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2010年7月

付かず、離れず

もう月末ですか。まったく早いよな〜(笑)
今年の7月は特に早く感じました。
暑さでくらくら来てる期間が長かったですからねー・・・
そのせいかも知れません。
猫舌の私流に言うなら、せっかくおいしいコース料理が出て来たのに
暑くて手が出せないでいるうちに、サッと下げられちゃった感じー(笑)
8月って、夏の背中がチラッと見えるんですよね。
あれが何とも寂しい・・・
あ、でも今年は植物も昆虫もだいぶ遅れて動いているので、
実質的な7月の後半が、これから始まるのかもしれませんね。
そう思う事にしました(笑)

写真はヒョウタンボクの実。
晩春というか初夏というか、その辺りの微妙な時期に
双子の花を見せてくれたスイカズラ科の低木です。
今がちょうど実のなる時期なんですが、眩しすぎる季節の陰に隠れて
何となくこっそり成っている印象があります。
きれいなかわいい実なんですけどね。ちょっと勿体ない・・・

ヒョウタンボクという名は双子で咲いた花が共に結実する際
隣り合う2個の実が合着してひょうたんというか、雪だるまというか・・・
そういう形に成るところから付けられました。
すなわち、写真は双子2ペア=4花分の実が写っています。
ひょうたんで数えると2つ分という事ですね。
でも、まだ合着していません。
離れて這いませんがぴたっと隣り合って独立しています。
赤く熟した様子からして、これから合着するという事も無さそうです。

仲、悪いんですかね?(笑)
でも、たとえ双子であっても
それぞれの人格が確率しているってことかも知れませんよね。
その方がうまく行くこともありそうな気がします。
付かず、離れず・・・って、一番いいんですよね。

Hyoutanboku_mi

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スリムな来客

夕方から蒸し暑さがやってきました。
月がかなり丸いのですが、昨日までの風も完全におさまり、
灯火に虫が誘われる条件がまずまず。
こんな日に夜間採集で灯火廻りをすると、いい収穫がありそうです。
仕事部屋の窓にもさっきからいろんな連中がぶつかって来ています。
カブトムシ、ヒメコガネ、コフキコガネ、ミヤマカミキリ・・・
ぶつかる音の大きさで大体察しが付く様になりました(笑)

今しがた部屋に入っていたガガンボを外に出したら、
一瞬の隙をついて、入れ替わりに小振りな甲虫が飛び込んできました。
写真の虫、キボシカミキリです。
体の大きさは大した事ないのですが、長く伸びた触角がとても目立ちます。
スリムな体型によく似合っていて、なかなかカッコいいぞ!

キボシカミキリは確かクワの仲間に付くカミキリだと記憶しています。
子供の頃、イチジクにわんさかいたのをよく捕まえたものですが
そういえば久し振りに会った様な気がします。
ちょっと旧友と再開した気分(笑)

我が家には小苗程度のクワしかありませんから、
周辺のどこかからやって来たのでしょう。
せっかく来てくれたのでちょっと遊んで行ってもらう事にしました。
じつはカミキリムシは子供の時分から好きな甲虫なのです。
別に飼育したり標本を集めたりしている訳ではありませんが、
見つけると無性に嬉しくなります。
長くて、しなやかで、だけどしっかりした印象のカミキリムシの触角って、
やっぱりカッコいいと思います。
サングラスかけたみたいな強面の顔つきもグーです(笑)

カミキリムシは蛾と同様、フローラ(植物相)を比較的良く映し出す昆虫。
カミキリムシが豊かな場所は、フローラも菌類相も豊かだったりします。
でも、最近はどこの山へ出掛けても見る種類数がぐっと減ったようで
とても気になります。
シロスジカミキリやゴマダラカミキリをはじめ
材害虫と恐れられる種類が多いのも事実ですが、
彼等の立ち位置が植生と土壌の両生態系の橋渡しをしている事も事実。
広く自然を見渡した時、いてもらわなくてはならない昆虫だと思います。
林業、果樹、造園の業種に係る各位に遠慮しつつ、
ぐりおはこっそりカミキリムシを応援していまーす(笑)

Kiboshikamikiri

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痛そうに開花

雨はちょこちょこ降りましたけど、一昨日からの風がまだおさまりません。
時々雨がほとんど水平に降り付けるので
いくら軒が深い部分でも雨が吹き込んでしまいます。
でもせっかく気温が低めなのに、
窓を閉め切ってエアコンを付けるのも悔しいので
一日中窓の開閉の管理に追われてしまいました(笑)

お天気は全く期待できませんから、庭にも出ず、写真は昨日のものです。
この花、レンゲショウマっていいます。
キンポウゲ科の一属一種の植物ですが、花が美しく性質も丈夫なので
山野草を栽培している方にはお馴染みの一品です。
私もキンポウゲ科の植物大好き人間ですから、
レンゲショウマとはもう長い付き合いです。
学生時代に購入した2株をずっと栽培していたのですが
ひとつは実家の庭に植えたままにしておいたところ、
隣家が取り壊しになったアオリで植えた場所がかんかん照りになってしまい、
とても残念な事に消えてしまいました。

もうひと株がこの写真の株なのですが、
こちらは結婚、引っ越しという節目節目に私と一緒に移動し、
現在でもこうして敷地を分け合う関係です。
でも、今年の花はなんだか傷だらけ・・・
これ、昨日掲載した♯6クヌギの根元に植えてあるのですが、
喧嘩でクヌギから落ちたカブトムシがひっきりなしに掴まって登るのです。
だから花と言わず葉と言わず、カブトムシの爪で傷だらけなんですよー。
せっかく咲いてくれてるのに、痛そうで申し訳ないです。
植えた場所が悪かったですよねー。でも、カブトムシの件を除くと、
ここはじつに適した場所なんです。
風が通る割に地面はたいてい湿っていて、強い雨はクヌギが防いでくれ、
木漏れ日が差し込む程度の明るさ・・・ね、なかなかの条件でしょ。

ここは地域の植物を主体としたビオトープゾーンでもあるのですが、
当地には分布の無いレンゲショウマも「可」としました。
野生らしい気品とさりげない草姿を持つこの花を
園芸植物の場所に植える気には、どうしてもなれませんでしたので・・・

Rengeshoma

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青空ビアガーデン

昨日に引き続いて、西寄りの風がやや強く吹きました。
蒸し暑さをごまかすにはまずまずでしたが、埃っぽい事この上無し!
数日前に降った雨など帳消し・・・っていうか、水収支は赤字です(笑)
通常このように風が長引いて吹いた後には
一日中降り続く様な雨の日がはさまるもんですが、
そうなってくれるかどうか・・・西日本は広域で明日降るらしいですね。
こっちにも来てくれーい!!

写真は本日の庭クヌギ♯6です。
なんだか暑苦しい画像ですね(笑)
カブトムシの発生はいよいよピークとなり、青空の下でもこんな感じ。
夜ともなれば、この3〜4倍は押し寄せます。
遠巻きに眺めていても木からギシギシカシャカシャと
カブトムシの体が触れ合う音が聞こえて来ます(笑;)

このクヌギは合わせて6カ所から樹液を出しているのですが、
撮影の場所以外の5カ所は合計でもオス2匹、メス3匹しかおらず、
カブトムシは来ていないところもあります。
きっと同じ木でも味が違うんですよ。発酵の進み具合とか
菌種の違いとか・・・結構匂いが違いますもの。
で、ここが一番美味しいんでしょうね。とにかく大人気のテーブルです。

1匹だけ、輝く緑色がひと際目立ってますね。
アオカナブンです。この虫は本当に美しいなあ・・・・
構造色の透明感では日本の甲虫で一番美しいと思います。
カブトムシが石ころに見えるって言ったらさすがに失礼でしょうか(笑)
アオカナブンは本来山地性、牛久ではややまれな昆虫です。
我が家に現れたのはこれが二度目。嬉しい事です。

この木の他のテーブルには夏の後半種、クロカナブンも来ていました。
こちらは一昨日から登場し、以来毎日来ています。
クロカナブンってなかなか向こう気が強くて、樹液を先に占領している時は
背後にやって来たカブトムシに後脚で蹴りを飛ばしたりします。
樹液の虫たちも季節の進み具合とともに少しずつ種類が交代してゆきます。
もっとも今年はこちらもチョウと一緒で、
半月以上も遅れている様ですが・・・
それにしても昼間から飲んで騒いで・・・なんて羨ましいなああ!

