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2011年8月

池の晩夏2011

Ike2011banka

Ike2010aug

台風12号が近づいていますね。
予報円のどちらの端っこを通ったとしても、本州上陸は間違い無さそうです。
せめてこれ以上発達せんでくれ〜っ(祈!)

その余波というか前兆というか、今日の当地は台風に刺激された前線が
幾度も通り雨を連れて来ては晴れる・・・という変なお天気です。
気温は朝からここ数日のうちでは高めですが、
夕方を前にして一気に蒸し暑さが増して来ました。
しかし、昨年にくらべたら地面はちゃんと湿っています。

月一定点撮影でもご覧の通り。
上が今日の状況、下が昨年の8月28日のものですが、
明らかに今年の方が潤っていて、植物もいきいきしています。
昨年は徹底的な猛暑でしたが、
今年は猛暑期間と低温期間が交互にやって来ましたね。
「節電」を考えるとずっと暑いままよりは助かりましたが、
気温の変動幅が大きいせいか、体長をくずされた方も多かったみたいです。

池も晩夏の気配が見えて来ました。
今年初めて起きた白濁現象はまだ見られますが、この白濁は池の動植物には
何の悪影響もなかったらしく、むしろメダカもミナミヌマエビも
恐ろしく数を増やしました。
それに伴い、クロスジギンヤンマやショウジョウトンボの幼虫(ヤゴ)も
非常に多く見られます。ちょっと多過ぎるんじゃないかと心配な位です。
ゼニタナゴは、特に成熟の早いオスでは婚姻色が目立って来ました。
メスも卵巣が発達し、上から見るとぽっこりメタボ体型(笑)
もう少しで繁殖シーズンに突入です。

池と言えば、スイレンをどうにかせにゃあ・・・
ジュンサイがジュンサイハムシにやられていることもあり、
完全に勢力が逆転しています。
昨年も一度秋口に除去したのですが、勢いがいいので
思い切ったコントロールが必要ですね。

池の周りではオミナエシの黄色い花が目立っています。
こちらも例年になく花付きがいいようです。
画面の右端に見えるオミナエシに、
先日アップしたハラビロカマキリがまだ健在です。

今度の台風が過ぎ去ったら、
少し遅れていた夏の水草除草を行おうと思っています。
池に流れ込んだり落ちたりして溜った栄養分を、
森に返してあげましょう・・・

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指定されちゃった

みなさん、国内希少野生動植物種って聞いた事あります?
絶滅のおそれのある希少な動植物の種の保存に関して法で定めた
「種の保存法」により保護が規定されている野生動植物種の中で、
国内に生息し、特に人為的な影響により絶滅の危険性が高い種類について
その取り扱いが細かく規制されている希少種のことです。

この国内希少野生動植物種について
担当省庁である環境省において指定種の追加が検討されて来たのですが、
今年の4月1日よりその追加種についての法の施行が始まりました。
じつは、私が継代飼育しているマルコガタノゲンゴロウも
この対象となってしまったのです。

国内希少野生動植物種に指定された種については
一切の捕獲、採取、殺傷、損傷が禁止されているだけでなく
販売、譲渡、購入、借用も原則禁止です。
一見、「外来生物法」の禁止事項によく似ていますが
目的は「外来生物法」では拡散の防止・・・ですから真逆ですね。

で、この国内希少野生動植物種ですが、飼育の禁止は明記されていません。
しかし、販売や譲渡が禁止されているわけですから
これから飼育をはじめたいと思っても実質不可能という事になります。
では、私のように既に飼育をしている場合はどうなのでしょうか?

特に明記されていないので規制の対象にはならないと解釈したのですが、
心配なので環境省自然環境局野生生物課のN氏に直接問い合わせてみたところ
やはり既に飼育されている個体の継続飼育については問題無しとのこと。
ただし、血が濃くなったのでクロスシブリングしたい・・・なんて思っても
それは個人では許されません。
研究目的の公的な機関の取り組みとして行うなど、
許認可の範疇でしか実行できないそうです。

実際、生息地の破壊・環境悪化とならんで生き物を追い込んでいるのが
売買目的の捕獲採集圧ということみたいですね。

それにしても、国内希少野生動植物種に指定されている昆虫は15種類。
なんとそのうちの4種類がゲンゴロウのなかまです。
昆虫全体の種類数からしたら、15分の4というのはスゴい高比率です。
ゲンゴロウのなかまがそれほど崖っぷちにいるということなのでしょう。
我が家では今年も既に20個体あまりの新成虫が羽化しましたが、
今後は水槽飼育だけでなく、池の一部を仕切ってより自然に近い状態で
繁殖させてみたいと思っています。

Maruko1108


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花蟷螂?

