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2011年11月

池の初冬2011


Ike2011shotou_2

タイトルに反して意外に温かな一日でした。
最高気温は16.5℃。
薄雲越しの陽光はさすがにぽかぽかといった感じではありませんが、
空気な何となくほっこりしています。

庭の樹々が色付きました。タイミングとしては概ね例年並みなのですが、
一足先に赤く色付いて葉を落としたハウチワカエデ以外は
例年ならもうちょっと赤くなる木も今年は黄色っぽく色付いています。
ここまで来るともうパラパラと落葉する一方ですから
池の落ち葉さらいが忙しくなりそう・・・大変なんだこれが(笑)

池の中ではゼニタナゴのオスがまだ婚姻色をとどめ、
メスの方も少数が産卵管を伸ばしています。
9月8日に始まった産卵期がまだ続いている訳で、
こんなに長いのも初めてです。

今年の特徴として暑さと寒さが交互に切り替わり、中間トーンがありません。
こうした気象の傾向がいろいろな動植物の生理に影響を与えているようです。
長期予報ではいきなり寒くなると言っていますから
軽く覚悟しておいた方がいいかもしれませんね(笑)
春を楽しみにこれからの3ヶ月をやり過ごす事になりますが、
先だっての春がとんでもない災害・事故にかき消されてしまいましたから
今は心穏やかに春が迎えられるのを祈るだけです。

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陸貝調査に参加

昨日は寒かったですが、今日は気温が少し高くなりました。
でも残念ながらお日様の恩恵を受けられなかったので、
温かさの実感が半減してしまいましたね。

昨日(11/26)から一泊二日で、調査の仕事をして来ました。
じつは今、茨城県自然博物館の動物研究室で
茨城県内の陸産貝類の調査を行っているのですが、
私もその調査チームの末席に加えていただくことになったのです。
写真は一日目の調査で採集した貝を宿(ホテル)の部屋で
同定しているところ。
後には本格的な実体顕微鏡や固定用の薬品類も揃えられ、本格的です。
・・・っていうかホテルの人は部屋の中でこんな事をやっているなど
きっと露ほども思うまいって感じですよね(笑)

いままで趣味のツムラーとしてしか陸産貝類を見て来なかった私が
どれほどお役に立てるかは非常に不安ですが、
私にとっては非常に貴重な経験であり、またと無い機会です。
チームは博物館のI学芸員を中心として陸貝の専門家で構成される
かなりすごい顔ぶれです(あ、もちろん私以外ね:笑)

今回は私が水生昆虫をよく見ていたエリアが調査区なので
土地勘は利く場所です。しかし、その中のどこが陸貝のツボなのかは
あまりピンと来ていなかったので、どの辺をどう見るのか
非常に参考になりました。
調査はまだ途中の段階なので、
具体的な内容の報告をここでする訳には行きませんが
意外な発見や、逆にこんなにいい条件なのに陸貝がどういう訳か少ない・・・
なんて場所もあり、これまた大変興味深いことです。

ただ、全国を見ている陸貝の専門家にとっては、
茨城県はやっぱりちょっと物足りないみたい(笑)
ご存知の方も多いと思いますが、
陸産貝類はカルシウムでその殻をこしらえますから、
多くの種類が多くの個体数を維持するためには
自然の豊かさ云々以前にカルシウム・・・つまり石灰質の絶対量が必須です。
茨城県はこれがかなり限定的で、しかも県の南部や沿岸域は
過去の海進期に海に沈んでいるため、陸貝の生息には不利な地域なのです。
特に今回の調査でまわったところは見かけ倒しだった様ですね。
それでも数十種は出ましたけど・・・

メンバーのみなさんが口を揃えて言うには
「やっぱり筑波山はすごいよね・・・」とのこと。
う〜ん、そうなんだ・・・つまり私も
一番いいところを先に見ちゃってる訳ですねー。
でも、福島県から連なって来る北部の山塊などは、
もっといろいろ出て来てもいいような気がするんですけどね〜・・・
きっとその辺も、調査の進行とともに明らかになって来ると思います。
・・・楽しみです。

Rikugaichousa

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キノコは出たけど・・・

このところ割とこまめに雨が降るせいか、
庭のそこらじゅうにぽこぽことキノコが顔を出しています。
中でも多いのが写真のキノコ、ムジナタケ。
傘の表面が極細かいササクレ状になっているので
艶がなくて独特な風合いです。