6kunugi100728

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今年は早じまいでした

今日は良く晴れて、夕方に大気が不安定に・・・なんて感じは
全くしませんでしたね。
気温は一時期ほどではないものの、今日も33℃でした。
午後から西南西の風が少し強く吹きましたが、
暑さが勝ってあまり爽快感はありませんでした。

写真は今年のアメリカカブトエビ。毎年5月に孵化させて、
2〜3ヶ月の間飼育するのですが、今年は5月に水温が下がる日があったので
スタートが約ひと月遅れの6月中旬でした。
そのせいかあまり大きくならないうちに数が減り、
体長5センチを超えるものは10匹足らずでした。
そのうちの最後の1匹(写真の個体)が今日死んでしまい、
今年のカブトエビは割とあっけなく終わってしまいました。
でも産卵はたくさんしたので、来年の飼育は大丈夫そうです。

写真の最後の個体は尾鞭(びべん)と呼ばれるお尻のひげを含め
体長6センチ余り。
例年だと8センチ程度にまでなるので、やっぱりちょっと小振りです。
早く死んでしまったのは、暑さで水温が高めだったことも
関係しているかもしれません。
鰓脚(さいきゃく)と呼ばれる水をかく脚で水中の酸素を取り込むという
非常に原始的な呼吸方法なので、体の代謝がコントロールしにくいらしく、
水温変化による溶存酸素の量がモロに体調に影響するファクターのようです。
それと関係あるのか、体液は私たちの血と同じヘモグロビンを持っており
こんななりですが「赤い血の生き物」なのです。

また、彼等(彼女たち!?)は基本的に単為生殖をするため、
個体が無事に大きくさえなれば1匹でも勝手に産卵を始め、
翌年の飼育種苗が確保できます。
いつも初夏に慌ただしくなるので
今ひとつ充実した管理が出来ていないのですが、
来年こそはバッチリ魂のこもった飼育で
大きく育ててみたい・・・と例年この時期は思っています(笑)

Kabutoebi2010

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ゼロ2010

昨夜の雨のもたらした潤いが、今日の午前中の輻射熱を和らげてくれました。
最高気温は33.5℃でしたが、気温の割に少しは楽に感じましたよ。
やっぱり雨の恩恵というのは大きいですね。
今日もまた同じようなお天気でした。
昨夜よりも総雨量はやや多かったかも知れません。
雷がハデだった割には、雨の降り方は大人しいものでしたが。

写真は温室内で開花したラン。メキシペディウム・ゼロフィティカムです。
毎年ブログに載せていますが、この個体は昨年掲載したのとは違う株です。
我が家には2系統のゼロフィティカムがあり、
今回掲載の株は一輪目が咲いているうちに二輪目も開くので、
二輪の花が揃って咲いているタイミングが4〜5日あります。
もうひとつの系統では一輪目が咲き終わって落ちる頃に二輪目が咲くので
ほぼ入れ違いとなり、常時一輪ずつしか咲いてくれません。

もっとも、花そのものはほとんど違いません。
あくまでも咲き方の個性です。

白い提灯のように膨らむ唇弁はとてもかわいらしく、
この時期に見ると涼しげに感じます。やっぱり好きだなーこの花・・・
でも、子供にはトイレと言われてしまいました(笑)
白いしねー・・・確かに見えるかも。
便座カバーまでちゃんと持ち上がって付いてます(追笑)
なんつーか、せっかくの神秘的な美しさもぶち壊しだなー・・・
あ、妖精のトイレってことでいかがでしょうか?
・・・ダメだなトイレから離れんと・・・絵的に想像しちゃった(爆!)

Xero2010

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水上の大家族

先ほど、待望の雨が降りました。
短い時間でしたので雨量は大した事ありませんが、
雨らしい雨はじつに7月9日の夜以来です。
とっても嬉しいのが現在の気温。
雨の効果で21℃。勿論これは本日の最低気温です。
本来、夕立ちもしくはこういう雨が頻繁にあるのがこの季節。
おそらく多くの生き物たちも待ちこがれていた雨となったことでしょう。

写真は昨日もちょこっと触れた池のジュンサイハムシです。
大きく写っている緑の葉は池のスイレン。どの葉の上もこんな具合です。
ね、大発生だというのがよくわかるでしょう(笑)
この一枚の葉に、卵から幼虫、蛹とその抜け殻、そして成虫と
全ての成長ステージが写し込まれています。

卵が右下の蛹の抜け殻に半分かくれる様に産みつけられています。
幼虫は黒っぽいポテッとしたヤツですが、黒っぽいのは背中側だけで
下面の方は蛹と同じ様なオレンジ味のある黄色です。
蛹はこの黄色がとても目立って毒々しい位ですが、
形はテントウムシの蛹によく似ており、
ハムシがテントウムシと比較的近い甲虫であることが伺えます。
成虫は3匹写っています。体色は明るい黄褐色で、
体の表面は短い毛がほわっと密生しています。
点やら線やらといった模様が無い無地の虫なので、ちょっと地味ですね。

ジュンサイハムシはその名の通りジュンサイの浮き葉を食べるのですが、
大発生の今年、ジュンサイの葉の上ではこういう姿が見られません。
多分大発生なので、ジュンサイハムシ自身が
ジュンサイの葉はすべて食べ尽くされる可能性があると踏み、
自らの居場所を確保するために
ジュンサイ以外の葉に蛹を作っているのだと思います。
スイレンに限らず、コウホネ、トチカガミ、ハリイ、サクラタデなど、
およそ全ての水生植物に蛹を並べています。

この大発生のあおりなのか、今年ぐっと数が少ないのが
同様にジュンサイをよく食べる「水上の蓑虫」ことマダラミズメイガ。
去年とは形勢がまるで逆転です。
昨日の俯瞰撮影に見られる様に、
ジュンサイの葉がレースの様に穴だらけにされてしまったので
池の景色そのものが違って見えるほどに影響が出ています。
しかし、通常こういう大発生は何らかの調整機能が働き、
そう長続きはしないものです。
今回は今後どう変化するのか、天敵あるいは障壁となるのは何なのか、
注視してゆきたいと思っています。

Junsaihamushi_all_stage

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池の潤夏2010

Ike2010junka

Ike2009jul

今日は定点撮影です。
例によって上が今年の状況、下が昨年の7月の様子です。
あらら、とすぐにお気づきなると思います。池のジュンサイの色・・・
枯れかかったオリーブグリーンになっているでしょう。
これはジュンサイハムシの大発生によるものです。
去年も多数見かけていたのですが、今年は本当に大発生。
ジュンサイの葉はどれも穴だらけで、
池の向かって右半分はまだ存在していますが、左半分に至っては
ほぼ消滅してしまいました。

ジュンサイは非常に丈夫な植物なので、
こうなってもまた新しい葉が展開されるはず。さほど心配は要りません。
ジュンサイハムシにもおそらく発生数の波があるので
今後もこれが継続的な状況になるとは予想していません。
それにしても本当に大発生です。
ジュンサイハムシについては、明日また書いてみようと思います。

今年はまだ池の右畔の草刈りをしていないので、ぼうぼうに伸びていますね。
ちょっと風通しが悪いので、そろそろ草刈りをする予定です。
クヌギの木ではカブトムシがようやくたくさん見られる様になりましたが、
まだ例年ほどではないようです。
池畔のハンノキに住み着いているミドリシジミも、
今年は発生数が少なくて心配していましたが、
約一月遅れで今頃数が増えて来ました。
昨日はメスが枝に産卵している様子も確認でき、ひと安心です。
春が寒く、ハンノキのの芽吹きが遅かったので、
生育が大幅に遅れたのかもしれません。

すでに何度も書いていますが、他のチョウもみんな少なめです。
ここ数日、連続してナガサキアゲハがやって来ました。
南国系のこのチョウは、寒かった春をよく乗り越えたものです。

池の中では今年生まれのゼニタナゴが25〜30ミリに育って来ており
当歳で繁殖に参加する個体は昨年より多いかもしれません。
池の水面は中央部が開水面として空いていますが、
3日前までは膨張する様に殖えたエフクレタヌキモがびっしりで、
魚の遊泳空間が無くなってしまったので大量に除去しました。
各地で除去に手こずっているというこの外来植物が
どうやらその本性を現し始めたようです。これは注意せねば・・・

こうして見比べると、白花のスイレンは大きくなりましたー(笑)
そろそろセーブしなくてはならない様です。
大幅に株分けするしかないでしょうかね。
どなたか欲しい方がいたら、差し上げます。

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働く大人だ!

