アオコ再来!
ムシ暑いですが、全く雨が降りません。
ここから30キロあまり北の石岡市では、
今日115ミリの雨を記録したそうです。これはまたこれで大変!
当地と半分こしたいものです(って、半分こでも50ミリ以上ですね!)
昨日コメント欄にちらっと書きましたが、
この間までの戻り梅雨から猛暑に転じた途端、
霞ケ浦の土浦港でアオコがえらいことになっています。
土浦港はJR常磐線の土浦駅に至近。
駅の東口ロータリーでも、そのアオコの腐敗臭は充分感じられました。
13年振りの大発生との事ですが、
13年前の大発生の時より状況は深刻な気がします。
私個人としては、霞ケ浦の水質もアオコ問題も最悪だった、
あの昭和57〜58年頃の惨状を思い出させるものでした。
もちろんあの頃にくらべれば部分的で規模は小さいですが・・・
それでも現象としては当時と同じ。
南風に吹き寄せられた超高濃度のアオコは
水中の酸素を大量に消費しつつ、船溜りで一斉に枯死・腐敗!
ほぼコールタール状といってもいい位のとろみがついた水面は
黒板みたいなダークグリーンになっています。
昨日は土浦市主催の水環境学習プログラム「親子水のたんけん隊」の
講師を務めたのですが、やはり全ての参加者が
この匂いのスゴさに鼻・口をふさいでいました。
特に子どもたちにとっては、このアオコの経験は初めてな筈。
学習以前に霞ケ浦に強い拒絶反応を持ってしまわないかとても心配です。
これ、人間の片手落ちなコントロールの結果、瀕死になった湖の悲鳴です。
湖岸、底泥、出入水、漁業種苗管理、排水、生態系・・・
これまでの霞ケ浦の管理の結果、
あらゆる面で湖の自浄能力はそぎ落とされ、殺されてしまいました。
すべて人間のした行為の結果です。
そして、霞ケ浦の周辺には、この水を濾して水道水として使っている
多くの人が生活しています。
いろんな矛盾をはらんだこの湖に、
ゼニタナゴが里帰りできる日は来るのでしょうか?
う〜ん・・・・・・
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