています。

土嚢で岸に向かう傾斜部分を抑える他、埋め立てる部分の仕切り壁として
使用する部分は、ほぼ垂直に積み上げました。
埋め立てる部分は2カ所。奥のポンプ槽と向かって左側の浅棚部分。
ポンプ槽のエルボパイプは、垂直と水平の各先端部分を除いて埋まります。
この部分は池の周囲の地面と同じレベルまで埋め立てるので、
完全に陸になり、ポンプアップした水が池に戻る流路だけが
浅く細い流れとなって現れる予定です。
左側の浅棚部は、池の底からはかなり立ち上がりますが、
いくら浅くても水面よりは下になります。

写真は浅棚部はほぼ仕上がりの高さまで土が入っていますが、
ポンプ槽の方はまだ途中で、高さにしてあと40センチほど土が入ります。
下の写真にポンプ槽のエルボ部分に当たるコンクリート升が見えていますが、
垂直に立ったパイプの左のシートに注目すると、
岸の高さにはまだまだ達していないのが分かると思います。
そしてブルーシートの上を斜めに走る黒いラインが
ポンプに電気を届けるコードです。途中部分は土嚢で抑えてあるのが
上の写真をよく見るとわかると思います。
ここに更に土がかぶさる訳ですから、
コードは池の中の斜面の土中を走るということになります。

この段階では既に池に底砂を敷いてあります。
砂はホームセンターで安価の川砂が売られていたのですが、


利根川の河口に近いところのものだというのでそれは使わず、
ちょっと高かったのですが、桜川の中流産のものを使いました。
なぜなら砂には大量の微生物が住み着いているので、
出来るだけ当地に近いものを選ぶのが理想的、という訳です。
この段階で池にはもう雨水が溜まり、
たくさんのウスバキトンボやシオカラトンボのヤゴがいる他、
ハイイロゲンゴロウやマツモムシもやって来ていました。
こつ然と現れた水域を目ざとく見つける彼等の逞しさに驚くと同時に、
池の完成への期待もぐぐっと高まりました(笑)

Ike0409033

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排水口と配線

Ike_saibusekou1

未明から雨は強く降り、やがて風も強く吹きつけ、
気が付けば立派な台風模様じゃないですか(汗)
南岸沿いに何となく近づいているだけなんですが、
まるで暴風雨圏に入ってしまったかの様です。

今回の台風20号は、通り過ぎて温帯低気圧に化けた後で
また発達するらしいですね。
明日以降は晴れるものの風が強くなるとか・・・外の鉢植えは要注意です。

という訳で今日は久々にさくら上池工事の続きです。
前回はポンプ槽を設置するところまででしたが、
今日は細部の、簡単ですが重要な施工。
この段階で必要になる細部の加工は
排水パイプにブルーシートを接着する作業と
池の奥に設置するポンプに電源を供給する耐水コードの埋設。

上の写真が排水口とブルーシートの接着部分です。
ブルーシートの穴が新撰組の団旗みたいにギザギザになってるでしょ。
これがミソです。パイプの径は50ミリですが、
ブルーシートにいきなり50ミリの穴をあけたりしてはいけません。
まずパイプよりふたまわりほど小さめに十字の切れ目を入れます。
そして少しずつ上下左右を見極めながら切れ目を大きくし、
周囲のシートのしわを見て偏っていないようなら
パイプの径の95%ほどに切れ目を広げ、
一旦抜いてから放射状に複数の切れ目を入れ(これもパイプの径より小さく)
ちょっと無理をするぐらいの突っ張り加減で差し込みますが、
その前にブルーシートの外、つまりシートと
堤体のコンクリートブロックの間に、接着剤をたっぷり塗っておきます。
接着剤はコーキング用のシリコンが一番無難です。
シートをパイプにしっかり差し込んだら
シートをブロックにしっかりと押し付け、上からパイプとシートの
接している部分もしっかりコーキングで固めます。
シートの外と内のコーキングを一体化させて固めるため、
この作業は短時間で行う必要があります。(10分以内が理想的です)

次は電気コードの配線。耐水企画のコードを、
ケーシングホースに通して配線しますが、通路を横切る地面の埋設部分は
ケーシングの外を更に塩ビパイプで覆って保護します。
後々万一工事などで配線を破損しない様に、絶対に必要な措置です。
さくら上池では池から1.3メートル離れた井戸のポンブ小屋から
電源をとりますが、この間が通路になっているのです。
下の写真のように、塩ビパイプで保護して埋設しました。
これで池の奥に設置するポンプに、
電気を届けるための耐水プラグが設置できます。

明日は、池の中の大まかな造形について紹介します。

Ike_saibusekou2

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黄金の虹色

なーんかうすら寒いですねー。ああ、体調わる・・・
最低気温は11℃、最高気温も、17℃までは達していたのですが
日射しが無いというだけで季節がひと月くらい進んだ感じです。

この天気なので外にも出ませんでしたが、
今日はニジイロクワガタの最初のオスがやっと羽化しました。
小振りな個体ですが、完成体とはまたひと味違う
羽化直後の色彩にビックリでした。

羽化したと分かったのは夕方部屋の照明を付けた時です。
飼育びんの仲で金色に輝く反射で気が付きました。
羽化途中に伸ばした上翅は本当に黄金色!
その上に虹色の光彩が薄くかぶさっています。
最終的には黒っぽいベース色の上に強い虹色の反射がある
おなじみの色合いに仕上がるのですが、
この羽化直後のまばゆい黄金の輝きはすごいですね。
写真では上手く取れなかったのですが、反射しているというより、
自分で光っている様な明るさを感じました。

金色に見えるのは、伸ばしたばかりの翅が
薄黄色いベース色だからなのでしょう。
黄金は、やがて徐々にオレンジ〜赤味が強くなり、
半日が経過した今ではブロンズっぽくなりました。

じつはニジイロクワガタは、蛹もうっすらと虹色を帯びます。
白っぽい象牙色の蛹の表面の各所が、光の当たり具合によって
淡い虹色の光彩を放ち、オパールのように見えるんです。
これもまた、不思議な美しさ・・・

平べったい頭の左右両端から大アゴが突き出したクワガタを見慣れていると
ニジイロクワガタの小さい頭とこぶの様に丸い前胸には
とても違和感を感じていたのですが、
飼育してみてこの様々な虹色を目の当たりにすると
まわりのクワガタファンが「一度は飼育してみるといい・・・」と
言っていた理由がよくわかりました。

それにしても、なぜニジイロクワガタとこの種に比較的近縁な
数種類のキンイロクワガタにだけ、こんな強い金属光沢があるのでしょう。
ホソアカクワガタやチリクワガタの仲間にも多少の金属光沢はありますが
輝きの強さと発色はとうてい及びません。
種分化の道筋に何があったのか、とても興味深く感じます。

Nijiiro_osu_uka_2

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寒い登山でした

今日は子供向けの筑波山自然観察登山の講師でした。
ハナからお天気は望めませんでしたが、出掛ける前から肌寒い朝で
雨だけは降らないでねー・・・と、祈りながら家を出ました。

つつじヶ丘からの登山でしたが、人が多いのにまずびっくり!
例年の紅葉にはまだ早いとはいえ、登山道は大渋滞でした(笑)
これで晴れていたら、一体どんなことになってたんでしょう(汗)