今日はですねー・・・24.5℃/36.5℃。
ギリギリ熱帯夜にはなりませんでしたが、当地もついに36℃に達しました。
今回の猛暑はこれで一息ということですが、まだまだやって来るようですね。
残暑も長引きそうだとのこと。どうしましょ・・・(笑)

朝に洗濯物を干していたら、顔のすぐ横を何度もすり抜ける昆虫が・・・
よく見ると写真の昆虫、キゴシジガバチのメスでした。
その往復頻度と来たら30〜40秒に一回ぐらいで、
ほんとに「せっせと・・・」って感じです。

どうやら育房の建設中。泥を運んで、土器のように造形して
子供を育てる巣を作っているのです。
往復が頻繁なのは建設現場と泥の採取場の距離がごく近いためでした。
巣の建設現場はウッドデッキに面した壁面。泥の採取場は
ウッドデッキのすぐ先にある、今朝方子供が鉢植えに水を撒いて
濡れて泥状になった庭の表土です。
この2カ所の距離はわずか5メートル余り。
良い条件を見付けたキゴシジガバチのお手柄です。

左上:泥を口で掘り出し、前脚と口でこれから団子状にするところです。
朝から容赦なく照りつける日射しなど、ものともせずに働いています。

右上:大きな泥団子をくわえて飛び立ちました。力持ちだな〜・・・
重いので急上昇できないためか、巣とは反対方向に離陸して
ループを描きながらこちらに戻って来ました。

左下:建設現場に到着。
作っている部分はまだ泥が濡れているため、色が違って見えますね。

右下:今回の運搬材料は壁面との接点を補強するために使われたみたいです。
既に出来上がっている部分との継ぎ目を、丁寧に丁寧にならしていましたよ。

どうです。大した職人技でしょう。
洗濯物を干すのを忘れて、すっかり見入ってしまいました(笑)
でも、同じ仕事人として非常に大きな元気を貰いました。
「今日も確実に暑くなりそうだけど、やるべき仕事をせっせとやろう!」
こういうの見せられると、
うだる様な暑さに負けてため息ばかりついているのが
ちょっと恥ずかしいかな・・・(笑)

Kigosijigabachi_work

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ニイニイゼミの羽化ラッシュ

今日は35℃を微妙に突破!一歩前進ですね・・・
って、冗談じゃないっす(笑)
茨城県でも昨日今日で一人ずつ、お二人の方が熱中症で亡くなりました。
これから先、来月前半に掛けて日中野外の自然体験イベントの仕事が
毎週入っているのですが、小さい子が参加するイベントもあるので
非常に気になるところです。

さて、ここへ来てようやくアブラゼミも出始めたようですが、
まだまだニイニイゼミが羽化ラッシュの真っ最中です。
写真は昨日イベントの下見で出掛けた、
つくば市の「高崎自然の森」でのカットです。
芝生広部の縁に植えられたサクラの木には、どの木にも写真のような
ニイニイゼミの抜け殻がオンパレード!
この木は数えたら19個付いてました。

面白いのはどの抜け殻も大体高さ1メートル未満の、
似た様な位置にくっ付いてること。
特に地面から60〜70センチあたりに集中していました。
そういえばニイニイゼミって、あまり高く登らない場所で羽化しますね。
抜け殻は丸っこいプロポーションで、必ず乾いた泥状の土で覆われています。
これは幼虫の体の表面に短い毛が密生しているからなんですが、
それじゃその毛はなんで生えていて、何で泥をまとって出てくるんでしょ?
低い羽化位置と、関係があるのでしょうか・・・

どんなに泥をかぶっていても、一カ所だけきれいなところがあります。
複眼。とってもクリアなつるつる状です。
これを見ると、ナウシカが王虫の抜け殻の眼の部分をくりぬいて、
「風防に使える・・・」ってつぶやくのをいつも思い出します。
キチン質でしょうけど、これって人工的に合成できないもんかしら。
素材的には結構使えそうな気がしますけどね。

空の自由を得た抜け殻の主たちは、頭上で愛の大合唱です。
自由とセットで課せられた責任の重さと制限時間の短さを知ってか、
熱のこもったハイキーな歌声は上空へ向かって響いていました。

Niinii_nukegara

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ローズアレーが咲いた

今日も34.5℃。連日の30℃超えですが、
気になるのはだんだん最低気温の下がり方が鈍くなっている事。
暑さが嫌いな植物を育てる場合など、
昼も夜もより涼しいに越した事はありませんが、
たとえ昼間が高温になっても、夜の気温が下がっている分には
結構堪えてくれます。
でも、夜温が下がらぬ熱帯夜が連続するとかなり辛くなってきます。
この夏は高温になるペースが早いので、ちょっと心配です。

写真は高温が嬉しくてたまらない花、スイレンです。
原種こだわりのぐりおですが、
スイレンに関しては数種類の園芸品種を栽培しています。
写真の花は「ローズアレー」という品種。
クセの無い素直な花型を保ちつつ、原種では存在しない
明るいサーモンピンクの花がお気に入りです。
でも、この微妙な色がなかなか写真に撮ると出てくれなくて・・・
今回も、結局普通のピンクっぽくなってしまいました。

ローズアレーは、我が家では花付きが今ひとつで、
同時に購入したレモンイエローの品種「サルフェリア」の方が
頻繁に花を見せてくれます。
どちらも手元で実物を咲かせてみてあらためて好きになった花ですが、
たまにしか咲いてくれないローズアレーは、やっぱり咲くと格別です♥
この優しいふわっと感がたまらなくよいのです〜(笑)

Rosealley

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菜亀

今日もまたいっちゃいましたよ34.5℃!
地面ひび割れてきちゃいました(汗)
そろそろ本気で降ってもらわないとまずいのですが、
しばらく雨は期待できそうにありません。

今日の写真は先々週に撮影したまま掲載しそびれていたカットです。
あやうくお蔵入りになるところでした(笑)
撮影場所は筑波山麓の市営宿泊施設、「筑波ふれあいの里」の農場。
写っているのはナガメなるカメムシさんです。
カメムシという名は体のやや角ばったプロポーションを
亀の甲羅に見立てて付けられたものですが、カメムシにもいろいろあるので、
その生態や形態に応じて「○○ガメ」という命名が多く見られます。

有名なところでは田んぼの亀虫・・・すなはちタガメ。
虫を刺す亀虫・・・すなはちサシガメなど。
写真のナガメの場合は「菜にいる亀虫」という意味になります。
実際、アブラナ科の植物が大好きで、写真も大根に付いていたものです。
ナガメは体長8ミリ前後の小型のカメムシですが、
体の色合いとも様に特徴があるので、一目見てそれとわかります。
写真の個体は黒地にオレンジ色のフレームデザインが目立ちますが、
このオレンジ色の部分は個体差が大きく、ほぼ黄色に見える位薄いものから
朱色をした濃い色までさまざまです。

