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温室の困ったさん

今日は夜になってから断続的に強い雨が来ています。
無い日鬱陶しいお天気の割には雨量が少なかったのですが、
ここへきてちょっとまとまった感じです。
最低/最高気温はちょうど10℃差の21.5℃/31.5℃でした。

写真は温室内の困ったさん、微小カタツムリのパツラマイマイです。
決して「カタツムリの赤ちゃん」ではありません。
こういう大きさの種類なんです。
図鑑によれば殻の直径は6.5ミリに達するようですが
我が家ではそんな大きさの個体は見かけたことがありません。
せいぜい4ミリあるかないかでしょうか?大半のものは
大きくても写真に写っている個体・・・すなわち殻径が2ミリ強程度です。

あまりに小さいのでわかり辛いのですがこのカタツムリの特徴は
殻に成長肋(せいちょうろく)という環状のでこぼこが連続している点で
なんだかアンモナイトみたいに見えます。
写真をクリックしていただくと多少は見えるかもしれません。
このでこぼこには個体差があるようで、写真内にも
ハッキリしたものと比較的平滑に見えるものがいます。

このカタツムリがどうして困ったさんかというと、
私が大事に育てているラン、特にパフィオペディルムの根の先端
(根冠=こんかんと呼ばれる成長点)を好んで齧るからです。
新根はこの先端部をやられると
それ以上伸びることが出来なくなってしまうので、
ただでさえ根の数が少ないパフィオでは致命的なダメージになります。

時々気まぐれにパフィオペディルムの葉も齧ります。
すると齧られたところから菌類に感染して、
これまた致命的なダメージを与えることがあります。

温室には、同じ様な悪さをする同じ様に小さいカタツムリで
「コハクガイ」という種類もいるのですが、
こちらはコナカイガラムシの防除に使用しているスプラサイドという薬で
ほとんど消えました。
しかし、スプラサイドもパツラマイマイの方にはあまり効果が無いようで、
ちょっと油断すると鉢の中に大ファミリーをつくって暮らし始めます。
元気になる梅雨のこの時期、ランたちにとっては
小さな姿をした大きな脅威なのです。

Patsuramaimai


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かたつむり」カテゴリの記事

コメント

先生、おはようございます。
いつもありがとうございます。
小さいデムですね(覚えたので)。うちの方にもいるのかな?気がつきません。
先生、選挙があるとラン屋さんが大忙しになると言ってましたが、なぜでしょう?どう関係があるか訳わかりません。ランのファンが増えると言う理由ではなさそうですし…

投稿: かぶと小僧 | 2010年7月10日 (土) 05時56分

どもです。
私、これをずっと普通に見られるカタツムリの幼体だと思ってました。
カタツムリの仲間も色々とあるんですね。
うちにもこれがいるから何とかしないとなぁ。
なにかいい防除や除去方法があったら教えてくださーい。

余談ですが、仕事の外勤中に偶然発見し、
目を付けていた場所に昨日の昼休みに行って来ました。
あっ、私の働いてるところは田舎にあるので、1~2分車で走れば
ヒグマが出るような所に行けるんですよ~。
何に目を付けていたかというと、ミヤママタタビっす。
あのピンクの斑入りの葉っぱは目立ちますよね。
それがなんと某所に行くところ(峠みたいな場所です。)の
電柱と電柱を安定させるためのワイヤーにからみついてたんです。
電柱に絡まってるので、どうせ切られるだろうと、
そして切られる前に私が・・・・・と勝手に思い、
そこから挿し木にしようと枝を数本頂いてきました。
うまく発根してくればいいなぁ。

投稿: こー | 2010年7月10日 (土) 07時00分

>かぶと小僧さん
ええ、ちっちゃい「デム」でしょ(笑)
ランに限らず、多くのお家の植木鉢にいる可能性があります。
かぶと小僧さんのお家の鉢ものにも、くっ付いてるかもしれません。
ランみたいなデリケートな植物でない限り、ほとんど実害はありませんが。
文中にも書きましたが、これとよく似て殻がつるんとした光沢を持つ
「コハクガイ」や、直接地面の底においた鉢の裏などには細長い殻の
「オカチョウジガイ」という種類もよく見られます。

ランは選挙事務所の景気付けの飾りや当選時のお祝い等に引っ張りだこです。
やっぱり見た目が華やかで豪華ですから・・・
誰が勝っても負けても、数はでるんでしょうねー。

>こーさん
やっぱいる?こーさんとこにも・・・う〜ん、いるだろうなあ(笑)
ブラキとかに付いたら特に要注意ですよ。齧られたところから
ナンプが入ることがありますから・・・
デンドロの根の先も好きそうだなああ(汗笑)
書いた通り、コハクガイは薬に弱いのですが、
コイツはあんまりこたえないみたい・・・・
防除法はやはり捕らえるのが一番です。移動能力が弱いので、
湿った板に鉢をベタ置きして並べるのを避ければ、ひとつの鉢にうじゃっていても
案外隣の鉢にはいなかったりします。一方コハクガイはよく移動します。
でも、スプラサイドがうちでは効果ありましたー。

ミヤママタタビっすか。北海道らしいですね。実もとれるしね。
発根は良さそうな感じがしますよねえ。
でも、猫がいっぱい来ないかしらん(笑)

投稿: ぐりお | 2010年7月10日 (土) 23時45分

 こんばんは。
 明日からいよいよ展示会です。ぐりおさん宅のヒダリマキ君も展示ケース内に鎮座ましました。ほんとうにありがとうございました。
 ところで、パツラマイマイ・・・。
北方系のデムと聞いてきるので多分こっちにはいないんでしょうね。
(かぶと小僧さん、『デム』採用ありがとうございますA^^;)
自分的には『デム』には、『いざ出むっ!』という自発的能動的イメージを重ねておりますです。ハハハ・・・)
以前7mmくらいのチクヤケの死殻を見つけたとき、『・・・パツラ・・・?』って思ったんですが、やっぱりチクヤケでした。
で、今日画像を拝見して、今度は『・・・ナタネガイの一種・・・?』って思ってしまいました。ほんとにデムに限りませんけど、同定って難しいですね。展示標本名も結構間違ってるかも~・・・A^^;)

追伸:クリマル君、きれいな色の立派な大人になりました。重ねて御礼申し上げます。

投稿: くわでん | 2010年7月11日 (日) 01時16分

くわでんさんこんばんは!
展示いよいよなのですね。ヒダリマキの成体が間に合わず
申し訳ありませんでした。
どんな展示なのかとても興味があります。近くだったら出掛けたいのですけどね。
お時間ありましたら、様子を教えて下さいね。

クリマル、元気な様で何より!
こちらもお届けいただいたダイセンニシキは順調です。
大きい方が成体になりました。小さい方も間もなくだと思われます。
コウダカは片方が先月の27日に☆になってしまいました。
殻が大きく割れた跡があるちょっと動きが鈍かった方の個体です。
もう片方は元気なのですが、ひとりぼっちでちょっと可哀想です。
原因が分からないのですが、短い飼育になってしまい、申し訳ありませんでした。

ヒダリマキはベビーなら、まとまって庭の一カ所で見られます。
お送りした殻を見付けたそばですので、おそらく殻の主の子供たちだと思います。
展示されますか?

投稿: ぐりお | 2010年7月12日 (月) 01時29分

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