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キャンディドゥム開花!

Candidum2011_1

また気温の落差がすごくて参ってます。
昨日が27℃で今日は16℃ですからね〜(汗)
でも気温の底は抜け出したようなので、
今日はほぼこれ以上下がらないみたいです。

さて、今日はただ今開花中のとっても珍しいランについての報告。この花は
シプリペディウム・キャンディドゥム(=Cypripedium candidum)です。
キャンディドゥムは北米原産のアツモリソウの一種で、
北米東部を中心にやや広範に分布しているのですが
アメリカもああ見えてまんべんなく人の手が入っているため
日本のアツモリソウと同様、自生地の消失や商業採取により
ほとんどの自生地で絶滅の危険にさらされています。

ただ、日本よりもずっと早くから無菌播種による人工増殖が行われているので
アメリカのアツモリソウは人工増殖が可能な種類については
自生に負荷をかけない苗の流通が一般的になっている様です。
今回紹介する株も、こうした人工増殖によるフラスコ苗なのだそうです。

自分の家で咲いているものですが、じつは私自身も初めて見る花。
この株は色々な経緯があって私の手元に届きました。
元々はお付き合いさせていただいているプリーダーの方が増殖したもので
ご厚意で(突然:笑)送っていただきました。

何とか無事開花に至ったものの、この植物の栽培に関しては
国内での事例が少なく、極めて情報不足の状態です。
ハッキリ言ってこのあとちゃんと栽培する自信など全くなし(爆)
これが最初で最後の開花となる可能性がかなり高い様に感じるので(笑;)、
この際きっちり画像資料を残しておこうと、
気合いを入れて撮影した次第です。

花の全体的なプロポーションは、
同国のシプリペディウム・パルビフィローラムによく似ていますが
唇弁が白いことと唇弁前端部の突出がより目立つ点が特徴です。
唇弁の内側には紅紫色の斑点列があり、これが光の当たり具合で
唇弁全体にうっすらとピンクを滲ませたような美しいフレアを作り出します。
唇弁の表面には少し光沢があり、まるでジェリービーンズのように
見えるのですが、写真では上手く捉える事が出来ませんでした。
いずれにしても今まで見たシプリペディウムにはない印象の花です。
北米には他に本種によく似たモンタヌム(=Cypripedium montanum)
という種類もありますが、これも大変美しい花であるとか・・・

株全体に目をやると
天に向かって立ったまま、あまり平開しない葉が印象的です。
これも本種の特徴だそうで、花もまだ伸び出したばかり見たいな状態なのに
ひょこっと隙間から飛び出して開花しました。
開花中もぐんぐん伸びているので、
開花時の高さは12センチちょっとだったのに、開花4日目の今日は
17センチになっていました。まだもう少し伸びそうです。

パルビフローラムも同様ですが、唇弁の形状を見ると
「レディース・スリッパ」という英名がとてもピンと来ますね。
白いから角度によってはちょっとトイレっぽいかな(笑)
とても気に入ったので、また来年も花を見られる様に
頑張って栽培しなくちゃですね・・・(笑)

Candidum2011_2

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