小さい虫なので何となく見過ごしてしまいがちですが、
この模様のパターンはちょっと奇抜ですよね。
何となくアフリカっぽいと思うのは私だけでしょうか?
見ようによっては、お面みたいにも見えます。
逆さになった下の個体を見ると・・・ほら、なんか笑ってる(笑)

Nagame

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常連様やっと到着

34℃!
今日はほぼ37℃だったところもある様ですので、
それに比べたら大したインパクトでもありませんけど
結構すごい数字ですよねー。
当地でこんなの連発するなんて、10年前じゃとても考えられません。
明日以降もこの調子みたいですから、
これは相当に気合い入れて行かないと・・・(笑)

でも、アブラゼミの声はまだ聞いていないです。
ミンミンゼミは昨日初めて1匹聞きました。
日中はニイニイゼミが大合唱、夕方はヒグラシですね。

先週から庭のクヌギにカブトムシが登場し始め、
ここ数日でぐっと数を増やしました。
夜も庭に面した仕事部屋の灯りを付けていると
バッチンバッチンと窓にぶつかって来ます。
今年は登場が遅めでした。数はいますから遅れていたという事なのでしょう。
春の低温続きの名残りでしょうか。

写真は今現在最も樹液が豊富な♯6クヌギでのカットです。
昼間(正午頃)の撮影ですが、
暗いとシャッターが極端に遅くなるコンデジなので、
ストロボを点灯しての撮影になってしまいました。
カブトムシは当然夜の方がたくさん見られますが、
個体数が多い時期や晩夏だと昼までもこういう風景が見られます。

カブトムシのオスが2匹、メスが2匹、カナブンが3匹ですか。
このメンバー構成としては、考えられない位平和な時間が流れています(笑)
おっと、しかし右上からカナブンの新手が1匹参入の構えです。
こういうちょっとした状況の変化で均衡が壊れることってよくありますよね。

・・・って見ていたら案の定、次の瞬間には
ドリフの前半の終わりみたいになっちゃいました(例え古過ぎ!:爆)

でもやっぱり樹液酒場はこうでないとねーっ!!
これを書いている今(23:30)も、
クヌギの方からはバッチン!ギシギシ!・・・ブルルル〜ンと
ハデな音がひっきりなしに聞こえて来ます。
この時間(夜)になるとたぶんノコギリクワガタも加わって
もうメチャメチャ・・・でもやっぱりこうでないとねーっ(笑)

6kunugi100719

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百合で見る夢

昨日は九州北部から北陸までどどーんと一気に梅雨明けしたようですね。
まるで申し合わせた様に熱波の日々が到来です。
結局、当地ではほぼ空梅雨でした。
さえないお天気はずいぶんありましたが、雨量の方はさっぱり。
ですから、この暑さの到来で地面がだいぶひび割れて来ています。
せめて夕立ちでもあればいいのですけどねー。
一方では災害が絶えない程にまで降り続いているのに・・・
うまくいかないもんです。

写真は暑さに耐えかねにわか夏眠モードに入った
ヒダリマキマイマイの幼貝です。
この個体は今を盛りと庭のあちこちで咲き誇っているヤマユリの花を
ひとときの寝床に決めた様です。
こんな場所で見る夢は一体どんな色の夢なんでしょう(笑)

このヤマユリの周囲には、ほかにも同じ位の大きさの
ヒダリマキマイマイがたくさん見られます。
5月の後半あたりからずっとこのあたりをうろうろしているので、
みんな同じ親貝から生まれた兄弟なのだと思います。

ヒダリマキマイマイは当地で見られるカタツムリの中では最大になる種で、
大きいものでは殻の直径がしばしば5センチ前後にまで達します。
しかし大きさの割に殻がごく薄いため、
大きい個体では大抵過去に殻を破損した様な形跡が見られます。
写真の小さいヒダリマキ君も、これから何度も殻を傷つけながら
大きくなるのでしょう。それでも大きくなれればしめたもの。
ほとんどは途中で天敵に補食されたり、
居場所が悪くて乾燥の不運に見舞われたりします。

せめてこの弱い生き物が百合の花で幸せな色の夢を見る事ができたのなら、
少しでも正夢であって欲しいと願います。

Hidarimaki100714


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夏の虫むし探険隊

今日は一日筑波山麓。
NPO法人つくば環境フォーラムがつくば市の宿泊型自然体験施設
「筑波ふれあいの里」から委託を受けて行っている環境教育プログラム、
「筑波山麓自然学校」のプログラムの講師を務めました。
今回のテーマは「夏の虫むし探険隊」。
ふれあいの里に広がる多様で豊かな自然環境を駆け回って
親子で思いっきり虫取りをしてもらうというもの。
この「筑波山麓自然学校」シリーズは人気が高く、
キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶりとのこと。
同NPOの目玉事業でもあります。

朝、現地に入った時には厚くて重たそうな雲に覆われていたのですが、
気温の上昇とともに雲は消え、眩しい日射しが容赦なく照りつける
うってつけ(!?)の天候となりました。
こういうお天気の時は、気持ちで負けるともうダメ。
モチベーションが肝心です(笑)

夏の虫取りには格好の条件でしたから、どの親子も立派に収穫ありでした。
時期的なものもあり、バッタとカマキリの仲間が多かったですね。
それもほとんどの種類がまだ幼虫です。
トンボも多かったかな。
ノシメトンボ、ナツアカネ、マイコアカネが多く、
ここでも我が家の周辺と同様でアカネがいない!という
去年のような傾向は見られませんでした。

でも、やっぱりチョウは少なかった様に思います。
もともとアゲハ類が多い場所なのですが、クロアゲハとオナガアゲハを
少数見かけただけで、タテハやヒョウモンの仲間、樹液の周りに多い
ヒカゲチョウの仲間もあまり見られませんでした。

そうそう、筑波山麓のこの場所らしい昆虫を捕まえた子もいました。
ミヤマクワガタです。7センチ近くありそうなまずまずの体格で
立派な大アゴと金色のうぶ毛で子供たちを魅了していました。
ほかにアオカナブンやウバタマムシも採集できましたが、
甲虫類もちょっと少なかったかもしれません。

本日のプログラムは低年齢の子供が中心で、
一種の「森の学校・幼稚園」的な趣です。
しかしどの子も逞しく動き回り、へばりもせずに午前中いっぱい
虫取りを楽しんでくれました。
子供より更に本気度が高いお父さんもいて、
そこここで大活躍が見られました(笑)

昼食の「そうめん流し」も大盛況で、蒸し暑さも忘れて
夢中で箸を動かしていました。
そうめん流しは人数が多いと過剰競争気味になりますが、
流れるスピードが結構早いので「上流ほど有利の法則」でもなく
そこがまた面白かったですね(笑)

私はこの夏、もう一回「筑波山麓自然学校」で講師を務める予定です。
次回は「昆虫ナイトウォッチング」・・・これまた面白そうでしょ。
夜の森探検やライトトラップを行います。
う〜む、今から楽しみだあ!

Shizengakkou100717

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花は重力向き?

