« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »

2011年4月

池の薫春2011

Ike2011kunshun

Ike2010april

今日はまた少しだけ空気にひんやり感がありました。
夕方以降は肌寒い位です。
さすがにもう降霜という事は無いでしょうけど、
植物も人間も体調管理にご用心です。

池は幾分浅めの春です。
下の写真は昨年の同時期ですが、今年の方が若葉の萌え方が遅い様です。
池の右岸に咲くクサボケで較べてみるとよくわかりますね。
昨年はもう花が終わりかけて葉がもっさりと展開していますが
今年はまだ葉が出たばかりで、朱色の花の方が勝っています。
昨年のこの時期もめちゃくちゃ寒かったですけど、
二年続いて寒い4月となりました。

池の中ではこれまた昨年より20日あまり遅れた蛙合戦が終わり、
ひも状の卵塊から孵ったオタマジャクシが一斉に泳ぎ始めています。
ヒキガエルの産卵個体数が過去最高に多かったことを反映し、
オタマジャクシの数も今年はハンパじゃありません。
池の左岸の方の水が黒ずんで見えるでしょう。
じつはこれ、ぜ〜んぶヒキガエルのオタマジャクシなんです。
もう少しアップの写真を下に貼付けました。
オタマジャクシがわかると思います。もうびっしりでしょ!
この数のせいで今年は孵化時に池の水の酸欠が起こり、
マタナゴを始め斃死する魚が出ました。

写真は今月17日に撮影したものですが10日あまり経った今日の時点でも
木々の葉の展開はまだまだ遅れています。
巣箱では5日程前にシジュウカラのヒナが巣立ちを済ませました。
まだ庭の中を親子でちょろちょろ飛び回り、
低木のしげみに止まって親鳥から口移しでエサを貰う様子が見られます。

昨日、ようやくジュンサイの葉が水面に浮上しました。
おそらく今から10日程の間に、庭の景色は緑色に一変するはずです。
飛び回るトンボや一斉に貝から浮出するタナゴの稚魚で
賑やかになるのももうじきです。待ち遠しいな・・・

Ike2011kunshun_up

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リニフォリア

Tlinifolia1104_1

しっかしスゴい暴風に見舞われた一日でした!
時々あるんですけどね。特にこの時期は・・・
でも、今日のは本当にスゴかったです。
原種バラのロサ・フェティダの大鉢がひっくり返って玄関のデッキ上から
地面に真っ逆さまに・・・(泣)
比較的すぐに気が付いたので緊急対処できましたけど
大きな鉢で重いんですよ、これが。しかもまだ芽吹いて間もないので
風の抵抗なんかそれほど無いはずなのに・・・それがひっくり返ったんです。
それほどもの凄い風でした。

さて、写真は原種チューリップのリニフォリア(Turipa linifolia)。
我が家の原種チューリップの中では最後に開花する種類です。
特徴はちび助なことと、鮮烈な赤い色です。
この赤が朝夕と日中、あるいは順光と逆光で、微妙に違って見えるんですよ。
つやつやした朱赤だったり、ちょっとマットなチェリーレッドだったり・・・

この花は私よりも家人が大ファンで、もう15年以上栽培し続けている古株。
私も、朝夕のふっくらとした開きかけの姿は大好きです。
でも、いわゆる「開花状態」となると・・・

Tlinifolia1104_2

ほら、こ〜んな感じです。うーむ・・・相変わらず微妙だ(笑)
なんかヒトデっぽいっていうか・・・
葉っぱもろとも、このままゴソゴソ這い回りそうです。
ゲームキャラの人食い花みたい(追笑)
背が小さいからよけいにそう見えるのでしょうね。

チューリップの花は開花期間中、光の有無で開閉を繰り返すので、
リニフォリアも約一週間、この2つの姿を繰り返していました。
でも今日の強風で花びらがバキバキに折れてしまい、今年はあえなく閉店。
葉の方は細くて短いので、強風にも充分耐え得る構造でした。
明日からはこの葉で栄養分を沢山作れる様に
また充分肥培して、来年に備えなければいけませんね。
今年も可愛い花を存分に楽しませてくれた原種チューリップたち、
また来年〜!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クロギン羽化開始!

