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蛹化や〜めたっ(笑)

曇天で明けた今日は午後からお天気が回復し、日射しが少々暑かったのですが
夕方から冷たい北風が吹き始め、薄着ではいられないほど寒く感じました。
最高気温も21.5℃止まりでした。今年は特に気温が低めですが、
例年この時期って妙に夕風が冷たい事がありますよね。

写真は子供が飼育している(はずなんだけどいつの間にか私が世話を・・・)
ノコギリクワガタの幼虫です。
一昨年の秋遅くに生まれた幼虫で、同じ頃に生まれた兄弟は
早いものでは昨年の夏の終わりに成虫になり、そのまま蛹室で冬を越し、
先月からもう活動を開始しました。
この1匹だけが、まだ幼虫のままです。

しかしだてにグズグズしている訳ではないようで、大きいです。
間違いなくオス、そして間違いなく70ミリを軽くオーバーしそうな気配。
ところがしばらくの間放りっぱなしにしてしまい、昨日久し振りに見ると
もう菌糸オガを食べ尽くしてしまい、完全に食べるものが無くなって
しょぼくれたまま蛹になろうかという状態でした。

まだ蛹室までは作っていませんでしたが、すでに動きは鈍く、
体が全体的にブヨッとして黄色味が強く、
しかもやや透明がかって来ています。
このまま蛹にさせるのが順当とも思えましたが、
ちょっと確かめたい事があったので、(また)実験してしまいました(笑)

確かめたかったのは
「この状態でエサのある環境に変わったら、再び動いてエサを食べるのか?」
ということ。以前、外国産の別の種類を飼育していた時に
少し黄色味がかった幼虫を新しい菌糸ビンに移したら、
白っぽい体色に戻ったことがあったからです。
セッティングはブラケースの下半分に切り出した菌糸ブロックをはめ込み、
上には発酵マットと普通のクヌギマットを半分ずつ詰めました。
これなら蛹室と作ろうと思えば上半分で難なく作れるし、
食べる気があれば深くもぐって行くはずです。

で、結果は写真の通り(って言ってもよくわからないですよね:笑)。
黄色っぽい透明がかった部分は、少し黄色味は残るものの、
通常の3令後期の体色に戻りました。現在菌糸部分を掘り進んでいます。
食べ物が与えられた事で、蛹になる事を延期した様です(笑)
彼等は、状況に応じて変態への対応を変えられるのですね。
今回はまだ蛹室をつくる前だったからだと思います。
蛹室を作る時には消化液で蛹室の壁を固め、体も収縮が始まりますので、
この段階に入ってからの変更は不可能でしょう。

この幼虫はまだしばらく菌糸オガを食べ、もう少し栄養を蓄えてから
夏の終わりから秋に蛹になるのではないかと思います。
成虫での活動は来年の初夏という事になるのかな・・・
ノコギリクワガタの成虫は1シーズンで寿命を迎えてしまうので、
この幼虫は他の兄弟たちとは成虫の姿で対面できない事になりますね。
あ、でも兄弟たちの子供と会えるのかな・・・おじさん、という訳だ(笑)

Noko_youchu100605

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栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

おはよ~です。
この間、はねるのとびらって番組で
ノコギリクワガタの標本がでてきて、
昆虫には疎いので正式名称がわかりませんが、
顎(?)が折れてなく完成品だと標本でも2000円くらいするって
確か言ってたので、嫁さんとビックリしてました。
今は、地域の個体群が減ってきてるのかなぁ。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタ等々、
某キャンプ場などの木をゆすればどさって落ちてきた思い出があります。
転勤する前の職場付近では、夜某所の外灯の下に行けば、
ミヤマクワガタが結構集まって来てたんですよ~。
まぁ、そこはヒグマにも注意の場所ですが。(汗)

繁殖はさせてませんが、私もクワガタは子供の頃につかまえてきてよく育ててたなぁ。
なつかし~。

投稿: こー | 2010年6月 6日 (日) 07時08分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
70ミリオーバーのノコギリクワガタは大きいですよね。僕は2匹見ました。72と73です。水海道の大生郷天満宮のすぐそばで採集した野外ものが73ミリでした。72も水海道で、一言主神社のそばで採集したものです。神社のそばだと大きくなるんですかね?
先生のノコちゃんは栄養のあるエサを食べさせてもらって幸せですね。でもノコちゃんは成虫になると短い命だから、3令に戻っちゃったのかもしれませんね。でももうすぐ蛹化しますね。成虫になった時の写真も楽しみです。
僕の飼っていたノコギリで一番長く生きたのは、7月採集で11月10日頃まで生きました。♀でしたが、産卵しなかった個体です。

あのぉ…はねるのノコギリは確かギラファだったと思いますが…。

投稿: かぶと小僧 | 2010年6月 6日 (日) 22時04分

先生、お父さんがあのラン屋さんに行って来たそうです。土曜日、学校公開で登校日だったんですが、お父さんと妹が弁当を届けに来ました。その帰りに寄ったそうです。奥の方まで見学させてもらったと言ってました。オウムがいて、無視されたらしいです。今度、その時のことを書くと言ってました。

投稿: かぶと小僧 | 2010年6月 6日 (日) 22時11分

>こーさん
どもで〜す!
かぶと小僧さんのチェックが入っているので種類については
あらためて書かなくてもよさそうですが、ノコギリクワガタって、
結構いろんなのが東南アジアを中心に生息しているのですよー。
飼育用の生体でも、ギラファやコンフキウス、ゼブラ、オキュピタリスなど
色も形も実に多彩な種類が輸入されています。

2000円って、個人的には随分安いと思います。
私が自分で標本を作る手間を考えたら、
やっぱり本体だけでそのくらいの金額は欲しいと思うかもしれません。
もっともそれを入れる標本箱の方が高いでしょうね(笑)
ちなみに、以前バイトでチョウやガの美術展翅を受けた事がありますが、
手間代だけで1頭あたり3000〜8000円もらっていました。
美術展翅ですから、翅は勿論触角や腹部、脚まで見苦しくならない様に
きちっと整えるのですが、結構大変でした。

そちらのミヤマクワガタは、確か亜種だったんじゃないかな。
アゴの内歯がちがうのですよね。やっぱり少なくなっているんですかねー。
ミヤマクワガタの繁殖は難しいらしいですよ。

投稿: ぐりお | 2010年6月 6日 (日) 23時57分

>かぶと小僧さん
神社のそばだと大きくなるなんて、面白い事を言いますね(笑)
でも確かに
神社のそばは・・・昆虫の種類が少し違う
神社のそばは・・・夏でも涼しい
神社のそばは・・・カタツムリが多い
神社のそばは・・・タマムシをよく見る
神社のそばは・・・シダの種類が多い

などなど、いろんな現象が見られる事がありますね。
鎮守の森がつくる独特の環境は、少なからずいろんな生き物の棲息に
影響を与えているのかもしれません。
パワースポット的な効果もあるのかなー(笑)

S洋ラン園に行かれたのですね。探検できるほど大きい温室です。
S洋ラン園の社長のS氏は、ピカチュウに似ています。
本人には言ってませんが、とても似ていると思います。
同時に、天才バカボンにも似ています。パパではなく、バカボンの方です。
では、、ピカチュウとバカボンが似ているのかというと、う〜ん、
いや、結構似ているかもしれない(笑)
S洋ラン園では、自分のお家で作ったおコメも売っているのですが、
社長のお父さんのこだわり米で、これがなかなか美味しいんですよ。
いつも行くときは前もって連絡して、10キロほど精米しておいてもらいます。

投稿: ぐりお | 2010年6月 7日 (月) 00時09分

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