暑かったですよね。梅雨明けの発表はまだみたいですが、
「間近っ!!」って感じはしますねえ。
今日の最高気温は32℃。これから連日30℃以上になる予報です。

写真はオオバギボウシの花。我が家では庭のあちこちに植えてあります。
今年は珍しく開花しました。いや、別に珍しい花でもないのですが、
我が家ではこのオオバギボウシの芽を春に摘んでしまいます。ですから、
脇芽が伸びて芽数は少なくないのですが、花はなかなか咲いてくれません。
オオバギボウシの山菜名は「うるい」、
ちょっとつるんとした食感が美味しいんですよねー(笑)
今年はこれをほとんど摘まなかったので、開花に至った次第です。

オオバギボウシに限らず、
コバギボウシや園芸品種のガーデニングホスタなど、
ギボウシの仲間はみな同じ様な形の花を付けます。

花の付き方にも共通の特徴があって
たおやかな曲線を描く長い花茎にの先の方に
テッポウユリを小さくしたような筒状の花をたくさん並べるのですが、
花茎が弧を描いた方向に対して下向きに咲きます。
ですからどの花も風になびいた時のように同じ方向を向くのですが
花の付け根にある托葉の向きに注目すると、
別にそんなことはく、それぞれ花茎に対して放射状に展開しています。

つまり、花の付き方そのものは放射状にあらゆる方向を向いているのですが
咲く段になると自重力に逆らわないで下を向く、という事のようです。
大株になるとたくさんの花茎を出すのですが、
この時の花茎の弧の描き方は、株の中心から放射状に外へ向かいます。
ですからひとつの花茎に咲く花は同じ方向を向いているのですが、
株全体としては放射状に花を咲かせる事になります。
ちょっとわかりにくいですかね(笑)

試してみよう!と思っていて忘れた事があります。それは、
もしも花茎に支柱を添わせて直立させたら、
花は下向きになりつつも、花茎に対し放射状に咲くのかどうかということ。
・・・多分そうなると思うんですけどね。
忘れなかったら、来年試してみたいと思います(笑)
あー、でもそのためには、また春のうるい摘みを
我慢しなくちゃだなー・・・う〜ん、実現しないかも(追笑)

Oobagiboushi

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今年のアカネ類

梅雨明け?・・・もう夕方になってからですが、
そんな青空が顔を見せました。週末は晴れる予報が出ていますから、
本当にそろそろ梅雨明けなのかもしれません。
だとしたら、当地はやや空梅雨でした。

昨年個体数が少なくてずいぶん心配したアカネ類の普通種ですが、
今年は順調に羽化が続いています。
ノシメトンボもアキアカネも、それなりの数がそこここに見られ、
間もなく避暑の移動を始めることと思います。
たまたまかもしれませんが、ナツアカネはまだあんまり見ていないかな。

写真は池の畔で撮影したノシメトンボ。
花が終わったウツボグサの「空穂」にとまっているところです。
羽化して間もないのでしょう。まだピカピカの新車みたいです。
運良く生き残ればこれから晩秋まで活動を続けるのですから
この仲間は休眠期がないトンボとしては長命ですよね。
この個体は仲間と山へ向かうのか、このあたりに留まって
夏をやり過ごすのか・・・できることなら追跡してみたいところです。

昨年アカネと同様に数が少なくて心配だったアゲハチョウは、
昨年よりは見かけるものの、やはり少ない様に感じます。
っていうか、チョウは全体的に個体数が少ない気がします。
鳥を見ている人からは、今年はツバメの飛来数が少ないという話も聞きますが
これらは何かが起きていることの表れなのか、単なる振幅の範囲なのか・・・

己の罪に多少気付いてしまうと、後者ではないかと
少々過敏に神経を尖らせてしまいます。(笑)
秋にはCOP10も我が国で開催されるのに、
そっちの話は一向に盛り上がらんなああ・・・

Noshimetonbo100714

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活着・・・したみたい

肌寒かったのは昨日の一日だけだったようで、
今日はまた蒸し暑くなりました。
しかも午後からはまた西寄りの風が強く吹き出し、
ムシムシした熱風が吹き荒れて埃っぽい・・・という始末にならん状況(笑)
ずっと雨量が大したことないので、貯水より蒸発が上回り、
池の水位も下がりっぱなしです。
まあ、降りすぎて被害が深刻な地域もあるのですから文句も言えませんね。
九州・西日本の皆様にはお見舞い申し上げます。

写真は昨年3月に入手したミヤマムギラン。
入手当時(2009年3月16日掲載)は
葉が一枚も無いしなびたバルブだけの姿でしたが、徐々に復活し
3ヶ月後には小さな葉が展開(2009年6月4日掲載)。
そしてあれからさらに一年、
葉はようやく3センチを超えるまでになりました。

現在ミヤマムギランは温室を飛び出し、クヌギの枝にぶら下がっています。
ここ数日の強風でちょっと下向きになってしまいましたが
風が通る明るい日陰ということで、居心地は悪く無さそうです。
このまま順調に行けば、来年には花が見られるのではと期待しています。

むむ、なんかスミレの仲間が左下の方に生えていますね。
アリアケスミレでしょうか?
スミレはさく果が割れる時種子を強くはじき飛ばすので
時々こういう現象が見られます。
以前筑波山でも大木の幹の私の背より高い場所に
タチツボスミレが生えているのを見たことがあります。
しかし、丸い粒の種子がヘゴの隙間に引っ掛かるというのもすごい技ですね。
ど根性アリアケスミレです(笑)
その根性は真夏の乾燥も耐え抜くことが出来るでしょうか?
抜かずに見届けてみます(笑)

Miyamamugiran100714

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縁起ものだい!

Zarigani_nukegara


なんか今日は寒いぞー。体がついていきませんヮ(笑)
今、外気温20℃切ってるし(17.5℃!)・・・最高気温も26.5℃でした。
仕事で煮詰まってるせいもあるんですが、
このお天気ですからほとんど外に出ませんでした。

なもんで今日はこんな写真を載せてみました。
これ、子供が育てているアメリカザリガニの抜け殻です。
脱皮後、うまいタイミングで見付けると
このような完全な抜け殻を回収できます。
うまくないタイミングだとザリガニに齧られてバラバラになっちゃいます。
彼等は海の生物と異なり、
カルシウムがギリギリ状態の淡水で暮らしていますから
抜け殻に残った僅かなカルシウム分も積極的に回収する訳です。

抜け殻はぺらぺらふにゃふにゃですが、乾燥すれば形は固定できますので、
抜け殻を発泡スチロールの板にのせ、甲虫の標本を作るときのように
形を整える「展足」を行います。中身がないへろへろ状態ですから
これが結構難しい・・・触角なんか濡れてるので
ピトッと表面張力でくっ付いちゃって、苦労します。
なんとか形を整えてそのまま一週間ほどそっとしておくと
カラカラに乾いて完成です。
写真のものは抜け殻の天然色ですが、
お好みで彩色やニス塗り仕上げもいいかもしれませんね。
イメージは南国のお土産屋さんにある
ニシキエビの壁掛け標本!?みたいな・・・

失敗したのが尻尾。キレイに扇型に揃えたつもりが
乾燥する過程でパーツごとに収縮して離れちゃいました。
でも、これ縁起良さそうでしょ(笑)
お正月の松飾りに添えたい感じ・・・かな?(追笑)

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じめじめの大風

昨夜から強く吹き出した風は今日も夕方まで吹き荒れました。
強風に見舞われるのはずいぶん久し振りのことです。
朝方以降は雨は時々混じる感じでしたが、
何しろこの強い風ですから降れば横殴りです。
おかげで窓が開けられず、エアコンが苦手な私には非常に辛い一日でした。

それでも雨の止み間に通風を心掛けたのですが、まあこの湿った風ですから
いくら通してもあまり爽快でも湿気が抜ける訳でもありません。
砂埃でかえって床がじゃりじゃりになってしまいました(笑)
お天気画像を昨夜の分から追ってみると
北海道のすぐ脇で低気圧が発達しながら南南西の暖かい空気を
ぐいぐいと引きずり込んでいました。
この時期としてはちょっと珍しい形でしょうか。

この風のせいで、今日は生き物たちの活動も鈍く
満開のブッドレアがちょっとさみしそうでした。
写真は風にあおられて大きく揺れる庭の木々。
左からハンノキ、ナツグミ、クリ、コブシです。
春の芽出しの頃はそれぞれが個性的な緑色をしていた若葉も
いつの間にかみな太陽に負けじという濃い緑に変わっています。が、
こうして風にあおられて見せる裏面の色って、それぞれ違うものですね。
特に銀色の鱗片で化粧したナツグミの葉の裏は
風に応えてひときわ眩しく見えました。

Kaze100712

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キキョウとコハナバチ?

