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2010年5月

飛燕草

今日は22.5℃まで気温が上がり、
ここ数日よりは日射しの分だけ寒さを感じませんでした。
でも、朝の最低気温はなんと7℃。これはちょっと低過ぎですね。
これではまだ、ランを戸外栽培に移せません。

今日、昨年の秋から大事に苗を育てて来たヒエンソウが咲き始めました。
このヒエンソウ、よく見かけるタイプではありますが、
ちょっと入手に苦労しました。
園芸品種ではなく、確実な原種の種子がなかなか手に入らなかったのです。
和名はヒエンソウ(飛燕草)、
学名はコンソリダ・アジャシス(Consolida ajacis)ですが、
和名も学名もこの仲間には多少の混乱があって、学名は
コンソリダ・アンビグア(Consolida ambigua)とされる事もあります。
もっとも以前はデルフィニウム属とされていて、その時は
デルフィニウム・アジャシス(Delphinium ajacis)という学名でした。

和名の方も、従来ヒエンソウと呼ばれていたものには
現在のデルフィニウム属とコンソリダ属の両方が含まれていましたが、
現在ではデルフィニウム属をオオバナヒエンソウ(オオヒエンソウ)、
コンソリダ属をヒエンソウと整理しているようです。
コンソリダ属にはこの他にもチドリソウという和名が存在し、
元々はデルフィニウム属とコンソリダ属をまとめたもののうち、
園芸的に多年草として扱われるものをヒエンソウ、
秋播き一年草として扱われるものを
チドリソウと呼んで区別したのだとか・・・
うう〜ん、わかりやすく書きたかったのだけどやっぱりややこしい(笑)

まあとにかく、原種のコンソリダ・アジャシスを育ててみた訳です。
この仲間にはピンクや白、水色などのカラーバリエーションがありますが、
一番惹かれる色はやっぱり独特の冴えを見せるコバルトブルー。
でも暖かい地域で育てるとこの色がなかなかうまく出なくて苦労します。
昨年も高温のため赤紫が滲んで出て来てしまい、
本来のコバルトブルーが咲いてくれなかったのですが、
今年はここまでの異常低温の影響でまあまあ上手く色が出てくれました。
寒くてよかったのは、シプリペディウムが楽勝栽培できることと
このブルーが見られたこと位でしょうか(笑)

ちなみにこの花を植えてある場所は、玄関前のモミの木が植えられた
ロックサークルの中で、ここは春先のシラー、ムスカリからスタートして
なるべく青い花をリレーで咲かせる場所にしてみたいと思っています。
リレーの選手選びが結構難しくて、また楽しいのです。

Hiensou

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なるほど、こりゃあ強い!

今、我が家には3匹のアメリカザリガニがいます。
子供が昨年の11月に捕まえて来たのです。体長は20ミリ足らずでした。
池にこの生物は御法度だと彼も知っているので、
プラスチックケースで地味に飼育していたのですが、
厳冬期はさすがにちょっと辛そうだったので
ゲンゴロウが野外越冬中なため空いている
室内の90センチ水槽に入れてみました。

そしたらいきなり急成長!エサをばくばく食べては
一周間足らずで脱皮をするという超スピード成長振りで、
今月の初めには体長が80ミリを超えました。
強さその1、「スピード成長」

でもって、エサの種類にいろいろ幅を持たせてみたところ
いやもう何でもじつによく食べる!
お店で売られている、いわゆる「ザリガニのエサ」の他、ドッグフード、
各種野菜、刺身、鶏肉、春雨、ご飯粒・・・本当に口に入れば
何でも食べるという感じで、しまいには水槽内に植えてある
水生&陸生植物まで食い荒らす始末。
強さその2、「食性の幅がやたら広い」

これだけ食べると、さすがにいい勢いで水が汚れます。
申し訳ないのですが、一週間のうちに何度も水換えを出来る訳ではないので
いくら丁寧に水換えの際に掃除をしても、次の水換えの前には
水槽内は相当にドロドロで、おそらく水質もかなり悪化しているはず。
でもぜ〜んぜんへっちゃらで、平気な様子。
一般に甲殻類といえば、魚より水質にデリケートな種類が多い中、
まったくタフなものです。
強さその3、「水質の悪化に強い」

これだけ元気なヤツが3匹も入っていると、当然争いが起きます。
脱皮でサイズアップするタイミングのずれで、常にの強弱の関係が変化し、
一番弱い立場に立たされたヤツが必ずやるのが水槽内の島部への上陸。
状況が改善されるまで、何日も水中に入りません。
鰓呼吸のくせに湿り気があれば空気から直接酸素が摂取できるようです。
なんて臨機応変な事が出来るのでしょう。淡水、汽水のカニみたいです。
強さその4、「場合により水陸両用」

う〜む、こうして見ると日本の陸水系をアメリカザリガニが席巻しているのも
当然ではないかという強さです。
おまけに繁殖力もすごいですからね。
敵を知るためにあえて了承したアメザリ飼育ですが、
その有能振りをまざまざと見せつけられる結果になりました。
これはやはり手強い!!

さて、こうして大きく育ったザリガニの今後についてですが、
目下検討中で、とりあえず家の外には出さないという方向です。
子供には、選択肢の中に「美味しくいただく」も含めると伝えてあり、
今のところ本人も少しだけそのつもりになっている様です。
さて、実際のところどのようになるのか・・・お楽しみです(笑)

Amezari100501

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草食男子の悲劇

涼し・・・いや、うすら寒い日が続いておりますね。
今日の最低/最高気温は11.5℃/17.5℃
・・・もうすぐ6月だってのに(笑;)
今日発表された長期予報ではやはり気温が低めの様で、
梅雨入り梅雨明け共に遅れる可能性が高いとか・・・農作物が心配です。

写真は一昨日イボタノキの花で出会った一コマ。
普通にイボタの花を訪れたナミホシヒラタアブのオスが
運悪くハナグモに捕まってしまったシーンですが、
なぜかここにクロオオアリが絡んでいます。
ハナグモはせっかく捕まえた獲物を奪われてなるものかと
時折ブンブンと獲物を動かして何とかアリを振り払おうとするのですが、
アリも必死に食い下がり、このもみ合いは4分近く続きました。

結局、アリが諦めて退散したのですが、私が興味深いと思ったのは
クロオオアリがハナグモの獲物を持ち去ろうという行動に出たきっかけが
一体何だったのかです。
このアリが地面からわざわざイボタの花まで登って来たのは
あくまでもイボタの花が目的であって、
昆虫のハンティングのためにやって来たのではなく、ましてや
クモが捕らえた昆虫を横取りする目的など年頭にはなかったはずです。

クロオオアリは生きた昆虫を襲う事もありますが、
それは飛行できず、強い防衛力も持たない芋虫や
傷ついて弱った昆虫が相手の場合で、そんな場合でも
相手が自分より大きい場合は単独ではなく、ほとんど複数で襲います。

今回の場合、最初はクモが捕らえて食べている獲物と気付かずに
手を出したのだと思うのですが、その後のもみ合いには
獲物をクモから奪って巣に持ち帰ろうという意図が感じられました。
単独のクロオオアリにしては、随分大胆な行動だと思います。

クモも焦ったでしょうね。
普段こういう事はおよそ無かったでしょうから・・・
でも、まだ息がありもがいているナミホシヒラタアブの心境も
またどんなものだったのかと・・・
二人の肉食女子(ハナグモはメス、はたらきアリもまたメス)に
両方から引っ張られる草食男子というこの構図、
う〜ん・・・どうしても羨ましいとは見えないなあ(笑;)

Hanagumoari

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でろでろでろ・・・

Deroderodero

上の写真、なんか雰囲気あるでしょー(笑)
北米産の大型アツモリソウ、シプリペディウム・ケンタッキーエンセです。
(=Cypripedium kentackyense)
北米のどの辺りに産するかは、名前からご想像くださいませ。
私はこの地名を聞いても、他に鶏の唐揚げ位しか頭に浮かびません(爆)
4日前に開花したのですが、昨日のにわか雨の時、
暗くなった異様な空と妙にマッチしていたので撮影しました。

ケンタッキーエンセの一番の特徴は、このでろでろとした花の形です。
よじれて下垂する側花弁が印象的ですが、前方に突き出した上顎片も
ややでろでろしながら先端が垂れ気味になります。
花を横から見るとその様子がよくわかり、ちょっと恨めしそう?
円山応挙がアツモリソウを描くとこんな感じじゃないかと思ってしまいます。

我が家の個体は残念ながら側花弁のでろでろがやや短めで、
長い個体だと10センチあまりに下垂します。
こういう花は近縁属のパフィオペディルムやフラグミペディウムにも
存在しており、パフィオペディルムのサンデリアヌムで60センチ以上、
フラグミペディウムのコーダタムで40センチ以上に達し、
それぞれハンパじゃないでろでろ具合です。
特にフラグミペディウム・コーダタムでは
上顎片も側花弁と同様に長く下垂するので恨めしさも倍増です(笑)

さて、ケンタッキーエンセに話を戻すと、この種類、
割合暑さに強く大変丈夫なアツモリソウです。
他の種類で言うとタイワンクマガイソウやシプリペディウム・レギナエと
大体同じ程度の作りやすさでしょうか。
ただレギナエ同様大柄な草体なので、体が固まるまでは風に注意です。
花が咲いている時期だと、まだ折れたり擦れたりしやすい柔らかさです。
もっと安く苗が普及すればそこそこ人気が出そうな気もするのですが
やっぱりちょっとマニアックかなー・・・でろでろだし(笑)

でも、下の写真の通り、花のコントラストも個性的で
風格のあるシプリペディウムです。

●えー、業務連絡(笑)二階の部屋で栽培しております。もう庭に
 出しっぱなしにしてませんので、そこんとこよろしくです(笑)

Cypkentackyense

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プチ嵐のあとさき

Ibota_kaika2010_3

今日はここまでドラマチックで慌ただしいお天気が続いています。
朝のうちは曇っていましたが、程なく晴れ間が広がり慌てて洗濯(笑)
(自宅で仕事をしてるとこういう事が臨機応変にできます。幸か不幸か…)

気温はさほど上がっていないものの
イボタノキの大開花を待ちかねた様に、多くの昆虫が群がりました。
上の写真はその中でもひと際活発に動き回っていたアオスジアゲハです。
このチョウを見ると「夏が来るんだなあ…」という思いがこみ上げて来ます。
翅を突き抜けるミントブルーのスプラッシュは、いつ見ても爽快!