昨日も今日も秋を思わせる空気。
特に朝晩のヒンヤリ感は、
夏もすっかり背中を見せてるなあって感じでした。

アオマツムシやクツワムシも賑やかになってきて、
ほっと一息つきつつ、ちょっと心残りな気分もあったりして・・・
あ、でも数日前から庭でも近所でもクマゼミの声が響いています。
個体数は少ないのですが、やはり存在感がありますね。
もうほぼ定着したと見てよさそうです。

写真はハラビロカマキリ。
あと一回の脱皮で成虫になる青二才です(笑)
とっついているのはオミナエシの花で、
樹上性のハラビロ君にしては低いところにいますね。
どちらかというとここはオオカマキリのポジションです。

しかし、ここはだまっていれば獲物が次々にやってくるおいしい場所。
おそらくすっかり味をしめてしまったものと思われます。
そう言えばこの個体は、ちょっと黄色味が強い体色で、
オミナエシの花とまでは言いませんが、
花序の枝状の部分にすごく似た色をしています。
ハナカマキリにでもなったつもりでしょうか?

しかし、あまり安心しきってしまわないようにご用心!
オミナエシの花には、同じ目的で必ずオオカマキリがやって来ますから・・・
鉢合わせしたら、ちょっと勝ち目は無さそうです(笑)

Ominaeshiharabiro


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朝露で朝食 -ヒメキマダラヒカゲ-

先週出掛けた入笠山では
ふだん身近にいないチョウをたくさん見ることが出来ましたが、
写真のヒメキマダラヒカゲもそのひとつ。
庭のクヌギに大挙してやって来るサトキマダラヒカゲに雰囲気は似ていますが
ちょっとスリムでシンプルです。

それほど標高の高くない山でも見かける事があるチョウですが、
このチョウは高山に近いところほど色が濃くなる傾向があって、
入笠山くらいの山になると低山のものより
模様のコントラストが強くなります。

今回の訪問では今までになく個体数が多く、
登山道や湿原の歩道のいたるところにいるので
ほとんど移動中はこのチョウを見っぱなしの状態でした。
日中は花に吸蜜に来ているところを見かけましたが、
朝の登山の際に、登山道に露出した岩にとまっている個体が目立ちます。
よく見ると朝露に濡れた岩の表面を舐めているようです。
おそらく岩から溶け出した微量のミネラルを摂取しているのだと思います。
花の蜜ほど美味ではないかもしれませんが、
大切なサプリメントなのでしょう。

撮影した岩は登山道の真ん中にデンと座っているので
多くの登山者が登り降りの際に手を掛けるポイントですが、
みなさんこの小さい住人の食事に気付き、遠慮がちに通っていました。
やさしい人ばかりでよかったね・・・(笑)

Himekimadarahikage

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花瓶で咲いた!

にわかに暑さが戻って来ましたが、昨日の低温には驚かされました。
いくらお盆を過ぎたとはいえ、まだ8月だというのに最高気温が21℃!
セミも鳴きませんでした(笑)
今日の暑さは覚悟の上でしたが、昨日までのギャップと
湿度が高いのにちょっと苦労しました。

写真は幽玄な夜の花としてお馴染みのカラスウリ。
でもこれ、花瓶に挿したものなんです。
私自身は花瓶で蕾が開くような花だとは思っていなかったので
少々驚いています。
まあ、いまひとつダレた感じにはなっていますが・・・(笑)

これは家人が薮からぶら下がっているのを手折って来たもので、
その数日前に子どもとカラスウリの花の話をしていたので
おそらく見せようと思って持ち帰ったのだと思います。
ところがその日も次の日も、蕾は開かぬまましぼんでしまいました。
どうして咲かないのだろうと話している母子を何となく脇目に見ながら
「ひょっとして暗いところに置いてるから、
夜が来たと認識できてないんじゃない?」と何の根拠も無い事を
つい口に出してしまったところ、そうかもしれないという事になり
それまでよりもかなり明るい室内に移動しました。