今日は昼過ぎにすごい雷雨がありました。
前後に吹いた風もいきなりな感じでしたが、
県内の取手市ではこの突風による被害が発生した様です。
ひょっとすると竜巻だったのかも知れませんね。

さて、水路で恒例のクロスジギンヤンマの羽化が始まりました。
昨日4匹、本日3匹確認しました。

春が初夏への足踏みを始めたようですね。
いよいよ本格的な昆虫シーズンの到来です。
昆虫は数も種類も多いので、
この年齢になっても毎年新しい出会いや生態面での発見があるのが
嬉しくてなりません。
今年はどんな出会いがあるのか、今からワクワクしています。

Kurogin110424


| | コメント (5) | トラックバック (0)

二人は滑る

Amenbo_koubi1104

久し振りにまとまった雨が丸一日。潤いました。
このあと吹く風があまり強くならなければしめたものです。

先週、昨年から関わっているJ小学校のビオトープの様子を見て来ました。
まだほとんど覆うものがない出来立ての水面には
約束通りの種類の昆虫が登場していました。
中でもアメンボとヒメアメンボは沢山の数が集まっていて、水面が賑やか。
写真は上記2種のうち大きい方の「アメンボ」です。

よく見ると2匹が折り重なった交尾姿勢であることがわかりますね。
水面のあちこちで、このようなペアが見られました。
春は成虫越冬から目覚めた多くの水生昆虫が繁殖を始める季節です。
アメンボたちも間もなく、水面のあちこちに浮かぶ木の枝や
風に飛ばされて来た大きめの木片などにたくさんの卵を産むはずです。

写真の2匹を追いかけていると右に左にターンをしたり
スーッとまっすぐにダッシュしたりと、
じつに気持ち良さそうに水面を移動しています。
アイスダンスをしている様ですね。
アメンボは水面にテリトリーを持つ昆虫なので、
他の個体やペアと接近しそうになるとお互いを意識して
何となくつついたり離れたりしています。個体数が多い割には、
高温期に見られる様な争いにまではなっていませんでした。

アメンボは私たちがもっとも目にする事の多い代表的な水生昆虫ですが、
彼等の生活圏はほぼ水面であり、水中に潜るということをしません。
唯一産卵の際に産卵するものに掴まって、
ちょいと体を水面下に沈める位のものです。
そのかわりに彼等は軽い体重と水の表面張力を利用した、
水面滑走という独特の移動手段を獲得しました。

これができるのは水生カメムシ類ではアメンボの仲間だけ。
甲虫類の水生昆虫を含めると、ミズスマシの仲間がこれにあたります。
でも、ミズスマシは多少潜って水中を泳ぐ事もできますし、
脚自体は水中で水をかくスクリューのはたらきをしますから
厳密には滑走ではありません。

泳がずに滑る水生昆虫・・・あらためて考えてみると、
アメンボってかなり異端児ですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

北の空色2011

ま〜たさっき地震ですよ。いや、回数は減っているものの
小さい揺れは今日も何度もありましたが、さっき(22:37)のは
少し大きかったですね。震源は千葉県の東方沖だとか・・・
やはりまだまだ油断はできません。

お天気は一日冴えませんでした。
日曜日まではお日様が望めそうにありません。
気温も低めで、少し肌寒い位でした。
しかし、これを良しとする花があります。
写真の花、北の空色コリダリスのエゾエンゴサクです。

この花、咲く直前の気温で花色が変わる傾向があるようです。
画像中央より少し左の奥に、一輪だけ咲き残ったものが最初に開花した花茎。
気温が低めの時期に蕾から開花までを過ごしたもので、
花色は濃いブルーです。
その手前の方に見える薄い水色の花茎は数日前までの
気温が高い状態で開花に至ったもの。
中央より僅かに右手前の開花直前の花茎は、高温の時期に色が出始めたので
紫が滲んでいます。これが高温のまま開花に至ると、左のもののように
薄い水色になるのですが、開花直前に再び低温の日が続いているので
薄くならずに開花するかもしれません。