標高750メートル付近から、ぐぐっと体感気温が下がりました。
北寄りの風が筑波山の斜面に当たって、
冷えて雲が発生している中に入ったのです。
これが体に触れると、ものすごく体温を取られるんですよー。
おまけに山登りでかいた汗も急激に冷えるので、寒いことこの上無しです。
子供たちには上にはおる服装をアナウンスしていたのですが、
それでは間に合わないくらいの寒さでした。
気温は10℃前後だと思いますが、肌を撫でる雲と冷えた汗のせいで
体感的には更に2〜3℃低い感じです。

自然の方も、植物の観察はできますが、昆虫などは活動しない温度でした。
日射しも無いので、動くものはほとんど見られず残念。
何だか今年は落葉が早くて、ちゃんと紅葉せずに
少し色が出掛かったところで葉が落ちてしまうようです。

写真は男体山頂に近い立身石(りっしんせき)という、
眺望の良いところからのカットです。
晴れていれば絶景ですが、湿った冷たい空気におおわれ
遠くは白く霞み、近くは暗く沈んでいます。
まあ、雨が降らなかったのが救いです。(途中ポツッと来て焦りましたが)

今日みたいな天候の登山では、なるべく雨具は持って登りましょう。
雨の用心というより、防寒。
上着をはおった上から雨具を着ると、強力なウインドブレーカーになります。
あと、汗を取るにも首周りの防寒にも使えるので、
タオルは2枚持っていくことをお薦めします。
1000メートルに満たない筑波山でも、この時期の登山は
天候次第で侮れないものになると、あらためて感じました。

From_risshinseki


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女王蜂なの?

今日は晴れましたが、空気はずっとひんやりしていました。日中も・・・
段々こんな日が増えて行くのでしょうね。

秋になると色々なハチが巣分かれをします・・・と観察会などで話すと
「ああ、今その女王蜂がうちの庭にたくさん来ています。」
という話をされる方が時々いらっしゃるのですが、
そんな方が目にしているのは、
おそらく写真のようなハチではないかと想像するのです。

このハチはキンケハラナガツチバチといいます。
ハラナガツチバチの仲間は、
秋になると色々な花を訪れる姿がよく目立ちます。
このハチ、全く関心が無い人が見ると「ああ、ハチか」で終わりですが
多少ミツバチの事を知っている人だったりすると、
「あれぇ〜、これ、ミツバチの女王じゃない?」なんてことになるらしく、
しばしば誤解が生じるという訳です。

ハラナガツチバチの仲間は何種類かいて、どれも体型は同じ様な感じです。
写真のこん棒状の短い触角を持っているのはメスで、
オスはひゅーんと長い触角です。
このハチ、集団社会生活を営むミツバチとはおよそ異なる
単独生活で、交尾を済ませたメスは、地中浅いところにいる
コガネムシの幼虫を探り当て、産卵。
生まれた幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育つ寄生生活を送ります。

秋10月、夏の間輝くボディを自慢げに披露していたコガネムシの成虫は
繁殖行動の全てを済ませて姿を消しています。
そしてハラナガツチバチの仲間の成虫が多く現れるこの時期、
夏生まれのコガネムシの幼虫は、既に適度に成長しています。
無尽蔵にいるコガネムシの幼虫が植物の根を食べ尽くしてしまったら
結局は植物が枯れてコガネムシ自身が身を滅ぼしてしまいますが
ハラナガツチバチによる適度な間引き行為が
全てのバランスを上手く保ちます。
いつもながら自然界の持続可能な種の共存とは
上手く出来たものだと思います・・・

Kinkeharanaga

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得意な虫、不得意な虫

Ookama_sanran01

今日は予報より早めに雲が広がり、
午後はずっとどんより。夕方から肌寒く感じました。
最低気温は9.5℃、最高気温はそれでも20℃でした。

さて、今日の写真は息子の撮影画像です。
新型インフルエンザで学級閉鎖3日目の息子の退屈はピークに達し、
外には出られず友達とも遊べずで体も気持ちも持て余し気味でしたが、
お昼前の出来事が救世主の様に彼を立ち直らせました。
飼っているオオカマキリが飼育ケースの中で産卵を始めたのです。

産卵は午前11時前に始まり、午後1時過ぎまでゆっくりと続けられました。
その間息子は宿題もそっちのけで(そうだよ、山の様な宿題があるじゃん。
そもそも退屈なんぞしてる場合ぢゃあないだろっ!)
デジカメ片手に、産卵の実況中継をしていました。
二階の仕事部屋にいた私はその実況を聞こえど聞かず、
といった感じでしたが、
折り悪く彼の部屋の出口に置かれたコピー機の点検に来たSEの方が
ちょうどいい餌食になっていました。
(ほっとけって言ったのに相手になるから悪いのですよ:笑)

我が息子はカマキリが大好きです。バッタも大好きです。
その割に、カブトムシやクワガタには意外なほど反応しません。
じつは私はその逆・・・というか、基本的に虫はみんな好きなんですが、
子供の頃からあまり飼いたいと思わなかった唯一の昆虫ジャンルが
バッタやカマキリのなかま、いわゆる直翅目です。
今でも、これはどちらかというと明るくない部分で
苦手意識があるので観察会なんかで直翅目が多く出そうだと
気持ち的にちょっぴり引いちゃったりして・・・(ここだけの話さっ:笑)

ただ直翅目でも、コオロギやスズムシなど、鳴く虫は好きでしたけどね。
この点も息子は逆で、コオロギ・スズムシ系には
あまり興味が湧かないようで・・・何とも気の合わない親子です(笑)
そんな二人が共に好きな虫がゲンゴロウ。
だからゲンゴロウ採集の時は
しばし二人、いや三人で盛り上がることになります。
じつはゲンゴロウに関しては彼の母親も嫌いではない様なので・・・
夜間採集なども一家で協力体制を組む事が出来ます。(変ですか?:笑)
ちなみに、三人とも苦手なのがゲジゲジ。
あの脚の本数と長さが許せないのダッ!!

●下は産卵を終えてお腹がすっきりしたオオカマキリ。
 息子は産後の疲れを癒すべく、かいがいしく手でひき肉を与えていました。
 信頼関係ができてるんだってさー。へぇ〜、そっ。よかったねっ!

Ookama_sanran02

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デートは秋の夕暮れ

穏やかな秋晴れですが、だいぶ空気が乾いていますね。
この季節、つるべ落としのお日様は午後2時を過ぎようものなら
俄然黄色味をました光線になり、いかにも頼りなげです。

巷では新型インフルエンザが猛威を振るっていますが
皆様のところでは大丈夫ですか?
うちの子供は昨日から一週間の学級閉鎖になってしまいました。
幸い今のところ我が家では誰も感染していませんが、
朝晩冷え込みますから油断は禁物。手洗いうがいを励行せねば・・・

一週間ほど前から、池の周りで緑色のつまようじが
フラフラと飛び回っています(笑)
オオアオイトトンボというのですが、イトトンボ科ではなく、
アオイトトンボ科に分けられています。
普通のイトトンボとの違いは、とまるときに翅をとじないこと。
ばらっと広げてとまります。
イトトンボタイプの種類としては大きい方で、
長さも太さもだいたいつまようじです(笑)

胸部の下半分がソリッドな若草色をしている以外は
メタリックグリーンなのですが、色合いには若干の個体差があって、
写真の個体はやや赤銅色っぽいグリーンでした。
アオイトトンボという近似種もいるのですが、見分け方は微妙で
胸部を横から見た時のメタリックグリーンと若草色の境目が
どこまで後方に伸びているかで見分けるのですが、
2種を並べてみないとちょっと説明が難しいです。
でもアオイトトンボの方は、秋が深り成熟したこの時期になると
胸部に白く粉が吹いてかすれた色合いに見えるので、慣れれば見分けは簡単。
写真の個体は粉が吹いていないので胸部の色と模様がクリアーに見えます。

