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買ってはいけない(後編)

昨夜から昼前まで、またすごい風になりましたね。
この間ほどの強風ではありませんでしたが、やはり被害もでたようです。
救いだったのは風が止むのと入れ替わりに雨が降ってくれた事。
植物たちも少しは癒されたでしょうか。

一昨日から掲載している中国産アツモリソウのレポートの最終回です。
その後この購入株をどのように扱ったのか・・・について一応紹介します。
これはぐりおが今まで栽培してきたシプリペディウムの植え付け方法を
基本にしていますが、正しいやり方だから紹介するという訳ではありません。
何を隠そうぐりおは今までシプリペディウム・ヘンリィ以外の
中国のアツモリソウを扱った事が無いので、全然実証事実がないのです。
また、植え付け方法を掲載するからと言って、中国産アツモリソウの
購入を勧めるものでない、ということも、今一度確認しておきます。
あくまでも正規に生産されたアツモリソウの栽培の一方法として、あるいは
この春中国のアツモリソウについ手を出してしまい、まだ植え替えを
やっておられない方への対処の手引き程度にお考え下さい。

では、順を追って写真で示し、説明を付記します。

Tejun0102

1.鉢の準備
●鉢は素焼鉢を使用します。安価で入手がたやすく、栽培の上でいくつかの構造的効果が期待出来るからです。ここでいう素焼鉢とは、やや肌色がかった薄茶色をした鉢で、非常に軽く、乾いた状態で水を掛けるとシュウシュウと音がして水を吸い込むものです。園芸上広義の素焼鉢は、煉瓦色のテラコッタ鉢や朱温鉢、駄温鉢を含める事もありますが、これらの鉢はこれから紹介する植え方には不向きですのでご注意下さい。アツモリソウというと断熱効果の高い断熱鉢や水冷鉢も効果があるのですが、これらは大変高価なものです。
鉢の大きさは株の大きさや状態にもよりますが、5号以上を選びます。写真の鉢は6号です。
鉢はあらかじめきれいに水洗いしておきます。
●鉢底の穴には防虫のためネットを置きます。今回の画像では黒いプラ網ですが、銅のメッシュを使用すると根を食害するナメクジの侵入を防ぐ効果があります。

2.鉢底にゴロ石を入れる
●鉢底には水はけ用のゴロ土を入れますが、これも最近は色々なものがありますね。しかしこの植え方では大粒の軽石を使用して下さい。厚さは25ミリほどにします。
●セットしたら強く水を当ててみじんなどをきれいに洗い流します。

Tejun0304

3.給水層を設ける
●鉢底の軽石の上に、湿らせてから水を絞った水苔を薄く敷きます。軽石が完全に隠れない程度で充分です。この層が余計な水を軽石に伝えて鉢の底に排出し、逆に腰水の際は水を軽石から吸い上げ、根の高さに伝えます。水苔以外にも、鉢底の穴から給水テープを通す方法もあります。

4.植え付け台座を設ける
●ここで植え込み用土を準備します。用土といっても、使うのは土ではなく、スギの皮を粉砕加工したクリプトモスをいうものです。クリプトモスには繊維の細かさにL・M・Sの三段階があり、通常はMかSを使います。が、今回は例外的に目の一番粗いLを使用しました。今回の様に傷んだ株は特に鉢内の停滞水を嫌うからです。株が健全な状態であれば、MかS、あるいはその混合を使用します。クリプトモスは使用前に水苔と同様に、水に浸けてから30分ほど置き、水を切って使用します。水苔の様に絞る必要はありません。
●クリプトモスに、少量の木炭を砕いたものとパーライトを混ぜ込みます。
画像中の白い粒がパーライト、黒いかけらが木炭です。
●鉢にこのクリプトモス混合用土を入れます。水苔の上に手で軽く押さえた時に30〜40ミリ程度の厚さになる様にし、中央を山型に盛り上げます。(画像では立体感がないためあまり山型に見えませんが、一応なってます)形としては、どら焼きよりも少し高くする感じです(笑)

