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2009年11月

お豆のさやがなぜ赤い?

今日の最高気温は10℃。底冷えしましたー。
西日本は良く晴れて温かかったみたいですね。
この天気では外に出る気になれず、写真も昨日のカットです。
かわいいでしょ。昨年の秋にも掲載しましたが、庭のトキリマメです。
鞘の中の豆が完熟すると、さやは赤く色付きぱっくり割れて
中から黒い艶のある豆が反転して現れます。

さやの赤色は少しくすんだ赤で、表面に短毛が密生しているので
余計に鈍い色に見えますが、これが逆光で見ると真っ赤に輝きます。
まあるい黒豆(種子)とのコントラストもぐっと冴えるんです。
これによく似た種類にタンキリマメがありますが、
さやが赤く目立つのはこの2種ぐらいのもので、他の豆は
ノササゲがやや紫がかるものの、どれもそれほど目立つものではありません。
トキリマメは、なぜこんなに目立つ色をしているのでしょう?

ふつう赤い実といえば、多くが鳥に対してアピールしているもので、
見付けて食べてもらう事により運ばれ、
フンとして排出される事で発芽のチャンスを得ます。
この場合食べてもらうのはあくまでも「実」で、
種子は未消化のまま排出されなければ意味がありません。
そのために種子以外の美味しい部分をまとっています。(腋果といいます)
でも、トキリマメはそのジューシーで美味しい部分を持っていません。
さやの中身はモロに種子のみです。

もちろん、キジバトのように、
この種子・・・つまり豆が大好きな鳥もいます。
でもその場合、食べられるのは大切な種子である豆そのものなので
これを目的に食べられてしまっては仕方ありません。
私は豆の多くが地味なのは、
こういう鳥たちに見つかりたくないからだと思っていました。
ですからトキリマメが赤く目立つ目的がわかりません。

もしかしたらトキリマメは、
人間が食べるとすごく美味しい豆なのかも知れませんよ。
赤と黒は、人間へのアピールなのかも・・・
人間は、それが本当に有用な植物だと知ると、たくさん食べますが
必ず計画的に一部を残して栽培しますから。
全数の殆どを消費されても、一部が必ず存続されるのであれば、
契約は成立しますものね。
実際、栽培されている多くの穀物は
こうして人に必要とされ、選ばれる道を選んだのだという人もいます。

試しに茹でてみようかな・・・なんてちょっと本気で思ってみたりして(笑)

Tokirimame0911

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ツチグリ復活!

今朝はまだ気温が高めで湿り気も充分だったので
庭のきのこ君たちの様子を除いてみたところ、
もう胞子を出し終えたと思っていたツチグリが復活していました。
このところのお湿り続きで
一度は白茶けた色までが鮮やかなコントラストに戻っています。

ツチグリはタコの足みたいに放射状に広げたとんがりを
空気の乾燥に応じて右衛の方に湾曲させて
自分の胞子嚢をとんがりの部分でググッと押して
てっぺんの穴から胞子を飛ばします。
この仕掛けは松ぼっくりと同じで湿度低下により作動するので
再び湿るとともに開いてご覧の通り地面に伏します。

湿っていると胞子が風に乗って遠くへ飛ばせない訳ですから、
やはり松ぼっくりと同様の上手く出来た仕掛けです。
松ぼっくりは乾くと開いて湿ると閉じますから、
動作そのものは逆ですが、やろうとしている事は似た様なものですね。

それにしても、小さな宇宙人みたいで面白可愛いヤツです。
来年は更に増えて、そこら中に現れたら楽しいだろうなあ・・・

Tsuchiguri_fukkatsu

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夕陽色

今日の当地は一日晴天が保ちました。
午後からくもると聞いていたのでヒヤヒヤしながら洗濯物を干しましたが
ちゃあんと乾いてくれました。何だか得した気分です。
気温の方も火曜日から5日続けて15℃を越え、温かめでした。

玄関の下駄箱の上にカラスウリの赤い実が無造作に置かれていました。
子供が近所で見付けて来たようです。
チビ助の彼に届く範囲の実はあまり成りの良いものではなかったようで、
絵になる形よりちょいスリムですね(笑)
ちょうど玄関に西陽が差し込んでもとより赤い実を一層染め上げていました。
そういえば子供は熟したカラスウリは夕陽の色に見えると言っていました。
独特の朱赤は確かにそういう風情ですが、一年で一番短いこの時期の夕陽は
この実よりもっともっと弱々しい色をしています。
カラスウリ色の夕陽は、
どちらかと言うと夏の終わり頃のギンギンギラギラですね。

私は子供の頃、夕陽色の実はカキだと思っていました。
当時住んでいた岩手県にはカラスウリがあまり無かったのか
たまたま身の回りで見かけなかっただけなのか分かりませんが、
カキはお寺にも山の畑の脇にもたくさん成っていましたから
こちらの方がずっと身近でした。
私がカラスウリを普通に見る様になったのは
小学5年生の時に引っ越した先の東京都東久留米市以降です。

写真の実のバックの布は下駄箱の上に敷いてあるものです。
たまたまですけど、紺と朱赤って合いますね。
そういえば有田焼の名工柿右衛門の絵付けも柿色と紺藍のハーモニーでした。

よく見たら片方の実が割れています。そういえば少し前にこのブログで
カラスウリの種の形が何に見えるかを話題にした時、
子供にカラスウリをとったら種の形を確認するように言ったのですが、
どうやら彼はそれを憶えていたようですね。実の中身は空になっていました。
独特のこの実の形をカマキリの頭や結び文に例えた話が出ていましたが
彼には一体何に見えたのでしょう。
帰宅した彼に尋ねてみると、彼は嬉しそうにひと言

「パンツ!」

・・・そうかい・・・・・・

Karasuuri0911

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クモの越冬準備

昨日よりずっと温かいと感じたのですが、
当地の最高気温は昨日と同じ15.5℃でした。
空気に湿り気が充分に残っていて、当たりが柔らかで緩い感じ・・・

午前中に庭をぐるりと一周。あちこちで一番目に付いたのは
色々な種類のクモでした。という訳でまたクモネタです。
クモは一昨日紹介したジョロウグモのように卵で越冬するものもいますが
幼体・成体で越冬する種類も少なくありません。
そういう種類は寒さが本格的になる前に越冬場所を見付けるため
この時期の温かい日には動きが目立つのです。

写真はワカバグモ。名が示す通り美しい若草色をしています。
更にオスには体のあちこちに紅いアクセントが入るので一層鮮やか。
写真の個体はオスですね。大きさ的にはあと1〜2回の脱皮を経て成体になる
「亜成体」ということでいいと思います。
へクソカズラの葉をうろうろ移動しながら
越冬するための物件探しでしょうか。
このクモは冬の間もかように鮮やかな若草色ですので、
完全に体を隠せるところでないと鳥に見つかってしまいます。
へクソカズラはもう少しで茶枯れてしまいますから、
私としてはお隣のスイカズラをお薦めしたいところです。

スイカズラは冬でも葉が緑色に残り、
凍らない様に脱水してくるんと裏に巻く性質があるので
越冬場所にはもってこいです。
実際、スイカズラの葉裏ではいろいろな昆虫やクモが
越冬しているのをしばしば見かけます。

今日は他にも、アオオニグモ、アズマシロカネグモ、マネキグモ、
オナガグモ、キハダエビグモ、キタヤハズハエトリ、ヨダンハエトリ、
カニグモの仲間など、短い時間にいろいろなクモを目にしました。
昆虫もほとんど姿を消した今、彼等も足早に越冬準備です。
みんないい場所みつけなよー!

