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28ミリの太陽

今日ってちょっと、寒く・・・ありませんでしたか?
最高気温は昨日と同じ13.5℃でしたが、北風が冷たくて
体感的には10℃に届いていない様な感じでした。
だから時々射し込む陽光が嬉しかったです。

写真の黄色い花も、どうやら同じ心持ちだったようで、
日射しの加減に応じて、忙しく開いたり閉じたりしていました。
この花、ラナンキュラス・フィカリア(Ranunculus ficaria)といいます。
一般には「ヒメリュウキンカ」の名で流通している様ですね。
でも、分類の上ではリュウキンカと同じキンポウゲ科ではありますが、
リュウキンカ属ではなくラナンキュラス属(キンポウゲ属)になります。

ラナンキュラス・フィカリアは、とても小さな草体、小さな花。
写真の花も直径28ミリほどですが、鮮烈な黄色には強い存在感があります。
やや厚めな花弁は薄くニスを引いた様な光沢があり、太陽光を受け、
強い輻射熱を発生するソーラーパネルになっています。
このパネルにより花の部分にスポット的に温かい空間を作り、
それを視覚的に伝える黄色い色と併せ、花粉を媒介する昆虫を誘うのです。
ですから太陽が出ていない時はあっさり休業。
お客さんが来てくれそうな時にだけ、効率よく営業しています。
日本の野草のフクジュソウも、全く同じ原理と構造で花を咲かせます。

じつはこれ以外にも、晴れた時にだけ開き、陰るとつぼむ・・・
という花は沢山ありますね。
特に気温が低い春の花には多く見られるようです。

ラナンキュラス・フィカリアのメインのお客さんはコハナバチという
ミツバチを二まわりほど小さくしたようなハチの仲間ですが、
今日は都合良く来てくれなかった様です。
やはりちょっと風が冷たかったかな・・・

ところで、今日の写真は防水コンデジのμタフ6000で撮影しました。
広角のスーパーマクロモードでの撮影ですが、
いつも使っている一眼レフのマクロでは考えられない画角なので
面白いことは面白いですね。ちょっと虫の眼になった感じかな(笑)
これでもうちょっと色や質感の深みというか、
立体的な描写が出来るといいんですけどねー・・・
まあ、まだ使いこなせていないせいもあります。
いろんな虫が出て来たら、もっとこのカメラで遊んでみたいと思います。

Ranunculus_ficaria_up

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栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

28mmというリアルな数字で植物を見たことがありませんでしたが、なるほどこんなに緻密で繊細な構造体が、生存するための代謝や活動をこれまた細密にこなしていると思うと、あらためて驚きますね。
形や色彩の一切に無駄のないカラダ(で、いいのか?)、合理的なのに艶やか。すごいんだなあと思っちゃいました。

投稿: 雷蔵 | 2010年3月19日 (金) 01時45分

 花の周りだけぽっと暖かいなんて、考えたこともありませんでした。
そっか~。
お花を見て心温まるのには科学的根拠があったんだ~・・・ってちょっと違いますね。
そういえば、雪深いところの木々も根元だけ先に融雪しますね。 

投稿: くわでん | 2010年3月19日 (金) 22時42分

>雷蔵さん
この話題をそんな風に受け止めて下さると、嬉しい限りです。
草花も昆虫も、私たちから比べたらあんなに小さいのに
すごく正確なメカニズムを持っていて、いつも驚かされます。
特に花と受粉昆虫との駆け引きの戦略は、いつ見ても不思議ですね。
彼等と比べたら人間は、結構無駄に大きいかも・・・(笑)

>くわでんさん
あのですね、フクジュソウが群落で固まって咲いているところって、
手をかざすとかすかにですが温かいですよ。感動です。
そうそう、根元の融雪も植物が凍らない程度の「体温」を維持している
証拠ですよね。で、先に書いたフクジュソウは、そんな場所に好んで陣取り、
早春の訪問客を逃がさない構えです。しっかりもんですよね〜(笑)

●昨日、くわでんさんの派遣して下さった巻いてるお客様が到着されました。
 有り難うございました。ビックリしました〜!
 もうちょっとで仕事が一区切りしますので、私信しますねー。

投稿: ぐりお | 2010年3月20日 (土) 00時55分

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