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春の林縁の元気さん

今日はあちこちで夕方に虹が見えたみたいです。
みなさんは、ご覧になりました?
私は残念ながら身はぐってしまいました。すごーく損した気分・・・(笑)
夕方までずっと雨降りでしたが、お昼前後のどしゃ降りが
けっこうすごかったですね。多分今年一番のどしゃ降り。
気温は最低/最高でそれぞれ9℃/16℃。
体調が悪いせいか寒く感じたのですが、それほどでも無かったのですね。

さて、写真は春の元気なチビ助フデリンドウです。
どんなに大きい株でも8センチを超える事はほとんどありません。
むしろ株が充実するとそのエネルギーは全て花に向けられ、
開花輪数が多くなります。
私は最高で一株に11輪というのを見た事がありますが、
とある知人の最高記録は13輪だったそうです。
普通は1輪から7輪ぐらいが多いかな。

なりは小さいけど、花は細部まで
きっちりとリンドウらしいつくりになっています。
写真の個体は3輪咲いている他蕾が2つ。
それほど大株ではありませんが、花色がハッキリと濃い個体でした。
花の中央から突き出し、
先端がくるりんと左右にカールする柱頭がチャーミングです。

この花、雑木林に出掛けると目にしますが、
林の中ではなく林縁に咲いています。日当りが好きなんですね。
他に、芝地や草はらでも目にする事がありますが、
こういうところは突然開発されて消えてしまう事が多いですね。
フデリンドウは二年草(=越年草)。小さな小さな苗の姿で冬を越し、
春になると小さいながらも精一杯背伸びして
空を写し取った様な花を晴れた時にだけ開きます。
当然虫媒花。お客さんはコハナバチやヒラタアブの仲間のほか、
先日登場したミヤマセセリもよく訪れます。
ミヤマセセリはちょっと太っちょの胴体を
ぐいぐいと花に押し込んで吸蜜するので、
一段としっかり受粉してくれる様な感じがします(笑)

私はフデリンドウが大好きで、
出来れば庭に咲いて欲しいと常々思っているのですが、
この花は案外栽培が困難で、本当に気に入ったところにしか定着しないため
今のところは無理にお招きしない事にしています。
幸い近所で見られますしね・・・

姿はいかにも多年草っぽいのですが、先述の通り二年草なので、
種子がなければ発芽しないし、発芽率もあまり良くないらしいです。
だから何気なく林縁に咲いている一株も、
案外強運の持ち主なのかもしれません。
あ、でもなんか、ラッキーフラワーって言葉が似合いそうな花ですねえ。

Fuderindou2010

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