スッキリとした晴天のもと洗濯物は順調に乾き、
あともう少しで干し上がりそうだというあたりでにわかにお空が真っ暗に…
南風がひょうと吹いたら、長く待たずして今年一番かというような
すごいどしゃ降りがやって来ました。
昆虫たちは大慌て、それぞれ近くの葉影へ隣の竹やぶへと
雨宿りに向かいます。
こちらも洗濯物の取り込みに大わらわです(笑)

どしゃ降りの雨は30分足らずで過ぎ去りましたが、
周囲の温度は一気に下がり、今日の昆虫たちの活動に終止符を打つには充分。
しかしこのプチ嵐、とても素敵なお客さんを連れて来てくれましたよ。
下の写真のの彼、不思議旅蝶のアサギマダラです。
ふわふわひらひらと舞いながら、
誰もいなくなったイボタの花を、気兼ねする事なく独り占めです。

アサギマダラは、毎年初夏(5〜6月)と秋(10月)に庭に現れます。
秋に現れるときは2〜3日ゆっくりしていく事もありますが、
初夏に現れる時はだいたいその日のうちにそそくさと行ってしまいます。
今回はどうでしょうか。
アサギマダラは多くの人が関わって移動に関する調査が行われていますが、
こういった調査の対象となったモニタリング個体には
翅にマーカーでデータが記されています。
今回の個体は特にそのようなマーキングは見当たらないようですね。

時々チラッと覗いただけなのですが、
一本のイボタノキが随分色々な昆虫たちのドラマを見せてくれました。
きっと一日中いても飽きないのではと思いますが、
そんな事を書くと家人にチェックされてしまいそうなので、
それは老後にとっておく事にしましょう(爆)

Asagimadara100527

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あ”ーっ!やってもうた

また寒さがやってきましたねー。
さすがに5月も終わりに近いですから、遅霜とまでは行かないでしょうけど
今後一週間近く低温の日が続きそうです。
今日の最高気温は22℃でしたが、北風が冷たかったので、
体感的には17〜18℃ぐらいな感じでした。
最低気温は今(18:50)出ている13℃ですが、
日付が変わるまでにもう少し下がりそうです。

今日はお昼過ぎ、フェンスに絡ませて育てているカザグルマに
隣の土地から侵入して来たヘクソカズラが絡み付いていたので
それを取り除く作業をしました。

カザグルマってご存知ですか?日本原産のクレマチスの一種で
見た目には栽培品種のクレマチスとほとんど変わらない
見事な花を咲かせます。花の色は薄紫から白で、
栽培品種のクレマチスは花弁の数が品種により様々ですが、
カザグルマは基本、きっちり8枚と決まっています。
ちなみに、中国原産のテッセンは基本6枚ですね。

我が家のカザグルマは茨城県北部の個体です。
とあるため池の畔に一株だけあって、出掛ける度に確認しているのですが、
ある日行ってみると地元の消防団の方が池の畔を
刈払機でキレ〜に刈っているではありませんか。
まあ、根があるから株は大丈夫なのですが、花後の種子は絶望的です。
よく見ると刈り飛ばされた茎があったので、貰って来て挿し木したのです。

・・・と、前置きが長くなってしまいました。
こうしてやって来たカザグルマは庭の一員として定着した訳ですが、
ヘクソカズラの茎を調子良くちょんちょんとカットしてるうちに
ついリズミカルに放ったはさみの一撃がカザグルマの茎に!!
・・・うわ〜、バッツリやっちまいました(笑:)
カットしたのはフェンスの高さの中程よりもちょっと下のあたりで、
カザグルマの株の6割以上を根から切り離した事になります。トホホ・・・

こうなっては仕方がありません。
こういう時はくよくよするより開き直りが肝心です。
「よーし、挿し木だ挿し木!この際大増殖と行こうじゃないの!」
もともと挿し木で作った株ですから、発根率がそう悪くないのは周知です。
植木鉢ふたつに挿せるだけ挿しました。
写真は二つ目に挿した鉢で、残った挿し穂をむりやり詰め込んだので
ややジャングルです(笑)
でもね、これでも結構つくんですよ。
まあ、コピーなんで見た目殖えても遺伝的な多様性は無いのですが、
フェンスの一角は数年後、カザグルマが覆い尽くす事になりそうです(笑)

Yattemouta

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カシワが開花

ぐりおはドングリをこよなく愛しておりまして
事務所の名称やハンドルネームもドングリに因んで付けました。
山や公園でドングリを見付けると、ついつい拾い集めてしまいます。
ですから庭木もドングリの仲間、ブナ科の樹木を中心に植えています。
場所が関東平野のまっただ中ですから、中心はクヌギ、コナラですが、
風を弱めたいところにはアラカシ、スダジイを植えてありますし、
この他にもアクセント的に植えた「ドングリの木コレクション」があります。

写真のカシワもそのひとつで、子供が生まれる前年、
男の子だとわかった時に拾ったドングリを植えました。
ですから子供と同じ10歳の木なんですが、
今の場所に引っ越して来るまでの数年は鉢植えで窮屈に作っていたため、
樹齢の割にちょっと小さめ、高さは5.5メートルくらいです。
しかし、そんなカシワに今年初めて花が咲きました。
といっても、コナラやクヌギと同じ様なブラブラ垂れ下がった
何とも地味な花ですが・・・(笑)

この垂れ下がって見えるのは雄花の房で、雌花はさらに目立たないのですが
今回は確認できませんでした。
よく探せばあるのでしょうが、やや高い枝にしか花が見当たらないので、
首が疲れてしまい断念です(笑)

今年は2本あるスダジイの片方にも初めて花が咲きました。
こちらは蜜の多い虫媒花で、ベニカミキリをはじめ
いろいろな昆虫で賑わっていました。
樹高は4メートルほどと、先ほどのカシワよりもさらに小振りなのですが
生育は順調なようです。

庭の半分以上の高木が開花する様になってきました。
見た目にもだいぶ木のボリュームが出て来て、
ようやく木陰が涼しく感じられるようにもなりました。
同時進行で土壌も形成されているはずなのですが、そうであればしめたもの。
庭が本当の意味で生き物の循環する場所になると思います。

Kashiwa_hana2010

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五つ星の擬態

昨日に続いて一日シトシトでしたね。
冷たい雨と言っては言い過ぎかもしれませんが、少し肌寒さを感じました。
昨日はお天気のせいで、今日はお天気も悪いけど
画像編集の仕事に掛かりっきりで、まったくお外に出ていません。
写真は先週撮影したカットです。

Onagagumo1

これ、何だかわかります?
知っている人にはお馴染みのものですが、
知らない人にはまずわからないだろうと思います。

生物ですよ。
松葉あるいは細い枝の切れ端の様にも見えますが、
そう見せているだけです。
シャクトリムシ?・・・惜しい!
シャクトリムシ級の五つ星の擬態ですが、昆虫でもありません。


では、下のカットでおわかりになるでしょうか・・・


Onagagumo2

そうです!
クモなんですよ、これ。
オナガグモって言います。ほとんど動かないクモなので
見かけるときはまず一枚目のカットの姿です。
二枚目のカットのようにクモの正体を見せるのは、最低限の移動と
居場所の糸を掛ける時、獲物を捕らえる時くらいのものです。

オナガグモは、私たちが見慣れたクモの巣・・・つまり、
広がった網の様な巣を作りません。作る必要がないのです。
オナガグモが捕らえて食べるのは昆虫ではなく、何と他のクモ!
クモ食性のクモなんです。

クモの多くは枝から枝など、ちょっとした移動の際、風と重力、そして
自分の出す糸を使って効率よく動きますが、自分の糸だけでなく、
他のクモが張った糸もよく利用します。
オナガグモはそんなクモ自身の習性を利用し、
いかにも移動に便利そうなところに簡単な糸掛けを施して待っているだけで、
わざわざエサの方からやって来てくれるという次第。
なんだかとってもベンチャーなヤツです(笑)

写真の個体は褐色が乗ったややくすんだ緑色をしていますが、
体色には個体差があり、
若々しい緑色のものから枯れ枝の様な茶色まで見られます。
多くいる場所だと狭い範囲でも結構な個体数が見つかる事もあります。
でもこの姿ですから、気が付けば・・・ですけどね(笑)