色は黄色味が強い明るい茶色・・・
って、こういうのをキツネ色って言うんでしたっけ。
色だけ見てるとちょっと食欲をそそる気がします。
実際、ムジナタケは食べられるんですよね。
まあ、食べるにしてももっと小さいうちじゃないとダメでしょうけど・・・
ムジナタケの胞子は炭の粉みたいに真っ黒なので
この位の大きさになると傘の裏が成熟した胞子で黒ずんで来て
表のきつね色で盛り上がった食欲もドン引きです(笑)

もっとも、今年は別の事情でキノコはNGですね。
悲しい事に森の様な場所は今でも本当に放射線量が高くて困ってしまいます。
その中でも特に放射性物質を集めてしまうのがキノコや土壌生物たち・・・
彼等は本当にもの言わぬ被害者です。
比較的寿命が短く世代交代が早い彼等に注視すると、
放射性物質の影響の傾向などが分かって来るかもしれません。

ダンゴムシとかヤスデとか・・・私の大好きなカタツムリ君たちも
生きる事で一生懸命放射性物質を集めてしまう生きものみたいです。
こうした森や森の生き物たちの姿をどこかで見た気がしたんですけど
多分、昔見た「風の谷のナウシカ」ですね。
まるっきりあれと一緒じゃないですか。
庭のキノコを笑って食べられる日は(食べてから大笑いじゃくて:笑)
来年になるのか再来年になるのか・・・
こんな心配は早く終わりにしたいものです。

Mujinatake1111


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名残り尽きず

昨日、一昨日の寒さでちょっと覚悟ができていたのですが、
今日はガクッと拍子の抜ける、思いがけない小春日和でした(笑)
ま、明日はまた寒いみたいですが。

写真は庭のハウチワカエデ。
栽培して8年目、初めて「赤」に染まりました。
今までは黄色からオレンジに変わって落葉していたのですが、
気象条件によってはこんなに赤くなるのだと知りました。
残念なのは他のカエデ類がまだ紅葉を迎えていないこと。
きっと他が色付く頃には、こいつは葉っぱが無くなっているんでしょうね。
名残惜しい散り際を迎えそうです。

名残惜しいと言えば・・・
私の大好きな落語家の立川談志師匠がお亡くなりになりました。
随分前から体長を崩されていましたが、ああ、ショックです。
本当に名残惜しい・・・

今年は大好きな方が次々に逝かれました。
俳優の児玉清さんや竹脇無我さん、原田芳雄さん。
作家の小松左京さんについ先頃は北杜夫さんも・・・
R&Bの柳ジョージさんも・・・スーちゃんも今年でしたね。
とても残念。名残りが尽きません・・・

Hauchiwakaede2011

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ちょい納得できず(笑)

Hanmyoumodoki_sp01

21日の記事ですが、うっかり書き忘れて一日遅れになっちゃいました(笑)
しかしすっかり寒くなりましたね。
当地は晴れましたが、冷たく乾いた風の感じから
北の方はざそかし大変なことになっているだろうと察しがつく程でした。
これからの一ヶ月が一番夕暮れが早いんですよね。
駆け足て暮れる空に北風・・・寒さが身にしみる季節です。

写真はまたまた先日の筑波登山ネタ。
写真の昆虫、筑波山のまさにてっぺんで見つけました。
ハンミョウモドキという小さな小さな甲虫です。
体長5ミリ強ってとこでしょうか。
しかし、こんな場所でハンミョウモドキの仲間を見るとは
想像もしませんでした。
なぜならこの仲間は湿地に生息する昆虫だからです。
それがなぜこんな山頂付近に・・・?
ふだんなら見過ごすところですが、それが気になったので撮影しました。

多分、コハンミョウモドキという種類だと思います。
ハンミョウモドキはそれほど種類が多くありません。
ざっとあげても、オオハンミョウモドキ、ヒメハンミョウモドキ、
エゾハンミョウモドキ、ワタラセハンミョウモドキ、
そしてコハンミョウモドキ・・・と、こんなところです。
その中で、唯一湿地らしくないところでも見られるのが
コハンミョウモドキです。