その効果なのかどうかは全く分かりませんが、
カラスウリは咲いてくれました。
最初はくしゃくしゃのレースがほどけるように広がる様は、
やはり幽玄ですね。
子どももそれなりに感動した様です。
この花と契約しているスズメガの話をしてやると、
今度はそれがやってくるところを見たいとを言い出しました。
でも、それは花瓶では無理ですね。

じっくり腰を据えたカラスウリのナイトウォッチング。
機会があったら是非私もやってみたいと思いました。

Karasuuri_hana

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2輪咲かせちゃった(笑)

昨日も今日も全くどうしちゃったのかって位の涼しさ!
で、このあとまた暑さが戻るらしいですね。
とにかく中間がなくて困ります。
私の周囲にも体長をくずしている人が多いです。
みなさま大丈夫ですか?
私自身もだるかったり偏頭痛に悩まされたりしています。

さて、このところゆっくり温室に入るゆとりが無かったのですが、
そうこうしているうちにせっかく咲いてくれた花を見逃してしまいそうです。
写真の花も、もうひと月近く前から咲き続けてくれているのに
ゆっくり愛でる時間がありませんでした。
この花は過去にも何度かアップした原種洋ラン、
パフィオペディルム・ニベウム(Paphiopedilum niveum)です。

この蝋細工の様な白い花が大好きなのですよ〜・・・
株の負担を考えたら普通は1輪しか咲かせないところでしょうが、
ついつい2輪咲かせちまいましたー(笑)
でも横向きの2輪目は下顎片を温室に忍び込んだセスジツユムシに
ちょびちょびっと齧られてしまいました。
大好きな花なのに今日になってようやくじっくり対面できました。
でももうそろそろ咲き終わりです。
明日は花を切って小さなフラスコに差そうかと考えています。
また来年も咲いてねー・・・

Paphniveum1108

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久し振りの入笠山2

Nyuugasa_fumoto

久し振りの入笠山訪問ですが、残念ながらたった1泊2日のとんぼ返りです。
昨日は午前中に下山し、苦手な(笑)都心部を避けて、
佐久〜高崎〜太田〜館林と経由し、茨城に戻って来ました。
旅行の2日間はそこそこの好天だったものの、
雲が多くて高い山の展望は一切望めなかったのがとても残念。
しかし、一夜明けてみると久し振りの雨の一日でしたから、
ラッキーと言えばラッキーだったのかもしれません。

入笠登山では、景色こそ望めませんでしたが
かつて見慣れた花たちが変わらぬ可憐な姿で出迎えてくれました。
時期が中途半端だったのでちょいと微妙な咲き具合ではありましたが(笑)

しかし、マナスル山荘の奥様に伺ったところ、一時期はシカの食害で
花が大打撃を受けたのだとのこと。
年々深刻になる被害に、ついに山頂一帯に向かいルートに、
シカよけのネットを回すというシカの締め出し作戦が実行されました。
そういえば登山道の途中に二段階のネットのゲートが設けられていました。
その甲斐あって花の数も回復傾向とのことですが、
本当の意味でのシカとの折り合いはついていない訳で、
保護エリア以外の植物のリスクはある意味かえって
高まったのかもしれません。

上の写真は山頂から見た麓の鳥瞰です。
だいぶもやっとしていますが、昨日の気象条件ではこれが精一杯。
町並みの向こう側のせり上がりがそのまま八ヶ岳の裾野という訳ですが、
この上にそびえる連峰は残念ながら望めませんでした。
しかし、今回初めて訪ねた息子は
入笠山を大そう気に入ってしまった様なので、
リベンジの機会もそう遠くないかもしれません。
その時は天体観望も満喫したいものです。

Flower_of_nyugasa

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久し振りの入笠山1

Kujakuchou110817

早朝に自宅を出発。長野県南東部の入笠山に出掛けました。
入笠山は標高が1955メートルと、2000メートル以下の山ですが、
なんと山頂にほど近いところまでマイカーで辿り着ける山なんです。
車で行ける最高標高地点には数件の宿泊施設があり、
山頂までは概ね20〜25分でひょいと登れます。

そんなお手軽な入笠山ですが、じつは周囲の名峰を眺めるのに
最適の山でもあります。
富士山はもちろん、南アルプス連峰、八ヶ岳連邦、
遠くには中央アルプス、そして北アルプスまで望めます。