葉っぱについた鳥の糞にそっくりなトリノフンダマシ、
網の中央に寄せ集めたチリゴミに紛れて見分けがつかないゴミグモなど、
クモの仲間には五つ星の擬態をしている種類が他にもいますが、
やはりこのオナガグモがチャンピオン級の擬態と言えそうですね。

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ブログの功罪

Zeni_chigyo100521

えーっと、ブログにお越し下さる皆様、
そして楽しいコメント、ためになる情報を下さる皆様、
いつも本当に有り難うございます。今日はそんな皆様には
あまり気持ちのいい話ではない内容を書いてしまいます。
書こうかどうしようか迷っていたのですが、思い切って書く事にしました。
先に謝っちゃっておきますね。ごめんなさい。

今年も、さくら上池では㈳霞ケ浦市民協会が琵琶湖博物館から移譲を受けた
野生での絶滅が懸念されている「霞ケ浦系統のゼニタナゴ」の稚魚(写真)を
今月9日の4匹の浮上を皮切りに、現在までおよそ40匹以上確認しています。
ああーよかった!本当〜〜〜に良かった!!
というのも、昨年の秋に池の特設産卵ステージに入れたドブガイを
マタナゴの産卵から守るため昨年同様ザルに入れて管理していたのですが
その貝が全て無くなってしまったからです。
気が付いたのは先月6日の事です。
空になったザルだけが池の畔に捨てられていました。
もちろん動物の仕業ではないでしょう。

タナゴ類の中でもゼニタナゴの繁殖はあまり簡単ではありません。
秋に産卵するため、他の春産卵のタナゴ類と異なり
秋から冬を越えて春までの約半年間、稚魚が貝の中で過ごします。
このため繁殖には産卵された二枚貝の長期飼育が必須なのですが、
これが難しいのです。

さくら上池では、ドブガイが自然繁殖しています。
小さい池ながらも貝が棲み続ける環境ができているのです。
集中産卵させた貝は春のマタナゴの産卵を避けるため
ザルに入っていますから、これを獲得すれば
数十匹から数百匹というゼニタナゴの稚魚が簡単に入手できるのです。
こういう危険に対して、じつのところ私は全く無防備でした。

ゼニタナゴの繁殖の経緯は、これまでもなるべく積極的に、詳しく
ブログに掲載して来ました。これはこの事業の公益性・透明性を高める
意図からで、一部の趣味家が非公式にやっているものと区別する必要性が
あると思ったからです。そうでないと計画の着地点である
「ゼニタナゴの霞ケ浦への里帰り」が、どこまできちんとした
手法で進められたのかが、いい加減なものになってしまいかねませんので。

ゆえにザル管理や特設ステージのこともブログに詳しく書きましたが
これが仇になった感は否めません。
それにしても種苗を預かった立場として、本当に申し訳ない事をしました。
池には他にも自然に殖えたドブガイがいたため浮上ゼロは避けられましたが
ザルの貝が無事なら軽く3桁の浮上数になったと思うと、残念でなりません。

じつは以前にも似た様な事がありました。
2008年の春から初夏にシプリペディウムを掲載した事があるのですが、
掲載してから少し経った頃、栽培していた11種類13鉢のうち
ダブり以外の11鉢が無くなりました。どれも高価な苗を少しずつ購入し、
何年も作り込んでようやく毎年開花するようになったので悔しい・・・(泣)
これに懲りて以来シプリペディウムを掲載するのはやめましたが、
室内栽培にしたのでこの間解禁したところです。

他にもたらの芽が切られたりエビネが掘られたりという事は
ありましたが、今回のゼニタナゴのドブガイと一昨年のシップの件は
ちょいと通りがかりに失敬して・・・というレベルではありませんよね。
一応被害届も出しましたが、これは防止策にはならないでしょう。

ブログを発信する事で、私自身は素晴らしい出会いや経験をしましたし、
貴重な情報交換や交流も生まれています。
それだけに(おそらく)ブログによるこうした盗難が発生した事は
残念でなりません。
まあ平気で入る人たちには、だったら書くなと言われそうですけどね(笑)

でも、基本的に犯罪ですからね。そもそも不法侵入だし・・・
なるべく危ないのは消す様にしていますが、実際「さくら上池 採集情報」
とか「さくら上池 行き方」なんて検索があるのも事実。
冒頭で「住宅型ビオトープ」とうたっているんですけどね(笑;)
どうしたもんでしょうか・・・ジレンマですね。

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はらぺこですから・・・

我が家では初夏になると写真の美しいカミキリムシを
たくさん見ることが出来ます。
このカミキリムシの名はその姿のまんま、ベニカミキリといいます。
幼虫がタケを食べるため、竹林が多い当地ではこのムシが豊産するのです。

ベニカミキリは成虫は花の蜜を好みますが、
特に好きなのがイボタノキやガマズミ、クリなどの花です。
庭にはそのどれもが植えてあるので、
近所の竹林で羽化した成虫がまっしぐらにやって来て
庭のあちこちで花の上を動き回っているのを見ることが出来ます。
しかし、今年は花のスケジュールが少々遅れ気味なので、
先の3種がまだ咲いていません。

腹ぺこの状態でじっとしてもいられませんから、
仕方なしに嗜好性ではやや劣るコゴメウツギやキミノカンボク、
そしてハマナスの花にやって来ています。
中でもハマナスに来ているのは初めて見ましたので
これを掲載したかったのですが、
この取り合わせだと何しろ花とムシが同じ色になってしまうため
意外と見た目に面白くないカットになってしまいます(笑)
そこでコゴメウツギのカットししましたが、花がガマズミ等のように
しっかりしていないので、ちょっと動き回るのに不自由そうでした。

明日はどうやら好物のひとつイボタノキが咲きそうです。
お腹をすかせたベニカミキリが一斉に集まって、
そのまま結婚パーティになだれ込みそうな気配です(笑)

●昨日掲載の謎のタヌキモは、いつも当ブログにコメントをいただいている
「こーさん」、「くわでんさん」からの情報により、どうやら外来種のエフ
クレタヌキモではないかと目星を付けることができました。詳細な確認と、
茨城県内での発生の現状把握がまだですが、確認が出来次第またこのブログ
で報告します。貴重な情報をご提供下さったお二人にあらためてお礼申し上
げます。

Benikamikiri2010


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謎のタヌキモ

カッと来ましたねえ。夏みたいのが・・・
各地で30℃を突破した様ですが、当地は28.5℃でしたよ。
でも、日射しの強さには本物を感じました。ジリッ(笑)
夕方以降はすーっと涼しくなっています。
こういう両立は、今の季節だけのものなんですよね。
存分に味わっておかねば・・・ベランダビールがいいです。

写真は池の食虫植物で、タヌキモの仲間である事は確かなのですが、
名前がわからない「謎のタヌキモ」。
まあ見る人が見たらわからない事はないのでしょうが、
この仲間は結構同定が厄介だったりします。
その上意図的に導入した憶えも無いので、
私の中には全く認識がない植物なんです。

タヌキモにしては大柄なのが特徴で、他のタヌキモの様に水面に浮かばず
本体はあくまでも水底に横たわったままふさふさと茂り
花が咲く時にだけ、花茎とフロートがワンセットになった部分が
底からすーっと浮かび上がらせます。
浮かぶ途中は車輪のような放射状のフロートだけが目立っていて
その先の蕾と花茎は小さくてほとんど目立ちません。
まるでUFOみたいに今にもクルクルと回転しそうな雰囲気です。
それが水面に達すると、今度は立派な花茎を立ててやがて開花します。
放射状のフロートは直径が12〜18センチほどもあり、
花茎を安定した状態でまっすぐ立てるのに役立っている様です。
まるでロゼットの植物か、
花を付けたモウセンゴケのようなプロポーションですね。

なんだかデザインもやる事も未知の生命体のようです。
先端に咲く花は他のタヌキモの花と基本的には色も形も同じ様なもので、
1本の花茎に2〜4輪付きます。

去年初めて花を見たのですが、今年は8本ほど花茎が上がりました。
一体どこからどうやってさくら上池に入ったのかわかりませんが、
環境的には合うみたいでいい勢いで殖える構え。ちょっと気になるぞ(笑)
どなたかこのタヌキモの正体をご存知ないでしょうか?
ちなみに、さくら上池ではあまり日当りの良い水底よりも、
順帯が水面を覆ったかなり暗いところが好きな様です。
先端のこれから大きくなる葉がワインレッドを帯びた色で
なかなか美しいです。

Tanukimo_sp_kaika

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蜘蛛銀河

久し振りに一日雨でした。鬱陶しいけど、ホッとした・・・かなあ(笑)
またこの後大風が吹いてカラカラに戻らなければいいいんですがね。
一日中雨降りだったのは5月11日以来です。
前回はむちゃくちゃ冷たい雨でしたが、今回のはこの時期らしい雨です。

この雨を一番喜んだのは第一陣が一斉上陸を始めたヒキガエルたち。
庭中にいて、歩くのにも踏まない様に神経を使います(笑)
逆にがっかりしたのはイボタノキなど低木の白い花たちと
それを待ち焦がれていた昆虫たちでしょうか。

写真は独り立ちを前にした子グモたちの集団、いわゆる「まどい」です。
クモの種類はどうやらオニグモの仲間のようですが、
ヤマシロオニグモやドヨウオニグモはもう成長が進んだ幼体を見かけるので
ナカムラオニグモかな・・・・?ちょっと自信無いですが。

彼等も今日の天気におあいにく様のグループですね。
これから独り立ちのため分散を始めるには、
お天気と少々の風が欠かせません。ですから今日は休息日となりました。
それでも彼等は忙しそうに動いています。
どうやら少し風向きが変わったため、今までまどいを作っていた場所に
雨が当たり始めたようです。
群れの端の個体から少しずつ糸を掛けながら葉影に移動し、
その様子はまるで全体がアメーバのようなひとつの生命体として
這って移動している様に見えます。

しかし、薄暗い雨天の木陰に
彼等の腹部の明るい色が浮かび上がってチラチラと動く様子は、
まるで宇宙に浮かぶ銀河の星がまたたいているように見えました。
これからそれぞれの方向に運命を刻んで拡散する子グモたちは
確かに星々かも知れませんね。
まどう兄弟星たちのみんなに栄光あれー!