遺伝的な花色の違いではありません。
今年は花茎が10本立ちましたが、地下の球茎・・・つまり株数は3つです。
エゾエンゴサクは株が充実すると
一つの球茎から複数の花茎を立ち上げるのですが、
それらは必ずしも一斉には開花しないため、
それぞれのタイミングで体験する温度が異なると、
花色が変化してしまうようなのです。

それにしても何とかここまで大きくなりました。
気難しいと言われる事も多い植物ですが、
この場所の環境はそうお気に召さない訳でも無さそうです。
しかし、北の自生地ならではの独特のポリネーターが必要らしく、
当地では実生繁殖は望めそうもありませんし、
滅多に分球もしないので株数そのものは殖す事ができません。
ある程度面的に咲くのが似合う植物なので、
将来的にはもうちょっと球茎を入手して
数を増やそうかと企んでいます(笑)

Ezoengosaku1104

| | コメント (0) | トラックバック (0)

深い方へ -ミツガシワ-

今日は予報より寒くて、最高気温は13.5℃止まり。
そして最低気温は一日が終わろうという今出ています・・・3.5℃、寒い!
朝から冷たい雨で、午後に一旦上がったのですが
北西の風が冷たく吹きました。夕方からは荒れ模様の風雨・・・
このままでは明朝霜が降りかねませんので、危なっかしい鉢植えの植物は
慌てて全部玄関に避難させました(笑)

写真は池の水生植物、ミツガシワ。
この植物は随分以前にいただいた貰い物で、
さくら上池ができるまでは鉢植えで育てていました。
しかし大型になる野草ですし、おまけに地下茎が横に匍匐しながら
枝分かれして株を殖すという性質なので、鉢植えではいかにも窮屈。
そこで池の完成とともに、その岸辺に植え付けました。

元来池の岸辺に群落を形成するのがスタイルですが、
どうも我が家の株は岸辺には小さい株しか作らず、
池の中心の深い方へと向かって伸びるヤツが勢いがあります。
写真の株がそれですが、
岸辺の群落から1メートル弱も池の中心寄りに生えています。
そして岸辺ではほとんど開花しないのに、
この株だけは立派な花序を設けます。
切って植え直しても、やっぱり池の中心に向かうんですよねー(笑)

今年も沢山の蕾を持った花序は、やはりこの孤高の部分にのみ見られます。
根は水中に長く伸ばし切ったままなので、
風が強いと不安定。風下に倒れる様に傾くので
水中では太い地下茎がそのねじれる力に一生懸命さからっています。
岸辺に生えていればこんな苦労はしなくても済むでしょうに・・・
放って置いたら、あと10年ぐらいで池を横断しちゃうかもしれません(笑)

Mitsugashiwa

| | コメント (0) | トラックバック (0)

古株満開 -イカリソウ-

Ikarisou1104_1

今日はこの時期らしい、温かいけど爽やかで朝晩がちょっと冷える感じ。
やはり時期らしい陽気というのが一番よろしいですね(笑)
昨日は当地でも24.5℃まで達しました。
いくらなんでもこれはちょっと行き過ぎ。おまけに降ると言われていた雨も
全くの空振りに終わり、地面がひび割れてしまいました(汗)

それにしても昨日一昨日はちょいとおとなしくしていた余震が
きょうはまたちょっと騒がしくなりました。
マグニチュード8規模の最大余震なんてことが言われていますけど
・・・ホントにコワいなー、来ないでちょうだいね!(笑;)

さて、写真はおなじみの里山の山草、イカリソウです。
以前は近隣にいくらでもありましたが、最近めっきり見かけなくなりました。
じつはこの写真のイカリソウ、これで一株なんです。
直径80センチぐらいあり、満開を迎えるとご覧の通り、
なかなかのボリュームです。

