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マスデのうなじ


Snowbird1201

4日続きの雨模様に面食らってます(笑)
最初の天気予報だと今日は晴れのち雪でしたが、
今朝には曇りのち雪と修正され、結局朝に一瞬薄日が射したあとは
すぐに小雨が降って来て、何となく止まずに夕方になってしまいました。
雨のち雪ってことになるのかな・・・

写真は温室で咲いているランのマスデバリア・スノーバード。
南米原産のマスデバリア属の交配品種です。
その名の通り純白の花を細い花茎の先端に咲かせます。

原種のマスデバリアは美しい種類や風変わりな種類がズラリと揃った
大変魅力的なランなのですが、
なにせ暑がりなので栽培は困難なものがほとんどです。
そこへいくとこのスノーバードは原種の端正な雰囲気を残しつつ、
暑さ寒さに強く、良く殖え良く咲くいい子ちゃんです。

それにしてもマスデバリアの花型って、独特ですよね。
風変わりな花が多いランの中でもひと際異彩を放っています。
ラッパの様に口が開いた花はじつは3枚の顎片が癒着したもので、
唇弁を含む3枚の花弁はラッパの奥に小さくなって隠れています。

花を横から見ると下の写真の通り。
開いた口のすぐ奥は筒状になっていて、ここに花弁と雌蕊雄蕊があります。
多くのマスデバリアでは顎片の先端が針状に伸び出すので、
花は縦長のバランスとなるのですが、
これを細い花茎の先に横向きに咲かせるため、
花茎の先端から花の開口部にかけては
実に微妙な力学的デザインになっています。
多分この秀逸な形の花を受粉昆虫にとって魅力的に見せるべく揺らしながら、
確実に花の奥にいざなうための精密な計算の結果なのでしょうね。
美しさの陰にある受粉戦略を支えているうなじでしょうか。

Snowbird_side

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