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都市河川

来るみたいですね・・・台風15号。
息子も明日は学校が3時間で下校なると、早々に決まりました。
日本に来てから微妙に発達してるみたいですね。
近畿・中部などすでに被害が出始めていますが、皆様ご用心下さい。

今日は一日雨降りの中、埼玉県の狭山市あたりで河川のフロラ調査。
中止にならない程度の雨の中、最もやり辛い状況で資料の束を見たり
記録をとったり、やぶこぎしたりと・・・ああ疲れた!(笑)

でもね、最近の東京近郊の川って、水質面では随分良いのですよ。
茨城県南の田園地帯を流れる川など比べ物になりません。
たいした深さではないにしても、ちゃあんと底がキレイに見え、
流水性の植物も生えていました。一目見て「完敗!」って感じです。

理由はひとつ、生活排水をはじめとした人間の汚れが
そのまま流入しない様な整備が進んでいるからです。
しかし、そんな水質に反して、水辺や水中の生き物の賑わいは
茨城レベルから見るとさっぱりでした。
やはり護岸形態の影響は大きいようです。

もうちょっと多自然型の護岸を多く取り入れれば
全然違ってくるのでしょうけどね。

土手から水面までの間がずうっとコンクリートだと、
人と川の距離感がちょっと辛いですね。
でも一部にはそうでないところもあって、
そんなところはとても良い景観で、川がイキイキとして見えました。

身近な川をコンクリートの「大きな溝」みたいにしてしまうだけで、
生態系ばかりでなく、人と川の関係も断たれてしまうと感じた次第です。
一カ所に設けられた堰の下手は
流れて来たペットボトルがちょうど溜る場所になってしまっていました。
関係を絶たれた川は「不要エリア」と誤解されてしまいがちですよね。

比較的きれいな水に不釣り合いなペットボトル・・・
水質だけを改善しても解決できない「水環境」の根っこを
垣間見てしまった河川調査でした。

Furougawa_petbotlle


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コメント

 こんばんは。
 当地でもよく降っています。お天道様、ほんの少しでいいので、日本にホッと一息つかせてもらえませんか?って、祈るような気持ちです。
 先日市街地の幹線道路から一本入ったところに素敵な小川を見つけました。昔築かれた古い石積み護岸で、川床も河岸も手つかずの状態。コンクリート護岸がまったくありません。「整備」大好きな当市にあって、河岸のすぐそばまで宅地が迫っているにもかかわらず、ここまで手つかず!?って嬉しい驚き。宅地脇の林縁ではデムに潜り込んでお食事中のヒメボタルの幼虫やアカハライモリや沢蟹もいて、川に並行した古い用水路の名残とおぼしき水路から水を引き、自宅前に深い石積みの池を作っているお宅もありました。このまま「整備」されないといいな。コンクリートの頑丈な高い護岸も必要だけど、人の暮らしと水辺を隔離分断する存在にならない工夫がほしいと思うくわでんでした。

投稿: くわでん | 2011年9月21日 (水) 00時05分

くわでんさんこんばんは!
身近に良い小川があってうらやましいなー(笑)
お話を聞いた限りでは、そのレベルの小川はこちらだと
筑波山麓に近づかないと見られないような環境です。
石積みもコンクリートと同様人工の護岸環境ですが、
隙間があるので、ビオトープの世界で言う「多孔的環境」になっていて
生態系にはプラスなんですよね。
見た目の風情も格別ですしね・・・
条件がいい場所だと、そういう隙間から湧き水がころころ出て
小川に合流したりしてね〜・・・
そこは人が水環境ときちんと折り合いをつけた付き合い方なのでしょう。
そのあたりも含めてとても羨ましいですね。

投稿: ぐりお | 2011年9月21日 (水) 23時03分

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