このトンボ、オスメスがつながって飛ぶところを撮影したいのですが、
どうもそういうシーンは夕方になってからで、
お日様が明るく照っている時間は今ひとつ動きが鈍いんです。
デートは5時頃からかなあ・・・サラリーマンのカップルみたい(笑)

Ooaoito091021

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小町の里は実りの秋

今日はお天気こそ予報で言うほど良くなかったものの
空気はほんわり温かかったですね。
じつは仕事で土浦市の新治地区に出掛けたのですが、
現地を自転車で回るのにはちょうど良い陽気でした。

いわゆる平成の大合併で、筑波山塊の東南端にあたる旧新治村は、
南に隣接する土浦市と合併しました。
ここは現在のつくば市に属する小田や北条、神郡などと繋がりの強い
山懐の長閑な里で、小野小町の伝説が残る地域です。
山麓は暖気が留まり易い地形なため、
冬場も比較的温暖でミカン類の栽培が盛んです。
訪れた今日もそろそろ色付き始めたミカンの実が畑でも庭先でも
たわわに実って出迎えてくれました。
カキの栽培も同様に盛んなので、本当にそこらじゅうに
丸いオレンジ色がちりばめられていました。
見ているとなかなか幸せになる風景です。

ここには小町ふれあい広場というちょっとした観光拠点があって、
産直販売所やそば打ち体験、そしてもちろん地粉打ちのそばを楽しむ
食事処も揃っています。
今までは休日にここで遊んで帰っていたのですが、
今日の仕事はここで借りたレンタサイクルに乗って、
近隣の社寺や史跡などを調査する事です。
名前は知っていても初めて見るさとのお寺や史跡は想像より立派なもので
当地が歴史的に筑波山と繋がりが強かったり、
土浦の奥座敷的な位置づけだったりすることが垣間見え、面白い探訪でした。

しかし何より気に入ったのは、山懐に入った地形の効果なのか
果樹と水田のコントラストが織りなすさとの風景の味わいなのか、
何ともほっとできる山里の景観と空気を楽しめた事。
これは多分車に乗って回ったのでは感じられなかった事だと思います。
自転車や徒歩で流れる時間と風景がマッチしているのでしょうね。

写真は小町ふれあい広場の裏手を登って来た一角で、
奥に見える道路がずうーっと左にカーブし、
今いる場所まで袋状に巻いています。その内側は水田ですが
水を引く都合で、まるで葉脈の様な区割りになっています。
私の背中に当たる道路の対岸に、とっても素敵なお店を見つけました。
「小町茶屋」という民家の納屋を使ったお店で、
コーヒーやお茶の他、全て手作りの美味しいそばぜんざいや
そばすし(中にそばがはいったいなりすし。薄味で香り豊かな絶品!)
等も楽しめるのですよ。

このお店は、とても気に入ったのでプライベートで来たいと思いました。
その際にもう少し詳しく紹介したいと思います。
それにしても自転車で坂道を上り過ぎ、ちょっと足が疲れました。
明日の筋肉痛が恐ろしいです・・・(笑)

Komachinosato_ta

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プリウスが買えない

今年の5月に出た新型プリウス。すっごい売れ行きですねえ!
今発注すると概ね来年の5〜6月の納車になるようですね。
だから「今年度末までに登録」が条件のエコカー向け補助金25万円は
もう間に合いませーん、とメーカーが早々と白旗揚げちゃってますよね。
メーカーもラインの増強を図ったりしたけれど、車両そのものよりも
バッテリーの供給が間に合わないんだとか・・・

そんな事は先刻承知のぐりお、しかしつい先日まで
プリウスを買おうか!とほぼ決断の状態でした。
もちろん25万円の補助はしっかりいただいて・・・裏技があったのです。
じつは案外知られていないことなんですが
最新型じゃなくひとつ前のモデルが、新車で買えるんですよ。
もちろんトヨタの正規ディーラーでです。
価格を思いっきり抑えて発売したホンダのハイブリッド「インサイト」に
対抗するために、先代モデルを廉価版のグレードという位置づけで
続投させる・・・これは異例中の異例な措置です。

でも、この先代モデルはなかなか良く出来た車で、
さすがに新型とモロに比べれば見劣りする部分もありますが、
ハイブリッドシステムの完成度・信頼性は現状での普及状況を見れば
何ら案ずるものではありません。
個人的にはリヤビューは新型よりも気に入っています。
そこで先日ディーラーに見積もりを依頼しに行ったのですが、
そこで思いがけない話を耳にしました。
何とこの旧型も、3月までの納車は厳しいというのです!
新型を諦めつつも補助金狙いの皆さんが、私と同じ事を考えていました(笑)
先月まではこんなに納期が掛かる状態ではなかったそうです。

ところで、じつは私は元々ホンダ党でした。
今乗っている車も20年前に購入したCR-Xというホンダ車です。
これ、もの凄く気に入っていて、ふと気が付いたら
もう20年以上も乗っていたという感じです。
だから当然現行型のインサイトにも乗ってみました。
シルエットも細部処理もエッジラインが大変美しい車です。
動かした印象は、同社のエアウェーブなどに通じる軽快感や
ホンダらしい若いセンスは感じましたが、
ハイブリッド車に求めるものがあまりに感じられませんでした。
「この路線なら、次に出て来るCR-Zがいいや。でも定員2名では×だなー」

思うのですが、ハイブリッド以外の本格的エコカーという意味で
コストバランスがいい選択肢が無さ過ぎだし、
ハイブリッドにしても、プリウスとインサイトの2車種の一騎打ちじゃ
自動車立国の現状としてはちょい情けなさ過ぎじゃないですかね。
あと補助金。これは年度末の時限か、予算枠がいっぱいになるかが
リミットな訳ですが、予算枠の方は
まだ一割にも達していないそうじゃないですか!
これは制度設計が甘かったと言っていいんじゃないですかね。
それにしても、それほど景気は悪いという事ですね。
唯一琴線に触れる車は注文が殺到して応えられないというし・・・
なんかみんな情けないぞ〜!!

Prius_mitsumori

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「豚の饅頭」とは・・・

秋晴れの一日、久し振りに落ち着いて過ごせたので、
庭のあちこちで風に揺れるススキの穂を刈り取りました。
充分に風情を味わったあとで申し訳ないのですが、
種が飛び始めると庭中に生えて来てしまい大変ですので・・・(笑)

相変わらず花が賑やかなのはヤクシソウ、ツリフネソウ、そしてサクラタデ。
それぞれが貴重な蜜源なので、どれも虫たちで賑わっています。

栽培植物の方はこの時期ちょうど端境期なのですが、
原種シクラメンのヘデリフォリウム(Cyclamen hederifolium)が
薄紅の花を咲かせ始めました。
我が家では2種類の原種シクラメンを栽培していますが、
決まって最初に咲くのがこのヘデリフォリウム、
そして次が葉も花も丸っこいコウム(Cyclamen coum)、
こちらは年末に掛けて咲く貴重な冬の花です。

ところで、シクラメンという呼び名は学名の属名「Cyclamen」に
由来する訳ですが、古く明治期にこの植物が日本に紹介された際には
違った和名が付けられていました。
その名も「豚の饅頭」。・・・ブタノマンジュウですって!
あんまりだわっ!と思ってしまいますが、これは何もシクラメンの
花を指して付けられたのではなくて、球茎部に注目して付いた和名です。
しかもその語源は英名の「Sow Bread=雌豚のパン」を
無理矢理和訳したために起こった現象で、当時の世相を考えると
なかなか微笑ましいエピソードです。