Tejun0506

5.苗の植え付け
●苗は根茎や根に付いたもともとの用土をきれいに洗い落とします。輸入時からついたままの土やゴミもきれいに取り除きます。毛の軟らかいタイプの歯ブラシがあれば、根茎につまった汚れをきれいに落とせます。この作業は傷がつかない様、あまり強くない水流に当てながら行います。
●汚れを落としたら、苗を薬液に漬けて消毒します。私はバリダシンの1000倍液を使っていますが、入手が困難な場合はベンレートなどでも構いません。ただし説明書に記載された希釈倍数の2倍にした方が無難です。
●消毒の済んだ苗の根の間に、クリプトモス混合用土を丁寧に詰めて行きます。アツモリソウの取り扱いでおそらくこれが一番面倒な部分だと思います。コツとしては、詰めるクリプトモスはほんのちょっとずつつまみとって丁寧につめること。焦らずにじっくり行います。根と根が直接触れない様、元々の根の上下関係を見極めながら、一本一本の間にクリプトモスを挟み詰めてください。
画像の左半分は詰め終わり、右はこれからです。アツモリソウの根は横よりも気持ち下に広がる感じなので、それをイメージして根を広げながら詰め終わると、根を包むクリプトモスの塊は何となく傘型になっているはずです。
●これを4で用意した台座の上に据え、鉢の周囲から少し押し込む様に用土を足して行きます。決して深植えにならない様にして下さい。茎の付け根・・・昨日書いた来年の芽があるあたりが、表面よりも10〜15ミリ低くなる程度で充分です。
●植え終わったらたっぷり水を掛け、微細なゴミを洗い流します。以降の水やりも同様ですが、草体に直接水が掛からない様に、じょうろのハス口は取って使います。用土の表面にまんべんなく水をかけますが、夏場はあまり茎の付け根直近の部分は避けた方が安全です。表面に軽石や寒水砂を敷く方もおられますが、用土の状態が掴みにくいので私はこのままにしています。我が家の環境では、この状態で夏頃になるとハイゴケの仲間が自然に生えてきます。この苔の様子が、水やりの参考になっています。

・・・と、まあこんなところです。
なるべく簡潔に書くつもりだったのですが、やはりこうなりました(笑)
他にも肥料や光や置き場所など、いろいろ考えるとキリが無いのですが、
もしこれを読んで分からん事がありましたら何なりとご質問ください。
分かる範囲で対応しますので。

で、ここでまた苗の購入の話なのですが、
このやり方だと関東平野の当地でも、今まで経験した限りでは
いくつかの種類の栽培が可能だと分かりました。
今日それらは自生地に負担をかけずに園芸種苗が生産されていて、
性質も少しばかり強くなっています。岩手県や礼文島の事例など、
むしろこの技術が自生地の保全を支えるものになっています。
ですから、どうしてもアツモリソウに手を出してみたいという方は、
是非こうした生産苗をお求めになっていただきたいと思います。
高いですよ・・・高いですが適正に管理すれば、ちゃんと育ちます。
中国の種類は栽培出来るかどうか、まだハッキリ分からないまま
傷んだ状態で大量輸入されています。これらが市場で流通し続ける事を
私たちは恥ずかしいと思わなければなりません。

最後に、私がここ茨城県牛久市で栽培可能だと判断したシプリペディウムを
列記して見ます。他にも出来そうな種類がありますが、
自分で作ったことのない種類は含んでいませんのであしからず。
では、ご参考まで・・・

国産種
●ホテイアツモリソウ(無菌培養選抜種苗)
●カマナシアツモリソウ(無菌培養選抜種苗)
●レブンアツモリソウ(無菌培養選抜種苗)

北米種
●シプリペディウム・レギナエ
●シプリペディウム・パルビフローラム
●シプリペディウム・(パルビフローラム)プベッセンス
●シプリペディウム・ケンタッキーエンセ
※これらも培養種苗から育てた苗が流通しています。日本種より丈夫!

中国種
●シプリペディウム・ヘンリィ(緑花アツモリソウ)
※唯一栽培可能といえる中国種。でも野生品しか出回っていないので、他の種類を経験してからにしていただきたい・・・
正直にいいます。ぐりおも昔魔が差して買っちゃったの(笑)

台湾種
●シプリペディウム・セガワイ(台湾黄花アツモリソウ)
●シプリペディウム・フォルモーサナム(台湾クマガイソウ)

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栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

昨夜、三日ぶりに拝見してみたら、これは興味深い内容を!
ホームセンターで毎年見かけますが、考えさせられますよね…。
規制はかかっていないのですから問題はないのでしょうが。
まして現地の人達の貴重な収入源ですし。

「枯らすのが分かっている」とまでは考えた事はありませんが、安価→手軽に購入→枯らす→安価だからまた購入してみる→枯らす→

いづれ規制はかかるのでしょうが、やみくもに採取される山獲りの野生蘭…んん〜…。
やはり需要元の日本が悪いのでしょうか。

投稿: 太郎 | 2010年4月 4日 (日) 08時29分

太郎さんどもです。
この問題の難しいところは産地背景と末端購入者の距離感が大きく、
全容が見えにくくなっている事と、この部分の誰が悪いと言えない事でしょうね。
でも、結果的に第三者が見れば
残念ですが「日本」が悪いって事になるんじゃないかと思います。
だけど、中国の当局も相当悪いよね。
っていうか、上手くやればもっと持続的な外貨の獲得源になるのにね〜(笑)
まあ、目先の金になれば恐竜の化石だって
国が自らオークションにかけちゃうところですから。なかなか・・・