この株は私が山野草の栽培に手を出し始めた当初の入手株ですので、
かれこれ30年の付き合いになります。(夫婦関係よりずっと長い:笑)
当時近所にたくさん自生している雑木林があり、
犬の散歩のルートでしたのでいつも気にして見ていたのですが、
それに気付いていた親切な地主さんが一株分けて下さったものです。
元来丈夫な野草ですから、栽培初心者の私でも地植えで楽に育てられました。
その頃は実家の庭に植えていましたが、結婚して住み始めた家へ、
そして今の家へと二度の引っ越しを伴にしています。

今ではあまりに大きくなって、離れて株全体を撮影しようとすると
上の写真の通り何かしらの邪魔が入ってしまいます(笑)
しかしイカリソウとはよく付けた名前だと思いません?
その花をアップで見るとつくづくそう思ってしまいます。
船の錨って、いつ頃からこんなデザインだったのでしょう。
当然錨の方が先にあっての命名でしょうからね。
イカリソウの花の形の錨というと、大きな鉄の鋳造物でしょうから
そんなに古い時代のものではないようにも思うのですけどね。

大株もいいですけど、庭の土壌も少しずつできて来ているので
雑木林の様に小株が点在しているのも素敵じゃないかと思っています。
でも、この株には個人的に畏敬の念を抱いているので
決して株分けなどせず、その時は
実生苗か別の地元株の導入で実現・・・ですね。
たくさん小分けにして持っている、小さな夢の一つです(笑)

Ikarisou1104_2

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ベルベット・ベル

Okinagusa1103

お昼前後から吹き始めた南西の風が、今はごうごうと唸る様に暴れています。
ただでさえ連日乾燥注意報が出ているのに、
カラカラの地面がひび割れて来そうです。
予報だとこのあと雨ということになっているのですが、
この間みたいな小雨程度ではちっとも潤いません。

さて、この春はオキナグサが沢山咲いてくれました。
これで存分に実生苗が作れそうです。
じつはこのオキナグサ、
貴重なつくば市産の個体を分けていただいたものなのですが、
庭植えにしていたら5年越しで風前の灯火になってしまったので
見かねて鉢植えにしたものです。
よほど環境が合わなかったのでしょうね。

植えてあったのは日当りと風当たりが強い場所だったのですが、
そのどちらについても元来強い性質を持っている・・・というか
日当りも風通しも好きな植物ですから
原因は土の方にありそうです。酸性が強すぎたのかなあ・・・

ともあれ、鉢植えで昨年一年間を過ごしたら大変ご機嫌が麗しくなり
こちらが驚く様な大開花となりました。

オキナグサの一番の特徴と言えば、やはり全体を覆う銀色の産毛でしょうか。
これを逆光で見るとベルベットのように大変美しく輝きます。
膨らんだ蕾がうつむき加減に開きかけたところなどは
ベルベットでこしらえたベルのオーナメントみたいです。
上の写真はそう状態より少し前の姿。
完全に開花すると、かなり上を向いてしまうので
キレイではあるけれど風情は今ひとつ・・・かな(笑)

この仲間、海外の原種にも魅力的なものがたくさんあって、
山野草の専門店で苗が売られているようです。
今年の実生が首尾よく運んだら、
ちょっと手を出してみたいと狙っているところです(笑)

Okinagusa1104

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マタナゴ大量斃死事件

Matanago_heishi1104

今日は温かかったですが、昨日は季節が逆戻りしたような寒さでしたね。
やっと春爛漫モードになった動植物も、まだまだ油断はできないようです。

池ではヒキガエルの卵の孵化が始まり、
また今年も大量のオタマジャクシが浅瀬を埋め尽くす季節になりました。
時を同じくして、マタナゴの斃死(へいし)が連日確認されています。
まさに生と死の交錯、といったところでしょうか?
このマタナゴの斃死、昨日までは一日2〜3匹でしたが、
今日は一気に11匹が天に召されてしまいました。なぜ!?・・・

マタナゴが死んでいる場所は池の中でも決まっています。
写真がその現場ですが、池からポンプアップした水が
細い流れをぐるりと半周まわって再び池に流れ込むまさにその流入部です。
死んでいるマタナゴはみなこの流入部に頭を突っ込む様にしているのです。
きっと流れ込む新鮮な水に含まれる酸素が欲しかったのでしょう。

