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西から来たマイマイ

今日は夕方に一時雨って予報だったので、洗濯は控えたのですが
賭けには負けてしまいました(笑)
相変わらず気温が高めですね。最低/最高は18℃/23.5℃でした。
夕方以降いいペースで下がっていますから、
最低気温はこの後更新するかもしれませんね。

さてさて、今日の写真は現在飼育中のカタツムリ君。
大きいのと小さいのと2種類が仲良くキュウリにかじりついていますが
大きい方がニシキマイマイ、小さい方がコウダカシロマイマイといいます。
どちらも本州西部に分布するカタツムリで、
このブログに時々コメントを下さる
くわでんさんが送って下さったものです。

どちらも今年の春に2個体ずついただいたのですが、
残念なことにコウダカシロマイマイは
動きが鈍い方の1匹が夏のはじめに死んでしまいました。
残った一匹はとても元気なのですが、ひとりぼっちは何とも可哀想です。

ニシキマイマイは濃いめの殻色がゴージャスな大型のカタツムリで、
我が家にやって来た時は殻径30ミリ足らずでしたが
半年の間に片方はちょうど38ミリに達し成貝になり、
もう一匹も現在殻径40ミリに達しました。
写真は殻径40ミリの方の個体です。こんなに大きいのにまだ殻口ができず、
どうも大人になるのがイヤみたいです(笑)

もちろん普段は種類ごとに別のケースで飼育していますが、
今はお掃除の最中なので一緒にいます。
ところで日本ではこれまで800種前後の陸産貝類が見つかっていますが、
移動能力が極端に低いこの手の生物は地理的な変化が大きく、
その半分以上の種はごく限られた地域でしか見る事が出来ません。
いわゆる「広域分布種」の方が少数派なんです。
だから今回紹介した二種類も、茨城県にいたのではまずお目にかかれません。
それをくわでんさんのご厚意でこうして飼育しながら観察できる訳で、
あらためて考えてみると大変なことです。

我が家にはこの他にも、以前紹介したクリイロマルテンスギセルという
中部・東海から紀伊半島にかけて分布するカタツムリがいて、
これらの「遠方マイマイ」はどれもおろそかな管理はできませんから、
逆に今まで飼育していたヒタチマイマイなどは飼育をやめ、
庭でお付き合いすることにしました。
ヒタチマイマイ、ミスジマイマイ、ヒダリマキマイマイ、ニッポンマイマイ、
ウスカワマイマイなどはもともと庭に住み着いているので、
飼育せずともご機嫌を伺うことが可能です。
このところ雨が多いので、彼等と対面する機会も増えています。

Maimai_from_kuwaden

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かたつむり」カテゴリの記事

コメント

 デムネタ、ありがとうございます。
どちらも元気そうで、色つやもばっちり。ぐりおさんが大事にしてくださっているのがよくわかります。お送りした当方もうれしい限りです。ぐりおさんから譲っていただいたくりまる君たちも元気ですよ。ありがとうございました。紫外線警報しっかり守っておりますので、素敵な色してます。
 ご紹介いただいた「ニシキマイマイ」はユーハドラという学名を冠する仲間になりますが、「ユーハドラ」の「ユー」は「ユートピア」の「ユー」と同じ「素晴らしい」「理想的な」という意味なんだそうですね。でんでんむしって、江戸末期から明治にかけて欧米人が日本にどんどんやってきて、「こりゃすごいっ!」って大喜びして研究するまで、日本ではほとんど研究が進んでいなかった生き物だそうです。あまりにも身近にいすぎたからでしょうか。世界でも日本にしかいないデムはたくさんいて、しかも、その地方でしか見られない・・・デムって実はものすごく貴重な生き物なんですね。そういう生き物を長い時間かけてはぐくみ続けてきた自然環境の中で、今日こうして自分も生きてるんだな~って感動します。
 ヒヨが先週からかしましく鳴き始めました。ぐりおさんのお宅のイヂワルキングが今年、どんなわんぱくぶりを発揮するのか今から気になっています。

投稿: くわでん | 2010年10月14日 (木) 20時32分

くわでんさんどうもです。
ご覧の通り、ニシキマイマイは順調です。
以前メールで2匹ともまもなく成貝に・・・とお知らせしましたが
記事にある通り、
幼貝だった方は現在殻径40ミリに達しつつもまだ成貝にはなっておりません。
先に成貝になった方が待ちきれずに頭瘤出しまくってます(笑)

デムは生物多様性を語るには最高のジャンルかもしれませんね。
ほとんど地域を動かずに脈々と地史を紡いで来た偉大な先輩だと思います。
ほんの一種類でも失いたくないものですね。

投稿: ぐりお | 2010年10月15日 (金) 18時08分

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