Wakabagumo0911

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枝の上のポニョ

今日はせっかく温かうららかな一日だったのですが、
あいにく仕事で県西は坂東市の会議から
県央は小美玉市のワークショップへ移動という、
じつにハードに飛び回った一日でした。

さっき(23時頃)帰宅したのですが、夜になって冷えて来たため
低く停滞する夜霧がすごかったです。
最低気温の5.5℃も、朝ではなく一日の終わりに出ました。

写真は今朝撮影したタマキクラゲです。
タマキクラゲは庭の定番キノコの一種で、
クヌギの細枝が木の本体に見捨てられて枯れたりすると
いつの間にかびっしりと張り付いてます。
晴天続きだとしんなりひしゃげているのですが
このところまめにお湿りがあるのでぷっくらと元気一杯です。

人によっては気持ち悪いとか言いますけど、
可愛くないですか、これ?
でもって逆光で見ると琥珀色に透けていて、なかなか美しいです。
また触り心地がたまんないんですよねー。
「ポニョッ・・・プニュッ・・・」という感じが気持ちいい〜!

おまけに食べられるんですよ、このキノコ。
煮ても炒めてもいけますが、さっとゆがいてきゅうりともんだり、
わさび醤油でいただいてもグーです。
私は未経験ですが、砂糖や蜂蜜で煮て、
スィーツに使う事も出来るらしいですよ。

そんなタマキクラゲも、庭ではクヌギの枯れ枝を土に還す行程の
第一段階の分解者という重責を担っています。
キノコやカビはいつも目立たぬところで、物質循環を支えています。
彼等がいなかったら、世の中はかなり大変です(笑)

Tamakikurage

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夜雨降霜の顛末


Jorougumo_good_job

温かかったですが、ちょっと顔を出したお日様は
またすぐに薄雲に隠れ・・・の繰り返しで、
あまり「お天気が回復したー」という感じにならない空模様でした。
気温は高めですね。朝から冷え込みは感じませんでした。

話題は少し前・・・先週の金曜日(11/20)のことです。
前日の冷たい雨に続き、放射冷却による冷え込みで霜が降りました。
びっしょりと濡れ、強く冷え込んだ朝でした。
毎年、この時期のこういう朝は小さな命の運命を左右します。

上の写真はヒサカキの葉陰で産卵を終えたメス。
それまで楕円形に膨らんでいた腹部は、その大部分を占める卵が
体外に出たため、しぼんで棒状になっています。
脚を除いた体調は21ミリほどと、小振りなメスです。
どうしたことか8本の歩脚のうち3本を失っているようで、少々不便そう。
このメスは前日に見た時は網(巣)をたたんでいて、
降りしきる雨を避ける様にすでにこの場所に潜んでいました。
もともとあまり獲物が掛かる場所ではないため、
体は大きくなれなかったようですが、ここはヒサカキの上をさらに覆う様に
クリの枝が広がっていて、黄色から茶色に変わりかけたクリの葉は
まだ落葉していたいため、雨や霜、寒さを凌ぎやすい環境です。
このメスは大きくなれませんでしたが、とりあえず雨も寒さも乗り越え、
ここで産卵する事に成功しました。

一方下の写真、体長33ミリという大きなジョロウグモですが
雨による冷え込みと降霜の直撃を受け、絶命してしまいました。
お腹の見事な楕円形から察するに、まだ卵を持ったままのようです。
このメスは先ほどのメスの場所から5メートル近く離れた
少し高いクヌギの枝に陣取ってました。
この場所、ちょうど昆虫の移動空間に当たるため商売は大繁盛。
大きめの体には7本の歩脚も健在でずいぶん立派な体つきをしています。
このメスは、夕べの雨の中でも網(巣)の中央にしっかり居座って
頑張っていました。まだまだ卵に栄養を与えたかったようです。
しかし、雨で冷えた体が動かなくなったところへ今朝の降霜・・・
にわかにやってきた寒波をまともにくらって、
結局産卵することも叶いませんでした。
糸にしがみついたまま風に揺れる姿が何とも哀れです。

今回の顛末はこのような次第とあいなりました・・・
しかし、いつもこうとは限らないから生きるのは簡単じゃありませんよね。
産まれた小さな子グモたちが一人前になる確率は微々たるものですから、
少しでも大きく成長し、充分に成熟したたくさんの卵を産むための努力は
言ってみれば当然のこと。
しかし、数は少なくても産卵すれば間違いなく命は繋がるわけで、
死ぬ前に確実に命を繋ぐのもまた大命題。
どちらも私なんぞの生き方よりは、ずっと一生懸命の末の結果でした。

Jorougumo_zannen

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筑波山の鳥瞰イラスト

Tsukubasann_shokusei

お天気の変化が本当に小刻みですね。
今日は下り坂、予報の通り曇った割にはそれほど寒くありませんでしたが、
やはり明日は雨になるようです。
今月は太陽光の発電量がまだ
11月としては異例の低さ、まんま晴天率の低さを反映していますね。

今、筑波山の自然観察パンフレットに挿入する
筑波山の鳥瞰イラストを起こしていて、これがその試作品です。
南側から見た筑波山の鳥瞰イラストに、主な道路や登山コース、
そしてケーブルカーとロープウェイも落とし込んであります。

意外な事なのですが、筑波山のこういう絵地図ってほとんどありません。
もうちょっとざっくりディフォルメしたタイプはいくつか存在するのですが、
山の形状や場所の位置関係がリアルなものはどうやらまだないらしんです。

今回描き起こすにあたっては自分がいる位置や
行ってみたいポイントの標高がわかるよう、
100メートルごとの等高線を入れて、感覚的な目安になるようにしました。

とまあここまでは良かったのですが、どうせなので
主な森林相の垂直分布が表現できないかと、森林の塗り分けにトライ!
しかし難しいですね。パンフレットに説明として入る7つの森林は
上からブナ林、アカガシ林、モミ林・・・という具合に移り変わるのですが
このパッチのデータが揃わなくて困りました。
とくに麓の方のアカマツが松枯れで失われ他の林相に遷移したところと、
筑波山神社拝殿のあるあたりのスダジイの分布データが見つかりません。
いいかげんに描く訳にも行かないので、
次の会議で茨城県自然博物館の先生方に相談です。

筑波山の南斜面は近くに障害物が無いので、
大きく全体を捉えた写真撮影が可能です。
冬場は常緑樹と落葉樹がハッキリするので、写真を細かく解析しても
ある程度の植生の割り出しは出来そうな気がします。
完成までもう一息・・・がんばろっと!

●掲載のものは未完成ですので、植生を性格に反映していません。
 色などもこれから変更するのでアテにしないでくださいねー(念のため)

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スピード開花!

最低気温5℃、最高気温13.5℃。温かく晴れました。
こんなお天気に恵まれたので、今まで遅れに遅れていた
庭の作業をいくつか進める事にしました。
その一つが原種チューリップの球根の植え付けです。
本来は10月中にやらなければいけない作業、
今頃やっているようでは、それだけで落第点です。

網袋に入れ、井戸のポンプ小屋内にぶら下げておいた球根は無事でしたが、
その中の一種ツリパ・トルケスタニカはもう発芽が始まっていました。
クルシアナの方はまだ動いていませんでした。
作っておいた土で大きな素焼き蜂に植え付け、ひと安心です。

水路に入れっぱなしの熱帯スイレンの鉢も、
温室内のプラバットに移しました。
こちらは温室の床に置いて、春まで眠ってもらいます。
こちらもギリギリセーフ、霜が降りてからやるような作業ではありません。

写真はその温室の傍らで開花したラン、
スパソグロティス・ロビィ(Spathoglottis lobbii)です。
別の種小名アフィニス(Spathoglottis affinis)の方が
通りがいいかも知れませんね。

じつはこのラン、今年の2月に
ネットで知り合ったのにとんでもなくご近所であると判明したラン友(笑)
「おーちゃん」から小さな分球を3つ頂いたものなのです。
一番大きな球で直径が10ミリ余りでしたから、
きっと咲くまでには2〜3年掛かるんだろうな〜・・・と思っていたのですが
春〜夏〜秋と成長しながらどんどん分球し、
今では16球に殖え、花茎も合計4本上がって来ました。
球茎も大きいものでは直径22ミリあって、
鉢の表面が殖えた球茎でびっしり埋め尽くされている感じです。

こんなにハイスピードで殖え、開花に至るランは初めて見ました。
だってまだ一年経ってないんですよ〜!?
成長スピードはネジバナも相当なものですが
これはそのネジバナをも凌ぐスピード成長です。

そういえば、このスパソグロティス属のランは
我が国の南西諸島などにも自生があるのですが、以前訪ねた西表島で、
出来たばかりの舗装道路の道端に小規模な群生を見付けた事があります。
ランにしては不自然な元気さだなあと感じたのですが、
これは工事などで土がかき回されても、
分球の成長が早くて新たな創出環境でちゃんと開花出来たのかも知れません。
ひょっとするとランには珍しいことですが、環境かく乱で
パイオニア的に生育することを得意としている種なのかも知れませんね。

Spathoglottis_lobbii_2

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クマザサ?