●書きそびれていましたが、巣箱で営巣中だったシジュウカラは、残念ながら
月曜日(5月17日)、私が留守の間に巣立った様です。その後は、一日に数回
ルーティンで親子連れが訪ねて来ています。トキは残念でしたが、こちらは無
事に巣立ってひと安心です。でも、巣立ち見たかったな〜・・・

Madoi_ginga

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山野草と心得るべし

初夏を迎えるこの時期、あちこちのお宅でバラが咲き誇っていますが
ぐりおの家にもバラはあります。でもそこはぐりおの事ですから
栽培しているのは普通のバラじゃなくて、殆どが原種バラです。

原種バラは強い!ハマナスもサンショウバラもヤエヤマノイバラも
決して良い条件とは言えない場所に植えてあるのですが、
ほぼ手入れ無しで毎年たくさんの花を見せてくれます。
ただし何にでも例外は存在するもので、
写真の花、ロサ・フェティダ(Rosa foetida)もそのひとつ。
原産地がイランからアフガニスタン、ヒマラヤにかけての
半分砂漠みたいな少雨地帯なせいか、日本のモイスチャーな夏が大の苦手。

私がこのバラを入手したのは2008年の初頭。
他のバラには無い極めて輝度の高い純黄色の花にあこがれ、
さんざん探しまわった末にようやく購入したものです。
その時点で栽培が難しいという事はある程度判っていたのですが、
バラの難しいはランのさほど難しくないより扱いやすいだろう・・・などと
完全にタカを括っておりました。

ところがいざ作ってみると、「雨で葉が落ちる」「夏に根先が枯れる」
「カビ系の病気が頻発する」と、ことごとく事前情報の通りで、
花を見たあとの株の状況はじつに悲惨なものでした。
そこで昨年の春に、2株あるうちの1株を
それまでの地植え栽培から鉢栽培に切り替え、用土も全く変えてみました。
購入したナーセリーのリーフレットや探した資料には
一般的なバラの土を使用する様に書かれていたのですが、
山野草を栽培する様な礫質の混合土に腐葉土と少しの珪酸白土をミックス。
肥料や水やりも園芸品種のバラのセオリーを無視し、
山野草や高山植物と同じ様な管理にしてみました。

すると、本当に見る見る元気になり、
今年は購入した初年の倍近い花を付けてくれました。
この原種バラ、どうやらこれでいけそうな気がします。
ま、確かに、原種バラも見方を変えれば野生植物。山野草です。
状況により場所を移動できる鉢植えにした事で、
「雨に濡れると弱る」という点への対処もたやすくなりました。
もうひと株のロサ・フェティダは
ヴィカラー(Rosa foetida var. bicolor)という朱赤色の変種で
これもまたすごくビビッドな色の花なんですが、
こちらもこの春同じ様な植え方で鉢に上げました。
するとやっぱりもの凄い量の細根が勢い良く伸び出しましたよ。
きっと来年はこちらもブログにアップできると思います。
(前回は2008年5月10日に掲載)

全国のフェティダの栽培でお悩みの皆様!(って、何人いるんだろ?:笑)
もしかして一般的なバラの管理法にとらわれていらっしゃいませんか?
山野草だと思って、雨を避けた軒下で礫質栽培してみてください。
案外楽に作れそうですよ。

Foetida2010

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池の新緑2010

Ike2010shinryokujpg

Ike2009may

今日も25.5℃の夏日になりましたが、風が強くて・・・
それでも午前中は暑いながらも爽快な感じで、
以前好きでよく行った八重山の景色を思い出したりしました。
ところが午後になると風は一層強くなって、
乾いた熱風が砂埃を巻き上げる様になりました。
毎週雨は降っているのですが、そのお湿りの恩恵にあずかる前に
低気圧の後ろ姿を追いかける強風が幾日か続くというパターンが恒例となり
結局降った雨がご破算になってもまだ勘定が合わない位乾いています。

今日の写真は月に一度の定点撮影。
例によって上が今年(本日)、下が昨年の5月20日に撮影したものです。
ここ数日でようやく気温が季節に追いついて来たので
にわかに昆虫の動きが活発になりましたが、こうして見比べると
今年の方が樹木の葉の緑が明らかに薄いですね。
季節が遅れて進んだ様子がよくわかります。

葉だけではありません。左上のガマズミが昨年は満開ですが、
今年はまだ蕾が緑色で、咲くまでにあと4〜5日掛かりそうです。
意外に例年通りなのが水生植物で、小さくて見づらいのですが
今年もコウホネは開花していますし、ジュンサイの小判型の葉も
水面を覆っています。(中央部は昨秋間引いたので今年は少ないですが)

池の中も大体昨年と同じペースで動いていて、
ゼニタナゴの仔魚浮上は5月9日に初確認(昨年は5/10)し、
その時は4匹でしたが、本日の段階で30以上を確認しています。
機会があれば別途書こうと思いますが、
じつは特別に管理していたゼニタナゴが産卵したドブガイを
全て失ってしまい、今年は仔魚の浮上は期待していなかったのですが、
池の中に散在しているドブガイにもしっかり産卵していたようです。
これで、特別に人間が手をかけなくてもさくら上池では
ゼニタナゴが自力で世代交代できることが、奇しくも証明されました。
もしも集中産卵させたドブガイが失われていなかったら、
ものすごい数の仔魚浮上が実現していたかもしれません。

当地に限らず、あちこちで同じ様な声を聞きますが、
今年はチョウの個体数が少ない様です。
今のところツバメの個体数も少なめみたいですね。
これは、気候がぎくしゃくしている影響と思われますので、
今後動きが見られる可能性もありますね。
池のトンボは種類は例年のものが登場していますが、やはり数は少なめ。
昨年はもうショウジョウトンボが飛んでいましたが、
今年はまだ春トンボのシオヤトンボが見られます。
長く続いた低温傾向でいろんな生き物がダメージを受けていますが、
今後、今度は乾燥傾向が追い打ちを掛けるのではと心配しています。
春が春らしくない年は、猛暑だったりしますから、それも恐いな−(笑;)

もうちょっと、小刻みに降ったり晴れたりしてくれる事と、
強風は天気の変化する一日だけに留まってくれることを願うばかりです。

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マメが来た!

最高気温もついにというかようやくというか・・・25℃!
それでもまだ爽やかさがありました。
空気が乾いているせいですね。

本日はいきなり筑波山に登って来ました。
先週チェックして「来週あたりが見頃かな」と思っていた
筑波山のヒイラギソウの撮影が目的です。
筑波山のお花画像をアーカイブするにあたってははずせない一種、
気負い込んで出掛けたのですが、ちょっと思惑ハズレでした。
咲いているには咲いていたのですが、雨が少ないので
株に元気がありません。すっくと茎を立ち上げた咲き方が魅力なのですが
どの花もうなだれ気味でしたー・・・残念。
とりあえず押さえましたが、また仕切り直しです。

写真は水生昆虫です。マメゲンゴロウ。画像が悪くてゴメンナサイ!
体長が7〜8ミリと小さい上に
とにかく落ち着きなくちょこまかするゲンゴロウなので
撮影するのにとても苦労する虫でした。
特徴は見ての通りのツートンカラー。
頭部と胸部が真っ黒でさやばねが茶色です。
これと全く同じカラーリングのクロズマメゲンゴロウという種類もいますが
そちらは体長が10〜11ミリとひと回り大きいので区別できます。

マメゲンゴロウは都市部近郊でも見られるし、
決して珍しい種類ではないのですが、
かといってうじゃうじゃいるというほどでもありません。
さくら上池や池の排水路でも毎年見かける昆虫ですが、
時折チラッと姿を見せる感じで、ヒメゲンゴロウやコシマゲンゴロウの様に
探すと必ず見つかる種類というものではありませんでした。

ところが今年、庭に設置したトロ舟の田んぼに沢山やって来ました。
トロ舟田んぼの管理方法を変えたせいではいかと思っています。
例年、温室で作ったイネの苗をトロ舟田んぼに植えるのですが、
今年は横着して直播きにしました。さらに、
水温を上げるのと初期の雑草を防ぐのと肥料にするため、
腐葉土を一面に敷いてから水を張りました。結果的に水深は1センチほど。
程なくミジンコ類が大量に発生し、藻類も出て来て腐葉土をつなぐ様に
膜状に広がったため、底部の形状が非常に複雑になりました。
するとマメゲンゴロウが、なにやらわんさか集まって来たのです。
たったひとつのトロ舟に、30匹近くいるようです。