じつは高校時代から何度となく訪れているのですが、
高校時代は天体望遠鏡を担いでの登山。
そう、ここは天体観測のメッカでもあるのです。
今回宿泊するマナスル山荘新館も立派な天体観測ドームをはじめ
充実した天体観測の機器・設備を持ったそのスジでは著名な山小屋です。

もっとも今回は特にこれといった目的があった訳ではなく、
久し振りの入笠山を楽しみたいという程度です。
まあ、少し避暑の意味合いもあったのですが、これはやはり期待はずれ。
山の上でも25℃を超え、標高ほどには涼しくありませんでした。

でも、期待していたチョウにはちゃんと出会えました。
上の写真の美しいタテハチョウ、クジャクチョウです。
関東平野でお目にかかる事はまずありませんが、北国ややや高い場所では
なんちゅう事ない普通種です。
でも、久し振りに見たその姿は、やはり目が覚める様な美しさでした。
これ見ただけでもう目的の半分は達成したようなもの。

撮影したのは車で走れる登山道の途中にある大阿原湿原です。
小さな湿原ですがここがまた大好きな場所でして・・・
でも、久し振りに出掛けた湿原は立派な木道が整備されていて驚きました。
一瞬古びた木道にはり付いていたモウセンゴケが心配になりましたが、
オオミズゴケの中に点々と健在。安心しました。

Mousengoke110817

Ooabarashitsugen

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また撮り逃した!

毎日30℃超えですが、今日は35℃にまでは達せず・・・でも辛い(笑)
特にここ1週間は夜間の気温が下がりません。
熱帯夜はあと何日あるのでしょう・・・

写真は庭の木陰でそっと咲いていたトリカブト。
もう一週間以上前に開花していたのですが、
何となく忙しいのと暑さに負けた(笑)せいで、
一番いい時を写真に収める事が出来ませんでした。もはや終わりかけです。
じつは去年もそうだったんです。

このトリカブトは去年の春先にいただいたもので、去年が初開花。
その時は庭の環境に馴染みきれず、やっと咲いた感じの数輪きりでした。
で、きっともう花を見る機会も無いだろうから、
しっかりと撮影してあげなくちゃ・・・と思いつつすっかりの撮りそびれ。
そしても今年もこの体たらくですから、花に申し訳ありません。

このトリカブトは、当ブログにいつもコメントを下さる「こーさん」から
いただいたもので、じつは種類がよく分かりません(笑)
だから栽培法もきっちり把握している訳ではないのですが、
何しろ北海道のこーさんのお庭にあった野草ですから、
こちらで上手く行く可能性はきっとすご〜く低いだろう・・・
なんて諦め気味の栽培だったんです。
実際、昨年は9月早々に地上部が消えてしまい『やっぱりなぁ〜」と
ため息をついていました。
ところが今年の春、意外にも去年より大きな芽を出してくれたので
期待を持って成長を見ていました。
そしたらこの猛暑のさなか、きっちりときれいな花を見せてくれました。

これは想像なんですが、おそらくこの花は適地で栽培すれば
もっと濃いブルーの花を咲かせるのではないかと思います。
青系統の花は暖地栽培でだいたい花色が褪せてしまいますから・・・
まあそれでも、本当によく暑さに耐えて咲いてくれました。感謝!

それにしても、もともと野生種のようなので、
種類は知りたいところです。
こーさん、やっぱりわかりません?

Torikabutosp

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夏キノコ


Tamagotake

暑い日がまだ当分続きそうな上に、
当地はしばらく雨に恵まれずにいます。
しかし、この間までの戻り梅雨の余韻が残っていて,
地面はまだカラカラというほどではありません。

先日「親子水のたんけん隊」で出掛けた筑波山麓も
雨は少なめでしたが湿気はたっぷり!
おかげでここそこに沢山のキノコを見ることができました。
キノコというと秋のイメージが強いですが、
実際は夏に出る種類も少なくありません。
たいていは地味な褐色系ですが、
中にはワクワクする様なカラフルな種類も見られます。

