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細部の加工と土乗せ

Ike0409_saibukakou

今日は昨日より寒くなると覚悟していたのですが、思ったより
温かかったですね。気温は最低が-2.5℃、最高が10℃でした。

さて、久々に池工事の記事です。
じつはこのカテゴリーの事をすっかり忘れていて・・・
というかもう完成までレポートした気になっていて
ふと見たら二ヶ月も放りっぱなしな事に気が付きました(汗)
前回は水の中の地形をつくる「池内部の造形」まででしたね。

いよいよ次の段階ではシートに土を被せるので、
シートをいじって細かい修正を加えられるのはここまでです。
なのでストレーナーとシート固定についてここで書いておきます。

ここでいうストレーナーとは
取水口に取り付ける物理的濾過フィルターのことですが
何もそう難しいものではありません。むしろ簡単な作りの方が
後々メンテの際にラクチンです。
ポンプ槽から取水部分にかけての形状と仕組みは
このカテゴリーの三回前の記事(2009年10月6日の記事)の
掲載画像を見ていただくと分かりますが、
取水口の先端には三方に口が開いたコンクリート升を取り付けてあり、
そこにろ材を突っ込むといういたってシンプルな構造です。
上の写真の左側がそれですが、農業用の種モミ袋に
大粒の洗った軽石が少し緩めに詰められたものを用意し、
これを横から突っ込みます。この時3つの口には多少隙間があっても
構いませんが、向かって奥側になるパイプの入り口は
ちょっと押し込むような感じでしっかり塞ぎます。
その際に袋の形が自由になるように、軽石は緩めに詰めるのです。

もう一つの必須の作業がシートの固定です。
あらためて詳しく書きませんでしたが、
ここまでの作業を進めるためにもシートの固定は必要でした。
が、次の作業で土を乗せるともうシートの固定は
難しくなってしまうので、ここでしっかりと各部をチェック!
そして土の荷重が掛かった時に緩んだり滑ったりしそうな場所は
しっかりとペグ打ち固定しておきます。
固定したいところにブルーシートのひも穴が無い場合、
ハトメ加工して穴を適宜設けます。(写真右)
ハトメ加工の部品や道具はホームセンターで簡単に入手可能です。

ここまで進んだら、いよいよ土を被せ、ブルーシートを隠します。
傾斜がきつかったり、風当たりが強い場所は
被せた土が水や風に持っていかれて、何度もシートが露出しますが
その度に必要なだけ土を追加して被せます。
この作業は自然との折り合いをつける作業ですから、
何日も何十日もかけて足りないところに土を補充します。
つまり今後の作業を進める途中にも何度も追加的に繰り返す作業です。
よくけずられる場所だからといって、
まとめて土をごっそり置くようなことは絶対にしない事。
それでは自然との折り合いはつかず、徒労に終わってしまいます。
(どっかのお役所の河川管理みたいになっちゃいます:笑)
土を被せてみると・・・ほ〜ら、だいぶ景色に馴染んできましたよ。

Ike0409221

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さくら上池のできるまで」カテゴリの記事

コメント

待ってました!!!この記事をずっと期待しておりました。実は質問があるんです。
その前に、いつも倅がお世話になっております。かぶと小僧の父親です。先生の博学ぶり、いつも驚くやら感心するやら、あるいは羨ましくも思いながら、日々の研鑽怠りないであろうこと、尊敬が止まない私ども家族一同です。改めて、努力しなくちゃ…してねえなぁ…と。
早速ですが質問です。先生、池を作る過程でビニールシートを敷かれておりましたが、某兵法の治水術として、石に綿を被せるように敷き詰め、その上から水を一度流すと、綿が石に密着するようになり、水は土に染み込まないと読んだ記憶があります。もちろん、現代ではビニールシートの方が遥かに安価で簡単、手間を考え合わせればビニールシート使用は当然と思いますが、戦前のことなれば、こんな仕様もあったのでしょうか?