もしかしたら、こういう環境で繁殖するのかもしれません。
体の小さなマメゲンゴロウは幼虫も小さく、特に1〜2令の時は
ミジンコ類を中心に補食すると聞いた事があります。
だからミジンコ類が豊富にいて、
身を隠す隙間も沢山あるこの環境が気に入ったのではないでしょうか。
もっとも気に入ったのは来てからの話で、やって来る理由もあるはず。
甲虫は目的地を探知するのに人間で言うところの
「匂い」みたいなものに頼っている様です。
何かが発酵したり分解したりした時に発生する物質を
触角等のセンサーでキャッチするというのです。
私は、腐葉土が水に浸かったときに出た「何か」か、
腐葉土に発生した藻類の出す「何か」が
彼等を集めたのではないかと考えています。
いずれ確かめてみたいと思いますが、どうすればいいでしょうねえ(笑)

Mamegengorou0514

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白い花ステージ開幕

今日は最高気温が20℃を超えました。21.5℃を記録しましたよ。
・・・って、5月中旬の話題とも思えませんが、
それでも20℃超えは先週の月曜日以来となります。

御陰さまで、キミノカンボクに昆虫たちがやって来ました。
周囲を大きな装飾花で縁取った白い花のステージに
ようやく役者が集まった訳です。
数も種類もまだまだですが、とりあえず多少賑やかにはなりました。

朝の気温が低かった事もあり、ステージが賑わいを見せ始めたのは
午前11時半を回った頃でした。
最初にやって来たのはアシナガコガネ。写真の右下の小さなコガネムシです。
この個体はメスなので名の由来となった
「後脚がグンと長い」という特徴が見当たりません。
ライトグリーンパールの粉をまとったような姿は
陽の光を受けて微妙な輝きを放っています。

次にやって来たのが右上の昆虫、
もっとも身近に見かけるハナムグリの一種、コアオハナムグリです。
アシナガコガネよりはひと回り以上大きな甲虫ですが、
それでも14ミリほどです。このムシは個体数も多く見られ、
最初の1匹がやってくると、あとからあとから飛んで来て
あっという間に8匹になりました。
写真の個体はもっとも標準的な緑色の体色をしていますが、
色には個体差があって、オリーブ系の緑色のものや、
かなり赤っぽいものもいます。

あまりに小さいせいか、いつの間にか気が付くといた、って感じなのが
写真の左上の黒いチビ助、ヒラタハナムグリ。
この種も個体数は多いのですが、キミノカンボクよりも、
こちらもちょうど今咲いているコゴメウツギに多く見られました。
キミノカンボクで見かけたのは4匹だけでした。

トリに登場は左下のオレンジ褐色のスマートな甲虫、
今日唯一のカミキリムシ、ヤツボシハナカミキリです。
体調18ミリほどですが触角や脚が長いので数字より大きく見えます。
本日登場の中では横綱級でした。
一見するとジョウカイボンの系統と見間違えそうですが
全体のフォルムや、前胸、顔が異なるので、
見慣れればすぐに見分けがつきます。
今日は常連のベニカミキリは見かけませんでした。
もう出て来ているはずなので、たまたまかも知れません。

キミノカンボクの花期は案外短くて、せいぜい4〜5日です。
今日が開花2日目ですから、もってあと数日。
その間に気温がもう少し上がってくれると嬉しいんですけどね・・・

Kouchu_kanboku

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初夏・・・なのかな?

今日も高原のように爽やか〜〜〜(笑)
こんなんでいいんでしょうかね。
いや確かにこの時期、このくらいの低温もままありますが、
こう毎日続くってのはどうなんでしょうね。
今日も最低気温は7.5℃!最高気温も17℃までしか上がりませんでした。

初夏の白い花が少し遅れ気味です。
昨日、ようやくコゴメウツギとキミノカンボクが咲き始めましたが、
イボタノキとガマズミ、それにエゴノキもまだです。
気になっているのが先週あたりから
庭のあちこちで見かけ始めたベニカミキリ。
幼虫がタケにつく全身鮮やかな紅色の美しいカミキリムシですが
いつもは出始めるのとイボタノキやガマズミが咲くタイミングが
ピタリなので、成虫はこれらの白い小花に集まるのですが、
今年は羽化してから何日も経つのに、食べ物が無い!

おそらくこれが原因になっているのでしょうが、ここ数日で
死んでしまう個体がちらほら出始めました。
ガマズミにごく近いキミノカンボクが咲いてくれたので、
これで命をつないでくれればいいのですが・・・

一方で、初夏を告げるアヤメの花がそろそろ満開を迎えそうです。
例年はこれが咲くと25℃に達する日が多くなるので、
気難しい植物の暑さ対策に頭を悩ませるのですが、
今年は冷害の方がまだ心配なくらいです。
少し前に気温を確認するのに外に出たら、温室の暖房が回っていました。

動植物は気温だけで活動を決めている訳ではないので
アヤメの様に日照が伸びれば初夏を告げるものもありますが、
気温が低いと「いやいやまだまだ・・・」とするものもあります。
外気温の影響をほとんど受けないタケの材の中で羽化した
ベニカミキリは、いざ外に出てみて季節のギャップに慌てたことでしょう。
早く本当にアヤメの花に似合う気温になって、
ガマズミの花で戯れるベニカミキリやハナムグリたちを見たいものです。
明日は大丈夫かな・・・?

Ayame2010

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結局・・・

なんだか空気が冷たいのがなかなか抜けませんね。
爽やかと言えば爽やかですが、うっかり薄着で外へ出ると
ぞくぞくっと来て風邪を引いてしまいそうです。
最低気温は10.5℃、最高気温は18℃で止まりました。

写真は今月5日に掲載したヤマブキソウのその後です。
前回掲載した時点では、今年は満開になってもハムシが来なくて・・・
と書いたのですが、じつはその3日後あたりからアトボシハムシが
ちょこちょこやって来て、一昨日からはクロウリハムシも加わり
結局咲いている花はすべて齧られてボロボロになってしまいました(笑)

さやばねが黒いのがクロウリハムシで、
クリーム色に黒い斑紋があるのがアトボシハムシです。
花びらは確かに見るも無惨ですが、ほら、クロウリハムシのこの行動・・・
花にとってはしてやったりです。ヤマブキソウにしてみれば、
これをやってくれたら花びらを食べられても結構結構!
こうして花の中央に乗ってごそごそやってくれれば、
結果的にはとても念入りな、丁寧な受粉ができます。

しかしどのハムシもお腹がパンパン。
ヤマブキソウの花びらがよほど美味しくて食べ過ぎたのか、
お腹が卵でいっぱいなのか・・・
どちらにしても、春の幸せを謳歌するハムシたちでした。

Kekkyoku_hamushi

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満開のブナ

満開っていってもあまりピンと来ないのが多くのブナ科の花の特徴。
スダジイやクリなどの例外もありますが、殆どが風まかせの
「風媒花」ですからあまり飾り立てる必要がないのですよね。
両性花ではなく、雄花と雌花に分かれています。

写真は一昨日筑波山の女体山頂で撮影したブナの開花の様子です。
画像を見ると、白茶色のぽわぽわしたものが沢山ぶら下がっていて、
「ああ、花と言われればそうかも知れないな・・・」
みたいなのがみんな雄花です。
虫媒花のブナ科では雄花が蜜腺を持っていて、
昆虫がとまり易いようにしっかりとした花穂ですが、
風媒花のブナ科の雄花はみんなふにゃふにゃとした頼りないつくりで
ぶら下がって風に揺られるようになっています。
風に乗せて花粉を飛ばすのにはこの方が都合が良いのでしょう。

雌花は展開したばかりの葉っぱと同じ若緑色をしていて、
秋に実る実の形を既に彷彿とさせる容姿をしています。
こちらは枝先で植えを向いていますが、ちょっとわかりにくいかな?