もうひとつ「篝火花(かがりびばな)」という和名がありますが、
こちらはこの花を初見したご婦人が「まるで篝火のような・・・」と
表現した事から牧野富太郎氏が付けた和名だとか。
こちらは悪くないと思うのですが、定着しなかったようです。
ちなみに似た名前にベルガモット(モナルダ)についた和名の
松明花(たいまつばな)というのがありましたね。
こちらもそれほど定着していない様な気がします。

昨今は無理に和名を付けるよりわざと洋風の響きがもてはやされますが、
ピタリとはまった和名の響きは
気品に満ちたクラシックな雰囲気があり、なかなか捨て難いものですよね。
たまに古い図鑑や園芸書を覗くと、そんな和名たちに巡り会えます。

Chederifolium2009

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蛹室の壁に思うこと

Schenk091017

さすがにここまで秋が深くなると、
クワガタムシの仲間も庭からは姿を消しました。
クヌギの樹液はまだ出ているのですが、今やって来るのはスズメバチと
ショウジョウバエ、ルリタテハぐらいのもので、
夏の賑やかさが懐かしいほどです。

しかし、飼育しているクワガタ虫の中には
あまり日本の四季と関係なく成長しているものも多く、
シェンクリングオオクワガタはメスが全て成虫になっているのに、
オスは早いものが成虫になっていますが
一方ではまだ幼虫がいたり、蛹だったりしています。
写真のシェンクリングは今蛹になる直前の前蛹。
こうなってからかれこれ6日目、明日あたり蛹になりそうです。
丸々大きく育った幼虫も、この前蛹期には脱水した様に表面にしわがより、
ぎゅううっと縮んで小さくなります。
一緒に写っているスケールは
手前に貼付けているのであまりあてになりませんが、
現在の体長はだいたい78ミリくらい。
シェンクにしてはちょっと小振りでしょうか。

注目は蛹になるために幼虫が作ったこの空洞・・・
これを蛹室といいますが、その壁の部分です。
一番内側が薄く焦げ茶色の層になっていますね。
これは幼虫がぐりぐりとうねるようにして佐官工事をやって作った内壁で、
じつに滑らかで安定しています。
実際に固くて、羽化後に崩してみると形が残るほどしっかりしていて
まるで樹脂でも染み込ませて固めたようです。
ものの本には「唾液」と書いてありましたが、確かに幼虫が口から出した
消化液で、元々きのこの「菌糸おが」だったものを変質させたようです。

その内壁のすぐ外側は、キャラメル色をしていますが、
これがその消化液らしいものが滲み出して、
おがが変質し始めたときの色です。この層はキノコの菌糸やカビを
シャットアウトする働きがあるようで、蛹室の崩壊や菌の侵入を
防ぐ役割の様に見えます。

そのさらに外側は菌糸のおがが幼虫にかく乱されて発酵マットの様に
黒変した部分で、最後まで直接幼虫のエサになっていたところです。
この子は菌糸のおがをかき回して黒く変質させてから食べるクセがあって、
この辺は同じ種類のクワガタでも色々と個性があるようですよ。
菌糸おがを落ち着いて丁寧に食べ進むタイプの幼虫だと
この部分はまだ生きた菌糸で白くなっている場合もあります。

そもそもクワガタが食べた菌糸おがを消化するためには
体内に共生しているバクテリアの関与が書かせないようで、
シロアリやキクイムシなど、他の多くの材食性の昆虫でも
色々な共生バクテリアの存在が知られています。
蛹室の壁を安定させるという消化液にも、当然こうしたバクテリア、
あるいはその生成物である酵素などが関係している可能性があるはずで、
こういう現象を見ていると、生分解性プラスチックなど、
未来の材質につながる大事なヒントがあるんじゃないかと思えてしまいます。
新薬や新素材など、森にはまだまだ
私たちが知らない宝物が眠っているような気がしてなりません。

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さくら上池の魚たち

Ikenosakana01

今日も穏やかな秋晴れでした。
気温も晴れているのに20℃止まり。朝なんか、7.5℃まで下がりましたよ!
今年は気温が下がるのが自分早いみたい・・・
そろそろ冬の支度を本気でしなくてはいけませんね。

冬支度といえば、池の中では魚たちがまさにその真っ最中で、
エサの食いがすごいです。さくら上池では魚の様子を確認するため、
少なめにフレークフードを撒いてほぼ毎日観察しているのですが、
この時期はいつもやたらとがっついて来るので、
生理的に食欲旺盛なのなら冬越しの体力を付けてもらおうと、
ちょっと甘やかしてたっぷり目にあげています。

上の写真は撒いたエサに集まる主力の魚たち。
主にモツゴ、マタナゴ、ゼニタナゴの各成魚たちですが
写真にはゼニタナゴは写っていません。
エサの合図のトントン・・・と堤体天板をたたく音を聞きつけ、
撒く前からもう水面をぱくぱく突いています。
パクパク音が格段に強いのがモツゴですが、
どうやらこれは一緒に空気を呑み込むために出る音のようで、
時々あさましくがっつきすぎて浮かんだまま潜れなくなっています(笑)

このパワフルな成魚たちに圧倒されて
周囲をとりまいているのがやっとという感じなのが、
稚魚や若魚、それにメダカです。
下の写真は成魚の賑わいから70センチほど離れた場所の様子ですが、
写っているのはモツゴの若魚とゼニタナゴの稚魚(若魚というべき?)です。
大きくて細長い体型のものがモツゴで、ゼニタナゴはみな小振り。
赤丸で囲った個体は春に浮出したゼニタナゴのメスですが、
この個体はすでに産卵管を出しています。(クリックで画像が拡大します)
ゼニタナゴは春に泳ぎ出した個体の何割かが半年足らずで
繁殖に参加するのです。
画面にはこの他にも7個体のゼニタナゴが写っていますが、
写真ではわかりにくいのですが、
ほんのりとピンクの婚姻色を表したオスもいます。

他にも、普段はフレークフードには寄ってこない
ヨシノボリやヌマチチブもやって来ることから、
この時期にしっかりエサをとる事がいかに重要であるかが伺えます。

ゼニタナゴは産卵のピークに差し掛かりました。
来年もまた、大量の稚魚浮出となりますかどうか・・・今から楽しみです。

Ikenosakana02

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茜の日なたボッコ

今日は穏やかな秋晴れでしたが、昨夜の雷はちょっとビックリでした。
前後して雨も降りましたが、
同時じゃないので「雷雨」に当たらないかな?(笑)

今朝はまだ外が濡れそぼっていて、気温以上のひんやり感がありました。
午前10時頃、いつもなら池の周りをひゅんひゅん飛び回っている
アキアカネの姿が見当たりません。
ノシメトンボ、ナツアカネ、マイコアカネは少々動きが鈍いものの
水路のヨシの周りや枝先など、あちこちで飛び回っています。
「おかしいなあ・・・一番多いアキアカネはどこ行ったのかな?」
あたりを見回しても姿が見当たらないので、
仕事部屋へ戻って何気なく外を見ると、いましたいました!