でもね、日本の中途半端な趣味家が一番無責任だと思います。
どうせ開発でなくなるとか、法で取り締まれないのが悪いとか
詭弁ばっかです。

投稿: ぐりお | 2010年4月 5日 (月) 00時18分

ぐりおさん
楽しくまた興味深く読ませていただきました。

初めまして モリゾウと言います。
この度、初心者としてアツモリソウの栽培を始めます。
アツモリソウの用土が自分の考える用土とほぼ同じだったので参考にさせていただきます。

ありがとうございました。

投稿: モリゾウ | 2015年10月 6日 (火) 10時57分

モリゾウさん初めまして、当ブログへようこそ!
お住まいがどちらかわかりませんが、当地(北関東)の
今年の猛暑はとても手強かったです。
手持ちの株はどうにか枯らしませんでしたが、
なんだか年々厳しくなっている感じです(笑;)
いよいよアツモリチャレンジとのこと、頑張って下さい!

用土はマクランサム系であればやっぱりこれが一番無難みたいに思います。
私が用土と同じ位に気を遣っているのは、夏場の夕方以降に行う冷却灌水。
これが肝だなあとつくづく思います。
どんなに仕事で遅くなっても、これだけは夜のうちにやっておきます。

でも何より肝心なのは、しっかりした良苗を手に入れる事ですね。
そろそろ苗販売のシーズンに入ります。
よい苗に巡り会えます様、お祈り申し上げます。
良かったらまた遊びにいらしてください。

投稿: ぐりお | 2015年10月 7日 (水) 00時13分

こんばんは
早速ブログ訪問しました。

私の住むエリアですが、
西日本の広島県です。
標高200m、内陸盆地で夏の最高気温が35℃前後。
冬は多少の積雪があり最低気温-5〜-12℃とかなり冷える。

アツモリソウ栽培ですが、
前段階として今春から日本クマガイソウの地植え栽培と台湾クマガイソウの
鉢栽培を始めました。
地植えの成績は全7株中、3株がこの時期でかろうじて葉枯れせずに持ちこたえています。
鉢植えの台湾クマガイソウの方は全2株で葉枯れせずに元気そうです。

アツモリソウ用土ですが、クリプトモス+パーライト+火山礫にダンボールの欠片を少々
混入してみようかと考えておりますがどんなもんでしょうか?
ダンボールはラン菌?が繁殖しやすいという説もあるので。

西日本でアツモリソウ栽培はあまり聞いたことがありませんが、やりがいはあります!

投稿: モリゾウ | 2015年10月 7日 (水) 22時19分

モリゾウさんこんばんは!
西日本の盆地でも、標高200メートルとはなかなかの好環境ではないですか。
羨ましいですね。
近年は夏場の最高気温で見ると、西日本のそちらよりも関東一帯の暑さが上回っています。
夏場の最高気温で見ると、沖縄よりはるかに暑いのですから嫌になっちゃいます。

段ボール伝説は有名ですが、菌に迎合する環境を用意するのはリスクも高いと思っています。
ラン菌の多くは木材腐朽菌でしょう。菌種については、まだ一部分しか判明していませんね。
一口に段ボールと言っても原料の配合は様々でしょうし、狙った効果が出る段ボールに当たるかわからないので、私は躊躇しています。
分解が進む前のクリプトモスは雑菌を押える効果がありますから、クリプトモスが効果的であると言うことは、そもそも反対の意味での効果があるようにも思えます。
でも、段ボールには通気や保水・保肥の機能も期待できるのかもしれませんが・・・
栽培環境との相性みたいな事もあるのでしょうね。私の所は夏が暑いので、なかなか複数種の
有機材を配合するのは難しそうな気がして試していません。

モリゾウさんの所は全くの平地でもないようですし、今は気候がおかしくなって来ているので
善くも悪くもさほど西と東の差は無いように思われます。環境と上手く付き合えればきっと育ってくれると思います。ぜひがんばってください!

投稿: ぐりお | 2015年10月 8日 (木) 23時41分

ぐりおさん おはようございます。

用土において自分でもダンボールの効果は懐疑的ですが、ダンボールのセルロース?がラン菌の栄養になるとかどうとかの記述もありますが、確証はありません。

それから栽培において面白い発想がありました。
アツモリソウと共生関係の深い植物を混植するという発想。
観賞面の問題を抜きにしても、そもそも本当に共生関係があるのかどうかと言う問題も
ありそうです。

そもそもアツモリソウの自生が過去にもない地域、暖地で栽培するということは
容易いことではありませんね。

東北地方辺りでは発泡スチロールに腐葉土100%用土で置き場に悩むくらい増やされてる方もいました(笑)
これはどう考えたら良いんでしょうか?