この様子から、直接の死因は酸欠と考えられます。
しかしどうやら単純な酸欠という訳では無さそうです。
死んでいるのはマタナゴだけで、他の魚種は一切含まれていませんから。
マタナゴ特有の病気?・・・いや、それは違う様です。
死んでいる個体にはひとつの共通点があります。
どれも体長が8〜10センチの大型個体ばかりなのです。
小型個体は元気。性偏も見られません。メスもオスもいます。

ところでこの写真の情景って、何かを連想しませんか?
・・・そう、私はすぐに川を遡って産卵したあとのサケを思い出しました。
じつは写真のマタナゴたちも、池のドブガイに産卵した直後なんです。
やはり繁殖って恐ろしく体力を消耗するみたいですね。
でも、これより小さい(若い)マタナゴたちは、
同じ様に繁殖行動をしているのにピンピンしています。

・・・結論!これは天寿を全うしたマタナゴたち。私はそう考えました。

マタナゴを含め、タナゴ類の寿命は一般に2〜3年と言われています。
写真のマタナゴたちはそれより1年長い4年の生涯でした。
4年前の春、池で順調に数を増やしつつあったマタナゴは
この年大量の稚魚が孵化し、貝から浮出しました。
そのベビーラッシュのときの魚が、今最後の繁殖を終えたのです。
じつはこの年以降、マタナゴは毎年少しの稚魚しか浮出していません。
ちょうど4年前の秋、
㈳霞ケ浦市民協会から霞ケ浦産ゼニタナゴの繁殖委託を受けたため
ゼニタナゴ優先の管理に切り替えたからです。

そして、もしかするとこの大量斃死には
もう一つ別の要素が絡んでいるかもしれません。
それが冒頭に書いたヒキガエルの大量孵化です。
写真の右上にも泳ぎ始めたばかりのヒキガエルオタマが写っていますね。
ヒキガエルの卵はひも状の寒天質に入っていますが、
孵化の際にこの寒天質が分解し始め、水中の酸素を大量に奪うのです。
しばしば混じる未受精卵も腐敗し、やはり酸素を奪います。
今年のヒキガエルの産卵量は凄まじいものでした。
ここ数日の高気温も相まって、池の中は急激な低酸素状態になったようです。
よく見れば酸欠死には至らないまでも、他の魚も少々苦しそうではあります。
ヒキガエルの件が無ければ、ひょっとすると死んだマタナゴたちの寿命も
もう少し長らえたかもしれません。
多くの生き物たちがかかわりあう中では、
こんな交錯がしばしば起きているのかも知れませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

儚な過ぎ!

今日は夕方にま〜た大きな余震がありました。
ニュースによれば茨城県南は震度6弱。
やっと片付けた仕事部屋のものが、またちょっとだけ散らかりました。
やっぱりまだ片付けるんじゃなかったなあ(笑)

さほど良いお天気でもなかったのに、気温は21℃に達しました。
この気温でソメイヨシノが一気に満開に近い状態まで咲き進み、
まだきれいなままのコブシと一緒に咲いています。
ちょっと北国チックです(笑)

さて、「三日見ぬ間の桜かな」なんてことを申しますが
こういう植物は他にもあります。
我が家の庭で言うなら、写真の花サンギナリア・カナデンシス
(=Sanguinaria canadensis)がまさにそれ。
地面から坊主頭みたいなのがちょこんと覗いたかと思うと
2日後にはもう開いています。
そして散るのもすこぶる早く、いいとこ2日咲いたらもうパラリ・・・
あっけなく花びらを落としてしまいます。

それでも春植物らしく、二枚目の写真にあるように
日射しに応じて多少は花が開いたり閉じたりするのですが
あまり繰り返すようだと「あ、もうめんどクサ・・・」という感じで
やっぱりぱらりと散ってしまうのです。
僅かにサーモンピンクを感じる白い花は、たまらなく魅力的なのですが
対面できる時間があまりに短くて欲求不満になってしまいそうです(笑)