見つからない訳です。
彼等は温室の脇にあるパイプフレームの上に渡した大きな板の上で
かたまって日なたボッコ?していました。
ここは私の背丈よりも上になる高さなので、全く気付きませんでした。
集まって一体何をしているのでしょう?
傍目にはただの日なたボッコにしか見えないのですが、
アキアカネしかいないところを見ると、
何か他の目的があるのでしょうか?
同郷の再会を果たし、わいわいやってるとか・・・(笑)
道ばたの杭や電線にたくさんのアカネが止まっている風景は時々見ますが
大抵数種類が混じっています。
この場合アキアカネだけというところが気になるのですが、
これは単なる偶然かも知れません。

小一時間してからもう一度見ると、
さっきの彼等はもう他のアカネたちとひゅんひゅん飛び回っていました。
やっぱりただの日なたボッコだったのかなあ・・・

秋深し 茜集ひて 慰労会   ぐりお

Akane_hinatabokko

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Kの植え替え3

晴れたり降ったりと落ち着かないお天気でしたが、
こまめに雨が来るのは歓迎です。
今年は本当にインターバルが長いので・・・

先日、「K」こと
フラグミペディウム・コバチィ(Phragmipedium kovachii)の
3回目の植え替えを行いました。
半年スパンで植え替えているので早すぎると思われるでしょうが、
じつは鉢の中が根詰まり気味で、あまりに苦しそうだったので
見かねての植え替えです。

前回、4月30日に植え替えたときは、それまでのミックスコンポストから
バークチップ主体の植え方に変更しました。
といってもバーク単用は鉢の上四分の一だけで、
底から徐々に軽石の粒を小さくし、グラデーションの様にバークの割合を
増やすというやり方だったので用土の全配合割合としてはミックスです。
このやり方は悪くなかったようですが、その際に腰水管理を始めたため
バークが部分的に早く劣化する様に感じられました。
そこで今回は再びミックスコンポストに戻し、鉢を大きくしました。

植え替えの際に観察した根の状態は、やはり相当に混んでいて、
植え替えを決断するのはもう少し早くても良かった様に思われました。
今回の注目点は下に長く伸びる根が増えていた事。
何本かの根は、鉢の底に達していました。
腰水管理のせいか、それまでのプラ鉢から素焼鉢にしたせいか
根が太く長くなりました。春以降に出た根はみんな太くて、
直径が5ミリ前後あります。

このランは基本的に横方向に根を伸ばすのが好きな様で、
下に伸びた根もはじめはほぼ真横に伸びていて、
鉢にぶつかったところで下向きに方向を変えています。
プラ鉢のときはぶつかったところで根の成長が止まってしまいましたが、
素焼鉢で方向転換できたことから、
やはり根が空気を要求しているのかなという印象を持ちました。
なので今回も素焼鉢、サイズは6号にアップです。

今年は色々あってほとんど手をかけてやれなかったのに、
リーフスパンは60センチに達してくれました。
夏が比較的涼しかったことを考えると、ちゃんと手をかけてあげられたら
より以上の盛夏が期待出来たかもしれないと思うと
何とも悔やまれます。
今度はKの頑張りにこちらが応えてやれるよう、
できるだけ条件の良い冬季管理をしてあげたいと思っています。

K_uekae3

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恐妻家

最低気温12.5℃、最高気温21.5℃。この時期らしい日和でした。
秋もだいぶ深まってきて、いろんな草の実も完熟し始めましたよ。
庭のあちこちを低いブッシュにしているコブナグサも
種が充実し、穂に触るとさらさら実が落ちるようになっています。
本当はそうなる前に少し刈り取らねばと思っていたのですが、
ついに出来ませんでした。
また来年、さらにボリュームアップしたコブナグサと
格闘しなくてはならないようです(笑)

ふと見上げると木の枝のあちこちにジョロウグモが目立つ目立つ・・・
メスは成熟すると糸いぼの周りの赤い模様が大きく鮮やかになります。
見慣れるとこれも秋の風物詩ですが、
クモが苦手な方にはあんまり嬉しくない情景ですね。

写真はジョロウグモのペアです。
もちろん上のちっちゃい方がオス、下のメスと比べると
小さいだけでなく、いかにもひ弱な感じですね。
網を張るクモだと、だいたいオスメスの違いはこんなもんです。
オスは小さく華奢で、色も地味。
でもって大体大きなメスの網になんとなく居候しています。
メスがこうしたオスの存在をどのくらい認識しているのかは
よく分かりませんが、エサの昆虫を捕まえるのと同じ展開にならないので、
「食べ物ではない」という区別は出来ているのかな。

オスの方はメスを恐れているフシがあります。
メスが何かの理由で体勢を変えたり自分に近寄ったりすると、
網の端っこまでダーッと逃げることがあります。
メスが元のポジションに戻ると、オスもまたなんとなく戻ります。
間違いなく相当な恐妻家です。

それでもオスがメスと同居する目的はやはりひとつ、
メスと交接して自分の子孫を残す事。
しかし、まともに近寄ったのでは間違いなくただの餌食で終わりですから、
オスにも作戦があります。それは、
脱皮直後でまだ体が軟らかく、動けないメスに交接をしかけること。
情けなかろうが卑怯だろうが、これが彼の唯一の生き方。
たったひとつの目的のためには、なりふりなんぞ構っちゃあいられません。
オスは今日もまた恐怖と戦いながら、究極のワンチャンスを待つのでした。

Jorougumo_pair

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森のドッキリコーン

この三連休はまずまずのお天気で、行楽日和が続きましたね。
紅葉にはまだちょっと早いのが惜しいところです(笑)

今日はお隣の阿見町にある小池城趾公園で
いばらき森林クラブ主催「秋の植物観察会」の講師をして来ました。
先週の台風で折れた枝が痛々しいところもありましたが、
森林クラブのみなさんが手際良くこりを片付けてくれるので、
見る見るきれいになって行きます。
集めた落ち枝はチップや燃料に使うのですから、全く無駄がありません。

この場所にはハバヤマボクチという立派なアザミがあるのですが、
ここ数年数が減ってしまい、この秋は花を見ることが出来ませんでした。
そこで、昨年ここで採取したハバヤマボクチの種子を
無菌状態で苗にし、その後さくら上池のクヌギの下に植えて育てた
15本の苗を、参加者のみなさんと移植しました。
上手くいけば、来年の今頃は咲いてくれることでしょう。

観察会のあとはかまで焼いた炭を使って、
サンマの塩焼き(だいこんおろし付き、スダチもしぼって最高!)が
振る舞われ、これだけでも来た甲斐があったー!美味しかったです!!
森林クラブの皆様、お疲れさまでした。そして、ご馳走様でした!

で、写真は観察会の途中で見かけたサトイモ科の多年草、
マムシグサの果穂です。すごい色ですね。
実際、林の中ではかなり遠くからでも目立ちます。
近づいてみると、トウモロコシによく似ています。
先端から熟してゆくので、付け根側はまだ緑色をしてますね。
丸い木の実は美味しそうに見えますが、
こういう風にぎっちり並んでいるとなんだかとっても危険な雰囲気。
実際、この実にはサポニンという毒性分があり、食べると嘔吐や下痢を
するだけでなく、症状が重いとめまいや痙攣も起こしてしまいます。

しかし鳥は平気な様で、この実が全部完熟して来る頃に
北から渡って来るジョウビタキやツグミの仲間は喜んでついばみます。
そして、種子を散布する訳です。
森で目立ってるこのドッキリコーン、かなり面白いアイテムですが
みなさんも決して口には入れないでくださいね。

Mamushigusa_mi

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種子が出来ないっ!