特徴を細かく見ると、確かにコハンミョウモドキで良さそうなのですが,
・前胸背面の点刻がほとんど目立たない。
・前翅表面のチェッカー模様のエンボスが弱く、ほとんど平滑に近い。
・チェッカーのマット部分の四角の中央に島状の艶のある小点がない。
・なんだか触角が気持ち太く見える・・・などなど
しっくりこない部分もありまして、スキッと納得できていません(笑)
採集して持ち帰れば証拠にもなるし、詳しく調べられるのですが、
それはできません。なぜならここは国定公園の特別保護地区だから・・・
素人にはどうあがいてもこれ以上の探究はできないのです。

しかしまあ、ハンミョウモドキの仲間をそれほど見て来た訳ではないので
この程度はコハンミョウモドキの個体差の範囲なのでしょう。
でもでも、もしそうでなかったら・・・
名前はツクバハンミョウモドキね、これ予約!(爆)
だって植物にはツクバ何とかってあるけど、昆虫ではないんだもん。
欲しいじゃないですか。ツクバハンミョウモドキ・・・なんて(笑;)
まあ無いでしょうけど、あったら楽しいよねって夢です。

・・・が、yanaさんからのご指摘と情報提供により
メダカチビカワゴミムシと確認できました。
おかげさまでスッキリ納得できましたが、ちょっと残念!
いや、ツクバハンミョウモドキが(まだ言うか)・・・(爆!)
ともあれ、yanaさん本当に有り難うございました。
これからもまた水生昆虫などなど、よろしくご教示下さいませ!


Hanmyoumodoki_sp02

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ヒメギセルの産卵

Himegiseru_sanran
今日は初冬の嵐。
日中おとなしく降っていた雨ですが、
夕方以降は時折突風を伴って激しく降りました。
午後から窓が一斉に曇り出したので、
相当気温が下がったのかと思い確かめたところ、外気温は19.5℃。
昨夜の冷え込みが残る室内に対し、急激に外気温が上がったため
なんと結露したのは窓の外側でした!

こんな天気ですから外にも出られず、
ブログのネタもないよね〜と思っていたところ
10センチ角の小型水槽、ジェノア100で飼育しているヒメギセルが
興味深いシーンを見せてくれました。

この水槽には底の5ミリに小粒のアルティメットソイル、
その上に10ミリの腐植を敷いてヒメギセルを飼育しているのですが、
この腐植のあちらこちらに突き刺さるように
ヒメギセルの殻の先端だけが覗いています。
つまりヒメギセルが土に潜っている状態な訳ですが、
こんな体勢でヒメギセルが何をしているのかというと
トイレでもおめかしでもなく、産卵です。

ちょうどそのうちの1匹が水槽のコーナー部分で産卵中なので、
観察がてら撮影してみました。
中央のキャラメル色の殻が産卵中の個体。白い軟体部が殻から伸び出して
水槽の底に到達しています。
このあと産卵したのですが、残念ながらその瞬間は
見えない角度に体をひねってしまったので、
分かる様なカットが撮影できませんでした。

一回の産卵で産む卵の数はどうやら1つだけみたいです。
次の1個を産む時はまた別の場所に穴を掘ります。
先月あたりから産卵シーズンに突入していて、水槽内にはあちこちに
卵や産まれたばかりの幼貝が見受けられます。
掲載のカットでも、産卵個体の左側に少し成長した幼貝が1匹、
右側に産まれて4〜5日程度の幼貝が3匹いるのですが分かりますか?

幼貝の殻の先端寄りが赤っぽく見えるのは、
肝臓や腸管などが透けて見えるからです。
ヒメギセルは幼貝から成貝になったばかりの頃まではからが半透明な白、
その後数日でキャラメル色になり、やがて薄い黄土色最後には
白っぽい象牙色になって老成します。
今回興味深かったのは産卵している個体の殻色がキャラメル色だったこと。
これは成貝になってまだ日が浅いごく若い個体だということです。
こんな若い成貝が、もう産卵できるんですね。
今まで産卵を確認した個体は黄土色か象牙色のものばかりでしたから
これは新しい発見です。

こういう事って、飼育しないとなかなかわからないですよね。
まさに飼育観察の醍醐味でした。

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庭ブナも黄葉


Niwabuna_ouyou01

昨日から寒くなりましたねー。
当地では昨日初霜!今朝の最低気温は昨日より0.5℃高い3.5℃。
微妙なところで降霜には至りませんでした。最高気温は15℃でした。

この冷え込みで、我が家の庭ブナが筑波山に一歩遅れて色付いて来ました。
日が当たりにくく、北風の当たる木の北半分は上の写真のように
もう落葉寸前の風情です。なんか見るからに寒そうですよねー(笑)
ピンとした空気の透明感は感じますけどね。

