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なるほど、こりゃあ強い!

今、我が家には3匹のアメリカザリガニがいます。
子供が昨年の11月に捕まえて来たのです。体長は20ミリ足らずでした。
池にこの生物は御法度だと彼も知っているので、
プラスチックケースで地味に飼育していたのですが、
厳冬期はさすがにちょっと辛そうだったので
ゲンゴロウが野外越冬中なため空いている
室内の90センチ水槽に入れてみました。

そしたらいきなり急成長!エサをばくばく食べては
一周間足らずで脱皮をするという超スピード成長振りで、
今月の初めには体長が80ミリを超えました。
強さその1、「スピード成長」

でもって、エサの種類にいろいろ幅を持たせてみたところ
いやもう何でもじつによく食べる!
お店で売られている、いわゆる「ザリガニのエサ」の他、ドッグフード、
各種野菜、刺身、鶏肉、春雨、ご飯粒・・・本当に口に入れば
何でも食べるという感じで、しまいには水槽内に植えてある
水生&陸生植物まで食い荒らす始末。
強さその2、「食性の幅がやたら広い」

これだけ食べると、さすがにいい勢いで水が汚れます。
申し訳ないのですが、一週間のうちに何度も水換えを出来る訳ではないので
いくら丁寧に水換えの際に掃除をしても、次の水換えの前には
水槽内は相当にドロドロで、おそらく水質もかなり悪化しているはず。
でもぜ〜んぜんへっちゃらで、平気な様子。
一般に甲殻類といえば、魚より水質にデリケートな種類が多い中、
まったくタフなものです。
強さその3、「水質の悪化に強い」

これだけ元気なヤツが3匹も入っていると、当然争いが起きます。
脱皮でサイズアップするタイミングのずれで、常にの強弱の関係が変化し、
一番弱い立場に立たされたヤツが必ずやるのが水槽内の島部への上陸。
状況が改善されるまで、何日も水中に入りません。
鰓呼吸のくせに湿り気があれば空気から直接酸素が摂取できるようです。
なんて臨機応変な事が出来るのでしょう。淡水、汽水のカニみたいです。
強さその4、「場合により水陸両用」

う〜む、こうして見ると日本の陸水系をアメリカザリガニが席巻しているのも
当然ではないかという強さです。
おまけに繁殖力もすごいですからね。
敵を知るためにあえて了承したアメザリ飼育ですが、
その有能振りをまざまざと見せつけられる結果になりました。
これはやはり手強い!!

さて、こうして大きく育ったザリガニの今後についてですが、
目下検討中で、とりあえず家の外には出さないという方向です。
子供には、選択肢の中に「美味しくいただく」も含めると伝えてあり、
今のところ本人も少しだけそのつもりになっている様です。
さて、実際のところどのようになるのか・・・お楽しみです(笑)

Amezari100501

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栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

どもでーす。
アメリカザリガニって美味しいらしいですよ。
前にテレビで目隠しをしてアメリカザリガニと伊勢エビを食べ比べてるのをやってました。
視覚情報が入らないと、味覚だけではどっちがどっちかを
区別するのは非常に難しいようでした。
確か、ダウンタウンの浜ちゃんとか伊藤四郎が司会をやってる
芸能人格付けとかっていう番組だったかな。

私のが学生の時に茨城に行ったときに、カネヒラ釣りをやっていたんですが、
そこにアメリカザリガニ漁をやってるおっさんがいました。
そのとき初めてアメリカザリガニって食用にしてるってことを知ったんですよ~。

でも生煮えは危険よ。
肺吸虫の中間宿主なのでよく火を通してね。
吸虫ってえぐいよ~。すっごくキモイっす。

投稿: こー | 2010年5月31日 (月) 15時44分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
ザリガニは三郷にもいます。僕も飼いました。脱走してうちの中を歩いていたり、ちょっとエサをやらないと共食いしますよね。それから割り箸まで食べちゃいました。確か食用ガエルのエサ用に輸入されて、神奈川県の横須賀あたりで放されたのが最初だと思います。
ちょっと食べられないかな、僕は…。

投稿: かぶと小僧 | 2010年5月31日 (月) 20時12分

>こーさん
本当に美味いっすよ(笑)
小学生の頃は、淡水生物のコワさを知らなかったので
釣ったザリガニの尻尾をその場で剥いて食べました(爆)
最初に釣ったザリガニをエサにすると、
どんどん大きいのが釣れるという伝説的な伝承があって
みんなやっていましたが、友達に「美味い」と教わり
みんなで食べてみて、全員ハマりました(追爆)
確かに大人になってから食べた
伊勢エビのお造りに通じるものがありましたよ。
今では勿論完全加熱が大前提です。本当に美味しいよ!