上の写真は夏の赤いキノコの代表、タマゴタケ。
マットな印象のすっきりした傘の表面と朱赤からオレンジに滲む
美しいグラデーションは、一度覚えたら忘れない鮮やかさです。
このキノコ、食べられます。
でも、写真の様に傘が開いてしまったものは
臭いが悪いだけでなく味もダメダメ。
残念ですが、目で楽しむしかありません。
こんな赤いキノコがなぜ「玉子茸」?とよく聞かれますが、
この名はまだ傘が開く前の幼菌の頃の姿に由来します。
じつはタマゴタケの足元には破れた白い袋の様な部分があるのですが、
小さい頃はこの白い袋にすっぽりと包まれていて
その様子が地面に埋め込んだ玉子のように見えるので「玉子茸」。
最高に美味しいのもその頃なのですが、これがなかなか見つからない(笑)

下の写真はタマゴタケの近くで見つけたもう一つの食べられるキノコ、
ムラサキヤマドリタケ。
こちらは写真の状態でもまだ食べごろで、
数もタマゴタケよりずっと多かったです。
うふふ、こっちはこっそりお土産にしちゃった(笑)
けっこう獲れました。

このキノコは最近まで知らなかったのですが、
ブログリンクもしている友人のmushizuki氏に教えてもらって以来
やたら目に付くようになったキノコです。
僅かに見つかる事よりも、出るときは数が見つかるキノコみたいです。
ちょっとダークトーンですけど、これもきれいなキノコですよね。
夏のキノコは見分けがややこしいのも多いので注意が必要ですが、
この2種は覚えてしまうと良く分かる種類です。
みなさんのお近くにも生えているかもしれません。

Murasakiyamadoritake


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アオコ再来!

Aoko1108102

ムシ暑いですが、全く雨が降りません。
ここから30キロあまり北の石岡市では、
今日115ミリの雨を記録したそうです。これはまたこれで大変!
当地と半分こしたいものです(って、半分こでも50ミリ以上ですね!)

昨日コメント欄にちらっと書きましたが、
この間までの戻り梅雨から猛暑に転じた途端、
霞ケ浦の土浦港でアオコがえらいことになっています。
土浦港はJR常磐線の土浦駅に至近。
駅の東口ロータリーでも、そのアオコの腐敗臭は充分感じられました。

13年振りの大発生との事ですが、
13年前の大発生の時より状況は深刻な気がします。
私個人としては、霞ケ浦の水質もアオコ問題も最悪だった、
あの昭和57〜58年頃の惨状を思い出させるものでした。
もちろんあの頃にくらべれば部分的で規模は小さいですが・・・

それでも現象としては当時と同じ。
南風に吹き寄せられた超高濃度のアオコは
水中の酸素を大量に消費しつつ、船溜りで一斉に枯死・腐敗!
ほぼコールタール状といってもいい位のとろみがついた水面は
黒板みたいなダークグリーンになっています。

昨日は土浦市主催の水環境学習プログラム「親子水のたんけん隊」の
講師を務めたのですが、やはり全ての参加者が
この匂いのスゴさに鼻・口をふさいでいました。
特に子どもたちにとっては、このアオコの経験は初めてな筈。
学習以前に霞ケ浦に強い拒絶反応を持ってしまわないかとても心配です。

これ、人間の片手落ちなコントロールの結果、瀕死になった湖の悲鳴です。
湖岸、底泥、出入水、漁業種苗管理、排水、生態系・・・
これまでの霞ケ浦の管理の結果、
あらゆる面で湖の自浄能力はそぎ落とされ、殺されてしまいました。
すべて人間のした行為の結果です。
そして、霞ケ浦の周辺には、この水を濾して水道水として使っている
多くの人が生活しています。
いろんな矛盾をはらんだこの湖に、
ゼニタナゴが里帰りできる日は来るのでしょうか?
う〜ん・・・・・・

Aoko1108101

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アゲハ天国

いってもせん無いことですが、暑いですねっ・・・(笑)
世界同時株安の不安がちらつく中、¥と気温だけは高い高い(笑;)
いろんな意味で心配が尽きません。

こう暑いとさすがに日中は、昆虫たちの動きも鈍ります。
特にお昼過ぎから午後3時を回るまでは一休みする虫が多いみたい。
池の周りのクヌギの下では、暑さを避けて枝先にとまったり
ゆっくりとはばたいて木陰を移動する大型アゲハが目立ちます。
こういう個体の多くは翅が多少傷んでいて、
鱗粉も褪せ気味の老成個体です。
同時刻でも元気に日向を飛び回る「若いもん」を尻目に
マイペースな昼下がりを過ごしています。