筑波山のブナは、これほど沢山の花が咲くのに
近年あまり結実率が良くないそうです。
いや、秋には沢山のブナの実が落ちるのですが、その殆どは
発芽能力が備わっていないいわゆる「しいな」。
さらに数少ない結実種子から実生して小さなブナが誕生することは
とてもまれで、健全な世代交代が危ぶまれています。

そもそも、筑波山のブナはほぼ限界に近い低標高の分布と言われていて、
温暖な気候に耐えつつ何とか生き残っているような状態。
それがここへきて樹勢の衰えが目立つ様になり、
昨年度から全山でのブナの状態を詳細に把握する調査も行われています。
筑波山の自然の象徴的存在ともいえるブナの樹勢が
どうして衰えて来たのか、原因はまだ特定されていません。
しかし、原因のひとつに温暖化があげられる事は予想に難くありません。
観光登山客の増加で根に踏圧が掛かっているという話もありますが
登山道に接した部分ではそういう事もあるかもしれませんが、
登山道から大きくはずれたブナでも結実が悪かったり、
実生が出来なかったりすることはこの影響の範囲ではないでしょう。

もともと、暖温帯の海から僅かに突き出た島のような
筑波山の標高600メートル以上の部分にだけ生き残ったブナ。
今や海はどんどんと高くなり、ブナの島を呑み込もうとしています。
温暖化のシグナルは色々とありますが、「筑波山のブナ」も
その最もわかりやすい一例なのかも知れません。

Buna_hana

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女王たちの雨宿り

昨日からの冷たい雨は午後になって止みましたが、
お天気が回復した後も冷たい空気は居座っています。
今日の最高気温は16.5℃でした。最低気温はまだ出ていません。
21:00現在、今日の最低を記録していますが、あと数時間のうちに
もう少し下がるのではないでしょうか?
明日の朝にかけ、遅霜に注意とのこと。
さすがに当地では降霜には至らないと思いますが、
用心のため寒がりな植物は取り込む事にします。

写真は昨夜撮影したものです。
樹液の出ている♯6クヌギで、
スズメバチの女王たちが集団で雨宿りをしていました。
雨宿りと言ってもクヌギの葉はまだ充分に展開しきっていないし
横風に乗った雨粒がまともに当たるので、実質的にはずぶ濡れです(笑)
もしかしたら雨宿りというよりは、
気温の低下で動きが止まっているという方が当たっているかもしれません。
ここで彼女たちを全て駆除すれば、きっと界隈の夏場のスズメバチが
ちょっとぐらい減らせるかもしれませんね・・・しないけど(笑)

ここ数日女王たちも活動が活発になるにつれ、
多少場所の取り合いでいがみ合う場面もみられましたが、
こうしていると実に大人しいもんです。
時々互いの触角同士をちょんちょんと触れ合わせて
ありんこみたいな行動を見せています。
何らかのコミュニケーションがあるのでしょうか?

今朝この場所を確認すると、ほとんど状況は変わっておらず、
動きが見られたのは昼前に雨脚が弱くなった頃、気温は14.5℃でした。
9匹いたうちの5匹がいなくなっていました。
更に少しして、残りの個体も活動を始め、新たにやってきたり
飛びたったりという通常の動きになりました。
おおむね気温が15〜16℃が活動のボーダーラインみたいですね。
しかし今夜から明朝に掛けてはまた冷え込むとのことですので、
彼女たちにしてみれば「こんなんじゃ仕事にならないわよ!」
といったところでしょうね。ちょっと気の毒かな(笑)

Joou_amayadori

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東国三葉躑躅

なんか一日中暗いっす・・・いや空が。
まあ、気持ちも特に明るいって訳ではないですが(笑)
たまにはしょうがない。東日本は明日は回復するという事ですね。
気温がちょっと低いです。最高気温で17.5℃でした。

昨日は急な仕事で筑波山に行って来た事を書きましたが、
曇天でも美しい花は何種類か見ることが出来ました。
写真もその中のひとつ。筑波山名物のツツジ、トウゴクミツバツツジです。
カタクリ、桜ときたら、次はこの花が筑波山を彩る主役になります。
赤い花のヤマツツジや施設周辺やつつじヶ丘では植栽された園芸品種の
ツツジ類も華やかですが、明るいピンクのトウゴクミツバツツジは
木も人の背丈より大きくなり、遠くから見てもひと際目立つ存在です。

掲載の写真はケーブルカーの山頂駅のある御幸が原から
女体山の山頂に登って行く途中の株です。
道端の斜面から大人の頭より少し高いあたりにせり出して咲いていたので
写真を撮るには好都合な株でした。
少し透明感を感じるピンク色は、薄紅よりはすっと濃いけれど
嫌みの無い爽やかな花色です。

ところで、トウゴク(東国)に対して、
サイコク(西国)ミツバツツジという種類もあります。
その名の通り北陸から西日本、九州にかけ分布している種類で
トウゴクミツバツツジとは見事にすみ分けています。
この2種、どこが違うかと言えば葉の裏面の主脈や葉柄の毛の生え方や
花柱の下半分の毛があるかないかといった、ごくごく微々たる違いです。
正直、亜種レベルでいいんじゃないかと思える程度の違いなんですが、
各々種として独立しているんですよね〜。
この他にも「○○ミツバツツジ」という種類はたくさんあり、
地域ごとに細かく種分化しています。

こういう分化は種子の拡散移動が少ない植物種に多く見られますが、
そういえばツツジの実や種って話はあまり聞きませんね。
同じツツジ科でもナツハゼやブルーベリーの属するスノキ属は
やたら実の印象が強いのですが・・・
やっぱり食べられるって重要ですね(笑)
ツツジ属の方がスノキ属より立派な花を付け、
種子繁殖に積極的な感じがするのですが、どうも実や種子の印象が弱いです。
朔果も種子もちゃんと出来るんですけどね。
やっぱり食べられないと印象が薄いです。ごめんなさーい(笑)

Tougokumitsuba_tsukuba

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そりゃビビるわな(笑)


Suzumebachi_subako

5月も半ばとなり、池畔の巣箱で営巣中のシジュウカラも
いよいよ子育ての佳境です。
見ているとすごいペースで昆虫をくわえては巣のヒナに与えに戻って来て、
その一心不乱振りには全く頭が下がります。

じつは今日は急に筑波山に登る仕事が入ってしまい、
すごく気を揉みながら家路を急ぎました。
何としてもヒナの巣立ちを見届けたかったのに、
もしも留守中に巣立ってしまったらすごく心残りだったもので・・・(笑)
まあ、だいたい巣立ちは朝方なので大丈夫だとは思ったのですが。

で、帰ってみると案の定巣立ちはまだだったのですが、
見ている目の前で面白い事が起こりました。
なんとシジュウカラの巣箱の入り口に、こちらも営巣場所を物色中の
スズメバチの女王がとまったのです。
木のウロに大きな球形の巣をつくるスズメバチですが、
実際のところなかなかそんなウロはないので、
木にそれっぽい空洞を見付けると、とりあえずチェックするのです。

実際巣箱は他にもいろんな生き物に目をつけられます。
その中には巣箱が目的のものもあれば、中のヒナが目的のものもあります。
この間はヒヨドリがヒナを狙って、巣箱をこじ開けようと頑張っていました。
カラスは、それが無駄だとわかっているのか
巣立ちのタイミングを狙って毎日様子を見に来ます。
(でも、カラスが本気でかかれば巣箱が壊れそうな気もしますね:汗)
この時期どちらも自分のヒナを抱える身ですから、
効率よく良質のエサを確保したいのはシジュウカラと同じです。

そういうことを本能的に知っているのか、
親鳥以外の生き物が巣に現れるとヒナたちは物音ひとつ立てません。が、
この時は中のヒナたちが「ジャージャージャー!」と大騒ぎ。
どうしてだろうと思った次の瞬間、
至近の枝に親鳥がヤゴをくわえて戻って来ました。
親鳥が声を出さなくても、ヒナたちには戻って来た事がわかるようで、
私も撮影の時等は、ヒナの声で親鳥の帰還を知るのが常です。
入り口の不審者とエサを持って来た親鳥をはかりに掛けると、
親鳥の勝ちなんですね(笑)

しかし、状況を見て親鳥は愕然としているようです。
そりゃそうですよね。子供に留守番頼んで帰宅したら
玄関で思いっきり不審者が家の中を覗いてたんですから(笑)

通常、こういう場合親鳥は果敢に鳴き声で威嚇したり
飛びかかる追い払いの行動に出たりするのですが、
ヒナに与える大切なエサを口にくわえていますから
一体どうするのだろうと思ってると、
幸いにして「こりゃ営巣できる場所じゃあないね」と悟ったスズメバチが
羽音を残して飛び去りました。
いやいや、よかったよかった・・・
でも、すぐに飛び去らなかったらホントにどうしたんでしょうね。

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エビネとポートレート

昨日も今日も日射しは暑いのですが、風は爽やかでしたね。
5月らしい感じといったところでしょうか。
今日の最高気温は25℃ちょうど。最低気温は・・・11.5℃でした。
朝方はまだ結構低いのですね。

今日は池の底を少しさらいました。
落ち葉の堆積量がちょっと多めなのが気になっていたのと
トチカガミという強力な浮葉植物の発芽が始まったので、
それを今のうちに間引くためです。

池の水温もだいぶ上がって来たので
水の冷たさが苦になる事はありませんでしたが、
腰を曲げる作業は結構辛いものがありました。
この手の疲労って今日より明日以降に来るんですよね〜(笑)

さてさて写真は満開のジエビネでのカット。
花に埋もれてアオリのポーズでかっこつけているのは
成虫越冬を無事にすませたツチイナゴのオス君です。
体色は枯葉系の冬物衣料ですが、こうしていると案外目立ちませんね。
花に掴まり直すのに脚を動かさなかったら、
多分気が付かなかったと思います。

栄養満点の若葉を食べて体力を付けながら素敵なメスを探す毎日ですが
天敵が多くなって来ているので油断は禁物です。
ちなみに、ここから5〜6メートル池に寄ったところで体格のいいメスが
ホタルブクロの葉を齧っていました。
二人はこの後出会えたでしょうか・・・(笑)

Jiebinetsuchiinago

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スリッパーズ

Sulippers

今日は趣味の「大好き」のお話です。
だから長くてつまらないかも・・・(笑)

私は植物栽培が好きですが、自然の中から生まれたままの原種が好み。
原種植物の中でもランの原種には特に興味をそそられます。
でも、ランというのはすっごくいろいろありますから
とても全部を相手にする事は出来ません。
で、私の場合特に「これに絞って・・・」と決めたランが、
「スリッパーオーキッド」なんです。