昨日の最低気温は一日の終わりに出ましたが、
その後日付が替わってからも気温は下がり続け、今日の最低気温は8.5℃!
当地の10月中旬としては・・・これは低い!
温室の暖房のサーモスイッチが入ってしまいました。

そして、今日はとても空気が乾燥した秋晴れでした。
地面は台風前の雨でまだ湿ってはいますが、
全体的な雰囲気はとても乾いています。
台風の後にキノコがいろいろ見られるかな〜と期待していたのですが
あんまりそういう感じじゃないですね。ちょっとガッカリ。

写真は庭の一角に生えている半寄生植物のコシオガマです。
今年こそ根を洗い出して「半寄生の実態」を
この目で見ようと企んでいたのですが、何だかすごーく生育が悪い(悲)
そもそもの発芽本数も少なかったのですが、
何者かに徹底的に葉と成長点を食害され、見るも無惨です。
おかげでほとんど開花できていません。

写真は一昨日撮影したものですが、咲いているすぐ右横に
咲き終わってこれから育とうという果実が覗いています。
今日見たら、この果実も花も、見事に食べられていました。
すこしぼけていますが、バックの方に
ぷちぷちに食べられた茎が見えるでしょう。今や全体がこの状態です。

犯人が分かりません。昼間に何度も見回っているのですが、
それらしい虫は見当たりませんでした。
ひょっとすると夜に現れるヨトウムシのようなヤツかと思い、
夜にも何度となく見回ったのですが、やはり空振りでした。
昆虫で一番怪しそうなのがここだけの話、オンブバッタ。
でもオンブバッタなら、見回った時に
呑気にくっ付いているはずなんですよね〜。

次に怪しいのがこの辺でいつもうろうろしているキジバト。
春にはタチツボスミレなんかとやたらぷちぷちやってるので、
こいつもかなり怪しいです。

しかし、コシオガマは一年草なのに、このままでは種子ができません。
一年草に種子ができなかったら、来年が来ないではないですかー!!
ひじょ〜に困りました・・・

Koshiogama2009

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ハートの葉の上で

昨夜、雨が降ったようです。
ウッドデッキの濡れ方を見ると、ぽそぽそとした雨ではなく
短い時間にややまとまった量が降った感じです。
にしても今朝の冷え込み方はちょっと急じゃないかと思いましたが、
夕方からはもっと冷え込み、
今日の最低気温は一日の最後の今、出ています。10℃!!

午後早くに、庭に旅蝶のアサギマダラが現れました。
秋の登場の際は大抵ゆっくりしていってくれるのですが、
今日の個体は足早に通り過ぎ、撮影のいとまさえくれませんでした。
しょうがないのでカメラ片手にぷらぷらしていると、
写真の虫が目にとまりました。

ハートの形をしたパイプカズラの葉の上で仲良ししています。
おそらくホソヒメヒラタアブだと思うのですが
あまり明るい分野ではないのでちょい自信無し(笑)
間違っていたら、知ってる方教えて下さいませ。

でも、左の方がメスであることはお腹を見れば察しがつきますね。
このカットは横からなのでムリですが、多くのアブの仲間は
上から複眼の様子を見るとオスメスの区別がつきます。
オスの方が複眼が発達していて、両眼の間があかずにくっ付いているか
離れていてもメスよりずっと間隔が狭い種類が多いのです。

ちなみにこの写真では葉の上に止まってお互いが逆を向き、
お尻の先端をくっ付けていますが、
翅を高速で上下させて空中静止することが得意な虫なので、
上下に重なった交尾姿勢のまま、空中静止している姿もよく見かけます。

「アブ」というと、人を刺す昆虫だと思っている方が多いですけど、
じつは人を刺すのはあまたいるアブの中でごくごく一部の種類です。
それよりも、このホソヒメヒラタアブやハナアブのように、
花にやって来る種類の方がずっと主流です。

ホソヒメヒラタアブは、他の訪花性アブと同様、
真冬でも花があれば活動する姿を見かけることがあります。
写真の個体の子供たちが、
ちょうど成虫で冬を越すタイミングとなるかもしれません。
それにしても、あらためて見るとなかなか美しい昆虫です。

Hosohimehirataabu_pr

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吸蜜ガガンボ

秋の空気が戻って来ましたね。最高気温は21℃。
朝は冷えましたよ。12℃まで下がりました。
当地では午前中のうちはまだ少しだけ台風の余韻みたいな風がありました。
でも、おかげで溜まっていた洗濯物が少し片付きましたよ。
2クール行ったので、取り込んだら小山が出来ました(笑)

庭ではマイマイ谷のコウヤボウキが咲き始めたのですが、
この花に決まって集まる虫がいます。
今朝は4輪咲いていたのですが、そのどれにもいました。
写真の虫です。ヒメガガンボの仲間の
ヒメクチナガガガンボではないかと思います。
その名の通りはりの用に細長い口吻を持っていて、
コウヤボウキの長い花筒の奥にある蜜を吸っているようです。

この花には最初6匹ついていたのですが、
一瞬トラマルハナバチが現れて、2匹を蹴散らしてしまいました。
シャッターをまだ一枚も切っていなかったので残念ですが、
この位の数の方がいいかもしれません。
6匹いた時はゴッチャゴチャで訳わかんなかったですから(笑)

ガガンボの仲間の多くは口吻がとてもお粗末で、
成虫になると殆ど何も食べなかったり、土の上に滲み出したような
濡れ水を吸ったりする種類が多いようですが、
こいつは吸蜜のために発達した独自の口吻を持っていて、
なかなか摂食にポジティブなガガンボです。

キク科の花が好きなんでしょうか?
他にもアザミ類やノコンギク、ヨメナなどで見かけた事があります。
でも、一輪の花にこんなに集まっているのを見るのは
いつもコウヤボウキです。よほど嗜好性が高いのでしょうかね。

とりあえず安易にヒメクチナガガガンボということにしてしまいましたが、
本当はクチナガガガンボは他にも種類がいて、同定は難しいみたいです。
しかしどれも吸蜜のための細長い口を持っていますので、
そこまでの絞り込みはたやすいですね。
それにしてもこの口吻が、吸蜜のためのものでよかったですね。
でも、あんまり自然が壊れて野菊の花がなくなると、生き残りのために
「そうだ、これを使ってたくさんいる人間の血液を吸おう!」
なんて風に変わって来たりして・・・(汗)

Himekuchinagagaganbo

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台風の窓辺に

久々にまともに来ちゃいましたね、台風。
皆様のところでは被害はなかったでしょうか?
幸い私のところも大きな被害は無かったのですが、
お隣の土浦市、竜ヶ崎市で突風の被害が大きかったようです。
この2市に挟まれている牛久市ですが、確かに未明の風はすごかったですね。
明け方にもの凄く強いのが数回吹きました。
被害をもたらしたのはそのうちのひとつなのだろうと思います。
この時点で台風はまだ来ておらず、その後風は大したことなくなり
本当に来た時にまた強まりました。南風です。
そして過ぎ去ると太陽が顔を出し、今度は西風。
夜になってもまだ強く吹いています。
でも、明け方に吹いたあの突風に比べたら、ただの暴風です。

写真はそんな台風の窓辺。
バックの暴風に煽られる木々をよそに
室内で穏やかに咲くピンクの花は挿し木苗のタニウツギです。
このタニウツギ、北海道在住のブログのお友達「こーさん」が
送って下さったものなのですが、
9月の初めにこっちに来た後、むくむくっと葉が展開し
何と花が咲いてしまいました。
本来は初夏の花だし、まだほんの小さな挿し木苗ですから
びっくりしたのと同時に「いいのかな〜!?」って感じです(笑)

きっと北海道から急に関東にワープして、春が来たと思ったんでしょうね。
さーてこのあとが問題です。もう2〜3週間もすると、
こっちも植物が冬支度に入るタイミングですからね。
今頃開花しちゃったこのタニウツギ君は
その時にみんなと一緒に冬支度ができるのかな・・・・