今日は朝からテンションが下がる様なお天気でしたが、
午後になって気温が上がるどころか、空気がますます冷たくなり
まるで寒中の様な一日でした。

冷たい北風が弱く吹く度に、
パラパラと乾いた音を立てて庭のクヌギやコナラが落葉します。
地面のほぼ全体が、落ち葉で埋め尽くされた状態になりました。
紅葉もいいですけど、この落ち葉の景色っていうのがなんだか好きです。
特に落ち葉の中に小さなしま状の緑が点在する様子が、お気に入り。
庭にもそんな部分があって、この茶色と緑のコントラストは
晴天より不思議とお空がどんよりの時の方がしっくり来ると感じます。
うちの庭でこの緑を演出するのが「クマザサ」。
この時期になると葉の周囲が名の由来ともなっている
白茶色の隈取りになって、一段と素敵です。

あ、ご存知かと思いますが、クマザサは=「隈笹」。
よく「熊が出そうな山に生えるから熊笹」
と思っている人が多いみたいですけど、これは誤解です。
でも、キーボードの文字変換でも隈笹より熊笹のほうが
先に出るケースが多いみたいですね(笑)

園芸界で言う広義のクマザサは一種類の笹ではなく、
山に生える葉が広くて冬に隈取りが出来る種類の笹の総称として
使われる事が一般的で、スズタケやミヤコザサやコクマザサ、
場合によってはオカメザサまでクマザサの扱いに含めるようです。
でも、タイプ産地の京都には正真正銘の種としてのクマザサがあるそうで、
我が家のものは苗を分けてくれた造園会社社長のK氏によれば、
「これはそれだよ」とのこと。
この方、園芸家としてTVでも知られた人なので
よもや間違いないと思うのですが、
何しろタケササの類は難しくて自分では知識に乏しく分からないのため
「ふ〜ん、じゃそうなんだなきっと・・・」って感じで
あまりピンと来ていません(笑)
分かる範囲で葉の様子や刈らずに伸ばしたときの特徴は一致しているので
「クマザサ」で不自然さは全く無いのですが・・・

写真はいつもと反対の側から見た池の様子。
手前の中央にクマザサと大株のコウヤボウキで緑のしまが出来ています。
クマザサって、やや標高が上がったところに見られるせいか、
この時期に限って一瞬別荘地のように見えない事もないと、
言って言えなくもないような・・・(笑)
・・・ってすいません、一人で悦に入ってしまいました(爆)
それにしても家の周りが散らかってるなあ・・・なーにが別荘だか(追爆)

Oshibanoniwa

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高野箒の虫

温かくなってよかった・・・といっても
平年並みかちょっと低めの気温だったところが多いみたいですね。
当地は15℃まで達しました。
このところ底冷えの日が続いたので、ほっとできましたよ。

この時期、植物は来年の準備をして眠りにつくものが多くなりますが、
種子だったり、芽だったり、根茎だったりする準備した部分は
来年の成長を順調にスタートできるよう、栄養がぎっしり詰まっています。
ゆえに、しばしば昆虫たちに狙われることになり、
ひどいときは準備多殆どを食べられてしまったりします。

写真はコウヤボウキの受粉を終えた花で見付けた、おそらくガの幼虫。
ちょっと種類はわかりませんでした。
狙っているのはまだ熟していないコウヤボウキの種子です。
コウヤボウキはタンポポの様な綿毛が付いた種子を実らせますが
この幼虫は萼片の折り重なった側面からまっすぐに穴をあけて
綿毛の付け根にあたる部分の種子にプローチしています。

じつはこの部分に見事な穴が同じ様にあけられたものが多く見つかりました。
付け根の種子を食べられた綿毛が、脱毛の様にはらはらと抜け落ちていて
これは一体だれの仕業だろうと思っていたのです。

この幼虫、色と模様だけ見るとヒラタアブの類いの幼虫に見えましたが、
よく観察したらちゃんと丸い頭があり、ガの幼虫らしいと判断できました。
一体どんなガになるのか、飼育してみれば面白いのでしょうが、
そのためにコウヤボウキを摘んで与えるのも何だか癪なので
今回は撮影だけに留めておきました(笑)

Kouyaboukiyochu_2


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ミニリウム

やっぱり今朝も寒かったです〜・・・
最低気温は0.5℃、今シーズンの最低でした。当然降霜もありましたよ。
日中は空気が冷たかったものの晴れてくれました。
でも夕方からまた雲に覆われ、夜半に小雨が降り出しました。
明日の朝も冷えるのかなー・・・

写真の飼育ケース、かわいいでしょ。お気に入りなんです。
GEX(ジェックス)というメーカーの
GENOAH100(ジェノア100)という製品です。
ジェノアにはこの「100」以外にも大きさやタテ×ヨコ比の異なる
シリーズが存在しますが、「100」はシリーズの末弟的な存在で
その名の通り各辺が約100ミリのキューブ型をしています。

この製品の気に入っている点は
●余計な要素を省いたシンプルで品があるデザインなのでとっても
 インテリア性が高い。
●ガラス(蓋のみプラ)なので傷がつきにくく、メンテに応える持続的な
 透明度。
●4本の柱の上端の凸部を利用して積み重ねられる。(まっすぐにもたがい
 違いにも重なる)
●蓋の隙間は空気の流通がある最低限の隙間で、かなり小さな生き物でも
 逃げ出す事無く管理できる。
●価格が1000円以下。恒久性とインテリア性を考えたら、これはお手頃。
などなど・・・

私はおもに小さなカタツムリや小型昆虫の観察飼育用に使っています。
写真のジェノアでは、ヒメギセルという小さなキセルガイ(殻の細長い
カタツムリの仲間)を飼育しています。
手前の中程よりちょっと右寄りに1個体見えますけど、わかります?(笑)
蒸れすぎず乾き過ぎずで、こういうちっちゃなカタツムリには
なかなか手頃な水槽です。

小型生物はもちろんプラケースでも充分飼育できますが、
あのチープさはどう頑張ってもやはりプラケース以上には見えませんので、
機能優先で数を管理する場合に使うとして、ちょっと気取って飼いたい時は
ジェノアにレイアウトする事にしています。
ちなみに、ジェノアはフレームを構成するプラスチックの部分に
カラーバリエーションがあります。写真のものは「マーブル」で、
クセが無くどんなところにも馴染むのでこの色ばかり購入しています。
できれば、ウッド調のテイストを醸し出すスモークブラウンなんかあると
とってもいいと思うのですが、GEXさん作ってくれないかなー(笑)

今、このジェノア100を使った苔栽培を考えているのですよ。
名付けて「ミニ苔リウム」・・・上手く行ったらここで紹介します(微笑)

Gex_genoah100

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シェンク♂、遂に始動

昨日の最低気温は一日の終わりに記録されました。2.5℃でした!
そしてそのまま冷え込みは持続し、今日の最低気温は2℃。
最高気温は8.5℃でした!
これはもう12月を通り越して、真冬の寒さです。
おまけに冷たい雨、いやーさぶかった。

今日は会議だワークショップだと飛び回り、23時少し前に帰宅しました。
辿る家路は路面こそ濡れているものの既に雨も上がり、
きれいな星空でした。放射冷却で、明日の朝も冷え込みそうです。

そんな訳でブログの写真も撮れていなかったのですが、
仕事部屋に戻ると・・・「やややっ!シェンクが蛹室を壊して出て来たぞ。」
写真のシェンクリングオオクワガタ、初めてのオスの羽化個体ですが、
羽化したのは8月6日でした。
7月31日の記事で蛹を掲載したあのオスです。

羽化後一体いつ蛹室を壊して出て来るのかと思っていたら、
ひと月経ってもふた月経っても一向に動く気配なし!
これはひょっとしたら来春までこのままではないかと思っていました。
しかし羽化から3ヶ月余り、ここへ来てやっと動き出しましたー。

早速体長を測ってみました。
クワマニア御用達のデジタルノギスなんてものは持ち合わせが無いので
定規での目測・・・だいたい82ミリですね。
ビックリする様な大きさではありませんが、
初個体にしてはまあまあかな〜(笑)
きれいに羽化してくれました。欲を言えば大アゴの内歯の位置が
ちょっと前寄り、そして前向きかなー・・・
なんだかパリーオオクワガタみたいです。
もうちょっと、コクワをそのまま大きくした様な形状が好みなんですけどね。

でも、ちょっと触るとクワッとアゴを開く気の強さがグー。
なかなかかっこいいぞ!
今日は仕事がハードでさっきまで疲れ果てた感じだったのですが、
シェンク君のお陰でかなり盛り返しました(笑)
テンションを高くして一日を終われそう。もう歌っちゃいましょっか!
   ♪シェーンクリング シェーンクリング 
        ヤッホー ヤッホー ヤッホォーー♪(自爆)

Schenk_osu

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池の初冬2009

晴れたけれど空気が冷たくて、初冬らしい一日でした。
最高気温は何とか12℃まで達しましたが、つるべ落としの陽が暮れてからは
気温がぐぐっと下がり始め17:30で7℃、最低気温を更新中です。

今朝は庭が鳥で賑やかでした。
特にシジュウカラとメジロ。そろそろ鳥レストランの開店時期なので、
催促に来たかな〜(笑)
庭もだいぶ見通しが良くなりました。今回の雨と風で
まただいぶ葉が落ちましたから・・・

池の畔のガマズミはまだ赤い実が目立っていますが、
他の木がだいぶ食べられたので、そろそろ手(觜?)が着くでしょう。
このガマズミは場所の条件がいいので実も美味しいと思うのですが、
最後まで売れ残ります。やはり室内から一番良く見える木なので
鳥も人の目が気になるのでしょうか?

池の水温もぐっと低くなりつつありますが、
魚たちはエサを撒くとまだ大勢集まって来ます。
ミズカマキリやヒメゲンゴロウといった、
越冬目的の水生昆虫が集まり始めています。

今年はジュンサイの浮葉が枯れて分解される前に刈り取ってしまいました。
一緒に水面下でマット状の塊になっていたオオバナイトタヌキモと
混んだ部分のオオカナダモも除去したので、「水草の天井」が出来ず、
落ち葉がスルーで池に入ってしまいます。
池に落ちた落ち葉は数日間は浮いていますが、
充分に水を吸うと底に沈んでしまいます。
これをそのままにしておくと春の水温上昇期に底が低酸素状態になるので、
今のうちにさらっておかねばなりません。
この点ではちょっと管理が面倒になってしまいますが、
とりあえずこの管理法を試してみて、いつもの水草天井管理との
違いを見てみようと思います。

池からさらった落ち葉は集めた落ち葉の上に載せ、積んでおこうと思います。
そこを越冬に利用する生物もいるでしょうし、
来春以降の腐葉土作りにも役立ちそうですので・・・

クヌギの葉が黄色くなっていますが、例年に比べると今ひとつかな〜。
それでも、風が吹く度に数を減らす様子を見ていると
やっぱり名残惜しいですね(笑)

Ike2009shotou

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クサボケの秋

寒いですねー。今日の最高気温は日付が変わった直後の
深夜に出たものです。日中はそのときの気温に達しませんでした。
朝7時半頃から降り始めた冷たい雨はまだ止む気配がありません。

という訳で写真は先週撮影したクサボケの実です。
今年は数が少なくて、たったの5個・・・
これをどう使おうかと考えていたのですが、
やはりショウガと一緒に蜂蜜に漬けることにしました。
冬の間、ノドをいたわりたい時にお湯で割って飲みます。

クサボケの秋は、この突然な感じで枝に着く黄色い実と
やはり突然に開く狂い咲きの花です。
何を勘違いしたか毎年この時期になると、必ずちらほら開きます。
よく目立つ朱赤の花は秋に咲いてもきれいですが、
本来は春にわっと咲く中の数輪だと思うと、ちょっと損した気分(笑)

実の方も、今年は一段と少なかったのですが
毎年採れても10個あまりです。
もうちょっと結実&収穫率を高くする方法はないものでしょうか?
それが出来れば、薬用シロップも果実酒も計画して作れるのですが・・・
ウメのように鈴生りになってくれとは言わないから、
せめて小さなザルに一杯くらい採れるといいんだけどなぁ・・・

Kusaboke_mi

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秋紅梅 -マユミの実-

今日は予報より悪くて、午後から晴れるはずだったのですが、
一日どんよりでした。
さすがに昨日一日の晴れでは、溜まった洗濯物が片付かない・・・
予報をアテにして朝一で洗ったのですが、乾きませんでしたー(笑)

でも夜に入ってからの冷え込みは鈍くて、
生き残り組みのコオロギが、細い声で鳴いています。

写真は昨日筑波山の上で撮影したカット。
さながら紅梅のようですが、これ、マユミの実です。
マユミの実は二段階構造になっていて、はじめはやや四角張った球形の実が
枝からぶら下がった様になって見えます。
この時の色は個体による濃淡の差が大きくて、淡いピンクのものから、
少しピンクを帯びたクリーム色のもの、そして
写真の個体の様に紅梅ばりの濃いピンクのものまでさまざま・・・

やがてこれが4裂して中から朱赤色の仮種皮をまとった実が現れます。
裂ける前の実(蒴果=さくか)の色の個性にかかわらず、
仮種皮はみな濃い朱赤色なので、割れた状態では蒴果の色が
濃いものと薄いものでは、水戸のコントラストが大きく異なって見えるので
まるで別種のように感じます。
写真の個体は蒴果も濃い色なため、
蒴果と仮種皮では紅と朱赤の違いがありますが、
わりあい融け合って見えますね。

もう殆どの木で落葉が進んだ筑波山山頂付近では、
所々のマユミがやたら目立って見えました。
マユミって、花はすごーく地味なんですよ。
でもその分、実の方は鳥に見付けてもらえるようこんなに華やか。
神様は不公平じゃありませんでした。

Mayumi_mi

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筑波山の傘雲

行楽日和でしたねー。
今日は子供たち一緒に登る筑波山たんけん登山の講師を担当しました。
この行事、夏の終わりから始まり今回が3回目でしたが、
今までの2回はあいにくのお天気でした。
ところが今回は昨日の荒天と打って変わってのきれいな空。

登山コースも今までは南側のいわば「筑波山の玄関口」側からでしたが
今回はぐるりと裏手に回り込んで桜川市の真壁側からの登山となります。
写真は登山口に向かう途中の車中から撮影したもので、
西側から筑波山の裏手へ回り込んでいる最中なので、
お馴染みの二つの頂上が重なり合って一つに見えます。

ご覧の通り、傘雲が掛かっていました。
麓では南南西の風が弱く吹いていましたが、筑波山の頂上の少し上では
北から南へやや強い冷たい風が吹いているようです。
撮影時刻は午前9時17分。まだ気温は麓で12〜13℃程度だと思います。

傘雲は画面の左から右へ吹く冷たい風が
山腹沿いに登って来た、湿った空気を冷やすために発生します。
昨日の雨で、筑波山には充分な潤いが残っているのでしょう。
傘雲が出るのはお天気が悪化する前兆だと言われますが、
どうも必ずしもそうではないようですね。
数日間の変化で見ると確かにお天気はゆっくりと下り坂になるようですが
今日の傘雲はこの後一時間ほどで消え、
今年登った中ではもっともクリアな眺望が望めました。
心配した気温も思った以上に高く、山頂付近でもぽかぽかと温かく
背負った荷物から上着を取り出すことはありませんでした。

残念なのが紅葉。山腹ではまだ美しいウリカエデや
低木層のコアジサイ、クロモジなどの黄葉が見ごろでしたが
上の方は殆ど落葉済みの冬木立でした。
でも、センニンソウやボタンヅルの綿毛が銀色に輝いて見事でした。
中腹の紅葉・黄葉はもう少しの間楽しめそうです。

Tsukubasan_kasagumo

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夕焼け雲劇場

今日は土浦市で「環境展」の講演をやってきました。
霞ケ浦の生物(主に魚類)の変遷について駆け足でお話しました。
あまりに駆け足だったので、よくわからなかったかも・・・(反省)
やはり欲張りすぎると、良くありません。
しかし、今回講演用の資料をまとめながら、
「霞ケ浦は外来魚天国になってしまった・・・」とあらためて思いました。
「水瓶」と「防災」の切り口でしか手を打ってこなかった結果です。
防災は無視できませんから堤防はそのままでも仕方ないとして、
その内側に本当の霞ケ浦を再生できないものでしょうか。

ゆうべからお天気は徐々に荒れて来ていましたが、
降り続いた雨がひと区切りついたと思ったら、
今度は生暖かい南西の風が強く吹きました。なんとも気持ち悪い風です。
空もほぼ一日ネズミ色でしたが、夕方雨も風もおさまった時、
あたりじゅうがはじめ黄色に、それからだんだんバラ色に変わって来ました。
どうしたことかと庭に出てみると雲に夕日が反射して
地上の風景まで一面に染め上げていました。

天頂付近に広がっていた雲は東に流れながら徐々にローリングする様に
まとまり、ボリュームを増しながら大きな一塊になりました。
それは油彩画の様な力強いタッチで、入道雲とは違った迫力がありました。
写真は16時38分の撮影。雲はゆっくりと転がる様に東に向かい、
向こうから迫る宵闇との狭間で、まだバラ色の光彩を放っています。
鬱陶しい空模様の一日でしたが、
最後に雲が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、ヨシ!(笑)

●そうそう、下記アドレスの「わぴちゃんのメモ帳」というブログサイトでは
 気象予報士である管理人の「わぴちゃん」が空のいろんな表情を紹介してく
 れます。ぐりおもちょくちょく覗いては勉強させてもらっています。
 植物や昆虫の話題も面白いです。ぜひ覗いてみて下さいね。
 今日の雲のことも載ってるかな〜・・・

http://wapichan.cocolog-nifty.com/blog/

Kumo091114

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謎のちびラン

Trichosalpinx01_3

日中はほとんど風が無い分昨日より過ごしやすかったですが
夜になっての雨模様・・・やはり底冷えがします。
最高気温は13.5℃でしたから、当地では昨日より僅かに高かったです。
最低気温は7.5℃で、昨日の日付が替わる頃に出たもので、
あのままアレ以下には下がらなかった訳ですね。

温室のランが何種類か蕾を伸ばして来ましたが、
一種類だけ、既に咲いているのがありました。
写真のランがそれなんですけど、ちっちゃいんですよ〜(笑)
下に株全体の写真を載せましたが、写っている鉢が直径6センチですから
これを見ていただければ押して知るべしのミニサイズ・・・でしょ。

南米はペルーからやってきたトリコサルピンクス(=Trichosalpinx)
という属のランなんですが、種名が不詳です。(=Trichosalpinx sp)
この手の仲間ではよくあることですけど、ちょっと可哀想かな(笑)
トリコサルピンクスはプレウロタリスなどと近縁で、
暑がりさんが多いのですが、この種はそうでもないみたいです。
ただ、強い光線と乾燥が大嫌いみたいですから
温室の棚の三段目(一番下段)で、
特にジメッとしたところに置いてあります。
鉢や周囲の苔むし具合を見ていただけると湿り気を感じると思います。

こんなところに置いてあるのに、こんなちびて線の細い花ですから
すっかり見逃していました。
自生地では誰に見せたくてこんな花を咲かせているのでしょうか?
でも、小さいけれど、見逃してたけれど・・・
よく見るとなかなか主張が強い風にも見えて来ました。
不思議なヤツ・・・これだからランは面白いですね。

Trichosalpinx02

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ホントに木枯らし

さぶかったですね〜!
最低気温が10.5℃で、最高気温が12.5℃。ほとんど上がりませんでした。
風があったので体感的には10℃以下だったかも・・・
北風がすごーく冷たかったです。
確か先週の3日に木枯らし1号が吹いたと思いますが、
今日の風の方が実質的な木枯らしでした。
庭の多くの落葉樹から木の葉がバラバラとこぼれ落ち、
池の水面の南半分が落ち葉で隠されてしまいました。

せっかく見ごろになって来た、ささやかな庭の紅葉も散り始めました。
写真は紅く染まって落葉したエンコウカエデの葉です。
我が家のエンコウカエデは枝先の方が紅くなり、根元に向かって
徐々にオレンジ〜黄色と移り変わります。
今年の様に紅葉が今ひとつの年だとエンコウカエデは
枝先の僅かな部分が紅くなるだけで、殆どの葉は黄色くなります。

今日の北風に負けて、枝先の僅かな紅が散ってしまいました。
見上げるとすっかり空が広くなって、ちょっと寂しい感じ・・・(笑)
でも地面にはひと時だけの錦が広がりました。
写真の葉はミヤコザサの濃い緑に乗っかって、
ひと際真っ赤に映えていました。

もうこんな季節かあ〜・・・とため息が出ちゃいますが、
これがあるから春が嬉しい訳で、そろそろ頭を冬モードに切り替えないと。
冬には冬の楽しみも色々ありますしね・・・
さて、しばし眠りにつく木々をよそに
元気に飛び回る野鳥たちの季節が始まりますよー。
望遠レンズ群をスタンバイしなくっちゃ!

●追記:現在時刻23:58分、外気温は7.5℃まで下がりました。
    今日の最低気温は夜になって現在出ているものに訂正します。

Enkoukaede_rakuyou

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ひと味違うカタツムリ

いやー、未明からよく降りました。
雨のピークは午前中でしたが、一番すごい降りの時には
雷が伴い、停電もありました。
午後からはシトシト降る雨になりましたが、暗い空は変わりませんでした。

今、ちょっと変わったカタツムリを小さな水槽で仮飼育しています。
写真のカタツムリ君がそれですが、ベッコウマイマイという仲間の一種です。
筑波山から北に連なる足尾山というところで見付けたもの。
おそらくハクサンベッコウでいいと思うのですが、
この仲間は同定が難しいのでなかなかハッキリ言い切れません(笑)
仮飼育というのは、写真撮影をしたかったので
ちょっとの間確保させてもらっているということです。
ベッコウマイマイの仲間って、長期飼育するのは難しいらしいですよ。

ベッコウマイマイという名前は、その飴色がかった透明な殻に由来します。
カタツムリの殻としては珍しく、滑らかでやや強い光沢があります。
この他にも、他のカタツムリとはちょっと違った特徴がいくつかあるので
簡単に下に書き出してみますね。

■足の後端に突起がある
足といっても分かりづらいのですが、突起があるのは軟体部の
一番後の端、尻尾の先という表現がわかりやすいでしょうか?
ここがぽっつりとんがっているのがベッコウマイマイの仲間の特徴です。
何のためにとんがっているかは分かっていません。

■あまり殻に引っ込みたがらない
というか、もしかしたら引っ込むのが得意じゃないのかも。
驚いて縮こまっても完全に殻の中に隠れてしまう事は殆どありません。
写真の個体は完全に入り込んだところも見ましたが、種類によっては
そもそも入り切らない体なのかも知れません。中には外套膜という部分を
べろっと広げて生きているときのタカラガイみたいに
殻を部分的から完全に覆ってしまう種類もいます。
ベッコウマイマイの仲間は分類学的に見ると
比較的ナメクジに近いと言われているようですが
軟体部で殻を覆い隠すこの姿を見ると、それもうなづけます。

■(意外に)早い!そして活動的
這うスピードは想像以上に早いです。お散歩も好きみたいで、
しょっちゅう動き回っています。かなり活動的なカタツムリと言えます。

■食べ物がよくわかっていない
種類によってはヤマホトトギスの葉を食べるとかいった情報もありますが、
線虫を食べるなど、肉食説も聞かれます。
以前このマイマイをイブキゴマガイという種類と一緒に飼ってみた事が
あるのですが、イブキゴマガイを追い回す様な行動が確認できました。
捕食の瞬間は確認していませんが、翌日見た時にはイブキゴマガイは
殻だけになっていたので多分・・・
今回の飼育では、魚のフレークフードである「テトラミン」を
少しだけ食べました。飼育ケースに入れたブナの枯れ葉の表面を
舐めた様な形跡もありますし、サツマイモも少し食べました。

とまあ、特にカタツムリに関心がない方が聞くと
あんまりピンと来ないような事だと思いますが、
身近なカタツムリと比べるとかなり異端児な感じがします。
今回の飼育で、何か面白い発見があるといいな・・・なあんて
ちょっと期待しているのです。

Bekkoumaimai_sp


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腕の傷はオスの勲章?

みなさんのところでは雨、降りました?
今日は日立市の市民環境講座を担当するため県内をタテに移動しましたが、
帰りに石岡市を通過中、ぱらっと来ただけであとは曇りでした。
気温は相変わらず高いですね。最低・最高は12.5℃・20.5℃でした。
空気がどんどん湿り気を帯びてきましたから、明日は本格的に降りそうです。

写真は昨日玄関にあらわれたオオカマキリ。オスです。
あいかわらず「フン!」みたいな愛想のない顔してますね(笑)
この時期見かけるカマキリはまだ産卵していないメスが多いのですが、
このところ温かいせいか、昨日はオスを数匹見かけました。

写真のオスは気ままに散歩している風でしたが、
中には家の外壁で交尾している個体もいました。
その交尾を見ていて気が付いたのですが、メスの上に位置しているオスは
自分の前脚(=かま)をメスに噛ませています。
とりあえず前脚を噛ませることで、メスの口の動きを封じ、
それ以上のリスクを避けているようです。
・・・と、そこで気が付きました。写真の個体の前脚の傷についてです。

この傷、ひょっとするとメスに噛まれたものじゃないでしょうか?
じつは気になっていたのですよ。同じ様な前脚の傷を持つカマキリを
これまでも何度か見かけた事があるのです。しかも、全部オス!
傷の数は一カ所だけのものから、写真の個体のように
三カ所もついている個体まで様々ですが、ほぼ同じ様な傷です。
推測の範疇ですが、前脚をメスに噛ませるのは常套手段なのかも知れません。
しかも、生活に支障の少ない様、なるべく片方の前脚なのでは?・・・

写真のオス、左の前脚は実にきれいなもんです。
かまの先の方から枝分かれして出ている「跗節(=ふせつ)」も
しっかり残っています。
右の方は、鎌の曲げ伸ばしもあまり自由ではないようです。
跗節も一番付け根の節の途中で切れちゃってますね。
噛み傷は三カ所ですが、三回の交尾に成功しているオスなのでしょうか?

カマキリの交尾といえば、「オスが食べられてしまう」話が
一般に良く知られていますが、
実際にはその確率はそれほど高くないらしいですね。
頭部をメスに食べられたオスは一気に交尾行動が促進されるのだそうで・・・
そりゃそれで本望(?)なのかもしれませんが
できれば、食べられる事なく複数のメスと交尾した方が
より高い確率で自分の遺伝子を残せる訳で、
その方がいいに決まってますねー。

それにしてもこのオス、クールな顔して・・・やるねぇ!(笑)
う〜む、腕の噛まれ傷が男の本懐とは・・・
何とも艶っぽい話じゃありませんか。
「いよっ、この色男!!」

Ookamakiri_udenokizu


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昨日のお月様

ぬくぬくの日が続いていますが、どうやらお天気も下り坂となりそうですね。
比較的空気が湿った状態だったので地面もまだしっとりしていますが
ここらでまたひと雨降るとキノコが元気になるかなー?

昨夜は遅くにお月様が顔を見せました。
ついこの間まんまるだと思っていたら、もう半分近く欠けていました。
肉眼で見ても、何だか妙にリアルなお月様でした。
陰の際に大きなクレーターがあるせいでしょうか。
クレーターの凹面の壁も、太陽に向いている方は光を反射し
でこぼこ加減が本当にリアル・・・

写真はオリンパスE-1にOM用の500ミリレフレックスレンズを装着して
三脚固定で撮りました。
空でじっとしている様に見えるお月様ですが
500ミリのレンズで捕らえると
あっという間にファインダーから逃げ出してしまいます。
何回かシャッターを押す間に
カメラの向きを修正しなくてはなりませんでした。

年に何度か、お月様を見ると撮影したい衝動にかられることがありますが、
なかなか満足のいくカットが撮れません。
地球から一番近い天体ですから、
赤道儀に据えた望遠鏡を使って追尾撮影しなくても
固定撮影でそこそこ早いシャッターが切れるのですが
どうもファインダーで見た時の立体感がいまひとつ表現できないのです。

これからの季節は空気が乾いて澄み渡るので天体の撮影には向いています。
でも、めっちゃ寒いですけどねー(笑)
昨日はほんわか温かくて、
にわかに復活した虫の声を聞きながらの撮影でした。
月見酒でも呑みたくなる様な宵でした(笑)

Moon091108

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生返りの朝露

昨日以上に温かくて、最高気温は20℃に達し、最低気温も10℃でした。
昨夜はそれほど濃くはなかったようですが、夜霧が出ていました。
ふんわりと湿り気を帯びた空気は夜中留まり、
重くなった水分はたっぷりの朝露になりました。

写真は池の流入部の石についたハイゴケです。
この時期の低い太陽は石とハイゴケを木陰にする事なく照りつけますが、
先週の雨以降は地面も潤っているし、このところたっぷりの夜露・朝露も
貰えるためか、とても元気に輝いています。
一つ一つの細胞に生気がみなぎり、
朝の直射光を浴びても生き生きして見えます。

日中の日射しは空気もハイゴケもからからに乾かし、
ハイゴケは褪せたモスグリーンに変わってくるくる巻く様に縮れ
必至に乾燥と戦います。
で、また降りた露で復活!
まあ、そんな事が出来るのもあとしばらくのうちで、
本当に乾いた冬の空気になってしまえば、我慢の日々が長く続きます。