そこは標高的には高くないけど7,8月の最高気温の平均が25℃くらい。
年間降水量が1000〜1200mmでした。

因みに私の住むエリアでは30℃前後の1450mm。
この統計から読み取れるデータを元に何かしらの工夫をして行ければと考えております。


投稿: モリゾウ | 2015年10月 9日 (金) 07時07分

モリゾウさん
ご存知かもしれませんが、じつはほとんどの植物は菌類と共生しています。ランのような内菌根は少数派で、外菌根がほとんどですが・・・共生関係と言っても視野を拡げると必ずしも1:1ではないので、これを理解しようとするともはや生態系の話になってしまいます。でも、栽培(特に鉢栽培)では、あまりそのあたりを気にしても仕方が無い様な気がします。ちなみに、大抵の腐朽性のキノコはセルロースを分解できます。
でも、段ボールでアツモリソウとペアを組めるキノコを特定誘致できるくらいなら、松茸の人工栽培がとっくに出来てますって(笑)
多分そんなに単純なものではないと思います。
それから、腐葉土単用ができるというのは、事実なら栽培環境として適地だからだとしか思えません。暖地でそのようなことはもってのほかでしょう。個人的にはあまり民間療法的というか、都市伝説的というか・・・そういう栽培法は信じない方なので、具合のいい答えが出来ず申し訳ありません。
モリゾウさんのところは数字で見る限り我が家よりもより適地かもしれませんね。きっと工夫が効を奏してくれると思います。

投稿: ぐりお | 2015年10月12日 (月) 01時49分

ぐりおさん
おはようございます。

アツモリソウ栽培は工夫の余地がまだありそうなので
栽培地域、環境等を考慮しつつ用土含め工夫しながらやっていきたいですね


投稿: モリゾウ | 2015年10月14日 (水) 07時27分

ぐりおさん、おはようございます。
大変ご無沙汰しております。

アツモリソウのその後はどうでしょうか?
うちのアツモリソウは岩手産でまだ地上部の葉が茂ってますが、北海道産は7月中旬に枯れました。枯れた原因は茎の倒伏で軟腐病が原因かもしれません。直ぐに新しい用土に植え替えしました。幸いにも白い新芽が確認できたので一安心でした。

今夏は猛暑で連日最高気温が35℃前後を記録しアツモリソウ栽培初心者としては気が気でない日々でしたが、幸いにも岩手産は良株だったようで現在でもほとんど葉枯れなく元気そうです。
栽培困難地域とされる西日本で自分なりに試して見たのが、コンパニオンプランツの利用です。
アツモリソウの株元から離れた周囲に西洋芝の種をまいて擬似草地を作りました。その後、レンゲ草の種もまき現在はイネ科とマメ科の混植状態です。

土の内部のことは分かりませんがイネ科とマメ科の相乗効果でアツモリソウが上手く育ってくれれば面白いな〜と思いながら育ててます。

来春は地植えも考えてます。狭い範囲ですが擬似草地を作るエリアをいかに確保するか今から頭が痛いですね。 ゆったりと植えられる場所があれば最高なんでしょうが。
以上が現在の状況です。

投稿: モリゾウ | 2016年10月15日 (土) 07時29分

モリゾウさんお久しぶりです。
当地のこの夏は35℃越えの日こそ少なかったものの、
32℃越えの日がとても多く、また長期にわたりました。
当然アツモリソウにとってはかなり厳しい状況で、
特に9月に入ってからの異常な高温多湿には、
「これはさすがに駄目か」と半ば諦めに近い気持ちでいたのですが、
幸いというか、アツモリソウたちの殆どはよく頑張ってくれて、
今日現在まだ青い葉をしげらせています。
ここ数日は最低気温が10℃前後にまで下がり、
少し葉先が黄葉気味になってきました。
でも茎の付け根には真っ白な弾丸状の新芽が顔をのぞかせている株もあり、
きっと来年も咲いてくれる事と思います。

残念だったのは入手が非常に困難な原種のコルディゲルムの、
2株あるうちの片方が完全に駄目になってしまった事です。
フラスコ出しのレブンは駄目元でチャレンジした種類ですが
案外丈夫で、まだ元気で青々としています。まあ開花までには少なくとも
あと4〜5年掛かりそうなおチビさんですが・・・

コンパニオンプランツの結果は興味深いですね。
上手く来年につながる事をお祈りしています。

投稿: ぐりお | 2016年10月17日 (月) 00時00分

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