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ソーラスいろいろ

嬉しかったですよ〜、予報通りに温かくなりました。11℃です。
もう春みたいな感覚すら覚えました。
今回の寒波は本当にキツかったですからね(笑)
でも、いきなり一日温かくなったからといって
簡単に春が見つかる筈も無く、にわかに緩んだ空気の中、
庭をうろついたものの収穫無しでした。
まあ、梅の花芽(まだ蕾と言えない姿)が、多少ぷっくりして来ましたけど。

そんな訳で今日も画像は温室内に頼りました(笑)
今日は温室内に生育するシダの胞子嚢(ソーラス)を紹介します。
皆さんもご存知の通り、シダは維管束は持っているものの、
花を咲かせ、種子を作るということをしません。
苔やキノコのように胞子で殖えます。
シダには大変多くの種類がありますが、
種類によりこの胞子を入れる袋=胞子嚢(ソーラス)も様々です。
今日、温室で見付けた胞子嚢も異なるタイプがあったので、
またまたアラカルト画像にしてみました。

左上は栽培している大型シダのアビスです。日本の暖地にも近縁種の
オオタニワタリやシマオオタニワタリが自生していますが、
我が家の株はホームセンターのミニ観葉で売られていたもの。
気まぐれに購入したら一年で直径40センチを超え、今では直径80センチ!
ミニだからって、うかつに購入するとこういうことになります。
この種の胞子嚢は葉の裏にペンで丁寧に線を引いたように現れます。
ずらりと並んだ姿は少々ぼろっちい櫛の歯のようですね。

右上はノキシノブ。代表的な着生シダで、よく神社やお寺の木、
あるいは古い民家の軒先や茅葺き屋根などに
たくさん生えているのを見かけます。
ノキシノブはウラボシ科という分類になりますが、
このウラボシ科の名の由来こそが葉の裏に並ぶ丸くて大きな胞子嚢。
よく虫の卵と間違えられます(笑)
温室内の中間的な高さに吊るして、
葉の状態で湿度を見極めるための生きた湿度計です。

左下はイノデの仲間。あまり詳しくないので種類の同定が不安ですが、
おそらくただのイノデでいいのではないかと思います。
前の2種に比べると割合ノーマルな印象の小さい胞子嚢ですね。
このシダ、温室内に勝手に生えて来た雑草です。
でも、見応えがあるので居候を許しています。

右下はアジアンタム。
これもアビス同様、観葉植物としてお馴染みのシダですね。
日本にもクジャクシダ、ハコネシダ、ホウライシダなど
アジアンタムの仲間が何種類か自生しています。
胞子嚢は小さな腎臓型のカバーになっていて、
胞子はこの中に入っているのですが、小さい上に薄っぺらなので
ホントにこの中に胞子があるんだろうかって感じです。
でも、ちゃんと入っているらしく、
今回紹介する4種の中では唯一圧倒的な繁殖力です。
植えた覚えは全く無いので、何かのランの苗に付いて来たのだと思います。
今では放って置くと温室の床中に生えて来るので
一生懸命抜いているのですが、これも小葉の反りで乾燥がわかるので
床付近の生きた湿度計として適当に各所に残しています。
結局のところ、どうやら私はシダが嫌いじゃないみたいですね(笑)

Sida_sorus

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コメント

シダっすか(笑)
「いろいろ」とご紹介いただきありがとうございます「シダ」を(爆)
屋外に温室をお持ちの方は必ず(?)床にシダに悩まされてますね。…ぐりおさんはまんざらでもないけど(笑)

シダと言えば、小学生の頃に理科の教科書で前葉体を学びましたねぇ〜、不思議なハート型♪
んで…その日には我が家の湿地の所にしゃがんでジィ〜…っと。
~(´▽`)゚゚゚ オオォ〜!アッタ♪

とヘンな小学生(爆)

投稿: 太郎 | 2010年1月20日 (水) 09時13分

どもです。
ほんとシダ類って色々とありますよね~。
山に行けば、とても素敵な感じのシダも見られるんですが、
種子植物だったら種を採取って思うのですけど、
シダの場合はね~・・・・・・・。
まぁ、平地ではなかなかそういった類の物は育たないと思いますが。

そうそう、以前発射していただいた種別不明のタヌキモ、
水槽で今は育ててるのですが、寂光にもかかわらず、
すごく爆殖してしまいました。
枝分かれもしてる上に1メートル近くにもなってるかと。
なんていうタヌキモなんだろ。
私、水生のタヌキモは詳しくないんですが、捕虫嚢を見てみると
意外と大きいんですね。
もしかしてこれって魚の稚魚も補食しちゃったりするのかなぁ。

投稿: こー | 2010年1月20日 (水) 10時59分

>太郎さん
えっ、見付けたんですか、小学生の時に!?
私は一生懸命探したんだけど、結局見付けられず、
本物の前葉体をこの目で見たのは高校生になってからでした。
ところで、「いろいろ」と「シダ」がなんで括弧付きなの?
ごめんなさい、なんかそのニュアンスがよくわからなかった(笑)

実際のところ、アジアンタムにはちょっと困ってます。
爆発的な増殖力を見せますね。
年に何人か欲しいとおっしゃる方が現れるので、
素掘りで差しあげてます(笑)

>こーさん
大抵のシダは胞子が熟していれば、腰水煉瓦に胞子播きできるらしいですね。
移植が難しい種類でも、胞子播きだとすんなり苗がとれることもあるとか・・・
でも、私はどうしても日本のオオタニワタリが欲しくて西表島で採集した
胞子でやってみたんですけど、上手く行きませんでした。残念!

例のタヌキモ、弱い光線だと先の方が妙に紫がかった色になりません?
あの大きな捕虫嚢はボウフラやアカムシをよく捕らえます。
時には若令段階のイトトンボのヤゴやコシマゲンゴロウの幼虫も
捕まえていますよ。スゴっ!!魚は・・・どうなんでしょうね?

投稿: ぐりお | 2010年1月20日 (水) 18時05分

ほいっ、見付けました、小学生の時に!♪
あっさりと(爆)

括弧はお分かり頂けなかったですか…そ、そうですか………♪

大したことでもないんで、ご説明もしづらいっす(笑;)

アジアンタムは温室内だから繁茂しているんであって、生活環境ではねぇ〜…チリチリ。

投稿: 太郎 | 2010年1月20日 (水) 20時46分

太郎さん、あれから思ったんですけど
もしかしたら見ていたけど、ゼニゴケと区別できなかったのかも(笑)
うちはイノモトソウとゼニゴケだらけだったからなあ・・・

投稿: ぐりお | 2010年1月20日 (水) 23時58分

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