一方、池に面し日が当たる南半分は下の写真の通り。
まだ坂を駆け上る秋といった感じです。

Niwabuna_ouyou02

どちらも黄葉なんですけど、
コンビネーションの葉が赤茶か緑かで
随分違って見えるもんですね。
南半分が上の写真みたいになる頃には、
北半分は落ちた葉っぱが乾いたカラカラという音をさせることでしょう。
ああ・・・秋が駆け足で遠ざかって行きます。

・・・枯れ葉でイモでも焼くか〜(笑)

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何者でもなく

先日筑波山に出掛けたら、ザトウムシに出くわしました。
まあ毎度出くわすのですが、あらためて考えてみると
今までコイツの写真を撮った事がなかったと気付きました。
グロテスクと見れば相当にグロテスクな生き物ですが、
面白いと見ればこれまた非常に面白い被写体です(笑)

まるで髪の毛の様に細い8本の歩脚でビヨンビヨンと歩く様は
多くの人の目にも「奇異なるもの」と映るようで、
観察会などでは、この虫のことを質問する方が実に多いんです。
「あの変なクモみたいなのは一体なんですか?」
この質問形式が一番多いでしょうか。
やはりクモが一番近く見えるみたいですね(笑)

でもザトウムシはクモの仲間ではありません。
まあ、生物全体で見たらかなり近い位置にはいるのですが・・・
クモは胴体が頭胸部と腹部のふたつに分かれていますが,
ザトウムシはこれが融合したデザインになっていて、一体の楕円形。
この部分だけに注目するとダニと共通なため、
以前の書籍では、ダニに近い仲間と書かれていたものも少なくありません。
しかし他の部分をよく見ると、そうでもないようです。
頭の台座からポツリと突出したマウントに目がついているところや
等胸部と節の明瞭な腹部のつながりはサソリに近い感じですね。
結局のところ、ザトウムシはやはりザトウムシ。
何者でもなくザトウムシです。

広義のクモ類にはこんなヤツがまだ他にもいます。
ウデムシ、ヒヨケムシ、カニムシ、サソリモドキ・・・
やはりそれらはみな何者でもない・・・
でも、このならびの先頭ににザトウムシを加えて
クモとサソリの間にセットで挟み込むと、何となくいい感じでつながります。
これらはエビやカニと同じ節足動物から遥か昔に分かれ
陸に活路を見いだして異なる進化の方向性で今日に至っている連中。
昆虫とは違う仲間ですが、興味深いものがあります。

ちなみに写真のザトウムシの種類はおそらくオオナミザトウムシ。
筑波山では、他にアカサビザトウムシやモエギザトウムシも見られます。
ザトウムシの仲間は世界の森林に広く生息し、
中にはしっかりとした太い脚を持つものや、
二対のハサミを持つものもいて、じつはなかなか多彩なグループです。

ザトウムシ・・・ちょっと気味悪い生物ですが
覚えてあげてくださいませ。人畜無害な目立たぬ隣人です(笑)

Zatoumushi111112

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筑波山の紅葉状況

Tsukubasan111112_1

今日は温かかったですね。昨日も温かく感じましたが、それ以上です。
当地では最高気温19℃でした。
でも、空気はカラッとしていたので、昨日の様な潤いは感じませんでした。

さて、昨日はお昼前に何となく家を出て筑波山に登って来ました。
何しろきれいに晴れたし、天気予報では筑波山の紅葉が
「見ごろ」となっていましたから、
混んでいて車をとめる場所も無いんじゃないか位の覚悟で出掛けたのですが、
いつも我が家で「半日で済ませる気まぐれ登山コース」として重宝している
裏側(桜川市側)登山コース入口の筑波高原キャンプ場の駐車場は
意外なほど空いていてちょっと拍子抜け(笑)
山頂への道はすれ違う人も殆ど無く、
静かな山腹の風情を独り占め状態でした。

