最後の一匹
秋遅くまで頑張っている庭の小さな生き物たちも、
さすがにもう殆どが姿を消してまいました。
割合最近までアオマツムシやオオアオイトトンボが見られたのですが
霜が降り始めると厳しいですね。
庭のあちこちに大きく網を張っていたジョロウグモも
写真の個体が多分最後の一匹。
この個体は木の枝が高密度で広がっている下に網を張っていたので
寒さの影響をあまり受けなかったのかもしれません。
お腹の膨らみ方を見ると産卵もまだのようです。
この時期になるとジョロウグモの生存を脅かすのは
直接の寒さだけでなく、エサの昆虫が激減という事もありますね。
写真の網にも小さなアブラムシが沢山引っ掛かっていましたが、
この大きさのジョロウグモには捕食対象にならないみたいです。
気になるのはやはり産卵のタイミング。
見ていると例年、最後に残っている方のジョロウグモは
しばしば膨らんだお腹のまま、産卵せずに死んでしまう事があります。
ひょっとすると、オスと交接していないのでしょうか?
ひとつの網に複数のオスがいることもあるので、
きっとオスの方が個体数自体は多いのだと思うのですが
人間みたいに「出会いが無いままここまで来てしまいました。」
なんて事もあるのでしょうか?
そもそも網を張るクモのオスはいつ頃どんな風にして、
メスの網に移動してくるのでしょう。
毎年不思議に思うのですよねー・・・
| 固定リンク
コメント