同じ便でムラサキシキブもいただいたのですが、
そちらの方は初めぐぐっと芽が動き出したものの
ピタリと止まりました。この感じなら安心です。
慌てん坊のタニウツギ君は、温室管理が必要になるかもしれません。

Taifu18taniutsugi

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嵐の前

台風18号はいよいよ近づいて来るみたいです。
現在四国の南海上にあるようですが、
どうやらあまり勢力が衰える事無く上陸する可能性が高いとの事。
当地は今日もしとしと雨。まだ風は出ていません。
気温は相変わらず低くて、最高気温は17℃、最低が15℃ですから
ほとんど日中の温度上昇が無かったということですね。

こういう日はぐりおのお薦めの一曲、
具島直子さんの「台風の夜」(アルバム「Miss G」)を聴きながら
静かにコーヒーが一番です。

写真は前庭のヤマザクラ。
今年はどういう訳か葉が落ちるのが早くて、これが最後の一枚です。
しかし病的な落葉ではなく、時期が早い以外はいつもと同じ感じです。
ほら、この葉っぱもちゃあんと紅葉してるでしょ。
私、ヤマザクラの紅葉の色って大好きなんですよ。
赤でもオレンジでもない、チェリーピンク。
散り際に見せるさくらんぼの色です。

明日台風がやって来たら間違いなくお別れなので、
暗くてシャッターが辛いのですけど
慌てて、さよならする前の記念撮影・・・間に合った!(笑)

Arashinomae

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ポンプ槽の設置

Ike0408102

昨日は最高気温が20℃に届かずやや肌寒かったのですが、
今日はさらに肌寒くて最高気温は17.5℃でした。
雨は止まずの小雨でしたが、台風は確実に近づいているようですね。
そんな訳で今日もまた外にも出られず、生き物たちとの出会いも無し。
話題は昨日に続いてさくら上池の工事です。

さくら上池は住宅の庭に作る池としてはやや大型ですが、
底砂や水生植物をたくさん入れるので
別に特別な濾過装置を設けなくても水は極端には濁りません。
よく水が緑色に濁った池が公共施設などに見られますが、
あれは底砂を入れない上にコイなどを飼うからです。
底砂に濾過バクテリアや小型の底生生物が住み着けば、
やがて池は安定した底床を持ち、自身で濾過機能を育みます。

それでもポンプ槽を設置するのは、
どうしても部分的に水が動く場所を作りたかったからです。
水が動くと厳冬でも凍らない部分が出来るので野鳥たちが困らないし、
累代系統保存している近隣地区のヘイケボタルが暮らすのに
より好ましい環境が確保出来るから・・・など色々なメリットがあります。

ポンプによって、池の水を部分的に循環させる訳ですが
どうせ汲み上げるならより水温の低い池の底部からがいいと思いました。
そこで100ミリ径の塩ビ管をL字型に組み、
2個のコンクリート集水升で固定することにしました。
まず集水升の窓を丁寧にくりぬき、塩ビのエルボジョイントを組み込みます。
シーラントで接着してエルボ部のブロックが完成。
続いてもうひとつの集水升はパイプの先端部に付くストレーナーにします。
上の写真はたがねを使って窓をくりぬく作業。
作業しているのは、このブログにリンクしている「茨城の自然・探険隊」の
mushizukiさんです。じつはmushizukiさんさんにはこの一連の工事で
ず〜っとお手伝いいただいておりました。
暑い中連日の肉体労働、本当にお疲れさまでした!感謝感謝です。

下の写真は実際に池の内部に設置したプンプ槽。
上下の両端以外は、土に埋まる事になります。
使用するポンプは以前にも書いた通り、ニッソーSQ-10。
とても小さなアクアリウム用の水中ポンプです。
これを立ち上がったパイプの中につり下げて取り付けます。
え?そんなに弱いポンプで底からの水を揚げられるのかですって?
その点は大丈夫!確かに水は底から届きますが、
ポンプの高さは完成予定水面の少し下くらいのところです。
そのために底から以外の水の出入りが無く、かつポンプの負担が無いよう、
できるだけ太い塩ビパイプで導入路を作ったのです。
これだけ太くてシンプルな道なら何かが詰まってもメンテが楽ですからね。
ともあれこれで循環部への水の供給ルートが確保できました。

Ike0408103

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ブルーシート敷設

台風18号、大きくておっかないですねえ。
2〜3日で近づいて来るようですから、要注意です。
今日は秋雨前線の北に広がる雲が北日本以外をすっぽりと覆っていました。
秋雨らしいシトシト雨の一日、気温も低くて少し肌寒かったでしょうか。

さて、写真の方は時々連載の池工事です。
これは2004年8月10日のカット。ついに穴が完成し、シートを敷設します。
使用するシートはご覧の通りのブルーシート。
よく意外だと言われますが、ブルーシートでも池は作れるのです。
ブルーシートの一番の弱点は紫外線による劣化なのですが、
上を土で完全にカバーしてあげれば驚くほど保ちます。

ただしブルーシートには織りの規格が色々あって
数字が大きいほど織り方が細かく丈夫なのですが、
ある程度の防水性を期待するならば、基本的には♯3000番以上・・・
できれば♯5000番以上のものが理想です。
ただし高規格のものほど厚手になるため、
複雑な形状にフィットする柔軟性は乏しくなります。
(でもって価格もぐんと高くなります)

さくら上池ではブルーシートを二重にしています。
まず♯3000番を下に敷き、♯1200番の薄いものでカバーをしました。
高密度で厚いシートで植物の根などからの外圧に耐え、
何かといじくる内側の表面に保護カバーとして
一般的な厚さのものを被せたのです。
シートのサイズですが、さくら上池では一般的に売られているものの中では
最大サイズの10m×10m(9.8m×9.8m)を使用し、
両奥の三角形に余った部分はカットしました。

堤体に付けた天板取り付けネジに合わせシートにハトメリングを打ち、
引っ掛けて固定、他の部分もハトメ加工し
ペグを打ち込んで固定しています。

基本的にはこれで土を被せれば池になっちゃうのですが、
今回は多少仕掛けをして流れや浅棚を設ける予定なので、
それらのパーツ作りも平行して進める事になります。

という訳で次回はポンプ槽の作成と設置です。

Ike0408101

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レンコンの収穫

秋晴れでした。谷間の晴天のとのことですから、
明日からまたくずれるらしいですね。
まだ空は晴れ間が多いので、十六夜の月はまん丸に輝いています。

今日は霞ケ浦湖畔で自然観察ウォーキングの講師の仕事でした。
霞ケ浦は湖畔の殆どを堤防に囲まれていますが、
この堤防の上を自然や景色を楽しみながら歩くというものです。
もちろん歩いたのは湖畔のごく一部分ですが、
気温の方も暑すぎずちょうどいい感じで、
広々とした湖畔の開放感を楽しみながらのひとときでした。

歩いたのは土浦市のはずれの石田地区から沖宿にかけて。
ここは湖岸に面してハス田が広がっているところで
夏場など一面に広がるハスの葉の青緑色は見事なものです。
秋を迎え、そのハスの葉も少し黄色味がかってきていました。
そして、早いところではレンコンの収穫作業も始まっていましたよ。

高水圧の水流を放射し、泥に埋まったレンコンを掘り出します。
この水流を使った収穫法が普及するまでは、
レンコンの掘り出しは本当に辛い作業だったそうです。
栄養たっぷりの黒い泥の中からは次々と真っ白なレンコンが姿を現します。
写真はそうして収穫したレンコンを選別し、洗っているところです。
出荷を待つトラックの荷台のレンコンの丸まるとして見事な事!

