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クロ参入!

とりあえず先週いっぱい続いた雨模様には一区切りついたのですが、
気温がまだ戻っていません。
今日の最高気温は26.5℃。最低気温に至っては20℃でした。

庭のクヌギの樹液が雨でだいぶ流されてしまったのですが、
ここ数日で少しずつ復活し、虫たちの賑わいも戻りつつあります。
写真は今日の夕方のカット。まだ日没までは間があるやや強い西日が射し、
カナブンの背中が輝いています。

上と下の個体は緑色味が強いですが、アオカナブンではありません。
ふつうのカナブンのやや緑色系個体。
今年はアオカナブンをあまり見かけていません。
いつもは庭のこのクヌギにも来るのですが、今年は未確認。

右の艶のある黒い個体は、昨日から姿を見せ始めたクロカナブンです。
ほかのカナブン類より一足遅れて登場する種類なので、
子どもの頃はこいつを見ると
夏休みの宿題に手をつけていない・・・という焦りがこみ上げて来る
ちょっと悩ましい昆虫でした(笑)
クロカナブンの登場は、クヌギ酒場も
いよいよターニングポイントに差しかかった事を告げています。

ここ数年すごく気になっているのが、
この集団の中にシロテンハナムグリの姿が全く無いこと。
以前はカナブンよりも普通種で、こちらの方が多いぐらいでした。
朽ち木や朽ち木混じりの腐植を食べるほかのカナブンと異なり、
シロテンハナムグリは畑や花壇の土でも見つかるありふれた種類でした。
何で減ったのか皆目見当がつきません。
でも、いないのはやはりさびしいものですね。

Kanabuns110801

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庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
今日の写真なんですが、博物館企画展の8月10日前後のプレゼントハガキの写真がこんな感じです。絶対に欲しいと思ってました。カナブン大好きです!
シロテンハナムグリの話ですが、昨日も博物館の仕事が終わってから旧水海道のS家旧宅で昆虫採集したんですが、カナブン8(クロカナブン2含めて)に対してシロテンハナムグリは1でした。
でもうちの方ではカナブンはあまり見られません。シロテンハナムグリはいます。今日も水元公園で見ました。
昨日の採集ではクロシデムシが21匹も採集できました。他にもシデムシ系が10数匹、エンマムシ系も数匹です。クロシデムシはダニの先生に送りました。新種が発見されたら嬉しいんですけど。
ゲンゴロウは飼ってみたいと思いますが、難しいそうですね。いずれ挑戦したいです。

投稿: かぶと小僧 | 2011年8月 2日 (火) 00時36分

前のコメントのことで追加することが発生しました。記事の内容と異なりますが、ここで報告させて下さい(本当はお手紙を書かなければいけないところですが、僕にとっては驚くべきことだったので、急いでお知らせしたくて)。
ダニの先生に送ったクロシデムシ21匹ですが、宅急便が着いた時には20匹が脱走してしたそうです。水戸のH先生の指示通り1匹ずつに分けて送ったのですが、ビンが足りなかったこともあって、チャック付きのP袋に封入しました。それを大きな封筒に入れて衝撃吸収のプチプチを巻いて段ボールに入れたのですが、食い破られました。恐るべしクロシデムシ!!
ただベッコウヒラタシデムシにダニがついていたそうで、過去にベッコウヒラタにダニがついていた報告はないのだそうです。もしかすると新種の可能性があるかもしれないと連絡が来ました。
博物館のH先生、土壌生物担当のY先生にも明日報告します。

投稿: かぶと小僧 | 2011年8月 2日 (火) 16時06分

かぶと小僧さんこんばんは!
今日(あ!もう昨日だ:笑)はカナブンの数が倍増していました。
カブトムシも昼夜関係なく居っぱなしになってきましたよ。

クロシデムシ・・・採集後は生きたままだったのですか?
毒ビンで殺虫したのではないのですか?ダニを生きたまま送るためでしょうか?
しっかりした顎の甲虫は、よく脱走しますよね。
私も過去にマイマイカブリやカミキリの仲間にやられました。
タッパーウェアの隅を喰いやぶった強者もいましたよ(笑)

シデムシや糞虫には本当にいろんなダニが付いていますよねえ!
トラップで捕まえたクロシデムシには必ず付いています。
以前観察したときは、1個体にどうやら2〜3種いることは私にもわかりました。
彼等はシデムシの体に栄養依存しているのか、はたまたコバンザメの様に
シデムシのエサのおこぼれに預かっているのか、以前から興味がありました。
ベッコウヒラタシデムシのダニが新種だったら面白いですね!

投稿: ぐりお | 2011年8月 3日 (水) 00時26分

どもでーす。
緑色のはこちらでもよく見かけますよ~。
名前は分かりませんでしたが。(笑)
この間ね、イタドリの葉の下に
縦縞のカナブン?が張り付いてました。
大きさは3.5㎝前後もある結構大きめだったんですよ~。
あっ、ぐりおさんに聞こうかなって思ったけど、
残念ながらデジカメは持ってなかったので、
じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっと見るだけでした。(笑)

