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臨死体験?(笑)

12月の声を聞いたとたんにほっかりとした小春日和。
得した気分です(笑)
最低/最高気温は5℃/15℃でしたが、
ひょっとすると最低気温はまだこれから出るのかもしれません。

写真はオレンジと黒のツートンカラーがきれいなムネアカセンチコガネ。
春の終わり頃と秋から初冬にかけてのニ度現れる甲虫です。
半球形の可愛らしい体型と短めの脚が災いしてか、
我が家ではひっくり返ってバタバタしているところをよく目撃します(笑)
前胸背板にでこぼこが目立たず、
頭部に角も見当たらないのでこれはメスですね。

で、このムネアカセンチコガネがどこにいる状況なのかというと
じつは池のスイレンの葉の上です。
多分水面に落ちたものの、命からがらスイレンの葉に辿り着き
寒い夜をここで明かしたのでしょう。
足元には水がひたひたになっていて、
葉の上に上がるまでの苦労が忍ばれます。

実際このような体重の軽い生物が水面から出ようとする時、
水の表面張力が思いのほか邪魔をするようです。
水に落ちたアリなんかが岸に辿り着いていても、
なかなか水から抜け出る事が出来ないのを見た事がある方も多いでしょう。
この個体は動けなくなる程気温が下がってしまう前に
葉の上に這い上がる事ができた訳で、
これはもう三途の川を泳いで渡っている最中に、
思いとどまりターンして戻って来た様なものです。
這い上がったのが彼岸じゃなくて良かった良かった(笑)

この後気温が上昇したところで、彼女はひたひたになった水を切り、
空へ羽ばたく事に成功しました。
10数メートル先のノシバの中に着地して、
今度はそうそうここでいいのと言わんばかりに潜って姿を消しました。
お帰りなさい・・・でもって、ごきげんよう。

Muneakasenchi_on_ike

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コメント

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
ムネアカセンチコガネ、大好きな昆虫です。今年の夏、雪入山で採集しました。妹が標本にして、他の虫とセットにして小松先生にプレゼントしてました。うちはみんな小松先生の大ファンです。
僕はオオセンチコガネを博物館野外で採集したことから昆虫道に入るきっかけになったようです。5歳目前のゴールデンウイークだったそうです。センチコガネの仲間は特別な思いがあります。
ムネアカセンチコガネ、助かって良かったです!

投稿: かぶと小僧 | 2010年12月 2日 (木) 21時57分

かぶと小僧さんこんばんは!
このあいだ実家(といっても車で5分)に行った時
たまたまいらいしていたKさんに久し振りにお会いしました。
かぶと小僧さんのお話も出ましたよ〜。(いよっ、有名人!:笑)

ムネアカセンチコガネは私も大好きなのです。メスは丸くてかわいいし、
オスはトリケラトプスっぽくてなかなかかっこいいですよね。
でも、何とも惜しいのが標本にするとあの鮮やかなオレンジ色が
くすんでしまう事です。
以前展足したあと冷凍庫で乾燥したら割と変色しなかったのですが、
なんか他にもっといい方法はないものですかね〜・・・
プロの標本作家が作ったものはきれいなので、
きっと何か処理の方法があるはずなんですが・・・

投稿: ぐりお | 2010年12月 2日 (木) 23時48分

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