Sanguinaria1104_1

Sanguinaria1104_2

| | コメント (4) | トラックバック (0)

リトル・クール

今日も気温が高い一日でしたけど、お天気の方はさっぱり・・・
時々小雨の混じる曇天で、相変わらす西寄りの強風が暴れてくれました。
咲き始めた桜が気の毒ですね。

写真はお天気が良かった3日前のカット。
青の花では庭で最初に咲く種類、
シラー・シベリカ(=scilla siberica)です。
チオノドクサと並びヒヤシンスの近縁種としてポピュラーな小球根ですが
凛々しい青にはクールな魅力を感じます。
変種にアルバ(白花)もあるようですね。
我が家ではこの青いレギュラータイプのみを
洋種山草の花壇で10株ほど栽培しています。

直系10数ミリの小さな花ですけど、
昆虫たちにとっても春の花としての魅力は充分らしく、
コハナバチの仲間がひっきりなしに訪花していますよ。
受粉率はいい方で花のあとには球形の3つに割れる果実がよく結実し、
中にはつやつやした黒い種子が立派に実りますが、
あまりこれをやると翌年の球根が小さくなってしまいます。
でも、種子の発芽もよく、周囲から芽生えた実生は大体4〜5年で
開花する大きさに達します。

この写真の後にボンヤリ写っている黄色は、
前回の記事で紹介したラナンキュラス・フィカリア。
そう、この2種はお隣さん同士なんです。
黄色と青紫は補色関係にあるので、
どっちがバックになってもコントラストがキレイ・・・
どちらもお互いを引き立て合って一緒によく目立つお隣さんです。

Scilla_siberica2011

| | コメント (0) | トラックバック (0)

めざせ、大群落!?

東京都内ではソメイヨシノが満開になったそうですね。
今日は当地も気温が高くなりました。
最高気温は20.5℃。20℃超えは今年初めてです。

写真の黄色い花はラナンキュラス・フィカリア(=Ranunculus ficaria)
前回の記事で書いたビロウドツリアブがメスの来訪をアテにしていた花です。
この花との付き合いは随分長くて、
これは確か17年前に入手した株だったと思います。
たった1株でしたが、こぼれ種からよく発芽する植物ですので、
特に育てた訳でもないのにいつの間にか10株以上になりました。

面白いのは必ずしも親と同じ花が咲かない事。
っていうか、1株からの系統で
これほどのバラエティになるとは思いませんでした。
普通に輝く様な黄色の花、少しグリーン味を帯びた花、
ややオレンジよりの黄色の花(親はこのタイプでした)、
真ん中が濃色であとは白っぽく色抜けした花(中央に写っているタイプ)。
葉はどれも同じ様な斑入りのハート型なのですが、花は本当に様々な個性。
確かにこの植物には色々な変種があって、
それぞれに個体を象徴する名前が付けられ流通しています。

この大きなかたまりの周囲には
今年も小さな実生が芽生えています。
双子葉植物なのに、最初の葉が一枚葉なんです。
基本的には春の終わりに姿を消してしまうので、
成長期間は毎年限られているのですが、
それでも芽生えから3〜4年で開花し始めるようです。
だから10年後には、このクッション状のかたまりは
2〜3倍の面積になっているんじゃないかと期待しているんです。
ありふれたタイプの黄色い小花ですが、
一面に咲いたら楽しそうですから・・・

Ranunculus_ficaria_2011

今、記事をアップしようとした瞬間にかなり大きい地震がありました(11:34)
おそらく震度5以上はありそうな感じです。
東北の方が震源のようですが、こちらがこれほど揺れたのでは、
先の被災地がどうなのか心配です。みなさんどうかお気をつけて行動なさって下さい。
どうか被害がありません様に・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

テディ・ベアはガールハント

今日は文句無しに春らしくなりました。けど、朝は冷え込みましたよ。
最低気温は-1℃。薄氷が張って、霜柱も立ちました。
日中は15.5℃まで上がり、
当地でもやっとソメイヨシノが僅かにほころび始めました。