一日中すごい湿度で、日中は風がありませんでしたので、
晴れた昨日より蒸し暑さが辛かったですね。
気温は27.5℃止まりでしたが、息苦しいような鬱陶しさがありました。
夕方以降は南西の風が段々強くなり、今、外ではごうごうと吹いています。

一日厚い雲に覆われ暗かったので、写真は昨日撮影のカットから。
今、林ゾーンに入る手前のミニ草はらでは、キキョウが満開を迎えています。
昨年はもう少しで咲くというあたりで、クロウリハムシの猛攻撃を受け
まともに開花せずに撃沈でした。今年はそれほど発生していません。
このへんがどういうメカニズムなのかよくわからないのですが、
ハムシは何でも少ないという訳ではなく、
ハンノキハムシとジュンサイハムシが今年はすごい数です。

その分ハンノキではミドリシジミ、ジュンサイではマダラミズメイガと
それぞれハムシと競合する昆虫が、大変少なくなっています。
ちょっとバランスが悪くなっている様です。
他にブッドレアの花やクヌギの樹液でも、今年はチョウが少ないようです。

さて、掲載のキキョウのアップですが、
虫が一匹来ていますね。じつはシャッターを押す直前まで、
この虫をコハナバチの仲間だとばかり思っていました。
しかしファインダーごしに良く見てみると
翅は2枚。複眼が顔のほとんどを占めるほど大きく、ハチではなく
アブの仲間であることに気が付きました。
それも見てくれだけでなく、
しぐさも含めてなんとなくコハナバチに見えるのです。
まだ種類は調べていませんが、コハナバチに擬態しているとしたら
なかなか面白いと思います。アブの仲間には他にも
特定のハチの仲間に擬態したような姿をしているものがいて、
時々出くわしますが、いつもつい騙されそうになってしまいます。
ハチに手を出さない小鳥やカエルには案外効果があるのかもしれませんね。

Kikyouabusp


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家守さん

今日はスカッと晴れましたね。
暑かったのですが、湿度が少しセーブされた感じで
ムシムシと我慢が出来ない梅雨時の暑さというよりは
夏の盛りをちょっと過ぎた8月の暑さに似ている様な気がしました。

写真はついさっきデッキのライトで撮ったカット。
我が家のニホンヤモリです。
何個体かいる常連の中では最大の成体で、この灯りの主様です。
例によって子供がこよなく愛している「カマキリ」を今年も飼い始め、
そのエサを昼間に必死で集めるのですが、上手く確保できなかった場合に
この灯りを付けて集まった昆虫をエサにしています。
そのため、ついこの間までこのヤモリは子供のライバルでした。

しかし、カマキリが脱皮を繰り返して成長したため
必要なエサのサイズがどんどん大きくなりました。
今や子供が必要とするカマキリのエサのサイズは、
ヤモリが捕らえるエサのサイズよりずっと大きくなったのです。
今やヤモリと息子は、必要とする昆虫のサイズで
この灯りをシェアリングしています(笑)

ヤモリの方が飼育カマキリより大きいんですが、
ヤモリってあんまり大きな虫を捕らえないようです。
ヘビみたいにアゴがはずれないから、
口より大きいものは食べられないのかも知れませんね。

ヤモリを漢字で書くと「守宮」もしくは「家守」ですが
音的には後者の方がわかりやすいですね。
この字の通り、ヤモリは家につく生き物で、森や山ではまず見かけません。
このため、大陸から入って来た外来生物ではないかと見られているようです。
でも例えばスズメやアシダカグモなど、そういう生物は他にもいますから
個人的にはどうなんだろうかと思います。

まあ何にしても、こういう同居人がいるというのはワクワクします。
少しずつですが数も増えているみたいで、違う方向の窓には
よくおチビさんが数匹で現れます。
でもただの居候ではないのですよ。
家の中への害虫の侵入を水際ならぬ窓際で防いでくれるんです。
頼もしいでしょ!(笑)

Yamori100710

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温室の困ったさん

今日は夜になってから断続的に強い雨が来ています。
無い日鬱陶しいお天気の割には雨量が少なかったのですが、
ここへきてちょっとまとまった感じです。
最低/最高気温はちょうど10℃差の21.5℃/31.5℃でした。

写真は温室内の困ったさん、微小カタツムリのパツラマイマイです。
決して「カタツムリの赤ちゃん」ではありません。
こういう大きさの種類なんです。
図鑑によれば殻の直径は6.5ミリに達するようですが
我が家ではそんな大きさの個体は見かけたことがありません。
せいぜい4ミリあるかないかでしょうか?大半のものは
大きくても写真に写っている個体・・・すなわち殻径が2ミリ強程度です。

あまりに小さいのでわかり辛いのですがこのカタツムリの特徴は
殻に成長肋(せいちょうろく)という環状のでこぼこが連続している点で
なんだかアンモナイトみたいに見えます。
写真をクリックしていただくと多少は見えるかもしれません。
このでこぼこには個体差があるようで、写真内にも
ハッキリしたものと比較的平滑に見えるものがいます。

このカタツムリがどうして困ったさんかというと、
私が大事に育てているラン、特にパフィオペディルムの根の先端
(根冠=こんかんと呼ばれる成長点)を好んで齧るからです。
新根はこの先端部をやられると
それ以上伸びることが出来なくなってしまうので、
ただでさえ根の数が少ないパフィオでは致命的なダメージになります。

時々気まぐれにパフィオペディルムの葉も齧ります。
すると齧られたところから菌類に感染して、
これまた致命的なダメージを与えることがあります。

温室には、同じ様な悪さをする同じ様に小さいカタツムリで
「コハクガイ」という種類もいるのですが、
こちらはコナカイガラムシの防除に使用しているスプラサイドという薬で
ほとんど消えました。
しかし、スプラサイドもパツラマイマイの方にはあまり効果が無いようで、
ちょっと油断すると鉢の中に大ファミリーをつくって暮らし始めます。
元気になる梅雨のこの時期、ランたちにとっては
小さな姿をした大きな脅威なのです。

Patsuramaimai


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カナブンの体色変異

Kanabun_green

庭のクヌギの樹液発酵も進み、だいぶいろいろな昆虫が登場してきました。
今年はまだカブトムシが少ないですが、
先週あたりからちらほら姿を見せる様になりました。
昼間目に付くのはカナブンとスズメバチですが、
スズメバチは春先に女王があれだけいたのに、
今樹液を訪れる個体数は例年の半分以下です。
営巣初期が上手くいかなかったのかもしれません。

写真は上下ともカナブンです。
上のような緑色の固体は、よくアオカナブンを言われてしまいますが
これはあくまでもカナブンの「緑色型」です。
アオカナブンはこれよりもっと明るい緑色で、
後脚の付け根の様子がカナブンと違うのですが、
これは捕まえて下面を確認しないとわかりません。
でも、アオカナブンはカナブンよりスマートな体型なので、
慣れればすぐに見分けられます。

上の写真のような緑色型は下の「黄褐色型」に比べると少なく、
当地ではだいたい黄褐色型が5〜7に対し緑色型が1ぐらいです。
私は上のタイプを普通に「グリーン」下のタイプを「ゴールド」と
勝手に呼んでいます。

ついでに書くと他に「カッパー」と「アイオライト」があります。
カッパーは黄褐色型より赤味の強いタイプで、緑色型よりもずっと少なく、
一夏に数回見るかどうかという感じでしょうか。
アイオライトというのは藍色をした石のことですが、
カナブンにもごくごく稀に鈍いメタリックの藍色をした個体が現れます。
私はいわき市に在住だった頃何度か見たのですが、
当時はそういう記述は図鑑にも無く、
先生や昆虫に詳しい先輩など、誰に話しても信じてもらえませんでした。
それ以来ずっとあれは記憶違いだったのかと自分を疑っていたのですが、
何年か前に茨城県自然博物館でやっていた市民コレクション展みたいな
標本のミニ展示があり、その中にしっかりと藍色のカナブンがいました。
ラベルを見ると県北部の産地になっていましたから、
その地では今でも藍色のカナブンに遇えるのかもしれません。