投稿: こー | 2011年8月 3日 (水) 06時44分

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
先生のおっしゃる通りです。ダニを実験飼育するので、ダニが死ぬと困ります。ですから毒ツボには入れられませんでした。
クロシデムシにはpelzneria(ペルツネリア)属のダニが10種類程ついているそうです。正式には1種類しか記録されてないそうで、僕が採集したクロシデムシから採集されたダニは、pelzneriaのDと仮称がついているものだそうです。実験飼育ができるようになって、♂♀の成虫が確認されると新種として記載されるそうです。
今回はベッコウヒラタからダニが2種類見つかったそうです。どんな資料を見てもベッコウヒラタにダニがつくとは記載されてないそうです(オオヒラタシデムシも)。これが新種なのか、新しいホストとダニの関係なのかが興味深いところだそうです。
先生も虫に食い破ら れて脱走された経験があるんですね。
いつも観察ビンを持ち歩いているのですが、今回は数が数だったので足りませんでした。それでP袋にしてしまいました。経験不足です。

投稿: かぶと小僧 | 2011年8月 3日 (水) 19時47分

>こーさん
縦縞の・・・なんじゃろね。シロスジコガネかな。
緑色だったら、スジコガネ?
でも、いずれにしてもそれはおそらく
カナブンじゃなくてコガネムシの方だと思いますよ。
カナブン(ハナムグリ)も広い意味ではコガネムシなんですが、
カナブンの仲間はいろいろとほかのコガネムシと違っているんです。
見た目で一番目立つのは閉じて合わさったさや翅の間にある三角形。
これを小盾板っていうんですが、この三角がやたらデカイ!(例外もいますが)
あと、飛ぶ時に堅いさや翅を開かずに後翅を出せるので、飛行がとても上手です。
そちらだと樹液場できれいなアオカナブンが見られると思います。

>かぶと小僧さん
生物の研究者ってたくさんいるけれど、ちょっとマイナーな分野になると
研究が進んでいませんよね。昆虫寄生ダニもそのひとつでしょう。
ところで、オオヒラタシデムシには、普通にダニが付いてますよね。
このブログで以前(2008年5月29日、フィールドノートカテゴリー)
掲載したオオヒラタシデムシのカットにも、ダニがバッチリ写っています。
でも、専門に見ている人はいないんですね〜・・・
興味深い分野ですけどね。

投稿: ぐりお | 2011年8月 3日 (水) 23時58分

先生、こんにちは。いつもありがとうございます。
オオヒラタシデムシのこと、まさに先生がおっしゃる通りだと思います。ダニついてますよね。
その先生はシデムシの採集方法を知りたいといつも言っているので、シデムシの中では一番簡単に採集できるオオヒラタシデムシを送ったこともありましたが、ダニはついてないとの返事でした。おそらくホストとダニの関係ではないのかもしれません。今度会う時に確認してみます。
今、デムの採集やってます。今のところ4匹で、ヒタチマイマイが3で、ヒダリマキマイマイが1です。
あと、日曜日に博物館の正面入口のところでオオクワガタの死骸を拾いました。H先生は生きているオオクワガタを採集したそうです。いるんですね。

投稿: かぶと小僧 | 2011年8月 4日 (木) 12時06分

かぶと小僧さんこんばんは!
デム採集もしてらしたのですね。I先生のお手伝いかな?
博物館で、デムの企画展をやってくれないかと期待しているんですけどねー
アンケートの際に必ずその旨書いているのですが、マイナーな分野ですので
難しいかもしれませんね。(でも身近な生きものなので、面白いと思うのですが)

オオヒラタシデムシのダニは、場所によって多い少ないがあるように感じます。
私の身近では、隣の阿見町で見る個体には多い様な・・・

オオクワガタの採集はちらほら聞こえてくるのですが、なにせ
野生個体より飼育個体・販売個体の方が圧倒的に多いであろう昆虫なので
データをどこまで鵜呑みにすべきか悩みどころです。
私の知り合いも石岡市内の森ですごーく立派なオスを見つけたのですが
なんだか立派過ぎてかえって怪しい・・・(笑)
ただ、坂東市あたりから北西の栃木県との境には、以前から知る人ぞ知る
オオクワポイントがいくつかありました。
栃木県内だと旧二宮町あたりが知られていましたね。
ところで坂東市にはヒラタがいるはずなんですが、採ったことないですか?

投稿: ぐりお | 2011年8月 4日 (木) 23時35分

先生、おはようございます。
いつもありがとうございます。
ズバリ、I先生のお手伝いです。以前はデムを触れない時期があったんですが、ここでの先生のアドバイスから今は大丈夫です。ありがとうございました(笑)。
ヒラタクワガタは坂東市では採集してないんですが、茨城県側から芽吹大橋を渡ってすぐのところで採集したことがあります(千葉県野田市だと思います)。大型の♀でした。
旧二宮町ですが、多分、死んだおじいちゃんが通ってた中学のあるところだと思います。今度聞いてみます。
いるとなったら自然の中のオオクワガ採集に燃えそうです(笑)。

投稿: かぶと小僧 | 2011年8月 5日 (金) 08時07分

かぶと小僧さんこんばんは!
ヒラタクワガタの採集例は、茨城よりの千葉県内だと我孫子市での
報告を聞いた事がありますが、やはり野田にもいるんですね。
坂東市・・・というか、ミュージアムパークの敷地内にもいそうな気がします。

オオクワは茨城県西部だと総和町や境町、猿島町(いずれも合併前の区分)
で少数採れている様ですね。
牛久にも記録があるんですよね〜。私の友人は少年時代を過ごした
牛久の隣町、阿見町で何度か採ったそうです。
私は随分前に大和村(今の桜川市)でメスを採った事があります。
個体数は極端に少ないものの、割合広く分布しているようです。
二宮町は複数の人から聞いた事があるので、本当なのでしょう。
今でもいるんでしょうかね・・・

投稿: ぐりお | 2011年8月 6日 (土) 01時41分

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