「スリッパーオーキッド」とは、唇弁が袋状の形態を持つランの仲間で、
この袋状の唇弁を履物に例えて「スリッパー・・・」という訳です。
分類学上は、ラン科(FAMILY ORCHIDACEAE)の
シプリペディウム亜科(SUBFAMILY CYPRIPEDIODEAE)になります。
ランの仲間には唇弁が特別な形状や模様を持っているものが大変多いのですが
シプリペディウム亜科のランはみな袋状の唇弁を持っています。
これはよくウツボカズラなどの食虫植物と勘違いされますが、
機能としては同じ様なもので、昆虫を袋の中に誘い込み、
特定の出口ルートに誘導する事で
強制的に受粉させるための形と考えられています。
この目的に沿ってデザインを進化させた結果、昆虫を誘い込む食虫植物の
捕虫嚢によく似てしまったという、自然選択のよい見本ですね。

写真は只今開花中の我が家のスリッパーオーキッズ。
左が北米産のシプリペディウム・パルビフローラム
(Cypripedium parviflorum var.parviflorum)
アメリカキバナアツモリソウという和名を持っています。

中央が東南アジア、タイ産のパフィオペディラム・ニベウム
(Paphiopedilum niveum)
(★マニアの方、スタミが緑色だとかいう突っ込みはNGってことで・・・
                ・・・それはたぶん気のせいです:笑)

右が南米エクアドルの名花、フラグミペディウム・ベッセエ
(Phragmipedium besseae)です。

花だけ見るとみな同じ属の様にも見えますが、それぞれ近縁の別属。
こういうカットって、ありそうで案外無いかもしれませんね。
これ、今の時期にしか撮影できません。なぜなら、
他の2属は花期が厳密に固定されていませんが、
シプリペディウムは普通の栽培ではまず春にしか開花しませんので・・・

で、花の基本的なつくりは3属とも同じなのですが、
葉の様子はそれぞれに大きく異なります。
まずシプリペディウムですが、明るい緑色の葉は薄く柔らかく、
互生する葉と葉の間にはハッキリと茎が確認できます。
これはシプリペディウムが暖温帯〜寒温帯に掛けて自生する植物故の事で、
私たちが身近に目にする多くの宿根草を同様に、冬の間は地上部が枯れて、
地下に形成した芽で越冬休眠します。右の2属とは大きく異なる特徴です。
もっとも茎については、長く伸びて確認できる種が多いのですが、
他の植物と制空権の競争をする必要がないツンドラや低茎湿原の種類には
ほとんど茎が見えず葉だけが折り重なっているような形態のものもあります。

中央のパフィオペディラムと右のフラグミペディウムの葉は共に堅く
通常数年間緑を保っていますが、パフィオペディラムの葉は
緑一色のものばかりでなく、まだら模様が入ったり
裏面に細点を密に持つものがあり、
フラグミペディウムにはそういう葉を持つ種類は存在しません。
そのかわりフラグミペディウムには、シュンランやヘメロカリスの様な
細くてひゅんひゅんとしたフォルムの葉を持つ種類が多く見られます。

シプリペディウム亜科はランの中でも原始的な部類と考えられていて、
共通の祖先を持ちながらそれぞれの分布域に適応した生活史を持つように
分化していったものだと言われています。
3属それぞれに「匍匐茎を伸ばして増殖する」とか「側花弁がねじれて
下垂する」という共通の表現形質もつ種が存在するのも
遠い祖先がつながっていた名残りを感じさせ、興味深いところです。

じつはシプリペディウム亜科には今日紹介した3属以外にも
セレニペディウム、メキシペディウムという2つの属がありますが、
セレニペディウムについては詳細なデータや画像が見当たらず詳細不明、
メキシペディウムは今のところ
ゼロフィティカムという1種類が存在するのみで、
この種については過去何度かこのブログでも掲載しました。
今後、スペースも予算も時間も限られた中で
どれくらい多くのシプリペディウム亜科と接する事ができるか判りませんが、
多分一生興味は尽きないのではないかという気がしています。いつの日か、
それぞれの自生地も訪ねてみたいなあ・・・なんて思うのですけどね(笑)

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2010居酒屋くぬぎ6号店開店

ここに度々書いていますが、
我が家の庭のほとんどはビオトープになっていて、
さくら上池以外の部分もいろいろな動植物が利用し、つながり合う様に
さまざまな仕掛けを施しています。

下草を覆う高木にクヌギ、コナラを多用しているのもそのひとつで
夏の樹液酒場として多くの昆虫や、
その昆虫をエサとする生き物の生息環境になっています。
クヌギの樹液酒場が最も賑わうのは7〜8月ですが、
開店(樹液を出し始める時期)はクヌギの木によってまちまち。
今年は昨年に続いて、♯6というナンバリングのクヌギが
一番早い開店となりました。

今年は季節が遅れ気味の春でしたが、♯6クヌギは
昨年より2週間も早く甘酸っぱい樹液の匂いを放ち始めました。
この匂いを嗅ぎつけて最初に現れるのは決まってスズメバチです。
昨年樹液をしたたらせた樹皮の裂け目から僅かに染み出た樹液にありつくと、
今度はその部分を齧ってより沢山の樹液を出そうと働きます。
それとは別に、木の内側からも材をけずったくずがこぼれ出て来ます。
これはどうやら材を食べるシロスジカミキリの幼虫の仕業。
こうなると滲み出る樹液は倍増し、ここ数日来の高気温で一気に発酵。
スズメバチ以外にもショウジョウバエやヤセバエの仲間、
ヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイ、コクワガタがやって来ました。

それぞれの昆虫たちはほとんど衝突することなく、
時間や居場所を分け合いながら樹液に頼って生活していて
真夏に現れるカブトムシやノコギリクワガタのような
乱暴者が諍いを起こす事もありません。

ところで、これだけの昆虫が恩恵に預かっているのに対し、
樹液を提供するクヌギにはどれほどのメリットがあるのだろうかと
いつも疑問に思います。
確かに、スズメバチが頻繁に訪れると葉を食べる害虫を獲ってもらえるし、
落ち葉や枯れた材をキノコなどが分解した後は
それをカブトムシやクワガタムシがさらに食べて土に戻すので、
やがてクヌギの養分になるという再生産が行われるのも事実です。

しかし、どちらもあまり直接的な共生関係ではありませんね。
間にいくつもの生物種が入って成り立っている関係です。

もしかしたら、クヌギは相当に懐の大きな木なのかも知れません。
クヌギと多くの生物種の関係には、人間が伐採したり落ち葉を肥料にしたり、
下に生える植物を山菜として利用したり、子供たちが虫取りをしたり・・・と
人間がはさまっても上手い具合に持続的な関係が保てる包容力があります。
人間と自然とを機能的につなぐターミナルの種なんて、
そうそう見当たりませんものね・・・

Suzumebachi1005

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新緑で作る幼児食

新緑が(ようやく)眩しくなってきました。
展開したばかりの初々しい緑色は実に清々しいものですが
葉を食する昆虫たちにとっても、かけがえのない旬の味覚なようです。
ほとんどの木の枝先に、何かしらの種類の昆虫を見付ける事が出来ます。
特にハムシや小型ゾウムシ、オトシブミなどは飛んだり止まったりと
活発に動いているので、おのずと目に付く事が多いですね。

これは、彼等が単に葉を食べるだけでなく、
そこに集まった個体同士が出会い、
繁殖するという営みが展開されているからです。

写真はクヌギの若葉にペアで止まったヒメクロオトシブミ。
庭に現れるオトシブミではもっとも普通に見かける種類です。
彼等もまた、単に自分たちの食事としてではなく、
これから産卵する卵から孵る幼虫のためにクヌギの若葉を調理します。

きっと多くの方がご存知のことと思いますが、
オトシブミの仲間は葉をくるくると巻いてパッケージを作り、
その中に産卵します。
孵化した幼虫は自分を包んでいる葉を食べて成長するのです。
幼虫から見れば、御馳走で出来たゆりかごという訳ですね。
エサにする葉の樹種や包み方は種類によって様々ですから、
この巻いた葉である程度オトシブミの種類を絞り込む事が出来ます。
多くの種類で巻いて産卵したパッケージ(ゆりかご)を
最後に残った葉から切り落とすので、
これが名の由来・・・すなわち「落とし文」となっています。

今回は掲載していませんが、出来上がったゆりかごはとても上手に
巻かれていて、ほどけない様に止める細工も見事!
ピンセットを使って同じものを作ろうと真似をしましたが、
私には到底真似の出来る技ではありませんでした。
この作業をするために、彼等は全身が道具になっていると言っても
決して過言ではありません。
彼等の容姿が少々特殊なのはこのためです。

ところで、このヒメクロオトシブミには西南日本と東北日本のタイプがあって
前者は脚が黄色、後者は脚が黒です。
この説明からすると写真のペアは西南日本のタイプということになりますが、
我が家の庭で見かけるものはほとんどこの脚が黄色い西南型です。
以前、2つのタイプの分布境界は静岡県あたりだったらしいのですが
今日では広く関東地方で脚が黄色いタイプが見られる様です。
温度によって脚の色が黄色い変化するのか、
黄色いタイプが北上してきたのかわかりませんが、
これも温暖化の一現象なのかも知れませんね。

Himekurootoshibumi

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夏日になりました

ついに当地も今年初めての夏日を記録しました。
最高気温は26.5℃でした。
バラの植え替えをしていたら、しっかり日焼けしちゃいました。
鼻の周りが少々ヒリヒリします(笑)
私の場合は、何となく赤くなってそのあと引いちゃうんですけどね。
あ、でも加齢シミの原因になるから要注意ですね(笑)

写真の黄色い花、ヤマブキじゃないですよ。
花びらが4枚のケシ科植物、ヤマブキソウです。
今年は100輪以上咲きました。たった2株なんですけど(笑)
ひとつの株・・・長い付き合いの一株なんですが、これがとても大きな株で
見た目の直径が60センチぐらいあります。
さすがにもうそろそろ分けないといけないかもしれませんね。

それにしても今年はきれいに咲きました。
去年は大半の花にアトボシハムシが大挙して訪れ、
花弁を穴だらけにしてしまいましたが、今年はほとんどその姿を見ません。
もしかしたらこれも寒い春と関係あるのかもしれません。
去年は花びらを食べられつつも、
ハムシに受粉を手伝ってもらっているように見えましたから、
彼らが来ない事をヤマブキソウがどう思っているのか気になるところです。
栽培者の私はアトボシハムシには悪いけど、やっぱり嬉しいものです。

この時期の黄色い草花は庭を明るく照らしてくれますね。
ちょうど今、ヤマブキソウの他にウマノアシガタ、ミツバツチグリ、
キジムシロなどの黄色が庭のあちこちで揺れていて、
晴れている時はもちろん、少々曇っていても庭が明るく見えます。
彼等の次にはもう、樹木に咲く白い小花たちが控えています。
いよいよ昆虫の季節が本番ですね・・・

Yamabukisou2010

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空色の集団カップル

今日は暑さのふいうちをくらってしまいました。
といっても当地は24.5℃でしたけど、
あちこちで30℃を超えたみたいですね。
ちょうどいいだろうとTシャツ一枚で洗車をしたのですが、
大汗かいてしまいました(笑)

写真は昨日県北部の水田で撮影したホソミオツネントンボです。
ご覧の通り、ペアになってうじゃうじゃいました。
しかし、周りに田んぼが連なっているのですが、
いる田んぼにはうじゃうじゃ、いない田んぼには全くいませんでした。
同じ様なひと並びの田んぼにそういう違いがあるのですが、
一体何がいるいないを左右しているのかがわかりませんでした。
方角の向きも日当り具合もだいたい同じだと思うのですが・・・

写真のトンボたちが止まっているのは畦に生えたノカンゾウの葉です。
草刈りで切られた葉先と底から葉が伸びた感じから見て、
おそらく4〜5日前に草刈りがされたのでしょう。
同じ頃に耕転も済ませ水が張られたようで、
水は澄んで底泥も落ち着いていますが、田植えはこれからという田んぼです。
この状態がちょうどお好みだということかも知れません。

ペアは上もしくは前がオスで、下もしくは後がメスです。
この地のホソミオツネントンボは、さくら上池のものより
雌雄の体色の差が大きい様に見えます。
水色が鮮やかなオスにくらべると、メスは少々くすんでいますね。
メスの方が翅に飴色のスモークが掛かるところは我が家で見るのと同じです。

しかし、こうペアが揃っていると、たまに単独でいる個体が
すっごく寂しそうに見えます。
単独でいる個体は、ご多分に漏れず殆どがオスでした(笑)
果たして彼等の春はやって来るのでしょうか・・・?

Hosomiotsu_pair

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早苗の入学式

なんか「ゴールデンウィーク特集」みたいなお天気で・・・(笑)
あとのツケが恐いくらいです。

我が家でも誘われるかの様に
よく行く県北部の谷津田に出掛けて来ました。
目に入る景色は春爛漫でしたが、やっぱりどこを見ても
例年の今頃よりは遅れている感じです。

ただ、田植えの様子だけは大体いつも通りです。
これはイネの苗を育てる行程が
人工的にコントロールされた環境で行われていることを物語っていますね。
ちょい遅れの自然の中に放たれた苗は
ちょっとびっくりしているでしょうけどね・・・

出掛けた谷津田も盛んに田植えが進められているところでしたが、
写真の田んぼは水の透き通り加減から、
おそらく昨日田植えが行われたのだと思います。
見て下さい、整然と並ぶ早苗に
散ったばかりの桜の花びらが寄り添っています。
見上げると斜面林のここそこに生えているヤマザクラには、
まだ花が残っていました。

な〜んか得した気分!
季節が遅れた分、県北部ではまだまだ咲き残っていました。
それがさすがに今日の高い気温で一気に散り始めた感じです。
苗圃から田んぼに入学した新入生を祝っている様でした。

それにしても、毎年ここを訪れていますが、
田植えの時期にこれほど桜が残っているのは初めての経験です。
風が吹く度にすごい花吹雪・・・
出掛けるのがあと一日遅れたら見られなかったでしょう。
傍らで息子も浮かれ、「はなふぅ〜ぶぅ〜きぃ〜♪」と
坂本冬美をうなっています(汗)あー誰もいなくて良かった・・・(笑)

Ogachi_taue2010

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よいしょっ!あ、ども

最高気温21℃!久々の20℃超えに、
庭では初見(その年の最初の確認)を連発、賑やかな一日となりました。
特に目立ったのはスズメバチの仲間とアゲハ類。
スズメバチの方は一人暮らしから大家族へ向けてのスタートを切った
新女王の巣材(樹皮や木片等の植物繊維質)探しが盛んでした。
クロアゲハが何度も現れましたが、
彼のサイズに見合う蜜源植物がまだヤマツツジ位しか見当たらず、
仕方無さそうにオトコヨウゾメやシバザクラ、レンゲソウを訪れていました。

写真はニリンソウ群落の近くの地面から
ようやく顔を覗かせたオオゴミムシ(Lesticus magnus)。
オオゴミムシはその名の通り、オサムシ?というくらい
大型で立派なゴミムシです。ニリンソウの群落に接する
北向きの少し傾斜になった地面で越冬していたのでしょう。
春になってから園路に土を盛ったため、本人の予測より数センチ
地上が遠くなってしまった様ですね。
這い出て来るまでにちょっと苦労した様子でした。

本人は一刻も早く土から抜け出して動き回りたい一心で
一生懸命もがいていたのですが、
カメラを構えて近づいた私に気が付いて、「あ・・・ども」という感じで
一瞬動きを止めました。思わず見つめ合っちゃった訳です(笑)
それから暫くは様子を伺う様に口元の小さい触角を
ぴくぴくと動かしていましたが、どうやら大丈夫そうだとわかると
脱出作業を続行。程なく抜け出し、ニリンソウのしげみの中に
そそくさと消えて行きました。

彼等は庭の掃除屋です。
死んだ昆虫やミミズを見付けて食べるのが得意です。
でも、時々ハンターの様な行動も見せ、
チョウやガの幼虫を狩ったりもします。
分類面では意外にゲンゴロウに近く、
活動ステージが地表か水の中かが違うだけで、やってる事は大体同じです。
幼虫の姿もゲンゴロウの幼虫によく似ています。
これから晩秋までちょいちょい出くわす、常連ですが
春の登場シーンは初めて見ました。

Oogomimushi1005

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鬼の腕

連休はさすがにお天道様もサービスしてくれたようですね(笑)
とりあえず今日はどこへ出掛けるでもなく、たまった用事を片付けました。
高速道路の混雑がすごいですね。
今回は最高額1000円のラストチャンスということもあるのでしょうが、
あまり混んでは1000円でも安くないかも・・・
我が家は一般道をてれてれ走って行ける範囲で行楽しようと思っています。
おそらく山ですね。
今年は季節の進行がおかしくて山菜のタイミングが分かりませんから
道の駅をめぐって山菜ショッピングなどもよいかも。

写真は庭でただいま開花中のシソ科の多年草、ラショウモンカズラ。
長さが3.5〜4センチの花ですが、日本のシソ科植物では割合大きな花です。
何とも響きがかっこいい名前ですが、由来は結構すごいんですよ。
平安時代、渡辺綱が京都の一条戻り橋で切り落とした鬼(鬼女)の腕に
花の形を見立てて付けられたものです。
なるほど・・・花の付け根側が手首の方ですね。確かに絵巻物に出てくる
鬼の腕や仁王門の仁王像の腕って、こういうフォルムですね。
しかし、この花を見てそれを持って来るイマジネーションがすごい!

「カズラ」といっても物に巻き付いて伸びる蔓植物ではなく、
分岐した茎が地上を匍匐してあちこちに茎を立ち上げ殖えていくタイプです。
ムラサキ科のホタルカズラみたいなスタイルですね。

このラショウモンカズラは2年前に茎を伏せて育てたもので、
今年初めて咲いてくれました。
濃すぎず薄すぎず、程よい紫色が大好きなんですよ〜。
先の方に明日開く蕾が見えるでしょ。この紫色のグラデーションが
紫水晶みたいでとってもきれいです。
シソ科の園芸植物にアメジストセージっていうのがあるけれど、
アメジストぶりでは負けてないですぞ。

移動する植物なので、来年は違うところで咲くのだと思います。
でも、生い茂って周囲の植物をまかしてしまう様なキャラではないので
どこで咲いてもまあいいやって思っています。

Rashomonkazura

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