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山野草と心得るべし

初夏を迎えるこの時期、あちこちのお宅でバラが咲き誇っていますが
ぐりおの家にもバラはあります。でもそこはぐりおの事ですから
栽培しているのは普通のバラじゃなくて、殆どが原種バラです。

原種バラは強い!ハマナスもサンショウバラもヤエヤマノイバラも
決して良い条件とは言えない場所に植えてあるのですが、
ほぼ手入れ無しで毎年たくさんの花を見せてくれます。
ただし何にでも例外は存在するもので、
写真の花、ロサ・フェティダ(Rosa foetida)もそのひとつ。
原産地がイランからアフガニスタン、ヒマラヤにかけての
半分砂漠みたいな少雨地帯なせいか、日本のモイスチャーな夏が大の苦手。

私がこのバラを入手したのは2008年の初頭。
他のバラには無い極めて輝度の高い純黄色の花にあこがれ、
さんざん探しまわった末にようやく購入したものです。
その時点で栽培が難しいという事はある程度判っていたのですが、
バラの難しいはランのさほど難しくないより扱いやすいだろう・・・などと
完全にタカを括っておりました。

ところがいざ作ってみると、「雨で葉が落ちる」「夏に根先が枯れる」
「カビ系の病気が頻発する」と、ことごとく事前情報の通りで、
花を見たあとの株の状況はじつに悲惨なものでした。
そこで昨年の春に、2株あるうちの1株を
それまでの地植え栽培から鉢栽培に切り替え、用土も全く変えてみました。
購入したナーセリーのリーフレットや探した資料には
一般的なバラの土を使用する様に書かれていたのですが、
山野草を栽培する様な礫質の混合土に腐葉土と少しの珪酸白土をミックス。
肥料や水やりも園芸品種のバラのセオリーを無視し、
山野草や高山植物と同じ様な管理にしてみました。

すると、本当に見る見る元気になり、
今年は購入した初年の倍近い花を付けてくれました。
この原種バラ、どうやらこれでいけそうな気がします。
ま、確かに、原種バラも見方を変えれば野生植物。山野草です。
状況により場所を移動できる鉢植えにした事で、
「雨に濡れると弱る」という点への対処もたやすくなりました。
もうひと株のロサ・フェティダは
ヴィカラー(Rosa foetida var. bicolor)という朱赤色の変種で
これもまたすごくビビッドな色の花なんですが、
こちらもこの春同じ様な植え方で鉢に上げました。
するとやっぱりもの凄い量の細根が勢い良く伸び出しましたよ。
きっと来年はこちらもブログにアップできると思います。
(前回は2008年5月10日に掲載)

全国のフェティダの栽培でお悩みの皆様!(って、何人いるんだろ?:笑)
もしかして一般的なバラの管理法にとらわれていらっしゃいませんか?
山野草だと思って、雨を避けた軒下で礫質栽培してみてください。
案外楽に作れそうですよ。

Foetida2010

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