>かぶと小僧さん
と言う訳で、私はすでに何度も食べています(爆)
ちなみに、アメリカ本国でもポピュラーな食材として普通に売られています。
スーパーにサワガニが売られているのと大差ない現象と言えるのかも・・・
そのへんにいるヤツは泥臭さがあるので、
2〜3週間きれいな水で飼育した方が美味しいと思います。
ウチダザリガニやブルーマロンも高級食材ですよね。
ザリガニの仲間の美味しさには、例外がないように思います。
まあ、みんなオマール海老の親戚です。
日本への移入はおっしゃる通りでしたね。注目すべきは、その時の
わずかな個体数が今日の数につながっている点です。
遺伝的な多様性は関係なかったのでしょうかね?
オオクワガタも何代もインラインブリードしている方がいますが
節足動物の近交の問題について、不思議に思います。

投稿: ぐりお | 2010年5月31日 (月) 22時53分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
インラインブリードと言うのは、同じ親同士の交配ですか?そのまた子供同士を交配させて、ずっとそれを続けることですか?駄目なんですか?よくF3とかF4とか書いてありますが、それはみんな同じ親から生まれた同士の交配ですよね?よく産地を混ぜちゃいけないと聞いていたので、僕のオオクワガタは山梨産で統一してるんですが、三世代か四世代は同じ親からのです。別の山梨産と混ぜた方がいいですか?妹のと混ぜられるので。
やっぱり僕はザリガニはNGです。ちょっと無理ですね。
お父さんはニジマスの刺身を食べたことがあると言ってましたが、勘違いかなぁ?と自信なくしてました。
それと虫食いの人たちがいますよね。クモの唐揚げ食べたりしてますが、僕は虫も無理です。

投稿: かぶと小僧 | 2010年6月 1日 (火) 19時29分

かぶと小僧さん、こんばんは。
インラインとは、まさにそういうことです。
一般にオオクワガタは発生の仕方からして
インラインに強いと言われているようですね。
6〜7代までは聞きますね。
違う血を入れると直後に小型の個体が多産し、
また徐々に大きくなる様です。
でも、ちゃんと継続的に調べたデータはほとんど無いと思うので、
研究テーマにはいいかも、です。

私の個人的な感覚ですが、食材としてザリガニは虫とは別物です。
頭の中ではエビやカニと同じくくりになっています。
私も好んでムシを食べたいとは思いませんです(笑)
ニジマスは刺身がありますよね。勘違いじゃないんじゃないかなあ。
清流や管理された飼育条件なら
寄生虫の心配がない場合もあるのかもしれませんね。

投稿: ぐりお | 2010年6月 2日 (水) 00時17分

こっちにも書きます。
先生、オオクワガタのこと、ありがとうございました。参考にします。小型になったらイヤなので、もう少しインラインでやってみます。
カナブンの幼虫が2つまゆになりました。

投稿: かぶと小僧 | 2010年6月 2日 (水) 20時06分

かぶと小僧さん
私も自分で証明した訳ではないのでよくわからないのですが、
違う血を入れると必ず小さくなるという訳ではなく、
関西方面で盛んに行われている血統管理した交配では、
良い型の大型個体や赤目、白目の大きいものが出ている様ですよ。

また、自分でサキシマヒラタを累代して経験したのは(インラインではなく)
同じメスの産卵から生まれた中に、
一定の割合で大型と小型が混じる傾向があると感じました。
生まれてくる次世代の個体を多様にすることで、
より確実に生き残りを図ろうということかもしれませんね。

投稿: ぐりお | 2010年6月 2日 (水) 22時06分

こっちにも書きます。
去年の秋に孵化した幼虫9匹のうち、特大が2、大が3、小さいのが4でした。今は菌糸瓶の中なので、交換する時が楽しみです。
白目の作出はだいたいわかりました。日光浴です。赤目はわかりません。

投稿: かぶと小僧 | 2010年6月 3日 (木) 21時57分

かぶと小僧さんは、白目の秘訣まで掴んだのですね。
スゴいですね!
やはり、全部が大きかったり、全部が小さかったりということは
ない様ですね。

私の経験でも、サキシマに限らずパラワンでもスマトラでも、
メスのひと腹から出た「特大」は2でした。
興味深いですね。

投稿: ぐりお | 2010年6月 3日 (木) 23時27分

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