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ヒヨドリの隙間に

フィヨフィヨフィヨフィヨ・・・
独特の連続的な鳴き方をしながらメジロがやってきました。
続け様にこの声を聞けるとうことは、
いつもかなりの時間果物のエサカゴを占領しているヒヨドリが
しばしの間留守しているということでしょう。

メジロもヒヨドリも冬場は果物のエサを出すと
それを頼りに頻繁に訪れる鳥です。
ただ、いつも占領するのはヒヨドリ。
ありつけないのがメジロと相場が決まっています。
ヒヨドリは大変気が強い鳥で、たとえ果物を食べない種類の鳥であっても
近づくと威嚇して追い払ってしまいます。

ところが、この気の強さ故に仲間割れも頻発します。
そんな時、メジロにチャンスがやってくる様です。
いわゆる「漁父の利」ってやつですね(笑)
気を付けて見ていると、
メジロはかなりの確率でこの「漁父の利」をゲットします。
なぜそう上手く行くのか?・・・・

どうもメジロはヒヨドリたちに起こる紛争の空気を察知しているようですよ。
もちろん、そのためにはヒヨドリたちの様子を伺う必要があります。
これを、メジロは果物エサカゴのそばに生えている
ウバメガシやマテバシイの枝の影で辛抱強く待っています。

ただ、もちろんメジロたちもお腹をすかせたまま
ずうっと待っている訳ではなくて、
ブッドレア、ナツグミなど庭の落葉樹の小枝を飛び回ることもしています。
じつはメジロにはヒヨドリと違うエサがあって、
それはこういう小枝で見つかるのです。
そのエサというのはアブラムシやカイガラムシなどの越冬態。

ヒヨドリも昆虫は好きですが、冬の間はもっぱら木の実や果物です。
逆に小枝で越冬する小昆虫は、
エナガやコゲラやシジュウカラなど他の小鳥類と競合しますが、
これらの小鳥とメジロが争う様な事はありません。
むしろそういう小鳥たちがごっちゃにひとつの群れ「混群」を形成して
小枝の昆虫を求めて渡り歩きます。

それとメジロにはもう一つ、ヒヨドリにとられない隙間があります。
それは果物エサカゴの網目の隙間。
ヒヨドリのくちばしで果物をとるにはどうしても限界がある様に
網目に空ける穴のサイズを変えているのです。
ですから、なかなか「漁父の利」が得られなくても
果物がヒヨドリだけに食べ尽くされる事は滅多にありません。
みなさんも野鳥に果物のエサ台を用意する時には
ぜひ、「メジロの隙間」を用意してあげてくださいませ。

Mejiro1101_2

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