構造色の透明感では仲間のアオカナブンに一歩ひけをとるカナブンですが、
色のバリエーションには幅があり、ちょっと気にして見ると結構楽しめます。

Kanabun_gold

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金の糸

七夕ですね。
しかし、ラブロマンスは雲上のお忍びということになったようです。
そういえば、織り姫とひこ星って、夫婦だったんですね。
確かにそういえばそうなんですよね。
何となく恋人っぽいイメージで語られる事が多いので、
私も知らず知らずにそういう意識になっていました。
遠距離恋愛より単身赴任に近い感じなのかな(笑)

写真は・・・・えっと、何だろうこれは(笑;)
頂き物の園芸植物なのですが、確かキンシバイと聞いたような・・・
でもビヨウヤナギかもしれないです。
とにかく、ヒペリカム属(Hypericum)には違いありません。
何しろ今まで咲いた事がなかったので、特に気にして調べてませんでした。
これがうちでは初花です。
あまり土が良くないところに植えてあるので仕方が無いのですが
去年堆肥を施したり古枝を根元から切って新しい茎の伸長を促したところ
今年は蕾をいくつも付けてくれました。

この仲間は庭だけでなく公共施設の外構植栽やグリーンベルトなど
色々なところで見かける事がありますね。
いつも何となくやり過ごしてしまい、ちゃんと観察していなかったのですが
あらためて見るとこの繊細且つ大量の雄しべはすごいですね。
キンシバイ(金糸梅)という名前がとてもよく理解できます。
体のちっこいアリでも、ちょっと歩き辛そう・・・

しかしこの雄しべを見ていると何かを思い出すなあ・・・あ、あれだ!
昔よくアイデア商品のお店やギフトショップなんかで売られていた
光ファイバーのイルミネーションのインテリア。
一時的に流行りましたよねえ、あれ。今でもあるのかな?
ああいうインテリアって、
ある意味時代を映していて集めると面白いかもしれない・・・
ガラスで出来たこっくりこっくり動く水を飲む鳥とか、
音に反応して踊り出すサングラスをかけたサボテンとかね(笑)
わあっと流行ったものって、潮が引くように消えてしまう事が多いですけど
そんなものを今持っていると案外新鮮かもしれませんね。

キンシバイに話を戻すと、かなり昔にこの花はブームになりましたが、
今あらためて見てみるとホームセンターや園芸店でも
それほど売られていないみたいですね。
昔はそれほど好きじゃなかったけど、ケイトウやホウセンカやオシロイバナ
みたいな、かつてとてもポピュラーだった花たちと
今また付き合ってみたい・・・なんてちょっと思っちゃいました。

Hypericun

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ササグモのランチ

昨夜は東京の一部でものすごい雨が降った様ですね。
板橋区では時間雨量が100ミリを超えていたとか・・・
やはり大きな被害も出ていましたが、人の命が失われなくてよかった。
(でも行方不明の方がおられた様な・・・東京じゃなかったかな?)
こちらは一応降って見せた・・・みたいのがちょこっとだけ(笑)
あれだけ気温も湿度も上がったのになあ。降り方に相当ムラがあるみたい。
今年はゲリラ豪雨が頻発するパターンかも知れませんね。

今日は最低/最高気温が21.5℃/31.5℃。このところ
だいたいこういう組み合わせになっています。
日中30℃をこえても、夜温が下がってくれているのでまだ助かります。

私は昨日からずっと机の前で景観イラストと格闘中。
まだ終わりません・・・思ったより難物でした。
おかげで仕事はますます押しっぱなし!机の前から動けません。
お昼にちょっとだけ庭に出たので、たまたま出くわしたササグモ君を撮影。
あ、メスだからササグモさんですね(笑)
忙中昼抜きの私を尻目にランチしてました。

捕まえたのはハエで、止まっているのはオオバギボウシの若い花序です。
どういうストーリーでこの3者の組み合わせになったのかわかりませんが、
ハエにしてみれば別に御馳走にありつける場所ではありませんから
たまたま止まって不幸に出くわしたのかも知れません。
ササグモはひょっこり転がり込んだラッキーですかね。

ササグモって明るい色調のクモですが、色には個体変異があって、
中にはオリーブがかったグリーンのものや、褐色味が強いものもいます。
写真の個体はやや明るい方ですがスタンダードな部類です。
ササグモの一番の特徴は華奢な脚に似合わぬ刺のような剛毛。
この点に注目すると他のクモと簡単に見分けがつきます。

ボディのフォルムはハエトリグモにも見ていますが、
ハエトリグモは正面向きの2つの単眼がクリッと大きく発達しているのに対し
ササグモは他の単眼とそんなに違いません。
正面から見るとかなり間延びした人の良さそうな顔で、
とても抜け目無くうっかり者のハエを狩るようには見えません。
なんとなく、クレヨンしんちゃんの「ぼーちゃん」に似ている様かなあ(笑)

それにしても、どんなに忙しくても
こういう場面にはパッと目が行ってしまう自分に少々感心しています(追笑)
お金の匂いにもこの位敏感だといいのだけどなああ・・・

Sasagumohae

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先導的景観形成

なんだか堅い感じのタイトルですね。
これは今ぐりおが格闘しているイラストの仕事です。
いやいや〜、今日は仕事がトリプルブッキングで、
どうしようかと思っていたのですが、筑波山のブナの撮影が
天候がいまひとつなのでまず延期。これでダブルブッキングなのですが
午前中に終わらせるはずのカタログのお仕事に思ったより手間取り
このイラストに入るのが夕方近くになってしまいました。

今描いているイラストは、某市の景観条例にともなう
「先導的景観形成」の説明用カットで、
筑波山の北に位置する該当地域において、
伝統的な集落景観を保全するためのガイドラインを指し示すものです。
具体的には、保全すべき伝統的な景観とはどういうもので
例えば新しい家を建てる時や、沿道に事業所が出来る時に
景観を阻害する要素を排除し、極力景観に馴染むつくりとするには
どうするべきかをまとめたものです。

といってもこれは条例なので、基本的に強制力がありますから
守らねばならないルールという事になります。
日本では、世界遺産やジオパークなどに向けて景観保全の機運が
高まっている地域もありますが、全体的にはまだまだ意識は高くありません。
まして昨今は個人主義化が進んでいますから、「景観」という資源を
地域で共有することすら難しいし、それをみんなで保全しようという方向には
なかなか進み辛いものがありますよね。

往々にして、「素晴らしい景観」の地域にお住まいのみなさんは
大多数の場合、自らは「素晴らしい景観」だとは思っておられない様です。
外からやって来た人から「すごいですね!」と言われて
「ふ〜ん、そんなもんなのか?」てな感じでしょうか。
すごいんですけどね。ホントに・・・

Keikan_ishioka_ill

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庭先の俊足ハンター

今日は夕立ちがありました。
生憎出先で遭遇してしまいましたが、この季節らしくていいものですね
日中は30℃になりましたが、
夕立ちのおかげでやんわりとした涼しさを感じます。
できればもう少し量が降って欲しかったのですけどね。

我が家の庭先、玄関先で、小さな甲虫かちょこまかと動き回っています。
写真の虫、トウキョウヒメハンミョウです。
一般に「飛ぶのがへたくそ」が多い甲虫の中にあって、
ハナムグリの仲間とこのハンミョウの仲間は共に飛行達者です。
ただ、ハナムグリが高いところを長く飛べるのに対し、
ハンミョウは短距離を小刻みに飛び回るのが得意。
翅の使い方としては、
ハナムグリよりはバッタやジガバチに近いかもしれません。
ハンミョウの別名ミチオシエ(=道教え)も、山道で出会ったハンミョウが
人を避けて少し先まで小刻みに飛ぶのを繰り返すしぐさを
「まるで道案内をしているようだ」と見なしたことに因みます。