写真は庭の洋種山草花壇でのカット。
早春のテディ・ベアことビロウドツリアブです。
茶色のふわふわ毛で覆われていますが、このカットだとやや半逆光なので
スリム(っていうか案外見かけ倒し?)なボディラインが
すっかり透けて見えちゃってますね(笑)
ハチドリの觜みたいな口吻もよく目立ちます。

さて、このビロウドツリアブは男の子です。
左右の複眼が大きくてくっ付いてるのですぐに分かりました。
女の子は複眼がひと回り小さく、離れているので
慣れると簡単に見分けられます。

近くには大好きな蜜を貯えた春の球根植物が花を咲かせているのですが、
この個体はそんなものには見向きもしないで
花壇脇のノシバの一角で頑張っています。テリトリーを守っているのです。
すぐ脇には開花のピークを迎えようという
ラナンキュラス・フィカリアが沢山咲いていて、
これにやって来るメスをハントしようという作戦です。

そのためにはただメスを待っているだけではダメで、
ライバルとなる邪魔者は排除しなくてはなりません。
この個体はとても気合いが入っているようで、
ラナンキュラス・フィカリアを訪れるものなら
コハナバチであろうがヒラタアブであろうが
見付けるやすぐさま飛び立ち、徹底的に追い払っていました。

彼の努力の結果をぜひとも目にしたいとしばらく粘ったのですが、
今日のところはガールハントの成功を目にする事はできませんでした。
明日も頑張れよ〜!!(笑)

Biroudotsuriabu_1104

| | コメント (2) | トラックバック (0)

最初の一歩

昨日も今日もどんよりの曇天でしたが、昨日は空気が温かく、
今日は少し底冷えを覚えました。
花冷えという程花が咲いていませんが、ちょっとブルーな日曜日でした。
相変わらず余震も続いていて、震度5クラスこそさすがに減りましたが
震度3クラスは度々訪れます。
慣れてしまってコワいよりうんざりが先ですね(笑)

さて、そんな訳で写真も一昨日撮影のカットです。
今年もやっと昆虫の話題が出て来ました。
写真の昆虫はスズメバチ。スズメバチにもいろんな仲間がいますが
これは中でも最大のスズメバチ(=オオスズメバチ)です。
今の時期にこうして動き回っているのはまず女王と見て間違い無し。
だからよけいに大きくて迫力満点です。

一つの巣の直系が何年も続くミツバチと異なり、
スズメバチやアシナガバチは毎年新しい女王が身ひとつから
一年限りの新しい大家族を作り上げるので
春先に越冬から醒めた女王は巣を作る場所を見つけ出し、
必死になって最初の小さな巣を作るのです。

写真の個体ももう巣作りの場所は決まったようで、
巣材集めに何度も池の畔を訪れていました。
一カ所で適当に古い木材(池の堤の渡し木)と
ふんだんな水の両方が手に入る場所なので、都合が良いのでしょう。
早く働き蜂になる卵を安心して産卵する場所が欲しいので
とにかくもう一心不乱に巣材集めです。
ですから至近距離でカメラを構えても、威嚇行動一つしません。

夏に無敵の大軍団を構成するための最初の一歩は
こうして地道に始まっていました。

Suzumebachi_joou

| | コメント (0) | トラックバック (0)

女神降臨2011 -カタクリ-

・・・それでも春は歩みを進め、
それでも女神は降り立ちました。

可愛らしいピンク色も凛とした咲き姿も、去年と同じです。
時期だけは例年よりだいぶ遅いのですが、
これは空前絶後の悪夢を前にして
さすがの女神も躊躇していたに違いありません。

5年前に調子を崩してから咲かなくなってしまったすぐ隣の株も、
今年は久し振りに咲いてくれました。
一度は枯れてしまいそうなぐらいに小さく萎えてしまったのですが
毎年少しずつ再成長を続け、昨年は大きな1枚葉となったことで
ついに再び花開く力を蓄えた様です。

優しく微笑む様なこの花に、毎年春の元気を貰っています。
今年は例年以上に、薄紅色が目にしみます・・・

Katakuri110330

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »