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生憎の雨天、でも着工!!

Blog101009zumen

昨日まであんなにお天気が良かったのにぃ・・・
しかも予報より雨の降り出しが早いじゃあありませんかー!
まったく意地悪な空模様です。

・・・というのも、じつはこの夏から新しい学校ビオトープ設計の仕事が
スタートしておりまして、今日はその着工日だったのです。
今回ビオトープを作る学校は私が住んでいる牛久市のすぐお隣、
竜ヶ崎市の小学校です。
そもそも私が住んでいる所は牛久市でも最も龍ケ崎市よりの地区なので
車で向かえば10分ちょっとで行ける距離の学校です。
今はまだ学校名は伏せておきますが、近々制作工程なども含め
紹介できると思います。

今回のビオトープづくりにあたってはいくつかの基本方針がありますが、
そのひとつが「学校ぐるみで進めるビオトープづくり」。
学校ぐるみとは教職員や児童生徒はもちろん、
保護者や地域のコミュニティの核となっている方・・・例えば
公民館の館長さんや子供育成会の会長さん等も絡めての学校ぐるみです。

今日はそんな皆さんが一堂に会しての工事初日ですから、
出来ればお天気には恵まれたかったんですよね〜・・・
でも、雨の中やっちゃいました(笑)
大きく分けて5工程を予定していたのですが、そのうちの
着工したらどうしてもここまでは・・・という
3工程目まで進めることが出来ました。
残念ながらお昼から雨足が強まってしまったので、
午後に行うつもりだった残り2工程はまた後日です。

午後からの雨量はまとまったものになっているので、
きっと池に水が溜まってしまうことでしょう(別に差し支えはありませんが)
きっと晴れたらすぐに、トンボの産卵が見られることでしょうね(笑)
今回のビオトープは、「学校菜園」という既存の施設を流用して作ります。
しっかりとしたコンクリート製の長方形の入れ物の中に
池を入れ子式に設ける作りです。
行った作業はアルカリ防止のブルーシートの敷設、池の形のトレース、
園路の基盤ならびに池の輪郭を構成する土のうの積み上げです。

作業が分かりやすくなる様に作業用の図面を作りました。
下の一枚目がグリッド区画を引いて池の形をトレースし、
一番高く土のうを積み上げる部分を示した作業図面。
二枚目がそれよりも徐々に低く土のうを積むなだらかな池の岸辺を作る
作業図面です。

校長先生以下教職員のみなさん、保護者の皆さん、関係団体の方
そして頑張り屋さんの子供たち・・・
みなさん、降りしきる雨なんかそっちのけで
ガンガン作業を進めて下さり、あっという間に時間が経ちました。
作業のあとはPTAのみなさんが温かいカレーや飲み物を作って下さったので
体育館で楽しく食事もできました。

今回のビオトープ、総面積はさほど大きくないのですが、
池の規模とつくりはなかなかのものになりそうです。
今後の進捗が楽しみになって来ました!

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コメント

ぐりお先生、こんにちは。

「学校ぐるみで進めるビオトープ」って、いいですよね。

何もないところからみんなで作ると愛着も沸くでしょうし、できあがってからの変化を見続けられるのも素晴らしいです。

本当はフェンス越しにでも地域住民が覗けるといいのでしょうが、それはちょっと贅沢な希望ですよね(笑)。

地域住民ではなく、本当は私が覗いてみたいのです。

是非、作り上げておしまい、ではなく、その後のメンテナンスも、ぐりお先生にしていただいて、末永く楽しめるビオトープになるといいなと思います。

我が息子達が通う小学校の「ビオトープ」は、作られた先生が転勤されたらしく、今では「立入禁止の草原」になっています。

ちょっともったいないなと見るたびに思っています。

これから寒くなりますので、雨の中の作業でお風邪を召しませぬよう、お祈りしています。

投稿: mari | 2010年10月14日 (木) 18時01分

mariさんこんばんは!
息子さんの学校のビオトープ、立入禁止は残念ですね。
学校ビオトープにありがちな話として、校長の胆入りで作ったり
たまたま理科系の熱心な先生がキーマンになったりして
「つい出来ちゃう」っていうことがありますよね。
ところが学校には人事異動がありますから、それを契機に廃れてしまう・・・
こういう現象は、実際の所さほど珍しくありません。