昨日の雨の後でしたから
足場が悪い事を心配して出控えた方も多かったのかも知れませんね。
実際、道はぐちゃぐちゃでかなりすべりやすい状態でした。
それでも登りはまだいいのですが、
これを下る時はさぞコワいだろうと帰り道を心配しながらの登山。
でも、しっとりした空気に覆われた景色は、色が鮮やかでいい感じでした。

上の写真は何気なく撮った足元の落ち葉。
乾いているともうちょっと丸まっていて、
表面反射で色も飛んでしまうのですが、濡れていると実に鮮やかです。
この鮮やかなオレンジ色のグラデーションはウリカエデ。
ウリカエデはちょうど見ごろか、ちょっと過ぎた位でしょうか。
オオモミジやエンコウカエデ、チドリノキなど他のカエデ類は
まだこれからといったところでした。

木漏れ日が眩しい良いお天気だった筈なのに、
登にしたがって樹々の背景は真っ白に・・・
そういえば、往路遠望した筑波山は上に雲の傘をかぶっていましたっけ。
どうやかその中に入ってしまった様です。
山頂近くに達したところで上の方から喧噪が・・・
裏から登る人は少なくても
どうやらケーブルカーやロープウェーで来た人は沢山いたらしく、
女体山頂直下の道はごらんの通りの大混雑。
行列に並んで山頂まであと10数メートルのところまで行ったのですが、
ちょっと根負けして登頂は諦めました(笑)
女体山頂の狭さに対してこの人数では・・・(笑;)

山頂付近はブナの葉が黄色く色付き、
こちらはちょっと見ごろを過ぎた感じでした。
晴れていれば透過光で一面黄色く染まっていた事でしょう。
春以降、震災や原発事故の影響で、
筑波山の登山客は例年の三分の一にまで落ち込んでいたそうです。
先月、NHKで複数の番組が放送され、ちょっと盛り返したのだとか。
那須や裏磐梯でも、同様に客足は遠のいているみたいですね。
来年は、みんなもう少し安心して野山を駆け回れるといいのですが・・・

Tsukubasan111112_2

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もうすぐ冷たい雨が

今日は’11年11月11日・・と1並びでしたね。
縁起を担いで何かしたいところでしたが、生憎の冷たい雨となり
出ばなをくじかれてしまいました。
雨の降り出しは当初の予想よりだいぶ遅れて
当地では午前7時半頃でした。

写真はその少し前のカット。
今、庭で一番多く見られるトンボのオオアオイトトンボです。
成虫越冬するホソミオツネントンボを除くと、
毎年これが最終トンボとなります。
さすがにマイコアカネもノシメトンボもめっきり見かけなくなりました。
今見られるのはこのオオアオイトトンボ以外では
僅かなアキアカネとナツアカネだけです。

オオアオイトトンボはもう少し気温が高ければつながったペアが
池の畔に沢山見られるのですが、
今日はみなシングルで木の下にじっとしています。
間もなく降り出す雨の気配をしっかり感じ取っているのかもしれませんね。

それにしても全体を覆うメタリックグリーンが
光を失った曇天でも僅かに輝いて見えます。
胸の部分の白っぽい若草色とのツートンカラーがまたシャレてますね。
命を繋ぐ大仕事を前にして、大事な翅を濡らしては大変。
だから今日はじっと我慢の一日です。
でも、どうやら明日は晴れそう・・・よかったね(笑)

Ooaoito1111

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あちこちでポン!

昨日から空気がぐぐっと冷たくなっています。
そういえば昨日8日は立冬だったのですよね。
まさに暦通りということですから、文句も言えません(笑)

この秋は庭のあちこちで赤紫のぼんぼりがポン!と咲いています。
写真のこの花はヤマラッキョウ。一昨年の秋に採種したものを
実生し、これがこの秋一斉に咲いてくれました。

この花、他の草の間で咲くので案外目立ちません。
気にしないと見過ごしたまま通り過ぎてしまいそうです。
でも、ひとたび赤紫のぼんぼりに目が行くと
近くで咲いている他の株の花も浮かび上がって見えて来るから不思議。
「あ、こんなに咲いてたんだ・・・」って感じです。

ヤマラッキョウの学名はアリウム・ツンベルギィ(=Allium thunbergii)。
そう、アリウムなんですよねー。
そういわれてみるといかにもアリウムらしい花の特徴ですね。
葉や花茎をこすると、やはりラッキョウの名にたがわぬ
なんとも言えない匂いがします。
・・・意外と食欲そそる匂いなんだよな〜(笑)