レンコンの栽培には大変な量の肥料を投入します。
「レンコンは肥料に飽き無し」というくらいなもので、
寒中から春先にかけ対比や鶏糞などの有機質をふんだんに撒きます。
じつは、この大量の肥料が霞ケ浦の富栄養化に拍車を掛けている、
との批判がある事も事実です。
しかし、この富栄養なハス田水域を好む希少種の水生植物があったり、
コイやフナをはじめとする淡水魚の産卵に
ハス田やその周辺の環境が一役買っている事もまた事実。
人の営みと水辺環境のかかわりも単純ではありません。

最近進められているハス田の耕地整理事業により、
ハス田の肥料分が霞ケ浦に流入することはある程度抑制されるようです。
霞ケ浦あってのハス田ですが、ハス田あっての霞ケ浦でもあるよう、
持続可能な相互関係が築けるといいですね。

Renkon_shukaku

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低木の実が色付く頃

朝は晴れていたのに、気が付いたらあっという間に雲に覆われて
お昼までに何度かどしゃ降りが来ました。
今日は法事があったのですが、ちょうど降られてしまい大変でした。
お天気そのものは回復基調とのことでしたが、
夕方になってもなかなか雲は取れません。
土浦市で開催される全国花火競技大会は無事行われましたが、
お月様は残念ながら見ることが出来ませんでした。
明日の十六夜に期待です。

庭では初夏に昆虫たちが受粉した低木の果実が
いよいよ色付き始めました。
赤い実が成るガマズミ、カンボク、オトコヨウゾメが
だいぶいい色になってきています。
イヌザンショウは真っ黒な実を鈴生りに付けて、
キジバトがそれを夢中で突いています。
ジョウビタキが喜ぶムラサキシキブの品種「コムラサキ」も
鮮やかな紫色に変わり始めました。
受粉してから実の完熟までに必要な時間は精密に決定されているため
花が咲いた順番に色が濃くなって来ています。

コムラサキは枝の付け根側から花が咲き、受粉し、完熟します。
写真の枝は枝垂れていますから右上の方が枝の付け根側、
左下に向かって伸びています。
よく見ると、色だけではなく実の一粒一粒の太り具合も
徐々に変わって来ていますね。
先端が完熟するまであと一週間から二週間。上手くしたもので
この実を頼って渡って来るジョウビタキが、ちょうどその頃姿を見せます。
風も北から吹く割合がだんだん高くなり、空気も乾いて来る。
冬への心の準備はそろそろ始めないと・・・ですね。

Komurasaki2009

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掘込み完了、堤体設置

Ike040801

全国的な雨となり、当地も本降りに・・・
昼前には音を立てて降り出しました。
まとまった雨量が降るのは本当に久し振りです。
気温は朝の最低気温が16.5℃、夕方から空気が生暖かくなり、
18:30現在で本日の最高22℃に達していますが、
これからまだ上昇するかも知れません。
しかしこの天気では生き物たちもお休み。という訳で
一昨日に続きさくら上池の工事の様子です。

写真は2枚とも2004年8月1日のもの。
工事を始めて約一ヶ月が経過しました。池の形がほぼ見えて来ました。
ここまで持って来るのに一ヶ月かかってしまいました。
何しろ手作業ですから仕方ありませんが、この作業はとても肝心です。
池の形を掘る作業は彫刻と同じ様なもので、掘りすぎてはいけないのです。

底面ならまだしも、立ち上がりの部分は掘りすぎてから土を戻すと
その部分はどうしても弱くなります。シートを埋設するタイプの池では
コンクリートの様に硬化する材料を用いるのとは違うので、
盛りつける様な造形は禁物です。後々水を張ってからシートの外の
盛りつけ部分が流動したりすると、シートもへこむので
岸の高さがそこから変わり、ひいてはそれで水位が下がってしまうのです。
それから以前にも書いた通り、シートの破損を防ぐ意味で
石や根などの突起物は完全な除去が必要です。

ほぼ形が決まったこの段階で、堤体も設置しました。
奥に行くほど地面が高くなる土地形状なので、
一番低い住宅側に堤体を設置します。
谷津の奥から絞れ出て来る湧き水をせき止めるタイプのため池と
同じ様な形状になります。

下の写真は池の中から堤体を見たカットです。
堤体はご覧の通り重量ブロックで作りました。
ブロック5段積みで、下の1.5段は池の内側から見ても埋って見えません。
ブロック1段が20センチですから、堤体のところで
水深70センチが確保されます。(後で入れる底砂分を引くと60センチ)
反対側から見ると1.5段が地面より高くなります。(=約30センチ)
中央に見えるのは排水パイプで、外から見ると地面よりちょい上です。
つまりさくら上池は満水時の半分までしか水抜きができない構造です。
しかし、底砂が入った時にはこれが水深30センチ足らずになるので、
大抵のメンテは不便無く出来るはずです。
堤体にはもの凄い水圧が掛かりますから、鉄筋はしっかりと入れました。
堤体の上に貼る天板の取り付けネジも、この段階で取り付けています。

ちなみにさくら上池の最大水深は約80センチ。
上の写真を見ると、それがどこだか分かると思います。
そう、奥の方の水たまりになっているところです。
ピンポイントで深みを作ったのは、ここに落ち葉をためて
メンテしやすくするのと、厳寒期の魚のたまり場にするためです。
満水時のウォーターラインも緑色でマーキングしてあるのですが
ちょっと見づらいでしょうか。これが実質的な池の輪郭になります。

Ike0408012


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初秋の黄色い群れ花

中秋の名月は残念ながら雲の陰、
でも先ほどちょこっと雲の隙間から見えました。
皆さんのところではいかがでしょうか?

今日は秋の太陽が午後から気まぐれに顔を出しました。
しかし、久し振りのお湿りとその後の日射しは庭の小さな自然にも
嬉しいプレゼントだったようで、花も虫も嬉しそうでした。
ただ、気温が22.5℃止まりだったので、
まだ生きているはずのツクツクボウシはどこかでおとなしくしています。

写真の黄色い花はヤクシソウ。
先週あたりからようやく咲き始めたのですが、
今日の日射しには一斉に黄色いはなを咲かせ、
数を見せつけてくれました。

ヤクシソウは植えた植物ではなく、
この土地に眠っていた種子から殖えたものです。
このヤクシソウ、タンポポと同じキク科ですが、
多くの虫が訪れるところもタンポポと同じ、
見ていると写真の様なモンシロチョウなどのチョウから、
アブの仲間、ハチの仲間、甲虫の仲間と
いろいろな目、科の昆虫がやってきます。

そうして受粉した花は、やがてこれまたタンポポのような綿毛を開き
多くの種子を風に託します。
でも見ていると結構自分の足元にも種を着地させるようで、
こちらが何もしなくても庭での来年の開花は約束されます。

今やコブナグサ、ウツボグサと並び
庭でもっとも幅をきかせている強雑草になりました。
でも、一輪一輪は控えめなのに賑やかに群れ咲いてくれるその姿が
寂しくなりかけた庭にわっと溢れるのが嬉しくて
どうしても困った場所以外はなるべく好きに生えてもらっています。
ひょっとしたら近隣のお宅には迷惑かけているのかも・・・
みなさんごめんなさ〜い。牛久ではあまり見かけなくなったこの花、
さくら台の発生源はここでーす(笑)

Monshiroyakushi

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