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恐妻家

最低気温12.5℃、最高気温21.5℃。この時期らしい日和でした。
秋もだいぶ深まってきて、いろんな草の実も完熟し始めましたよ。
庭のあちこちを低いブッシュにしているコブナグサも
種が充実し、穂に触るとさらさら実が落ちるようになっています。
本当はそうなる前に少し刈り取らねばと思っていたのですが、
ついに出来ませんでした。
また来年、さらにボリュームアップしたコブナグサと
格闘しなくてはならないようです(笑)

ふと見上げると木の枝のあちこちにジョロウグモが目立つ目立つ・・・
メスは成熟すると糸いぼの周りの赤い模様が大きく鮮やかになります。
見慣れるとこれも秋の風物詩ですが、
クモが苦手な方にはあんまり嬉しくない情景ですね。

写真はジョロウグモのペアです。
もちろん上のちっちゃい方がオス、下のメスと比べると
小さいだけでなく、いかにもひ弱な感じですね。
網を張るクモだと、だいたいオスメスの違いはこんなもんです。
オスは小さく華奢で、色も地味。
でもって大体大きなメスの網になんとなく居候しています。
メスがこうしたオスの存在をどのくらい認識しているのかは
よく分かりませんが、エサの昆虫を捕まえるのと同じ展開にならないので、
「食べ物ではない」という区別は出来ているのかな。

オスの方はメスを恐れているフシがあります。
メスが何かの理由で体勢を変えたり自分に近寄ったりすると、
網の端っこまでダーッと逃げることがあります。
メスが元のポジションに戻ると、オスもまたなんとなく戻ります。
間違いなく相当な恐妻家です。

それでもオスがメスと同居する目的はやはりひとつ、
メスと交接して自分の子孫を残す事。
しかし、まともに近寄ったのでは間違いなくただの餌食で終わりですから、
オスにも作戦があります。それは、
脱皮直後でまだ体が軟らかく、動けないメスに交接をしかけること。
情けなかろうが卑怯だろうが、これが彼の唯一の生き方。
たったひとつの目的のためには、なりふりなんぞ構っちゃあいられません。
オスは今日もまた恐怖と戦いながら、究極のワンチャンスを待つのでした。

Jorougumo_pair

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コメント

 うふっ!
『恐妻家』ですか~。思わず、ご自身のことかと誤解しそうになってしまいました。
早とちり、大変失礼(^^;)ゞ申し訳ありません。
 クモや蟷螂、さそりなんかも、どうしてああ、女性が威張ってるんでしょうね~。
もうちょっと男性に優しくしてもいいのに・・・。
同じ種類なのにと思うと、いつも不思議に思います。
子孫を残すためのみに生まれ、生きているからと考えると、ちょっとつまんないですね。
メスとしてはいっそ単為生殖したいくらいなんでしょうか。

投稿: くわでん | 2009年10月14日 (水) 18時59分

あははっ、ご自身も恐妻家のぐりおで〜す。
文末にお書きになった単為生殖ですが、じつは私、
クモでは実際にあるんじゃないかと思うのですよ。
今回掲載したジョロウグモでは大体オスが一緒にいますが、
メスが単独でいるところしか見た事が無い種類もたくさんあります。
たとえば縁の下や物陰に不規則な網を張るオオヒメグモなんか、
あれだけ数がいて、オスメスが一緒にいるところを見た事が無い・・・

だいたい、クモって個体毎に風に乗ったりしてたどりついたどこかで
それぞれに網を張って暮らし始めるでしょう。
いわゆる希少種のクモなんか、そうそうオスとメスが都合良く
出会えないと思うのですよ。
(ま、だから繁殖出来ずに希少なのかもしれませんが・・・)
まだ知られていないようですが、クモは絶対単為生殖の種類が
いるんじゃないですかねー。
サソリには多いですよね、ヤエヤマサソリとか大王サソリとか・・・

投稿: ぐりお | 2009年10月14日 (水) 23時57分

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