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いつもの春に?

今朝は久し振りに最低気温が高くて、ピッタシ0℃!
年が明けてから一番高いですね。
池の表面に氷が張らなかったのも今年になってからは今朝が初めてです。
ただ、これは昨夜から未明まで曇っていたため
放射冷却がおこらなかっただけの事なので、冬型に戻って晴れた日中は
やっぱり冬の気温7℃止まりでした。

庭のクヌギの枯れ葉の中に写真のなきがらを見つけました。
メスのハラビロカマキリですね。
体全体はそれほど傷んでいないのに主要な体節が黒く滲んでいます。
これはまだ充分にあった体液が凍結して滲み出したもの。
おそらく生理的な寿命というよりも、凍死だったのだと思います。
昆虫にとっては、これも天寿のうちに含まれるのかもしれませんね。
ちょっと気にったのでお腹の部分を観察しました。
するとしっかりとした厚みがあり、まだ卵を持ったままの個体の様です。

やっぱり・・・
このブログにも既に書いたかもしれませんが、
昨秋から未産卵のまま死ぬカマキリを、いつになく多く見かけています。
昨年は震災・原発事故とあまりに特別な年でしたので
いつも見慣れない現象をみると、
ついついくっ付けて考えてしまいそうになります。
もちろん根拠などありませんから、単なる連想に過ぎません。

でも、野外で活動している野生生物たちは、
間違いなく私たちより被曝しているはずです。
人間の復興がまだ立ち上がろうという段階なので
なかなか自然の中の以上に目が向くところまでは行きませんが、
人間よりはるかに短いライフサイクルを持つ彼等を注視していれば
何らかの継代的な影響が案外早く現れるかもしれません。
私たちは、決してそれを見逃してはいけないと思います。

まさか「沈黙の春」ってことはないでしょうけど、
本当に全てがいつも通りの春に移ろってゆくのか
目を凝らして見届けたいと思っています。

Harabironakigara

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庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

先生、こんばんは。いつもありがとうございます。
年末にはありがとうございました。
ケガの具合はどうですか?
三郷ではハラビロカマキリはあまり見ません。去年はオオカマキリも見なかったような気がします。
記事とは違うことなのですが、日曜日に手賀沼へ行って来ました。野田のK先生に色々なことを聞いて来ました。手賀沼周囲から利根川流域、我孫子市にはオオクワガタもヒラタクワガタも確認されてないそうです。ノコギリとコクワとスジの3種類だそうです。地元の研究者の方のぶ厚い報告書と標本を見せて頂きました。それからドブガイとカラスガイは健在でタナゴも無事だそうです。
あと甲長5センチと30センチ程のスッポンを見せて頂きました。30センチのは漁協から買い取ったそうです。凄い迫力でした。
野鳥を守る会のM先生は留守でした。
今は受験生なので不自由で仕方ありません。高校生になったら毎晩来ます。


投稿: かぶと小僧 | 2012年1月18日 (水) 17時33分

かぶと小僧さんこんばんは!おかげさまでケガは少しずつ治って来ました。
そちらはいよいよ追い込みモードですね。
頑張って系の言葉は多分各方面から言われていると思うので
ここで敢えて言いませんが、今年は寒さが厳しいのと乾燥がひどいので
くれぐれも体調に気を付けて無理のない様にしてくださいね。

ところで、研究的立場の公式な報告記録が無い事と、
実際に生息していないという事は、しばしばちょっと違うので注意して下さいね。
私はもう20年以上前の事ですが、現在の印西市でオオクワガタを採集しています。
時期的に考えて、おそらく飼育個体の逸出ではないと考えています。
標本も保管しておりますよ。多分手賀沼周辺にもかつてはいたと思います。
まあ、印西市を手賀沼周辺とまでは言えないかもしれませんが・・・
それから、千葉県内の利根川流域でも香取市から銚子市にかけては
ヒラタクワガタが結構とれますね。今回の話ではこちらまでは
含まないかもしれませんけど。

投稿: ぐりお | 2012年1月19日 (木) 00時06分

先生、こんばんは。
いつもありがとうございます。
ケガが回復して来て良かったです。

やっぱりだと思いました。去年の8月、水元公園でウチワヤンマを採集していたら、低学年の子がミヤマカミキリを持ってました。僕は水元公園で見るのは初めてでした。かわせみの里と言うネイチャーセンターにも記録はなかったので、手賀沼のことと重なりました。研究者の方が必ずしも全種類採集しているとは限らないですよね。

香取のヒラタクワガタは僕も採集経験があります。正確に言うと栗源町です。地元ではイイズカヒラタと呼んでいるそうです。昔の地名らしいです。
うちの方は先生の方よりは冷え込んでませんが、風邪には気をつけて頑張ります。ありがとうございました。また来ます。
本当はここで先生にメッセージを頂いていた方がはるかに勉強になるのですが…。