写真のチョウもそんな個体の1匹です。
黒いアゲハの中では模様がハデ目な、北上蝶ナガサキアゲハのメスです。
このチョウは模様に関してはメスの方がハデで、オスは無地。
しかし、無地の地色が黒ではなく深いネイビーブルーなので、
地味とも決めつけられない個性的なお洒落と言えるのかな・・・

このメスもご多分に漏れず年季の入った翅をしていましたが
チャームポイントはそれほど欠損が無いので
羽ばたいているとそれほどボロには見えませんでした。
当地最大のモンキアゲハには一歩譲りますが、
かなり大きくて立派なチョウです。

近くにはこのほかにクロアゲハ、オナガアゲハ、ジャコウアゲハが
やはり同じように涼んでいました。
じっとしているとどこにいるか気付かないのですが、
私の接近に一匹がふわりと飛び立つと近くの数匹が同調して舞い上がり、
薄暗い樹下になんとも幽玄な雰囲気が漂います。

そんな彼等も気温が下り坂に差し掛かると、
木陰を飛び出して再び元気に舞い飛びます。
ですから夕方前と午前中は、庭全体が賑やかなアゲハ天国。
今日もアゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハ、ナガサキアゲハ、
ジャコウアゲハが同時に見られました。
時にはこれにカラスアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハが加わります。
今、彼等のためにコオニユリとヤマユリを増産中。
じつはもっともっとたくさん呼んでみたいと思っているのです(笑)

Nagasakiageha1108

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メスは不在に

もの凄く湿度が高い毎日なのですが、
待機が不安定ときく割に、当地ではまとまった雨にはなっていません。
湿気があるので地面の乾燥はそれほど急激に進んでいませんが、
夜温をい下げる意味でもちょっとひと雨欲しいところです。

写真は庭のいつものカット。♯6番クヌギの様子です。
オスのいない昼間の酒場で、うるさいカナブンを気にする様子も無く
メスがゆっくりと樹液にありついていました。
メスを見かけたのは一週間振りくらいでしょうか。
このところカブトムシのオスが毎晩騒がしいのですが、
メスの姿が一時的に少なくなっています。
きっと交尾を済ませ、みな腐葉土に潜って産卵しているのだと思います。

今日は筑波山麓で「昆虫ナイトウォッチング」の講師でしたが、
かの地でも樹液、灯火トラップを問わず
見られたカブトムシはオスばかりでした。
カブトムシの夏は、早くも来年に向けた締めくくりに入りつつある様です。
ちょっと寂しい気がしますね。

でも、ツクツクボウシはまだ聞いていません。
春から続く昆虫ダイヤの遅れは、まだ影響が残っています。
ツクツクボウシ、そしてアオマツムシが鳴き始めるまで
あともう少しです。

Kabutomesukanabun


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偶然かな?

Shouryou_chasuji

むしぃ〜っとした暑さが徐々に戻って来つつあるようですね。
しかし、今日もエアコンは使わずに我慢できました。
でも、どうやら今日までかな・・・(笑)

子どもが夏休みの自由研究で、埋土種子について調べています。
その一環で、環境別に1メートル四方の調査区を設け、
その中だけ草刈りをまめに行い、草の生育の状況や種子発芽について
周囲の植生とくらべてみる・・・というのをやっているのですが、
その調査区の一つが我が家の前の道路脇の空き地。
ここは本来セイタカアワダチソウが優占する草地群落なのですが
実験の草刈りによって1メートル四方だけ、
見事にエノコログサ優占の群落になっています。

この空き地にはショウリョウバッタが沢山住んでいるのですが、
調査時の観察で、たった1メートル四方の調査区内に
5匹のショウリョウバッタがいることを確認しました。
そして、その全てが茶スジ型とよばれる明るい褐色の筋模様の個体でした。
上の写真がそれです。

ところが、隣接区で計23匹のショウリョウバッタを確認したところ、
その殆どが草と同じ明るい緑色をしたいわゆる緑色型(下の写真)で、
茶スジ型はわずかに2匹のみ。しかも、その2匹は調査区に接する
ギリギリのあたりにいた個体です。

茶スジ型は調査区のエノコログサ群落を選択している???
そう思いたくなる結果でした。
以前、茶スジ型は葉の細いイネ科群落の中でよりカムフラージュ効果を
発揮する・・・と聞いた事がありましたが、これってそういう事?
でも、ハッキリ言って茶スジ型の方が目立って見つけやすかったです(笑)

