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狐-兎-♥-満月

また爽やかによく晴れちゃって、
でも最高気温は26まで行っちゃって・・・(笑)
日中は庭の植物がしおれ気味になっていました。
それほど地面は乾いてます。

写真はプラスチックの大鉢に水を張って育てているオニバスです。
今年は低温の影響か、例年より遅くやっと初期葉が出て来ました。
この初期葉、概ね最初の2枚がキツネ、
3枚目あたりからウサギの形になります。ウサギが2〜3枚出ると、
次はぐっと大きなハート形、
そしていよいよ満月の様にまあるい大きな葉が次々に出て来ます。

写真では1〜2枚目のキツネがほとんどで、
ウサギが2つほど見えるでしょうか。
一緒に写っている細かい浮遊物はオオアカウキクサです。
水が黒緑色なので宇宙に浮かぶ星雲みたいに見えますね。

なぜこんな水の色かというと、それは肥料分がたっぷりだからです。
オニバスって、ハスと同じ位肥料を必要とするんです。
いや、もっと少ない肥料で育てると、葉の形の進化はハート形止まりで、
満月が登場しません。
それでも花は咲くのですが、さすがに数は僅かです。

オニバスを毎年栽培するには、なんとか丸い葉を出す様にして、
閉鎖花も含め、花を沢山咲かせる必要があります。
なぜかというとオニバスは蓮根を形成しない一年草なので、
種子がないと翌年に命がつながりません。
しかもこの種子の発芽率がすこぶる悪いので、
より多くの種子を得るために、
ひとつでも多く花を咲かせる必要があるのです。

写真には6株の苗があるのですが、
去年結実して鉢の底に眠っている種子、じつは何十個もあるんですよ。
その何十個が、みんな翌年に発芽するのではなく、
2年目に発芽する、3年目に発芽する、もっともっと掛かる・・・
という具合に、個別の時限爆弾になっています。
リスク回避のひとつの方法なのでしょうけど、とても面白いですねー。

Onibasu_shokiyou

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栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

 こんばんは。ほんとにキツネとウサギそっくりで、可愛い葉っぱですね。
そういえば、朝顔とかポトスとか、成長すると葉っぱの形が変わるものってあったな~って思いながら見ました。
 ぐりおさんのこのオニバスは、一体どの位のサイズの葉っぱに成長するんでしょうか。幼いこの葉っぱは全部大人の葉っぱになるんですか?葉っぱ同士が重なり合って押し競饅頭してる大変な光景を想像しちゃったんですが。
 オニバスが葉を広げ、花を咲かせている風景も、特にそれを目的としたわけではなく、意識せず毎年定期的に繰り返されてきた農村の溜池の池干しによって保全されてきた風景だったんですね。昔の棚田などと違って、大きな一枚田が整然と並んでいれば作業効率も収穫率も格段にいいでしょうけど、そのために、気づかないうちにいろんな生きものが住む環境も画一化されて、随分生物相が貧弱になったのかなって思いました。

投稿: くわでん | 2010年6月12日 (土) 20時45分

くわでんさんこんばんは!
うちの栽培環境だと、最終的な丸い葉の直径が30〜40センチぐらいですね。
そんなのが6〜7枚出ます。
そうなると、今植えてある鉢ではもう葉の半分以上が縁からはみ出す状態です(笑)
葉の形の変化は、一枚の同じ葉で起こるのではなく、
キツネはキツネのまんまです。そして、ウサギが何枚か出る頃には
キツネは黄色く枯れて消失します。
ウサギも♥が次々に出る様になると無くなり、容積の小さな環境だと
♥の葉の段階で花が咲きます。といっても、ほとんどは閉鎖花で、
紅色の花びらを見せる事は少ないです。

おっしゃる様にオニバスと旧来の稲作は関係が深いですよね。
でも、オニバスは大きめのクリークや河川の湾入部などにも見られた植物でした。
水質が悪くても逞しく残る・・・というか、むしろ富栄養な水域を好む様です。
そういう場所は今でもありますが、アメリカザリガニがいるともうダメ!
除草剤の流入にも弱いですね。
ため池の管理手法の変化もさることながら、アメリカザリガニに滅ぼされた場所も
案外多いのではないかと思います。

投稿: ぐりお | 2010年6月13日 (日) 00時47分

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