虫もヤマラッキョウの花が好きな様で、コハナバチなどがしきりに訪れます。
そのため受粉率はすこぶる良いらしく、ほら、てっぺんの上向きの花は
もうグリーンン子房が膨らみ始めたのがわかります。
種子ができたら、またいっぱい実生しちゃおうかな〜・・・

Yamarakkyou1111

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くりまるベビー

今日の最低/最高気温は13℃/20℃。言う事無しの小春日和でしたけど、
明日からは寒くなるみたいですね。
体感的にギャップを強く感じそうですから、
体調管理に注意しないと・・・

写真はまたまたカタツムリです。
只今孵化真っ最中のクリイロマルテンスギセルのベビーです。
写真の2匹はまさに今朝殻を割って出て来たところ。
いや〜何の生物もベビーっていうのは可愛いですよね。
あれ、そうでもないかな?ま、人それぞれですかね(笑)

クリイロマルテンスギセルはオオギセルの亜種で、
キセルガイのグループの中では世界最大級の種類。
成長すると殻の長さが5センチを超える事もまれではありませんが
このベビーではまだ殻の長さが3ミリ強といったところです。
でも成長は早いんですよ。生育条件にもよりますが
成貝になるまで半年から10ヶ月程度です。一年は掛かりません。

成長するにつれ名前の通り、殻が独特の栗色味を帯びてきますが、
この栗色にも多少個体差があって、より赤味の強いものから
より褐色系のものまで幅があります。
産まれたてのベビーの殻は半透明の淡い色合いなのですが、観察するうち、
どうやらこのベビーの殻色にも2系統あることに気が付きました。
薄黄色系と薄ピンク系があるのです。
そしてベビーの時に薄黄色系だったものは褐色系の栗色に、
ベビーの時に薄ピンク系だったものは赤味の強い栗色になることと
同じ親が同じロットで産んだ卵からは、
どちらか一方しか産まれて来ないらしい事もわかりました。

この写真のロットではご覧の通り、薄黄色系のベビーが誕生しました。
産まれたてのベビーの殻の表面には、真珠質っぽい光沢が見られます。
この光沢はやがて失われてしまうのですが、
なんとかこれを保ったまま成長させられないかと考えています。
といっても、産まれてすぐに充分なカルシウムを摂取させることと、
なるべく表面摩擦の少ない飼育方法にする位しか
手だては見つかっていないのですが・・・

研究で飼育しているのではなく、ペットに近い感覚で飼育しているので
多少不自然でも綺麗に育てたいと思ってしまいます。
こういう飼育の工夫を考えるのが、また楽しいんですよね〜(笑)

Kurimaru_baby

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アカマイマイの交尾

この週末はあいにくお天気が下り坂、
夕方から降り出した雨は明日の日曜日中降り続く様です。
このところ土日に仕事が入りっぱなしだったので、
やっと明日はどこかへ紅葉を見に・・・と思っていたのですが、残念!

さて、我が家では飼育昆虫たちも越冬モードに入りつつあり、
ちょっと手持ち無沙汰というか、物足りない気分だったのですが
気が付くとカタツムリたちの繁殖行動が随分活発になっていました。
カタツムリの繁殖と言えば春から初夏のように思われがちですが、
じつはもうひとつ、秋から初冬に掛けても交尾行動が盛んになります。

写真は遥か南方のカタツムリ、宮古島特産のアカマイマイの交尾です。
ようやく成貝になったばかりなのでまだ繁殖には成功していないのですが、
これで初の産卵・繁殖にこぎつけたらしめたものです。

よく知られているようにカタツムリはみな雌雄同体。
1匹でメスとオス両方の昨日を兼ね備えています。
しかし、繁殖のためには他の個体との精子交換が必要で、
交尾なしに有精卵を産む事はできません。(無精卵を産む事はあります)

ずっと昔に読んだ本には、交尾した二匹のうち
片方がメスの役割を、もう片方がオスの役割をすると書かれていましたが
どうやらそういう事ではなく、どちらも交尾後は産卵できる様です。
両方とも・・・なんて、こりゃ随分と繁殖効率がいいですよね(笑)

写真の様子を見ると、
2匹がお互いに白いパイプの様に見える生殖器を相手の体内に差し込み、
精子の交換をしているのが分かります。
生殖器は人間の顔で表現すると右側のほっぺたアタリから出ています。
そして注目すべき点がもうひとつ。

