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もくとり

Mokutori01

庭の植物達が順調に生育するにつれ、落葉の時期にならずとも
例えば虫に食害された葉や古枝などが常に落ちる様になり、
そこが地面だと豊かな土壌が徐々に形成されるのですが
池に落ちた場合は池の中が徐々に富栄養状態になって来ます。
こうなると水生植物がやたらと繁茂し、
水中の空間がまんべんなく狭められてしまいます。
また、池の底には分解が追いつかない落ち葉や枯れ枝が堆積し
底の部分が常に低酸素状態となるため、二枚貝をはじめ様々な生物に
悪い影響を及ぼします。
このため、池の定期的な管理のひとつとしてもくとり(藻刈り)と
底泥さらいを行う必要が出て来ます。

これは里山のため池でも全く同じで、
かつては地域の住民がこぞって参加する協同作業として行われ
雑木林の下草刈りや畦や林縁の草刈りと並んで、重要な作業でした。
さくら上池もミニチュアながら里山のため池と同じ様な性質を持っているため
今日は重い腰を上げて「もくとり」しました。

上の写真は作業前の池の状態です。ちょっとわかりづらいと思いますが
水面で気になっているのが強雑草のトチカガミ。
トチカガミは水温の低下とともに越冬芽を大量に落とすため、
この時期に除去しないと翌年一挙に10倍以上になります。
今の時期ならまだ間に合うので、浅棚部以外のトチカガミは完全除去します。
また、水中ではオオカナダモ、エフクレタヌキモ、オオバナイトタヌキモが
爆発的に増えているので、これも出来るだけ刈り取ります。

除去の方法は直接池に入って手で刈り取り、
浮かべた発泡スチロールの箱にバンバン放り込むというものですが、
刈り取る水草は見た目以上にかさがあり、発泡スチロールの箱は
わずか10分足らずで下の写真の様な状況になります。

Mokutori02

箱に入れる量はこのくらいが限度。これ以上入れると水面から持ち上げる時
箱自体と私の腰が壊れてしまいます(笑)
これを1時間半程の間に8杯分刈り取り、クヌギ林の奥に設けてある
堆肥場に積みました。
水生植物は分解が早く、いい堆肥になります。
そして沢山のカブトムシの幼虫を育むことになります。
以前はこの分解が早い特性を利用し、
刈り取ったものを直に田畑に入れたそうです。

下は作業後の池の様子。トチカガミは除去しましたが、
水中の刈り取りと底の堆積物の除去はまだ不十分なままです。
こんな小さな池でも、もくとりをしていると
山の落ち葉が水に落ちて水生植物やプランクトンを育み、
刈り取った水生植物をまた山に返すことで、木々や下草が育つ・・・
この栄養のキャッチボールに人間の作業が加わる事で
豊かな里山の自然が成り立っている事を、小スケールながら実感できます。
でも、やっぱり大変な作業ですよね・・・疲れた(笑;)

Mokutori03

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コメント

どもです。
除去作業、お疲れ様でした。
まだそちらは暑そうですから、大変ですよね~。
腰痛と変なトコの筋肉痛に注意ね。(爆)

私は、ぐりおさんが汗水流してるころは、
たぶん鮭釣りをしてたかなぁ。
そろそろ連れ出す頃かなぁって思って一週間前よりやってました。
しか~し、まだ0匹です。
まぁ、家の前の海はたまーにしか釣れないところなので
仕方がないのですが・・・・・・。
ちなみに昨年は1匹でーす。

投稿: こー | 2010年9月20日 (月) 06時38分

こーさんどもです。
こっちはまだ暑いけど、一時の猛暑と違って、我慢の範囲内です(笑)
っていうか、先日気温データを解析してみたら、
例年なら8月にも後半にはこの位の日が何日もあるはずで、
本当はこれでもまだちょっと高めみたいですよ。

じつはですね、作業中は腰痛が一番気になっていたのですが、
今日になってみると背中が・・・・やたら痛いっす(笑)
中途半端にかがんだ姿勢でしたからねー・・・油断しました。

秋味釣りとは、いいっすね〜・・・
釣果はともかく、そういう釣りに赴くってとこが羨ましい!
1匹でも釣れたら大きいですよねー。
ちなみに、前の浜は砂浜みたいだけど、カレイやメゴチみたいなのは
釣れないのかな。そういうのも、美味しくてよさそうだけど・・・

投稿: ぐりお | 2010年9月20日 (月) 18時35分

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