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草食男子の悲劇

涼し・・・いや、うすら寒い日が続いておりますね。
今日の最低/最高気温は11.5℃/17.5℃
・・・もうすぐ6月だってのに(笑;)
今日発表された長期予報ではやはり気温が低めの様で、
梅雨入り梅雨明け共に遅れる可能性が高いとか・・・農作物が心配です。

写真は一昨日イボタノキの花で出会った一コマ。
普通にイボタの花を訪れたナミホシヒラタアブのオスが
運悪くハナグモに捕まってしまったシーンですが、
なぜかここにクロオオアリが絡んでいます。
ハナグモはせっかく捕まえた獲物を奪われてなるものかと
時折ブンブンと獲物を動かして何とかアリを振り払おうとするのですが、
アリも必死に食い下がり、このもみ合いは4分近く続きました。

結局、アリが諦めて退散したのですが、私が興味深いと思ったのは
クロオオアリがハナグモの獲物を持ち去ろうという行動に出たきっかけが
一体何だったのかです。
このアリが地面からわざわざイボタの花まで登って来たのは
あくまでもイボタの花が目的であって、
昆虫のハンティングのためにやって来たのではなく、ましてや
クモが捕らえた昆虫を横取りする目的など年頭にはなかったはずです。

クロオオアリは生きた昆虫を襲う事もありますが、
それは飛行できず、強い防衛力も持たない芋虫や
傷ついて弱った昆虫が相手の場合で、そんな場合でも
相手が自分より大きい場合は単独ではなく、ほとんど複数で襲います。

今回の場合、最初はクモが捕らえて食べている獲物と気付かずに
手を出したのだと思うのですが、その後のもみ合いには
獲物をクモから奪って巣に持ち帰ろうという意図が感じられました。
単独のクロオオアリにしては、随分大胆な行動だと思います。

クモも焦ったでしょうね。
普段こういう事はおよそ無かったでしょうから・・・
でも、まだ息がありもがいているナミホシヒラタアブの心境も
またどんなものだったのかと・・・
二人の肉食女子(ハナグモはメス、はたらきアリもまたメス)に
両方から引っ張られる草食男子というこの構図、
う〜ん・・・どうしても羨ましいとは見えないなあ(笑;)

Hanagumoari

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コメント

 両手に花でモテモテ・・・とは言え、結末はどちらにせよ決まってるわけですから、ナミホシヒラタアブのご心中お察し申し上げます。
世の男性諸氏がこれ以上びびらないようにと切にお願い申し上げます。
 一本の木を舞台に繰り広げられる様々なドラマにはほんとに目を見張ります。
ぐりおさんのような珍しいシーンを見かけたわけではありませんが、明らかにその木がなければここにその昆虫はいなかったはずって思えるようなものを見かけたとき、しみじみと【植物はお母さん】って感動します。
【生産者】っていうと、なんか、身も蓋もない感じしますけど、この樹のおかげでたくさんの命が養われてるんだな~って。
 勤務先の隣地のJRの敷地が売り払われ、ひばりの営巣する草っ原とたくさんの昆虫が生息する木々が切り払われています。どうともしようがないことで、しかも、同情してくれる人も皆無ですが、ひどく残念です。
 これからは勤務先で見かける昆虫はかなり減るんじゃないか、それを追っかけてくる小鳥も。(;;)
勤務先かえよっかな~・・・。って、仕事をしに行ってるのか何しに行ってるのかわかんないヤツでした。

投稿: くわでん | 2010年5月30日 (日) 01時08分

くわでんさんのおっしゃる通りですよね。
まあ当たり前っちゃあ当たり前ですが、
その木がそこに無ければ、そのムシもその鳥もそこにいない訳で、
一本の木がじつに大きな存在だと、ふと気付きます。
私が個人的に「お母さん」って印象を持っている木はやはりクヌギですね。
里山において、一本のクヌギを利用する生物種の数って本当に多いです。
だから、ひとつの雑木林をすっぽり消してしまう開発が
どれだけ身の毛もよだつ様な恐ろしい事かって考えると、
毎年すごい勢いで消えて行く雑木林の現実に焦りを覚えます。

勤務先の隣地のお話も残念ですね。
きっとオアシスの様な場所だったのでしょう。
都市計画とセットの保全計画が当たり前の時代が
早く来ないかなと思います(個人的には必ずそうなると思っているので)

投稿: ぐりお | 2010年5月31日 (月) 00時17分

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