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すみれ御膳

今日はキッチリ晴れましたけど、やっぱり空気がピンと硬くて
春らしい感じは弱かったかなあ・・・明日も気温は上がらないみたいですね。
いろいろな人から同じ事を聞き、
自分でも、やはりそうなのかと思う事がひとつ・・・
「なんだかモンシロチョウをあまり見かけない」
寒いせいだと思うのですが、いくら寒くてもこっちよりは早く飛び始める
九州の知り合いからも同じ声が届いているので、ちょっと心配。

もちろん全く見ない訳ではなく、ただちょっと少ない様な気がするのです。
他のチョウも4月のこの時期にしては個体数が少ない様なので、
やはり気候のせいでしょうかね。もう少し様子を見てみたいと思います。

写真のちょいとサイケな芋虫君も今年は今頃になって
ようやく顔を見せてくれました。
いつもなら3月中に見かけるのですけどね。
今や庭の定番種となった、ツマグロヒョウモンの幼虫です。
なんだかいかめしいトゲトゲが並んでいますが、これは見かけ倒し。
触るとぶにょぶにょの肉質で、拍子抜けな感じです。
この虫の食草はスミレ類、彼がここにやって来たのも
ここが好物のビオラ・ソロリア(Viora sororia)の鉢だからです。

我が家には変種も含め3タイプのビオラ・ソロリアがあるのですが、
その中ではこの紫一色の花を咲かせる標準タイプのソロリアが
一番早く芽を出し、葉を展開します。
ツマグロヒョウモンの越冬幼虫はその事をちゃんと分かっているようで
御馳走の準備が整い、既に据え膳状態の食卓に
いそいそとやって来たという訳です。

この鉢には他に2匹の幼虫がいて、一足先に食事を始めています。
このシュチュエーション、どこかで憶えがあると思ったのですが、
よく国民宿舎などに宿泊すると、部屋食ではなく一階か二階あたりの食堂に
食事の準備ができたあたりで各部屋の宿泊客が集まり、
めいめいの部屋名が表示されたところで食事に入る・・・という
あの感じに似ている気がします。
テーブルにドカンと置かれたおひつのご飯を、自分でよそうんですよねー。
で、だいたいご飯の炊き加減が柔らかめだったりします(笑)

と、話がそれてしまいましたが、この食堂のすみれ御膳は大盛りです。
おそらくここで蛹になるまでの食料が間に合うと思うのですが、
彼等は途中でチェックアウトし、別のスミレを探して彷徨います。
どうも、歩き回る事があまり苦ではないようです。
まあ、我が家の場合はどこに行っても
たいがい何かしらのスミレには出くわすと思うのですけどね。

Tsumaguro100406

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庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

先生、おはようございます。
いつもありがとうございます。

ツマグロヒョウモンの幼虫は凄い姿ですよね。最初は怖くて割り箸でつまんでました。お父さんは逃げ出します(笑)。あの姿ですから良く目立つので、何度も採集して羽化させてました。コンクリート地面の割れ目のスミレにもいて、踏んずけられたら大変だと思いました。

外国産のカナブン・ハナムグリ、今度図鑑で見てみます。そういう法律があったのは知りませんでした。

投稿: かぶと小僧 | 2010年4月10日 (土) 09時34分

かぶと小僧さん、こんばんは!
私もあのトゲトゲに最初はビビっていたのですが、
スミレの根元に潜るのを見ていたら「ぶにょ』という感じで
曲がるので、あれっと思い触ってみたら見かけ倒しとわかりました(笑)

何度も羽化させたのですか?さすがですね。
それなら、蛹の背面に付いている金属光沢の点も見ましたね。
あれ、不思議ですよね。何の役に立つのでしょうね。

外国産のハナムグリはカッコいいですよ。ぜひチェックしてみて下さい。
でも、私が一番好きなのは、日本のアオカナブンです。
あの深みのある構造色は、タマムシ以上の美しさだと思います。

投稿: ぐりお | 2010年4月11日 (日) 02時34分

先生、こんにちは。いつもありがとうございます。
何度もすいません。

ツマグロヒョウモンの蛹の金属色は、僕も不思議に思って、写真に撮って水戸のH先生に質問しました。答えは、タンパク質が変化したもので、おそらく鳥に襲われない為の威嚇色だと言うことでした。
羽化した蝶を放す時が一番嬉しいです。

ジュニア学芸員の研究発表の時に(発表機会は年に2回あるそうです)綺麗な甲虫と危険な甲虫をピックアップして紹介しようと思っています。
アオカナブンは絶対に入りますね。あとクロカナブンの黒も本当に綺麗な黒だと思います。クロカナブンはちょっと臭いですがね。


昨日と今日、モンシロチョウを2度ずつ見ました。

投稿: かぶと小僧 | 2010年4月11日 (日) 12時53分

かぶと小僧さんこんばんは
そうですか・・・威嚇色。実際に効果があるのでしょうかね?
私は、タテハチョウ科の表現型の1ケースかと思っていました。
広義のタテハチョウ科にはマダラチョウも含まれますが、
マダラチョウの仲間には蛹全体がメッキをほどこしたような
金属光沢・・・というよりほとんど鏡面光沢のものがありますが、
これは周囲の景観を映す事で風景に溶け込む
究極のカムフラージュだそうですね。

クロカナブンも確かにきれいな甲虫ですね。
あのエナメルの様な黒い輝きとオレンジ色の毛のコントラストが
たまらなくカッコいいですよね。私も好きです。

投稿: ぐりお | 2010年4月11日 (日) 23時26分

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