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ヒドラ発見!

さくら上池はたくさんの生物種に利用してもらえる様、
小さな面積の中になるべく多様な環境を存在させるべく設計してあります。
それらの環境は概ね「こんな生物が利用できる様な・・・という」
モデル生物を想定して考えられたものなのですが、
当然ながらその目標に近づけば近づくほど、
こちらの想定を越えた生物を観察する事が出来ます。

最近、池のポンプアップからの流れに
写真の白っぽい半透明な生物が多く見られる様になりました。
淡水性の刺胞動物、ヒドラです。
ヒドラはすごーく大雑把な言い方をすると
淡水性のミニイソギンチャクみたいな生物で、
円筒形の胴体の基部に体を固定する足盤、
先端部に放射状の触手を持っています。
触手にはイソギンチャク同様刺胞と呼ばれる麻酔銃の様な器官があり、
これでミジンコなどの動物プランクトンを捕まえて食べます。

面白いのはその増殖法で、有性生殖もするのですが
通常数を増やす方法はもっぱら植物の栄養増殖のようなもので、
胴体の中央付近から「出芽」して子どもが出来、やがて母体から分離します。
写真の中にも2つ出芽しているものや1つだけ出芽しているもの、
そして親から分離したばかりと思われる小さな個体も見られますね。

体長は親でも7〜0ミリほどしかありません。
一緒に写っているニホンアカガエルのオタマジャクシとくらべると、
いかに小さいかが分かると思います。

子どもの頃、科学雑誌や図書館の本で知り、
いつかはその姿を自分の目で見てみたいと思っていた生物が
プラナリアとこのヒドラでした。
プラナリアの方は通っていた高校の校舎裏の側溝にいっぱいいたのですが、
ヒドラを見たのは今から10年程前の事です。
私が本で見たヒドラはちょっとオレンジがかった色でしたので
そういうものだと思っていたのですが、
今まで見たヒドラはすべて今回の写真の様な青白い個体ばかりです。

池の流れの部分には、よく見るとかなりの個体数が確認できました。
流れがあるとエサが流されてくるので、都合が良い場所なのかも知れません。
今まで池からの排水路では見た事があるのですが、
池での発見は今回が初めてです。
イソギンチャクがいるのなら、クラゲの方も見てみたいなあ・・・
じつは、やはり淡水性の「マミズクラゲ」なる生物も存在するのですが、
残念ながらさくら上池ではまだ見た事がありません。
自然博物館の無脊椎担当のI先生は
「さくら上池にはいる可能性が高いと思います。ただ、浮遊生活にまで
行かないままの生活環で完結する事も多いので、気が付かないだけなの
かも知れませんよ。」とのこと。
う〜む・・・マミズクラゲ、いるものなら是非見てみたいものです。

Hidora1105

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コメント

ヒドラ、発生しちゃってますね~。
うちでも過去に2度ほど水槽内でヒドラが大発生しちゃいました。
原因はブラインシュリンプを稚魚にあげてたからなんですが、
最初はおもしろいなぁって思って駆除しなかったら
水槽内一面に広がってしまって・・・・・・・。
速攻でホルマリンを投入して消えてもらいましたよ~。
その時のヒドラは肌色っぽいものと緑色の個体がありました。
緑のってもしかしてなんか他の微生物と
共生していて光合成でもしてるのかなって
思いましたよ~。
なんかおもしろいですよね。

ミミズクラゲ・・・・・私も是非見てみたいものです。

投稿: こー | 2011年5月 8日 (日) 11時35分

あ~!!

ミミズクラゲ ×
マミズクラゲ ○ っす。(自爆)

投稿: こー | 2011年5月 8日 (日) 11時36分

こーさんどもっす!
私も以前ゲンゴロウの水槽に大発生という経験があるのですが、
あれはいったいどこから来たんだべと非常に不思議でした。
でも、その時の個体も白いヤツでした。
こーさん緑色の見たんですか!?いいな〜・・・
それ藻類が体内共生する種類ですよねー。
そういうのもいるとは聞いていましたが、私は見た事無いです〜
見てみたいなー!!

マミズクラゲも見てみたいな〜。プラナリアはさっき排水路を
懐中電灯で照らして水虫観察していて見付けました。
18ミリぐらいある大きいヤツでしたよん。
あ、ミミズクラゲも見てみたいなー・・・いるのなら(返爆!)

投稿: ぐりお | 2011年5月 9日 (月) 00時10分

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