今後とも倅がお邪魔するようです。ご迷惑でなければ良いのですが、適当にあしらって頂いて結構です。悪しからずお願い申し上げる次第です。
また、いつぞやは美味しいお菓子をありがとうございました。このことはまた改めて御礼申し上げます。

投稿: かぶと親父 | 2009年12月27日 (日) 19時18分

待ってました!!!!
期待通りのハンドルネームに気分ははらたいらです。(意味不明:笑)
こちらこそかぶと小僧さんにはいつも盛り上げてもらっています。

早速ご質問の件ですが綿による方法は直接知りませんでしたが、
木綿にせよ麻にせよ、水を止めるのに植物繊維を用いる方法は
日本でも他の地域でもいろいろ見られるようですね。
綿は複雑な繊維が濡れる事でフィットしますから
直接それだけで防水効果がなくても、土の微粒子で目詰まりを
起こすという効果が期待できるかも知れません。
兵法となれば相当な昔の事でしょうから
当時の綿の入手を考慮するとかなりコスト高な方法にも
思えますけどね(笑)

現在でもベントナイト・・・だったかな?
鉱物の成分で防水する方法があります。
ベントナイトは濡れるとコロイド状になり、水を逃がさないのです。
一時ビオトープにも利用されましたが、有害性などの指摘もあり
あまり一般化しませんでした。これと似た手ですが
なにかの文献(兵法か農法か忘れましたが)に灰と白い粘土を使って
防水する方法が記載されていた記憶もあります。

今後とも親子で遊びにいらして下さい。
あまり改まらなくても気軽にやりとりが出来、
こういうのも楽しいものですよね。
それにしても、かぶと親父さんは歴史系に強そうですね。

投稿: ぐりお | 2009年12月27日 (日) 23時53分

ありがとうございました。
兵法書は柳生新陰です。「柳生の口伝に曰わく…」を文書化したものでしょうか。よくわかりません。
1600年代にもビオトープに繋がる作法があったのかと。堀を早く作り上げる為のものかもしれませんね。
実は、ビニールシートを使うとは思ってなかったものですから、染み込み防止はどうするのかなぁ?と思ってました。「小僧」に何度も質問してくれるよう頼んでいたのですが、自らの興味の対象にないと割とあっさりしてやがって…。

先生、残念ながら自分には歴史も何も強いものはありません。ただ柳生十兵衛が好きなもので。ん…単に千葉真一のファンだからかな?(柳生一族の陰謀、魔界転生、柳生あばれ旅などで)動機がおかしいんですね。確かに時代小説しか読みません。
強いて言えば…相撲(先代貴ノ花ファンでした)とアメフト(約6年やってました)とプロレス(馬場さんとJ鶴田が亡くなって冷めましたが)ですかね(笑)。肉体派です。
虫も怖いものだらけです。

でもビオトープは作るところを見てみたいです。

ありがとうございました。

投稿: かぶと親父 | 2009年12月28日 (月) 15時04分

どもでーす。
今年も数日になっちゃっいましたね。
ぐりおさんには色々とお世話になりまして
ほんとうにありがとうございました。
来年もどうぞよろしくっす。
あ~、ほんと家が近くにあるのならば、色々とぐりおさんと
できたのになぁ。ざんね~ん。

ここ、ぐりおさんの庭ですよね~。
いや~、すっごく広いですね。い~な~。

投稿: こー | 2009年12月28日 (月) 18時09分

>かぶと親父さん
戦国時代とかって、水をコントロールする技術の意味は
きっとスゴ〜く重要だったんじゃないでしょうか?
戦の勝敗のカギを握る技術ですよね。

かぶと親父さんはやっぱりお好きだからこそ読み込んでおられるのですよ。
好きこそものの・・・という典型ではないでしょうか?
肉体派、というか武芸派・・・というのはとてもよくわかります。
かぶと小僧さんにもやはりそれは感じますね(笑)
きっとかぶと娘さんも・・・(追笑)

いつか、できるならお庭にビオトープを作ってみて下さい。
結構楽しめますよ。

>こーさん
こちらこそお世話になりました!
馴れ馴れしいようですが、まだ一年ちょっとのお付き合いとは
思えない気がしてますー。もう旧知の方の様に感じるのです。

こーさんが近くにいらしたら・・・
そうですね。もしも近くにいらしたら、出来る事の幅が
ぐんと違って来るでしょうね、きっと。
でも、離れていてもこれだけのお付き合いが出来ることに感謝しています。
ネット環境がなければ実現不可能でした。来年もよろしくお願いします。

庭、この時はまだ広く見えますね〜。今の状態と比べると、
本当嘘みたいに広々してます。まあ、多分に広角レンズ効果ですけど(笑)
確かにこの頃は、でっけー池作っちゃったな〜と思っていました(追笑)
でも日当りがキツ過ぎ、土も悪く、とても野草を植えられる庭ではありませんでした。
ここへきてようやく適度な日陰も表面土壌もできつつあるというところでしょうか。

投稿: ぐりお | 2009年12月29日 (火) 00時02分

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