しかし秋になって草の色が変化し始めたら、確かに「イネ科群落に茶スジ型」
という構図が最大カムフラージュ効果を発揮するのかもしれません。
今回の結果だけで結論は出せませんが、
なんか単なる偶然とは思えない結果でした。
今後も注視してみたいと思います。

Shouryou_ryokushoku

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盛夏の薄紫

盛夏といっても、あと4〜5日で暦は秋ですね。
今日もまだ気温は低めでしたが、夏らしさはだいぶ戻って来ました。
今日は庭でミンミンゼミが鳴きました。
近所では先週から鳴いていましたが、庭では今年初です。
ニイニイ、ヒグラシ、アブラに続いて4種類目のセミとなりますが、
ここまで来ると次はツクツクボウシの番ですね。
あれが鳴き始めると夏休みも残りの方が少なくなって来ますよね。
子どもには「要注意だぞ」と言ってあります(笑)

今日の写真は庭のオオバギボウシの花。
じつは若い花序を真上から見るとなかなか美しく、
それを撮りたかったのですが、ちょっと撮りそびれているうちに
花が咲いてしまいました。

筒状の先が6裂した花は、おちょぼ口みたいですね。
このフォルムだけでどうしても控えめな花に見えてしまいます。
しかし、基本的な花の構造はちゃんとユリ科らしい特徴を備えていて、
蜜の味もユリのそれと似通っているのか、クロアゲハがしばしば訪れます。
写真の花は薄紫ですが、庭に数株ある中には
ほとんど白に見えるものもあります。

オオバギボウシはそもそも食用として庭植えしました。
ご存知の方も多いと思いますが「うるい」の名で呼ばれる
この植物の若芽はクセが無く、用途の広い山菜です。
株が殖えたら毎年いただこうと目論んでいたのですが、
これが思いのほか殖えない・・・(笑)
なんでかなあ・・・まあ思い当たると言えば、
我が庭はオオバギボウシにとって少々乾き気味の環境かなって事ぐらい。
よく似た(っていうかほぼ同じ)園芸植物のガーデニングホスタは
放って置いても実によく殖えるんですけどね〜。

それにしてもオオバギボウシの薄紫は爽やかな品がありますね。
この時期庭のあちこちにアキノタムラソウやカワミドリなど、
薄紫の野草が咲いているのですが、それらとはひと味違う色合いです。
ヘメロカリス属みたいに、この花も食べられるかな・・・(笑)
この色をいかして調理できたら、涼しげな一品になりそうなのですが。

Oobagiboushi1108

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クロ参入!

とりあえず先週いっぱい続いた雨模様には一区切りついたのですが、
気温がまだ戻っていません。
今日の最高気温は26.5℃。最低気温に至っては20℃でした。

庭のクヌギの樹液が雨でだいぶ流されてしまったのですが、
ここ数日で少しずつ復活し、虫たちの賑わいも戻りつつあります。
写真は今日の夕方のカット。まだ日没までは間があるやや強い西日が射し、
カナブンの背中が輝いています。

上と下の個体は緑色味が強いですが、アオカナブンではありません。
ふつうのカナブンのやや緑色系個体。
今年はアオカナブンをあまり見かけていません。
いつもは庭のこのクヌギにも来るのですが、今年は未確認。

右の艶のある黒い個体は、昨日から姿を見せ始めたクロカナブンです。
ほかのカナブン類より一足遅れて登場する種類なので、
子どもの頃はこいつを見ると
夏休みの宿題に手をつけていない・・・という焦りがこみ上げて来る
ちょっと悩ましい昆虫でした(笑)
クロカナブンの登場は、クヌギ酒場も
いよいよターニングポイントに差しかかった事を告げています。

ここ数年すごく気になっているのが、
この集団の中にシロテンハナムグリの姿が全く無いこと。
以前はカナブンよりも普通種で、こちらの方が多いぐらいでした。
朽ち木や朽ち木混じりの腐植を食べるほかのカナブンと異なり、
シロテンハナムグリは畑や花壇の土でも見つかるありふれた種類でした。
何で減ったのか皆目見当がつきません。
でも、いないのはやはりさびしいものですね。

Kanabuns110801

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