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水上の大家族

先ほど、待望の雨が降りました。
短い時間でしたので雨量は大した事ありませんが、
雨らしい雨はじつに7月9日の夜以来です。
とっても嬉しいのが現在の気温。
雨の効果で21℃。勿論これは本日の最低気温です。
本来、夕立ちもしくはこういう雨が頻繁にあるのがこの季節。
おそらく多くの生き物たちも待ちこがれていた雨となったことでしょう。

写真は昨日もちょこっと触れた池のジュンサイハムシです。
大きく写っている緑の葉は池のスイレン。どの葉の上もこんな具合です。
ね、大発生だというのがよくわかるでしょう(笑)
この一枚の葉に、卵から幼虫、蛹とその抜け殻、そして成虫と
全ての成長ステージが写し込まれています。

卵が右下の蛹の抜け殻に半分かくれる様に産みつけられています。
幼虫は黒っぽいポテッとしたヤツですが、黒っぽいのは背中側だけで
下面の方は蛹と同じ様なオレンジ味のある黄色です。
蛹はこの黄色がとても目立って毒々しい位ですが、
形はテントウムシの蛹によく似ており、
ハムシがテントウムシと比較的近い甲虫であることが伺えます。
成虫は3匹写っています。体色は明るい黄褐色で、
体の表面は短い毛がほわっと密生しています。
点やら線やらといった模様が無い無地の虫なので、ちょっと地味ですね。

ジュンサイハムシはその名の通りジュンサイの浮き葉を食べるのですが、
大発生の今年、ジュンサイの葉の上ではこういう姿が見られません。
多分大発生なので、ジュンサイハムシ自身が
ジュンサイの葉はすべて食べ尽くされる可能性があると踏み、
自らの居場所を確保するために
ジュンサイ以外の葉に蛹を作っているのだと思います。
スイレンに限らず、コウホネ、トチカガミ、ハリイ、サクラタデなど、
およそ全ての水生植物に蛹を並べています。

この大発生のあおりなのか、今年ぐっと数が少ないのが
同様にジュンサイをよく食べる「水上の蓑虫」ことマダラミズメイガ。
去年とは形勢がまるで逆転です。
昨日の俯瞰撮影に見られる様に、
ジュンサイの葉がレースの様に穴だらけにされてしまったので
池の景色そのものが違って見えるほどに影響が出ています。
しかし、通常こういう大発生は何らかの調整機能が働き、
そう長続きはしないものです。
今回は今後どう変化するのか、天敵あるいは障壁となるのは何なのか、
注視してゆきたいと思っています。

Junsaihamushi_all_stage

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