投稿: かぶと小僧 | 2012年1月19日 (木) 16時57分

ぐりお先生、こんにちは。

お怪我の方、大丈夫でしょうか。

骨折などでなくて良かったです。

子どもは一日で治る怪我も、大人になると一週間かかります。

それだけ成長、しているんですよね。

お大事になさってください。

話変わりますが、先生は「ハリガネムシ」なる寄生虫をご覧になったことはありますでしょうか。

つい最近、ネットの動画でカマキリから出てくるハリガネムシというものを見て、生命の神秘を感じました。手品を見ているようでした。

春になったらカマキリ探してお尻を水に漬けてみます。

投稿: マリ | 2012年1月19日 (木) 17時42分

かぶと小僧さんこんばんは。
研究者の方は学会などに所属し、専門の見識に立った上で
公式の記録を発表できる情報発信者であるということで、
もちろんそれが全容であるとは限りません。
むしろ、あまたの在野の観察者や趣味家のデータは非公式ですが
やはり貴重なものだと思います。
もちろんその信憑性については専門家のようなレベルにはないでしょうけど。
理想的なのは、プロアマ問わずネットワークを持ち、
その中で研究者の方が公式な見解をまとめられることですね。

勉強の件、そう言われると嬉しい様な気もしますけど、
勉強にもいろんな目的と必要性があるのでねぇ・・・
つまらん「模範解答」ですみません(笑)
フルアクセルモードになる春以降のかぶと小僧さんが楽しみです。

投稿: ぐりお | 2012年1月20日 (金) 00時48分

マリさんこんばんは!
ご心配いただき有り難うございます。
ウ〜ン・・・確かにケガの治り方が以前とは違いますねえ(笑)
それよか最近目が・・・遠くも近くも合わないっちゅうのは一体・・・(汗)

ハリガネムシ、晩秋から初冬に毎年数回は目にしますよー。
彼等は秋に水の中に戻って産卵しますので。
ですから春にはまだカマキリのお腹にいなくて、水に入れても出て来ません。
水の中で生まれたハリガネムシのベビーちゃんは
はじめにヤゴやカゲロウの幼虫などの水生昆虫の中に入り
それらが羽化する事で、一緒に陸に出ます。その昆虫をカマキリが食べて
カマキリのお腹に入り、そこで大きく育つのです。
カマキリに潜り込むのは、きっと早くても5月以降だと思います。
秋に路上で車に轢かれたカマキリのお腹から、成長したハリガネムシが飛び出して
うねうねしているのを見る事があります。

じつは驚くべき事に、お腹で成長したハリガネムシは水中で産卵するために
秋になるとカマキリを水辺に誘導しているのではないかと言われています。
体内からどういう方法で誘導するのかは、
きっと研究が進めば解明されると思いますが、
ちょっとコワい様な、不思議な話ですね。

投稿: ぐりお | 2012年1月20日 (金) 01時05分

ぐりお先生、こんばんは。

そうですか。春にはまだカマキリには入っていないんですか。

ちょっと、ほっとしました(笑)

いわゆる、怖いもの見たさだったので。

先生は轢かれたカマキリまで観察されてらっしゃるなんて、素晴らしいですよね。生き物をちゃんと見てらっしゃるんですよね。

私なんか、アブラゼミのお腹が空洞だなんて、つい数年前に知りました。

そう言われてみれば、地面に落ちているセミの断面は空洞です。
しっかり見ることはとても大切ですね。

本川達雄さんの「生物学的文明論」(新潮新書)に心臓が15億回打つとネズミも象もみんな死ぬとありました。人に換算すると40歳ですって。

なので、41歳からは保証期間が過ぎているのでだましだまし使うほかない、とのことです。

先生のお目目に合った眼鏡が見つかりますように。

投稿: マリ | 2012年1月20日 (金) 17時48分

マリさんこんばんは!お返事遅くなりました。

そうでしたか、怖いもの見たさで・・・(笑)
私もハリガネムシはちょっと怖いです。
生態について知ってからはなおさら・・・(笑)
あと見た目が生き物っぽくないところが怖いかな・・・
ほんと針金なんですよね〜。ミミズやヒルみたいな生物っぽさが
なんだか感じられないような気がして。

ネズミ時間ゾウ時間ってことばがありますよね。
みんな鼓動の早さで時は流れるから、人生のペースメーカーは
時計ではなく、あくまでも心臓。わかるような気がします。

でも、人の心臓の15億鼓動が40歳とは意外でした!
織田信長じゃないけど、もう10年位あるのかなって印象です。
う〜ん、言われてみれば確かに心臓ってことばかりじゃないですけど、
40過ぎたらぼろぼろ出て来たもんなあ(笑)

いくらピタリと合っても
遠近両用のめがねはまだちょっと拒否したいお年頃のぐりおでした。

投稿: ぐりお | 2012年1月22日 (日) 01時51分

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