さくら上池にははじめのうちしばらくの間コケがありませんでした。
整地したばかりの赤土と風や日射しを避ける事が出来ない更地は
多くのコケが苦手とする環境です。
一部の石をハイゴケが覆う様になったのは数年前からです。
以来、ハイゴケが石の上にゆっくりと緑の絨毯を広げる様子が
楽しみでなりません。

ハイゴケは低温をそれほど苦手としないので、
この時期でも僅かに成長しているようです。
でも、石の半分以上を覆う頃、
見事にべろっと剥がされて、半分ほどが消えてしまいます。
じつはシジュウカラが巣材にするため、持ち去ってしまうのです。
それでもハイゴケは残された部分からまたけなげに成長を繰り返し、
次の巣材採集の時期までに概ね勢力を挽回します。
これって、持続可能な利用をされているってことなのでしょうか?
だとしたら、シジュウカラってすごいですね。

Haigoke_yotsuyu0911

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もうすぐ完熟 -ガマズミ-

小春日和というより、少し日射しが暑く感じられた位でした。
最高気温は18.5℃と昨日並みの温かさを維持していましたし、
何より最低気温が8℃と、あまり冷え込まない朝でした。
でも、立冬だったんですよねー(笑)

庭の低木の実は最後に仕上がるガマズミがそろそろ完熟となりそうです。
同じスイカズラ科のヒョウタンボクやオトコヨウゾメは
随分前に熟し、既に鳥が食べ尽くしたようです。
少し前にジョウビタキがやって来てからは
ムラサキシキブ、コムラサキも売れ行きが良くなりました。

ガマズミは連日霜が降りる様になるまでの間
徐々に食べられ、減って行きます。
それでも他の実が無くなってしまうと依存率が高まるためか
数日の間に一気に無くなります。

秋の低木の実は、上手く出来ていますよね。
こうしてちょっとずつ、熟すタイミングをずらして、
確実に鳥に食べてもらえるように工夫しています。
鳥にしてみれば、切れ間無く長期にわたって
美味しい木の実が準備されるのですから、これまた言う事無しです。

それにしても、晩秋の陽に照らされるガマズミの実は
鳥ばかりでなく私が見てもなんとも幸福な輝きに見えます。
毎年懲りずに手を伸ばしてみるのですが、渋酸っぱいんだ、これが!(笑)

Gamazumi_mi_2009

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筑波山の紅葉状況

今日はお空が真っ青で、雲が全く見当たりませんでした。
少しガスってましたけどね・・・
来週は雲が出やすいそうなので、思い切って筑波山に登りました。
あ、もちろんお仕事ですよ(笑)山頂付近の紅葉のカットを
撮影しなくてはならなかったので・・・

9:00に家を出て、10:20のケーブルカーに乗りました。
この時期、日が短いので太陽の位置もままなりませんが、
何より光線の色が黄色くなっちゃうのが早くて困ります。
午後2時を過ぎると、日射しが黄ばんでもう夕方色なんですよねー。
ですから、どうやら雲は出そうも無いと分かった時点で
ダッシュで行動する必要があります。

山頂はやっぱりもやっとしていて残念でしたが、
数日前に地デジで見た筑波山の紅葉情報は「見ごろ」だったので
おそらく今日を逃すと撮影は難しかったでしょう。
土日も良さそうですが、人がたくさんでしょうから、
きっとゆっくり止まって撮影どころではありません。

で、肝心の紅葉なんですが、いまいちですね〜・・・
タイミングがどうとかって言うより、
やっぱり色が出る前に殆ど落葉しちゃってます。
それでもブナは木によってはまあまあの色付きのものも
これからきれいになりそうなものもあったのですが、
オオモミジやウリカエデなどの、ブナの黄色に赤いアクセントを添える
木々が、葉傷みや落葉が進んでしまっていて、う〜ん、残念!
だから遠景で見ると秋というより、既に冬木立みたいでした。
でも、中低木のささやかな紅葉はそれなりにきれいだったし
マユミやツルウメモドキの実も彩りを添えていました。

ブナに関しては、まっ黄色じゃないオーカーイエローから
きつね色に染まったあったか系の黄色い濃淡が楽しめました。
写真はその一つ。あまり黄色くない部分のアップです。
逆光でちょっと影絵風なところがきれいでした。

全山紅葉!みたいな状態はもともと望むべくもありませんが、
点描のように部分的な秋を拾うのなら
今しばらくは楽しめそうですね。

Tsukubasan_buna

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クルマの未来・F1の未来

ほとんど曇りの一日は最高気温が15℃、最低気温が5.5℃と、
朝の冷え込みは弱かったものの、気温の上昇は鈍かったですね。
それでも空気がほわっと軟らかくて、昨日の様な緊張感はありませんでした。

先日、古いビデオテープを整理していたら懐かしいテープが出て来ました。
ホンダが無敵を誇ったF1第二期の頃に、
販促のために制作した店内放映用のVTRです。
なぜこんなモノがあるかというと、当時ホンダ系ディーラーの広告企画を
担当していたからです。これ、非売品よ。お宝かしら?(笑)

じつはぐりおは中学生の頃からF1を気にしていました。
ですから今や伝説的な存在のアイルトン・セナよりもずっと前の、
マリオ・アンドレッティやニキ・ラウダ、ロニー・ピーターソンなんかが
リアルタイムのドライバーです。
でも、当時はホンダのF1第一期の活動が既に終わっていて、
日本とF1はあまり縁がない時代でした。

十数年後、給料でクルマを買えるようになった頃がこのVTRの時期で、
ホンダに限らずいろんなジャパンパワーがF1の世界を席巻していました。
中島悟を皮切りに日本人ドライバーも活躍し、TV放映もレギュラー化し、
F1が本当の意味で日本人一般に認知された時期でした。
バブル崩壊でF1と日本の関係は相当淘汰されたものになってしまいましたが
それでも日本のドライバーなり、チームなりメーカーなりが存在し、
日本人として応援したい何かがありました。

ところが一昨年、シーズン半ばにして鈴木亜久里氏率いるチーム
「スーパーアグリ」が資金難から撤退、昨年はホンダが撤退、
一昨日は唯一のタイヤサプライヤーとして活躍しているブリヂストンが
来年一杯での撤退を発表。
そして昨日、ついにトヨタも今シーズン限りでの撤退を表明しました。

これをどう見たらいいのか・・・
世界同時不況とかなんとかっていうのは言うまでもない事ですが、
ホンダはともかく、トヨタについては
F1に参画する事の意義を自問自答した結果のように思えてなりません。
「F1はモータースポーツの最高峰」と言われていますが、
もしかしたら既にモータースポーツにクルマの未来を重ね合わせる事が
出来なくなって来ているのかも知れません。
可変バルブとか、電子制御システムとか、今まではF1で培われて来た技術が
製品としてのクルマの性能向上に繋がっていた面がありましたが、
既にクルマの進んでいる方向が、
F1のそれとは違って来ているのかも・・・そんな気がするのですよ。

F1のファンならだれもが薄々気付いている事ですが、
F1の裏側には実に保守的な力が働き続けています。
それらがF1の適正な変革を阻み続けるとしたら、もはやF1は
騒音と排気ガスをまき散らし、スピードを競うだけの
陳腐な興行に過ぎなくなってしまうかもしれません。
情緒性も含めた色々な意見があるでしょうが、
私個人は小型軽量な超強力モーターで、クルマ社会の
ゼロエミッションを牽引するF1になってもいいのではないかと思うのです。

1989_f1_vtr


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初霜

今朝の冷え込みにはもう絶句でした。
昨日の朝も凄かったですけど、今朝は初霜ですもん!
最低気温は1.5℃まで下がりましたー。
去年の初霜っていつだったかな・・・と思って調べてみたら
11月21日でした。昨年のこの日は初氷も同時に見られました。
今朝は当地では霜だけでしたが、
各地で初氷、そして初雪となったようですね。