私は学校ビオトープ関係のお仕事の依頼があったとき、
事前に、「これだけは約束して下さい」という3つの事柄があります。それは

1ビオトープを決して児童だけのための場所、生きものだけのための場所にせず、
 共有すること(本来のビオトープは生き物だけのため・・・でOKですが)

2ビオトープを作ることによって、その場所が今以上に豊かな自然環境になること

3そして、ビオトープの生態系とビオトープを活かした学校の取り組みが持続性を
 ともなうような仕組みづくりをすること
(続かないと集めた生き物たちを裏切ることになってしまいます)

です。二番目は当たり前じゃん!って言われそうですが、これが案外そうでもなくて
思いっきりザリガニやブルーギルを入れてしまいせっかく地域の方からわけてもらった
貴重な在来種が消滅したり、そこを頼りに集まった生物が外来種や管理放棄で
個体数を減らし、ビオトープができることでかえって打撃となる場合もあります。

上の3つを実現するには教職員・児童・PTAが連携して取り組むことと
そのバトンが伝わるしくみを作ることが必要です。
総合の時間で取り組むだけではぜんぜんだめで、クラブや委員会による活動や
PTAの行事に、ビオトープを利用して楽しめるメニューを盛り込む等の工夫も必要です。
今回進めている小学校は、これらの連携や仕組みづくりに積極的な方が多いので
とても期待しています。

ちなみに、学校としてもより開かれたビオトープにしたいようなので
外部からの見学等は歓迎・・・となるんじゃないかと思うのですが、
のり面の上にある高台の学校なので、登山と薮こぎをしないと
フェンス越しの見学は出来そうにありません(笑)

投稿: ぐりお | 2010年10月14日 (木) 19時25分

ぐりお先生、こんばんは。

長い長いコメントをいただきまして、ありがとうございます。恐縮しております。

このコメント覧を開かれる方は多くないでしょうから、ここに書かれると、もったいないです。
他のところで書いてほしいです。

テレビの時代劇には、屋外の撮影シーンがありますよね。

さすがに電柱を映さないように気を遣っていますが、植物はずいぶん当時と違うんだろうなあと思いながら見ています。
江戸時代やその前の風景を見てみたいです。

小学生は、その生き物の本来の生息場所など判らないので、ザリガニとブルーギルが入っていても、園芸種のお花が植わっていても、それなりに楽しむでしょう。

大人だって、ぐりお先生のようにたくさんの知識をお持ちの方だけが生き物の種類や由来を認識できますが、私を含む多くの人は、残念ながら区別できません。

池掘って生き物入れて草植えればビオトープになるのではなく、「豊かな自然環境」や「在来種」について理解してもらうのには、時間とご努力が必要だと思います。

でも、公園の花壇や釣り堀とは違う場所を子ども時代に体験するのは大事なことで、ぐりお先生ご設計のビオトープに触れるお子さん達は本当に幸せ者だなあと思います。

なお、斜面を登ってフェンス越しに小学生を眺めていたら、絶対に「不審者」と呼ばれるでしょうから、見学は遠慮しておきます(笑)。

投稿: mari | 2010年10月15日 (金) 19時35分

mariさんこんばんは。
長い長いコメントを書いてしまい、申し訳ありません。恐縮しております(笑)

なるほど、TVの時代劇ですかあ!ですね。きっとよく見ると
あれれ・・・という風景が入ってしまうカットも、きっとあるのでしょうね。
そういえば昔背景の空に飛行機が写っていたとか、かっぱえびせんの
袋が落ちていたということが仲間内で話題になったりしました。

私が小学1〜2年を過ごした頃の岩手県宮古市には、セイタカアワダチソウの
風景が記憶にありません。写真にもありません。なかったのだと思います。
ところが3〜4年時の福島県では川原にセイタカアワダチソウの群落があり、
5〜6年時の東京都東久留米市ではセイタカアワダチソウをかき分けて
秘密基地を作っていました。
多分単純に時系列ということではなく、都会から広がったセイタカアワダチソウに
逆風のように向かって行ったのでしょうね。
ですから加速度的に私の行動圏に彼等が入り込んで来た気がします。

こわれる以前の自然を見たり、触れたりするチャンスを与えることは
とても重要だと思います。
無かったから知らないまま・・・では今よりいい方向に向かえませんものね。

投稿: ぐりお | 2010年10月16日 (土) 00時19分

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