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ミュータントリリー?

今日の暑さは10倍カレーみたいで、暑いとか蒸し暑いを通り越して
もうヘンにスカッと痛いような感じでした。
牛久市の最高気温は、地デジのデータでみると36.1℃。
しかし我が家の計測では37℃でした。ちなみに最低は26℃でした。

そんな猛暑の中、写真の白いユリがたくさん咲き始めました。
このユリ、今まではとりあえずタカサゴユリとしていました。
しかし、タカサゴユリという種類の定義そのものが
よくわからなくなってしまいました(笑)

タカサゴユリは台湾の原種ユリです。
日本には園芸用に導入されたものが野生化したとあります。
しかし、このタカサゴユリと近縁のテッポウユリという在来種もあり、
これとタカサゴユリを掛け合わせたシンテッポウユリなる
人工交配種も存在しています。
そしてこのシンテッポウユリもまた野生化しているらしいのです。

しかもこのシンテッポウユリ、単なる原種同士の一代交配ではなく
それをまたテッポウユリと何度も戻し交配されたりしており、
両種の中間的な形質が連続的に存在しているため、
区別点がぐちゃぐちゃになっているらしいのです。

我が家のものは、特徴をつぶさに見て行く限りでは、
どうもタカサゴユリよりシンテッポウユリに近い様な気がします。
シンテッポウユリは実生からたった一年で開花に至るという
ユリとしては驚くべき早さで成長するという優れた特性を持っていますが、
我が家の個体は2年で開花に至っている様です。
この点から見るとやはりタカサゴユリなのかなあとも思えますが、
シンテッポウユリは先述の通り、何度も戻し交配されているので
どの部分でタカサゴユリの性質を受け継いでいるかも断言できず
やはり結論は霧の中です。

しかしひとつだけ間違いなく言える事は
このユリはとんでもなく強いということ。
我が家の庭土は酸性が強くやや粘土質で
あまり植物栽培向きではないのですが、種子が落ちたいたるところから
開花株が誕生しています。かんかん照りの場所でも、クヌギの木陰でも、
砂利舗装の荒れ地でも、水路の岸の湿地でも・・・
ちゃんと育って裂いているのです。
しかも実生でよく発芽し、開花までのスピードが速いので
あっという間にあっちでもこっちでも咲いています。

「種子繁殖によって形質を遺伝的に伝えることが出来ない」という
交配種の致命的な弱点を克服し、環境に応じて
タカサゴユリになったりテッポウユリになったりして適応株を残す・・・
まさにミュータントみたいなユリですね。

Shinteppouyuri

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