写真はクヌギの木ごしに見た隣地の畑、真っ白でしょ。
うっすらとかじゃなく、ホントに真っ白でした。
クルマのガラスも美しいアラベスク模様になっていました。

昨日の天気予報では今日の日中は温かくなると言っていましたが、
実際は14℃止まりで、夕方以降もきっちり冷え込んできました。
明日は本当に温かくなるんでしょうかねー。
あんまり急に寒くなると体調がついて行きません。トシだわ〜(笑)

もっとも考えてみれば小学生の頃は、
「11月になると霜」という感覚がありましたけど、
いつの頃からか冬も随分緩いものになりました。
東京都内でだって通学途中、細いつららでチャンバラやりましたからねえ。
今じゃ子供につららを説明するのにもひと苦労です。

この冬は暖冬になるとの長期予想ですが、そういう年って
太平洋側では案外雪が多かったり、
ドカンと寒い日が来たりするものですよね。

とりあえず今回の寒さは一旦終息するようなので、
明日からの小春日和に期待です。

Hatsushimo2009

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見納めのサマーブルー

やんなっちゃいなすねえ、いきなりのこの寒さ!
今朝の最低気温は3.5℃でしたよ。でもって最高気温は11.5℃!
晴れていたのに空気が冷たかったです。
これはもう11月を通り越して12月の気温、
秋の終わりと冬の到来を感じさせるのに充分なものでした。

写真は熱帯スイレン、昨年小さな球茎をいただいたものですが、
今年は順調に大きくなり、8月の終わり頃から花を咲かせてくれました。
原種のはずとの事でしたが、ラベルが無いので正確な種名はわかりません。
10月も半ばに入ってからは花を見ることもなかったのですが
先日、しばらく振りに小さめの蕾をフイッと上げ
この時期ではおそらくもう咲かないだろうと思っていたら、
この寒さの中頑張って開花してくれました(驚!)

本来よりもずうっと小さめの花ですが、頑張り賞としてブログに掲載(笑)
熱帯スイレンって、花芽の分化には気温が関係あると思うのですが、
開花自体は気温が低くてもいけるって事なのでしょうか?
さすがに、寒さに縮こまる様にすぼんだ開花でしたが、
一応ちゃんと花粉も吹いていました。

今年は間違いなくこれが見納めでしょう。
この花が終わったら、ポリ袋に詰めて温室の床で春まで眠ってもらいます。
来年もまた、豪華な花をよろしく〜(笑)

Nettaisuiren0911

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雨に咲く地上の太陽

予報でわかっていたとはいえ、にわかな寒気に思わず縮こまりました(笑)
最高気温は14℃、お日様の無い14℃はもうすっかり底冷えです。
しかし、庭では昨夜の冷たい雨を喜んでいる面々もいたようです。

それはキノコたち・・・今年は雨が少なかったので
これまでインターバルの乾燥に耐える、我慢の日々だったと思います。
先日来の雨とぐっと下がった気温で、出現のスイッチが入りました。
一面のムジナタケの他、ホコリタケ、コムラサキシメジ、ヒトヨタケの仲間、
ハタケシメジなど、いろいろなキノコを確認できましたが、
写真は中でも目立っていたツチグリです。

ツチグリは一昨年あたりから少数が出ていましたが、
今年は数が多く、ぱっと見渡しただけで20〜30ほどありました。
このキノコ、知らない人が見たらキノコじゃなくて
落ちた木の実に見えるかも知れませんね。
写真には開きかけも含め9個写っているのですがわかりますか?
ちなみに真ん中へんのボサボサしたヤツはキノコじゃなくて
どんぐりがはずれたあとのクヌギの殻斗(かくと)です。

ツチグリは最初石ころのようなころっとした姿で出現します。
それがやがて頂部から放射状に裂け、中にもうひとつ抱えた
ころりとした胞子の袋を現すのです。
完熟した袋の頂部は小さな口を開き、そこから煙の様に胞子を飛ばします。
放射状の裂片は内側にやや厚みのある白い層があるのですが、
この白い層は伸縮性に乏しいため、
裂片が開く際に細かな亀裂模様を生じます。
これがタイルアートの様な美しい質感となり、
何だかちょっとスペイン風?とってもお洒落ですよねえ。

この地面の太陽、松ぼっくりの様に湿り気で開閉する性質があるのですが、
松ぼっくりと違うのは雨が降ると開くところ。まるっきり逆ですね。
これは一見雨の方が胞子を飛ばすのに適しているから・・・
と思ってしまいそうですが、そうではなくて
晴れると閉じる様に丸まった裂片に胞子の袋が押されて、
中の胞子を飛ばすという仕組みになってるのです。

裂片のタイル模様には個性があって、大きく割れるもの、小さく割れるもの
横方向に多く割れるもの、縦方向のもの、
タイルがはがれて焦げ茶の目地が縞状に現れるもの・・・などなど。
図鑑やキノコのサイトを覗いてみると、実にいろんな個性が見られます。
我が家のものは、タイルに大小はあるものの、割れ方は
縦横のバランスが釣り合った亀甲状に避けるタイプでした。
ばらまいた様な地上の太陽、もうしばらく楽しめそうです。

Tsuchiguri091102

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八溝山周辺の紅葉状況

曇っていたせいなのか、朝から温かでしたね。
そこそこ晴れた日中は最高気温は23℃まで上がりました。
ちなみに最低気温は12.5℃。
これは夜になって出た気温で、朝方はもっと高かったのだと思います。
日中はなんとかもってくれたお天気でしたが
夕方から雨が落ち始め、夜になって本降りに・・・
やや強い北東の風を伴った横殴りの降り方で、現在は少々荒れ模様です。

このところどうも仕事が土日に集中し、
11月に休みが取れる日曜日は今日だけなので、
今日は茨城県の北部に買い物&紅葉見物に出掛けました。
買い物といっても道の駅や直販所を巡る、
旬の野菜や山のキノコがお目当ての買い物です。

水戸インターで降りて、城里町から常陸大宮市を通り、
峠を越えて大子町に入りました。
上小川の駅の近くで国道118号に合流するのですが、
このルートだと袋田の滝に向かう車の渋滞に巻き込まれるのが心配でしたが、
お昼前という時間帯も幸いしたのか、
順調に滝の入り口も大子の町も通過し、
思惑通りの所要時間で今日の最も遠い目的地、八溝山山頂に到着しました。
八溝山の標高は1022メートル。
全く大した事ない標高ですが、これでも茨城県の最高峰!
ブナやダケカンバ、カラマツなども見られる紅葉の奇麗な山です。

この山には五名水といわれる湧水があり、中でも湧出量の多い
金性水(きんしょうすい)は手軽に汲めるよう整備されていて、
美味しい軟水。天然のものなので生水をそのままとは書けませんが、
この水を湧かして現地で飲むコーヒーは毎度のお楽しみです。
今日はちょうどカエデ類の紅葉がそろそろ見頃というあたりで、
温かさも手伝って軽装でも爽やかな山の空気を満喫できました。

写真はその金性水の近くで撮影した森の様子です。
赤い低木はハウチワカエデですが、真っ赤に色付いた葉と
まだ緑が鮮やかな葉が混在しています。
他にもイロハモミジ、ウリカエデ、ヒトツバカエデなどが
美しい錦を織りなしていました。
ここの紅葉が見られるのはせいぜい次の土日あたりまでで、
それを過ぎると一斉の落葉となりそうな感じでした。

八溝山を降りた八溝川沿いや、沿道の紅葉はまだ2〜3週間はいけそうです。
大子でも常陸大宮でも気になったのは、
まだカエデ類が紅葉のピークを迎えていないのに、
かなりいい色に染まって来たイチョウが多いこと。
今年はイチョウの黄葉がかなり早くなりそうです。

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