これはハンミョウの仲間が地面付近で狩りをする事に適しているからで、
こまめに離陸と着地を繰り返す際に体の安定を図れるよう、
「ふ節」と呼ばれる脚の先の細かい節の連なりが長く、しなやかに動きます。
また、発達した複眼も優れたハンターの証で、
甲虫というよりはトンボやハチに共通のものを感じます。
まさに庭先の俊足ハンターといった感じ。
動物で例えるとライオンでもトラでもヒョウでもなく
やっぱりチーターのような軽快なイメージです。

ハンミョウの仲間の代表種「ハンミョウ」は
メタリックな赤、オレンジ、緑、青の塗り分け柄に、白い斑点が浮かぶ
それはそれは美しい昆虫です。それに比べるとほかのハンミョウはみな
ダークグリーン系の今ひとつ地味な色合いだと思っていたのですが、
今回トウキョウヒメハンミョウを撮影して良く見ると
じつはなかなかお洒落な出で立ちでした。

頭と胸は紫を滲ませた輝きがあるし、
脚先はメタリックグリーンのきらびやかなソックスです。
そして何より驚いたのは、
一見地味な鞘翅に散りばめられた点刻のひとつひとつが
翡翠の様な青緑の輝きを持っている事です。
画像が粗いのですが、ポチッとつついて大きくしてご覧下さい。
なんとか確認できると思います。
今日は曇天の下でのシャッターでしたが、
今度晴れている時にもう一度撮影してみるとしましょう。

Tokyohimehanmyou

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稚魚、新天池へ!

今日もほとんど雨降り無しの曇り時々晴れ。
夜に入ってから時々ぽつぽつっと来ていますが、
本格的な降りは期待できそうにありません。
暑かったですね〜!気温は最低/最高ともぞろ目の22℃/33℃でした。

今日は午前中に、㈳霞ケ浦市民協会のH理事が来宅。
H理事は同協会の在来魚復活プロジェクト
「霞ケ浦のゼニタナゴ里帰り計画」の担当理事であり、
プロジェクトリーダーです。

今日の目的はさくら上池で殖えたゼニタナゴの稚魚を
稲敷郡内のとあるため池に移して新たな環境での繁殖を試みるため、
第一弾の種苗である今年浮上した稚魚の一部を新天地に移動すること。
移動先の池は魚類学会の定めた指針による事前モニタリングが
既に終了しているとの事で、新天地での繁殖に期待が膨らみます。

さくら上池から搬出する稚魚は20匹という目安でしたが、
実際に稚魚の群れをすくい取ったところ29匹が確保されたので
少々半端な数字ですがこれを新天地(新天池?)に送り込みます。
H理事が車の荷室に稚魚の入ったエアレーションバッグを
大事そうに積み込み、いざ出発。
ぐりおは今日は仕事が目一杯なため、移動放流はH理事におまかせして
稚魚の順調な生育と今後の繁殖を祈りつつ、見送りました。

魚の遺伝子の多様性についてはまだ研究中で未解明の部分が多いのですが、
元々霞ケ浦で捕獲された種苗を琵琶湖博物館で長年に渡り
累代繁殖し続けたので、遺伝的多様性の低下、つまり近交弱性が
懸念されていた訳ですが、元の種苗の個体数が多かったため
自然負荷が掛かり、一定の環境の多様性がある池環境に戻す事で
遺伝的多様性がある程度復元されるかもしれません。

外見だけの話ですが、さくら上池で生まれた稚魚を見る限りにおいては
事前の飼育報告の中で見られたという体型の不良や異常は
ほとんど出現が確認できませんでした。みんなとても元気で型のいい魚です。
もし、殖えた稚魚たちに僅かでも遺伝的多様性の復元があるのなら、
それをさらに別の新天地で繁殖させる事の意義はじつに大きいと思います。

今回ピックアップした稚魚は割合生育の早いもので、
既に20ミリに達しているものも多く含まれているようです。
上手く行けばこの秋に繁殖する可能性もありますので
そうなれば来春には少ないながらも稚魚の浮上もあるかも知れません。
期待してみたいと思います!

Zeni_chigyo100703

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あと何日?

「こんにち・・・・わっ」って感じで小首をかしげるこの植物、
ぐりおが愛して止まないパフィオペディルムの一種、ベラチュラムです。
といってもこの個体はアルバと呼ばれる白花個体で、
普通のベラチュラムでは花に豹柄みたいな暗紫褐色の粗い斑点が
散りばめられるのに対し、この個体は真っ白な無地の花を咲かせます。

もう栽培して長い株なのですが、
3年前に軟腐病という厄介な病気に罹ってしまい、瀕死の重傷を負いました。
その後何とか持ち直して今回蕾が上がるに至りました。
ですからこの花が咲けば4年振りの開花ということになります。

このベラチュラムが属するブラキペタルム亜属の種類は
厚ぼったくてみずみずしい、
言ってみれば多肉植物の様な葉を持っているのですが、
これが軟腐病に罹りやすいことこの上なし!
株の間を充分にあけて風通し良く、とか
葉の付け根に水がたまったままにならない様に、とか
マイシン剤で発症の予防もしっかり、とかいくら気を付けていても
やっぱり時々軟腐病に罹ってしまうのです。

だからここまで持ち直してくれたのは本当に嬉しい限り!
花の気配は5月から察していたのですが、無事開花に至るのかどうか
全く予断を許さない状態だったので、
咲いたらブログにアップしようと思っていたのですが
ここまで蕾が大きくなったところで待ちきれずに載せてしまいました(笑)
あと何日で開くかな〜・・・咲いたらまたアップします。

Bella_alba100702

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鬼の抜け殻

7月ですねー!子供の頃は一番わくわくする月でした。
押し寄せる夏の気配と夏休みの気配。実にいいものです。
今じゃあただただ蒸し暑いのが憂鬱だわ〜(笑)

以前に今年は春の気候がおかしかった事、
でもその後、花の開花はだいたい季節に追いついた事を書きましたが、
昆虫の方はまだまだ変だと思います。
これまでのところ例年の当該季節より種類数も個体数も少なめで、
クリやイボタノキの花を訪れるイチモンジチョウやメスグロヒョウモン、
昨年の今頃はすでに沢山いたツマグロヒョウモンまでが極端に少ない・・・

トンボではシオカラトンボが出始めたのが
例年よりだいぶ遅かった様に思うし、個体数もいつになく少ないと感じます。
越冬して池にやって来たホソミオツネントンボは
今までで一番多かったようですが・・・

甲虫も例外ではなく、訪花性のハナムグリ各種やベニカミキリなど
種類は一通り見られたものの、数が非常に少なかったです。
まあしかし、これらは見なかっただけとか来なかっただけという
たまたまの重なり合いかもしれませんが、例年と同じ条件で飼育している
ゲンゴロウ、マルコガタノゲンゴロウの産卵数はここまでとても少なく、
交尾・産卵の開始も例年よりかなり遅れました。
ゲンゴロウは7月に入った今日現在でもまだ幼虫が孵化しておらず、
マルコガタノゲンゴロウは先週あたりから
ようやく幼虫の孵化が見られる様になりました。

単に遅れているだけならいいのですけどねー
今年はなんだかツバメの渡来数もずいぶん少ないらしいし、気になります。

写真は池のポンプアップ水路の流入部付近の岸で見付けた抜け殻。
だいぶボロボロですが、独特のマスクをかけたみたいな口のフォルムと
四角い頭部の前角から飛び出した小さい目に特徴があるオニヤンマです。
以前産卵もヤゴも見た事があるのですが、
無事に羽化まで辿りついたのですね。
(ウシガエルにパクッてやられていなければ・・・ですが:笑)

庭で「ヤンマ」と名がつくトンボが羽化したのは
ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、ヤブヤンマに続いて4種類目。
前の3種は一年でトンボになりますが、オニヤンマは複数年を要します。
その年数は生育条件により異なりますが、
水温が高くエサ生物が多いさくら上池では、割合早く育つはずです。
以前ヤゴを見かけたのは一昨年で、その時に2年目ぐらいのヤゴでしたから
3年で羽化に至ったということかもしれません。
元気に夏を過ごし、また繁殖に戻って来てくれると嬉しいです。
Oniyanma_nukegara

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