左側の個体の顔のあたりから右向きに、白い象牙状の突起が出ています。
これは多くのカタツムリに見られる恋矢(れんし)と呼ばれるもので、
殻と同様カルシウムでできた器官です。
恋矢は交尾の際に相手の体をつついたり擦ったりし、
刺激によって性的興奮を高め、
交尾行動をいっそう促す役割を持つと考えられていますが、
実際のところ詳しい事はまだよく分かっていません。
でも、触覚的刺激で興奮が高まるなんて、結構高等な印象ですね。
かたつむり、やはり馬鹿になりません(笑)

いままで大型の種類で交尾の際に恋矢を使うのを観察した事がありますが、
アカマイマイのような地上性の中型種で見たのは初めての経験。
こりゃあ記録せねばととりあえず夢中で撮影しました。
大型種の多くでは交尾後に恋矢を落としていたので回収できましたが、
今回のケースでは交尾後脱落しなかったようです。
それにしてもあんなに長くて鋭いものが
あの柔らかい体のどこにどうやって格納されていたのかと思うと
不思議でなりません。本当に不思議で奥の深い生物です・・・

Akamaimai_koubi

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TPT

世間では今TPPが話題ですが、我が家はTPPならぬTPTです。
これすなわちトイレットペーパートライアル(笑)
3人家族がそれぞれ「マイロール」を所有し、
その消費の少なさを競うというものです。

ことの発端は去る9月の中頃、
「我が家ではトイレットペーパーの消費が早過ぎる!」という話になり、
家族3人がそれぞれ自分以外の2人の顔を見比べ
(おまえら2人のうちのどちらかだ・・・)
と言わんばかりの疑いのまなざし。
それなら一体誰が一番使うのかハッキリさせようじゃないかということで、
9月13日からスタートしています。

写真が本日までの状況。
左が私、中央が家内、そして右が息子。
大人2人は拮抗したいい勝負ですが、問題は・・・
・・・って誰が原因だったのかあまりにもハッキリしてるじゃん!
私ら2本目を使い切っていないっちゅうのに、もう5本目かよ!!
どんだけデカイケツしとんじゃい、ええかげんにせえよ!!!

だいたい学校ではうんこできないという不文律があるとか言ってるが、
自宅事務所でやってる私はほぼ100%家のトイレなんだよ。
そんなん言い訳になるかいっ!
・・・とまあ、これも一種の環境教育なんですが、道のりは遠いな(笑)

ところで、まん中のロールの「ばか」っちゅうのは一体・・・
これ種明かしすると、うちの奥さんは「しずか」って言うんです。
わかった瞬間トイレで爆笑してしまいました。
・・・というか本人も「ばか」と見えてショック受けてたそうです(追爆)
みなさん、いつでも字は丁寧に書きましょう。

Tp_tryal

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甘えん坊

先日、午前中の仕事がつくば市内だったので、
帰りがけのお昼休みにちょいと時々出掛ける森に立ち寄りました。
ここはアマガエルとカタツムリが多い森なんです。
本当はコハクオナジマイマイというカタツムリを見つけたかったのですが
このところ乾き気味なのと、急に冷え込むようになってきたせいか
カタツムリ系はまったく見ることができませんでした。

でもアマガエルの方は相変わらずたくさんいました。
アザミの花が固まって咲いているところは特に数が多くて
一株に16匹もついているアザミもありましたよ。
きっとアザミの花にやって来る昆虫を狙っているのでしょうね。
冬眠前にしっかりと栄養面の準備をしなくてはなりませんから、
今はとても大切な時期と言えそうです。

どのアマガエルも体長は25ミリに満たない程度。
きっと今年生まれの越冬初心者です。
写真の2匹ははじめは差し向かいで鼻先がくっ付いていたので
面白いと思ってレンズを向けたのですが、
右側のカエルがシャイなのか怖がりなのか、
左側のカエルの下に頭を潜り込ませてしまいました。
これはこれで面白い・・・(笑)

まるで甘えん坊の子どもとお母さんの構図ですが、2匹はほぼ同級生。
ひょっとしたら兄弟なのかもしれません。
体の下に潜り込まれても動じない左のカエルのとぼけた表情が、
なんともいい味出してました。

Amagaeru_takasaki

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